血塗れの十字架

サーカス 前編

俺達は魔界をあとにした。

向かった先はとある小さな街。

そこには宿もあるから休める。そう思って向かっていた。

ズンチャカ♪(   '-'  و(و "

なにか聞こえる。

その街に着いた頃街は人に溢れかえっていた。

「なんだこれ。。」

とあるチラシが落ちていたため拾い上げて見ると、そこにはサーカス開催中と書かれていた。

サーカスか。。

「見ていこっか！」

じっくり見て楽しもう。まだ！時間はたっぷりある。


魔王城 にて。。

水晶玉を覗いてシン達を見ている魔王がそこにはいた。

「へー。楽しそーだねー。俺もサーカスやりに行こうかな」

「いやいや駄目ですよ！魔王様！仕事あるでしょ」

と言いながら止める部下。

「そのための君だろ？サーカスやりに行ってくる間、仕事頼むわー」

そう言って魔王は立ち上がった。

「え。ちょっと魔王！！」

部下が言った時にはもうそこにはいなかった。



シン達目線

サーカスを初めて見るシン達はとても興味深い目をしながら静かに開催時間を待っていた。

「レディースアンドジェトルマン！」

大きな声の放送が始まりステージの幕は上がっていく。

「あれ。どっかで見たような顔じゃないか？」

ガイアはそう言うとシンも同じく確かにという。

俺は、知らないい人だと思うのに。。

舞台に立っているピエロは静かに面を外す。

「さぁ。サーカスのはじまりさ。。」