再創世記 ~その特徴は「天使の血筋」に当てはまらない~

タカナデス

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第3章

〈 用語・人物・学院の説明 〉

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これからアグニは学院に通います。なので第3章から登場する人物等を大まかに紹介しておきます!また今まで出てきた用語等について簡単にまとめたので、わからなくなったらこのページに戻って確認してください!



[用語]

蓄芸石:芸の力を芸石に込めたまま保存できる(乾電池、持ち運べる充電器のようなイメージ?)。芸を使えない人でも使える。しかし高額で、長時間の利用はできない。街では、街灯やお店の照明などに使われている。(参照:「86 授業①」)


疑芸獣:蓄芸石をはめ込むことで動く物体。軍や学校で芸獣との戦闘を想定した練習に使う。はめ込む蓄芸石の種類で動きも変わる(風の蓄芸石をはめればスピードに特化、火の蓄芸石をはめれば火を噴くようになる、等)。より芸獣らしい動きや姿への改良が進められている。(参照:「86 授業①」)


リノスペレンナ:帝国最大の樹。帝国ができるよりも前にシャノンシシリー公国を興した、シャノンとシシリーという名の「天使の血筋」が植えたとされる樹であり、世界を永く見てきたという意味で「世界樹」とも呼ばれる。その巨大さから、天空へと繋がっているとも考えられ、一つの信仰の対象になっている。この樹の元へ行くにはシャノンシシリー公国大公の許可が必要。(参照:「57 シャノンシシリー公国」)


イミタラッサ:帝国の中央部にある世界最大の湖。その大きさから近隣住民は「海」と表現する。この湖の中央付近にリノスペレンナがある。(参照:「57 シャノンシシリー公国」)



お金の単位:(日本円のイメージ)

ペン:1~1000円。銅貨。

セン:1000~100万円。銀貨。

ウェン:100万~。金貨。

つまり、100万円=1000セン=1ウェン






[人物]


アグニ:本編の主人公。黒髪で芸石を使える唯一の「天使の血筋」。シリウスと同じ金色の瞳を持つ。見た目は16歳ほどだが実は64歳。シリウスに武芸を教わり、稀に見る強さになった。基本的に穏やかで優しいが、少し感情に疎い。たまに実年齢のような老人目線になってしまう。好奇心は旺盛。自分を、人を、世界を知りたくて鍛冶師を辞め旅に出た。シャルト公爵の後ろ盾で第1学院の2年生に編入し、学院生活を楽しんでいる。


シリウス:白金の髪に金の瞳を持つ、誰よりも「天使の血筋らしい」外見の青年。物知りで、武芸も他者とは段違いに強い。年齢不詳。職業不定。世界各国に知り合いがいたりする。基本いつも笑顔。どこかに出かけたらその場の花を摘み、帰った時にシーラに渡す。


シーラ:帝国一の絶世の美女で「天使の血筋」。金の髪に青の瞳を持つ。小さい頃、シリウスに盗賊から助けられたことが縁となり、それからずっとシリウスと一緒にいる。妖艶な色気があり、凶悪なほどグラマラスな体型。天使の血筋では異質の「踊り子」という職業をしており、世界中に支持者がいる最強ガール。愛情深く優しいが、たまにわがまま。


クルト:元はシーラ信者の一人で、今は公爵邸別邸や森の家で御者の仕事や掃除、家事を任されている。シリウスとシーラから深い信頼を得ているが理由は謎。いつからいるのかも不明の青年。シーラにだけ「様」を付けている。


シャルト:帝国の宰相職であり、公爵位の「天使の血筋」。明るい金髪に黄緑の瞳の紳士。アグニとシーラを保護している。基本優しいがたまにガラスのようなめっちゃ怖い目をする。シリウスとシーラとは旧知の仲らしく、甘い。


シャルル:シャルル公国の王子で「天使の血筋」。金の髪を緩く後ろで束ねていることが多い。緑の瞳。大らかで公平な性格。アルベルトとは幼少期から仲良し。第1学院ではアグニの2つ上の学年。


アルベルト:フォード公国の皇太子。褐色肌に青髪青目。優しく冷静。シャルルと仲良しでアグニの2つ上の学年。


セシル・ハーロー:ハーロー男爵の愛娘。焦げ茶の髪に緑の瞳。少しぽーっとしてるが技術に関しては目が輝く。将来は帝都技術部で働きたい。アグニの遠縁という設定になっている。


コルネリウス・リシュアール:リシュアール伯爵家の三男。武芸に優れ、「100年に一度の天才」と謳われる。天使の血筋ではないにもかかわらず金の髪と水色の瞳でよく誤解される。外見内面ともに優れており、「貴公子」などと呼ばれる。アグニの学年のまとめ役。


カール・ブラウン:帝都最大の商会、「ブラウン商会」の御曹司。茶髪に茶目の好青年。父が子爵位。将来はブラウン商会を継ぎたいと思っている。座学の成績が優秀。物事はっきり言うタイプ。


パシフィオ・アガッツィ:アグニと同学年の軍部志望の学生。明るめの茶髪に黒目。高身長でがたいが良い。父が帝都軍の師団長で男爵。明るい大らかな性格。自分の父がコルネリウスの父の部下だということもあり、コルネリウスに従う。


シルヴィア:シルヴィア公国の姫君で「天使の血筋」。薄紫っぽい金髪に紫がかった青の瞳。プライドが高く、人と一緒にいることを好まないと思われている。天使の血筋の中でも武芸に優れ、座学の成績も優秀。アグニと同学年。


エベル・ブガラン:ブガラン公国の王子で第1学院でアグニの一つ上の学年。茶髪茶目でややぽっちゃり。新年度パーティ―が原因でアグニのことを敵視し度々嫌がらせを繰り返す。


バルバラ・クレルモン:第1学院でアグニと同級生の女の子。赤茶の髪に緑目。帝国中に高級宿屋を持つ男爵家の娘。明るくて元気のよい女の子。


シド:シド公国の王子で「天使の血筋」。金の短髪に青い瞳を持つ青年。軍部に特化した第2学院に所属。明るく、正義感が強い。


レイ&レベッカ:シド公国の向かいにある小島に住んでいた「黒の一族」の末裔。双子で、二人とも黒髪黒目。身体強化が得意。13歳になる前にシャノンシシリー公国の特殊部隊「アルダ」の候補生になり、アグニとシリウスとシャノンシシリー公国で別れた。


フェレスト:帝都でアグニがお世話になっている鍛冶師のおっちゃん。貴族があまり好きじゃない。仲良くなったら優しい。





[第1学院]

第1学院:4年制で15の年から~18の年までが所属(年齢はみんな新年で1歳年を取る)。一学年に40名ほど。寮制。制服は紫をベースに個人でカスタマイズOK。1~5の日まで授業、週末の6と7の日は実家に帰れる。

授業:数学・ダンス・芸・武術・生物・歴史・技術構造・身体構造・音楽・礼儀・地理・お話合い。自分に必要ないと思った科目は受けなくても良い。

研究会:武芸研究会(コルネリウス・パシフィオ・シルヴィア・シャルル・アルベルト所属)、技術発展研究会(セシル所属)、文学研究会(カール所属)、女子文学研究会(セシル・バルバラ所属)、裁縫研究会(セシル所属)、その他には数学研究会、生物研究会、料理研究家など多数。研究会への参加は自由。

学院イベント:新年度パーティ―・試験週・学院混合交流会・学園祭・卒業武術試合等。




<時系列>

アグニ材料集めの旅(1年)→各国巡る旅(1年)→学院2年生に編入!(アグニの言い方だと「16歳の3つ目の年」で、実年齢だと66歳…)

同学年との年齢差50歳!えっぐ!!!!





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