血塗れの十字架

カイ

俺は、人間と悪魔のハーフだった。

父親が普通の社会人。母親がサキュバスだった。

俺は悪魔になるための特訓をしてきた。  

それをしなかったら、殴られていた。

それが怖くて、悪魔になった。

俺は誰よりも嫌われていた。

いじめをよく受けていた。

それを先生に言っても、全く実行はしてくれなかった。

「なんで、実行してくれないの？」    

「そんなこと先生は」

先生は金欲しさだと思った。

そして、頼りにならない。

親にも話した。

母親は弱かった。でも、優しかった。

父親は怖い。でも、いいとこもある。

でも、誰もいじめを止めなかった。

だから、俺は死んだ。

苦しみから解き放たれたいから。

そして、悪魔となった。

スパイ訓練を受けた。合格をした。

でも、、誰も褒めてはくれなかった。

何日後かに死神界にスパイに行くことになった。

そこで新人死神のシンに会った。

初めての友達が出来た。

でも俺は、死神を殺さないといけないみたい。

だから、シンに殺して欲しかった。

「さぁ、、殺しなよ、、シン。」

じっと俺を見つめて、鎌を強く握る。

そして、こっちに向かって走ってきた。

あぁ、、やっと死ねる。


「友達になってくれてありがとう」


ザシュッ

そして俺は眠りについた。