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第4章
153 シャノンシシリーで狩りの社交
しおりを挟むレイとレベッカとは会場で分かれ、2人は軍部宿舎へ、俺は街のシリウスとルシウスがいる家へと向かった。明日また2人と合流し3人で狩りの場へと向かう。
俺は家に帰り、シリウスとルシウスに今日の出来事を話した。
『へぇ~そんなことがあったんだ。』
「髪色ですか……黒でだめなんですね。僕なんて紫ですよ……。」
『それで?アグニは何か納得してないところがあるんだね?』
シリウスは俺の顔を覗き込むように聞いてきた。
「うん。シャノン大公が『黒髪を厭うものもいるが、私は違う』って言ってたけどさ、それってつまり黒髪は全員に認められてることはないってことだろ?俺はシャノン大公にも、他の人にも、全員に認められたいんだよ。」
シャノン大公が言っていたことの意味は理解できた。『黒髪を認めない人間もいるけど、俺は認めてるよ』。それは一見すると素晴らしい適応力で、シャノン大公の心の広さに多くの人は感心するだろう。
けれどそもそも、なんで俺らは俺らのことを認めない人間がいる世界で生きていかなきゃいけないのか。
「俺の考えはおかしいか?」
シリウスはふっと笑みが零れるように笑って首を横に振った。
『いいや、いいと思うよ。けれどこの世に天使の血筋がいる限り、金色以上に尊く貴重な色は存在しないよ。』
シリウスはにこっと笑って付け加えた。
『けど君が黒色を認めさせたいというのなら、君自身が頑張ってその地位向上を目指さなければならない。』
「…………シリウスはどう思ってるんだ?色の理屈から言えば、お前は他の誰よりも崇められるんだろ?」
『……馬鹿だなぁって思ってるよ。みんな、まんまと騙されちゃって。』
俺の質問にシリウスは優しく笑った。それは優しい笑顔だったが、瞳の奥では髪色で騒ぐ俺や他の人間全員を嗤っているようにも見えた。
「………そんなに『神の色』って必要かねぇ?」
俺の問いにシリウスは驚いたように眉を上げた。
『君、まだわかってないの?神というのは人民の究極の憧れなんだよ。憧れの存在に近づきたい、憧れる存在が持っている全てがこの世の至宝だ、そう考えるのは何も不思議じゃないだろ?』
シリウスは俺に顔を近づけ、俺の瞳を真正面から見た。
『けど君も、彼らと同じなんだね。「神の色」がどういうのものかわかってない。ふふっ』
シリウスはまた距離を離し、美しく笑った。
『今度、見せてあげるよ。』
「?? …………何をだよ?」
「あ、あの………」
すっかり忘れていたけど同室にルシウスがいた。ルシウスはおずおずと片手を上げて俺とシリウスを交互に見ながら聞いた。
「ああの……今更なんですけど、シリウスさんって天使の血筋ですか………?」
思わず俺とシリウスで顔を見合わせてしまった。
そしてシリウスは目を見張ったままルシウスに聞いた。
『……もしかして今までずっと知らなかった?』
「なななななななななななななななななななっ」
ルシウスが壊れた。本当に気づいていなかったらしい。
「だっ、え、っいや、天使の血筋自体は知ってます知ってました!!ただシリウスさんの場合は……髪が綺麗な色だなってそれだけで……天使の血筋なんて存在遠すぎて…全然現実と結びついてなかったです……でもそっか……『シ』から始まりますものね名前…!!!はひぇぇぇえええええ」
ルシウスがあわあわしている。そして顔色を青くしながら俺にも聞いた。
「え、あのそれで……先程の会話だと……もしかしてアグニさんも天使の血筋なんですか………」
「あ、そうそう。俺のもう一つの名前がシュネイって言うんだ。俺も天使の血筋なんだよ。」
「はわはわはわはわはわはわはわはわはわはわはわ」
ルシウスが俺とシリウスを高速で交互に見ながら言葉にならない悲鳴を上げている。
その後、平身低頭のルシウスをなんとか宥めるのに小一時間ほどかかってしまった。
・・・・・・
今日の狩りの場はシャノンシシリーの北東にある森だ。闇の森に近いこともあって、中型や大型の芸獣が出やすいらしい。
レイとレベッカはアルダ隊の正式な軍服を身に付けていた。色は緑ベース。長めのブーツを履いていて、その上からスカートのようなもの着用している。芸獣に乗る時に足を広げるから、風よけとかで必要なのかもしれない。
アルダの軍服を身に着けている双子を見て、周りの視線は変わった。
驚き、興味、関心、期待・・・やはりアルダ隊は一目置かれる存在らしい。
アルダ隊はこの国にしかない固有軍であり、なおかつ幼少期から実践を積んだ上で芸獣との親和性が高い者しか入れない。選ばれし者のみが入隊を許される、とんでもないエキスパート集団なのだ。そのことをみんな理解しているようで、双子を「黒髪」と蔑む言葉はもう聞こえてこなかった。それ以上に双子の実力を見たいと考える者が多いようだ。
そして実際、双子は見事だった。
2人ともアルダ隊としての出動ではないので狩りの時は馬に乗っていたが、レイはまるで踊っているかのように、なんならとても優雅に操り、レベッカは自分の手足のように完璧に馬を操って圧倒的な速さと力強さを見せた。
「レイ!レベッカ!2人ともすげぇな!!」
休憩を取るために一旦森から出た時に俺がそう話しかけると、2人ともよくわからないとでも言いたげに首を傾げた。
『別に…馬に乗ってるだけだよ?』
「馬は……他のより操りやすいけど……」
「ほぉー!!!!!まじかすげぇ~!!!」
俺も馬には乗れるけど正直自分で走った方が速いし動きやすいからあまり乗り慣れていない。今度2人に乗馬を教えてもらおうかな。
「うわあぁぁぁぁ!!!!」
「『「 っ?!!! 」』」
森の奥で悲鳴が上がった。しかしその悲鳴が聞こえたのは身体強化を身につけている俺と双子だけだった。他の狩りの参加者は様子を変えずそのまま休憩を取り談笑をしている。
「………何かあったかな。レイ、レベッカ!」
「『 はい!!! 」』
双子はすぐに悲鳴が上がった方向へ馬を走らせた。俺も2人の後を追うように馬を動かしていたら狩りに参加していたシャノン大公が俺を呼び止めた。大公の後ろにシャルルとアルベルトがいる。たぶん3人で喋ってたのだろう。
『アグニ!どうしたんだ?あの2人はどこへ?』
「大公!森の奥から悲鳴が聞こえました!狩りの参加者を確認して下さい!もしかしたら何人か戻ってきていない方がいるかもしれません!」
『なに?!』
シャノン大公と少し離れたところにいたシャノンシシリー公国の総司令官テイレヒトが早急に指示を出した。
「1、2班!参加者の確認!3、4班はアルダ2人のあとを追え!5、6班は周囲の警戒!!」
『「「『「「 はっ!!!!! 」』」」」』
一気に場が動いた。
「シャノン様!俺も双子を追いますね!」
馬から飛び降りて大公にそう告げると、大公は少し不思議そうにして頷いた。
『あ、ああ。わかった。十分に気を付けていきなさい。馬は…?』
「あ、走るんで!!大丈夫っす!」
俺は深く足に溜めをつくり、身体強化と風の芸で初動を限界まで早めた。
そしたら10秒ほどで現場についちゃった。
思ったより遠くなくてよかったぜ。
森の中には青と黒の羽の大型のトリの芸獣がいた。トリ・・・っぽいけど顔がヘビのようにつるんとしている。
そしてそのトリ型の後ろに4人の男がおり、全員の足から煙が上がっていた。
「……レイ!レベッカ!状況は!」
「アグニ!……僕たちも今ついたばっか。とりあえず死んでる人はいない。」
『たぶん毒を吐くトリの芸獣。あの人たちは足が溶かされたんだとおもう!』
2人の説明を聞き終え、俺は自分の芸素を周囲に薄く拡げた。索敵した結果、とりあえず他の芸獣は周囲におらず死んだ人もいないようだった。
「アグニ、あの人達…すぐ助けないとまずい…?」
「ん?どういうことだ?」
レイの質問の意図が分からず聞き返した。目の前で足を溶かされた人がいるんだからもちろんすぐに助けたほうがいいに決まってる。
『あの人……昨日のパーティーにいた。』
「え?」
レベッカの言葉で4人の顔を見るが……俺が人の顔を覚えているわけがない。
「…………いたっけ?」
「いたよ。僕たちを黒髪で不潔だって言ってたよ。」
「っ……!!」
そうか。2人は自分達のことを「黒髪」と罵った彼らのことを助けたくないのだろう。別に2人がどうしても助けたくないというのであればそれでもいいが、目の前で死なれるのは罪悪感が残ってしまう。
「そうだよな…2人とも助けたくないよな。じゃあ俺が行くから2人はここで待ってもら」
「違うよ。」
『助けるよ。』
「……え??」
双子は空を見ながら言った。
「見せたいんだ。アルダがすごいって、僕たちがすごいって。」
『だからさっき、呼んでおいたの。』
ピーキュロロロロー!!!!
ピューヒョロロロロー!!!!
頭上から春風のように爽やかで透き通る声が響いた。
『プラム!!!』
「ダリア!!!!」
双子は自身の芸獣の名を呼んでまっすぐ上へと飛び上がった。身体強化で空高くまで飛び上がったのだが、俺には双子自身が空を飛んだようにも見えた。
飛び上がった双子をすくい上げるように2匹の芸獣がそれぞれを背に乗せた。
ピュ~キュロロロロ~!!!
レイとダリアは空から一直線にトリ型の芸獣へと突き進み、トリの頭から炎を吐き出した。
ギュゲエェェェェェ!!!!
頭上からの攻撃にトリの芸獣は対処することができず全身で炎を浴びた。芸獣は飛んで逃げようと上へと向かうが、そこにレベッカは待機している。
『プラム!!!!』
ピーヒョロロロロロロ!!!!!
プラムは真ん前から芸獣に炎を浴びせた。それでも抗うように羽をばたつかせる芸獣に・・・
ドスッ!!!!
グギェエェエェェェェェ!!!
ダリアを使って芸獣の上へと回り込んだレイは、槍を真下に突き出しながら芸獣の上に飛びかかった。
芸獣は地面へと真っ逆さまに落ちていき・・・
ドオォォォン!!!!!
大量の砂煙を上げて地面に転がった。砂煙の間から芸獣の上に乗るレイの姿が見えた。
「レイ………」
レイは芸獣にぶっ刺していた槍を抜き、下へと降りてきた。そして倒れていた4人の方を向いていった。
「………すぐに治癒師を呼びます。」
『レイ!』
レベッカが上空から満面の笑顔で降りてきた。飛び降りるようにレイの横に着地して怪我を確認した。
『怪我してないよね?よかった~!』
「だいじょうぶだよ。レベッカは?」
『私もへーき!アグニアグニ!私達、どうだった?!』
「…………2人とも、よく頑張ったなぁ!!!」
俺は2人の頭をこねくり回して抱きしめた。そしてプラムとダリアにも目を向けて褒めといた。
「とまれー!!!!・・・ん?あ?……芸獣は……?」
たぶんさっきテイレヒトが指示していた3班と4班だろう。馬に乗っているのに到着が遅いな。いや、逆に森の中だからこそ馬の方が遅いのか。
レイとレベッカが敬礼をしてすぐに状況を報告した。
「大型のトリの芸獣一羽、討伐いたしました!」
『客人4名が足を負傷しています!すぐに治癒師をお願いします!』
「なに?!」
合同班のリーダーと思われる男が辺りを見渡してから指示を出した。
「3班!他の芸獣が付近にいないか調査しろ!アルダ隊の2名は総司令官に報告して治癒師をすぐに連れてこい!4班はお客様の応急措置とこの芸獣の処理!」
「「「「『「 はい!!!! 」』」」」」
「あの~・・・」
「あ、あなたは……」
俺は指示を出してる軍人に近づき言った。
「俺、治癒できるんで、しましょうか?」
「え、え??」
周りの人はみんな驚きと疑いの目を向けた。こんな場面でこんなくだらない嘘なんかつかんがな。
「あ~どうします~??そこの4人、そろそろ治癒しないと足が腐るか、溶け落ちるか……まぁ一生使えなくなるのか確実ですけどねぇ~?」
俺は大きな声で転がってる4人に聞こえるように言った。
4人はもげるんじゃないかってくらい一生懸命に首を縦に振った。
「お、おねがいしますぅ!!!!」
「た、たのむ!!早く治してくれ!!!!」
「ああああああ足が…!!たたたのむ!!」
「お願いします!どうかお力を!!!!!」
4人の反応を見て、目の前の軍人は俺に頭を下げた。
「お客人であることは承知の上で、どうかお願いいたします。芸のお力をお貸しください…!私の方から大公閣下とシャノンシシリー公国軍総司令官にあなた様の協力をご報告いたしますので!」
「へ~別にそんなの要らないけど……まぁいいよ。」
俺は4人の目の前まで歩き、立ち止まった。
「あ。でも、できないかも。」
「な、なに?!!!」
「へ?????」
「う、うそだろ……」
俺は4人の目の前でしゃがみ、微笑んだ。
「ほら、俺ってたしか…不潔な黒髪じゃなかったっけ?」
「「「「 っ!!!!!!! 」」」」
4人の顔が一層白くなった。絶望を顔に書いたようだった。
「アグニ、」
『アグニおねがい。』
レイとレベッカが俺の肩に手を置いた。2人とも悲しそうな顔をしている。
「………………………なぁ~んて、うそうそ!いいよ。治してあげる。2人の頼みだし、ここには黒髪の俺しか治癒できる人がいないからね。」
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