146 / 297
144.認めた大浴場(1)
しおりを挟む
ろくな食糧もなしに地下牢に閉じ込められてた北の蛮族の褐色女子3人。
すぐに人獣の襲来があって、壊滅状態に陥った衛士団から存在を忘れられてしまっていた。
――ふにっ(上)。
でも、逆に言えば地下牢が人獣から守ってくれてたということか。
――ぱにゅん(左腕/下)。
ただ……、いるだけで無条件に敵っていうのは、どうも苦手だ。
――ぷにゅう(右腕/上)。
右腕をはさんでくれてるメイユイも、複雑な表情をしてる。
いわゆる民族紛争そのものなんだろうし、子どもの頃から憎しみを刷り込まれて育つのも理解は出来る。
――ふにっ(背中/下)。
背中で滑らせてるクゥアイは、これは昨日のことを思い出して、照れてる。
外征の興奮や建国の高揚で、クゥアイにとっては大胆な行動をしてしまったけど、我に返って照れてる。
いわば、初心返り。
いつにも増して、顔を真っ赤にしてる。
褐色女子3人を救出したときの話を聞きたいんだけど、落ち着くまで待つしかない。
――ぱにゅん(左腕/上)。
そして、左腕はイーリンさんのハリのある豊かなのがはさんでる。
俺の異世界ファーストコンタクト巨乳の感触が、初めて俺の肌を泡だらけに滑ってる。
あのベッドで圧し掛かられた朝のことを思い出して、すごく照れ臭い。
下から見上げて細かなフォルムまで目に焼きついてしまった豊かな膨らみが、泡だらけで左腕をはさんで滑ってる。
そのイーリンさんは頬を赤くして、クゥアイの話を待ってるようだ。
――ぷにゅう(右腕/下)。
――ふにっ(背中/上)。
――ぱにゅん(左腕/下)。
スイランさんから始まった『大浴場 背中流し打ち合わせ』に、いつも照れたり気恥ずかしかったり、疑問に思ってたりしてたけど……。
――ぷにゅう(右腕/上)。
――ふにっ(背中/下)。
――ぱにゅん(左腕/上)。
改めて無言になられても、それはそれで、とても気恥ずかしい。
全裸の女子が泡だらけのおっぱいを、俺の肌に押し当てて滑らせてる……、だけ。
しかも3人……。
男子として夢のような異世界シチュエーションだけど、やっぱり気恥ずかしいものは気恥ずかしい。
――ぷにゅう(右腕/下)。
――ふにっ(背中/上)。
――ぱにゅん(左腕/下)。
「あの……」
と、ようやくクゥアイが口を開いた。
「うん」
「第2城壁の地下倉庫に行ったら……、隣の地下牢で3人が倒れてるのを見付けて……」
「うん」
「そしたら、キツネか何かの顔をした、小さな人獣がいて……」
あっ……。
小型人獣。そんな話もあったなと思い出す。
「慌てて槍で討ち取ったんですけど……、すばしっこくて、手こずりました……。盾がなかったら、危なかったかもしれません……」
フーチャオさんがかつて、お義父さんを貂みたいな人獣にやられたって話してた。
城壁間に建ってる建物の中に潜んでるのか。それは、やっかいかもしれないなぁ……。
「それで、人獣が齧ったのか地下牢の木格子もボロボロで……、槍で削って、蹴破って3人を救けました……」
――ふにっ(背中/上)。
「ダメ、でしたでしょうか……?」
と、クゥアイが不安げに聞いた。色々言われたんだろうな。
「ううん。弱ってる人を見て救けるのは、普通のことだと思うよ。俺がクゥアイの立場でも、同じことをしたと思う。ありがとう」
「はいっ」
――ふふにっ(背中/下)。
と、クゥアイの声は少し明るくなった。
――ぱにゅん(左腕/上)。
「それで、マレビト様……」
うおぉう。イーリンさん、耳元。
はさんで、顔が耳元に来てるから。吐息がかかってますし。ドキッとしてしまいますよ。
「私も外征隊に加えてもらえないかと」
「イーリンさんも……?」
すぐに人獣の襲来があって、壊滅状態に陥った衛士団から存在を忘れられてしまっていた。
――ふにっ(上)。
でも、逆に言えば地下牢が人獣から守ってくれてたということか。
――ぱにゅん(左腕/下)。
ただ……、いるだけで無条件に敵っていうのは、どうも苦手だ。
――ぷにゅう(右腕/上)。
右腕をはさんでくれてるメイユイも、複雑な表情をしてる。
いわゆる民族紛争そのものなんだろうし、子どもの頃から憎しみを刷り込まれて育つのも理解は出来る。
――ふにっ(背中/下)。
背中で滑らせてるクゥアイは、これは昨日のことを思い出して、照れてる。
外征の興奮や建国の高揚で、クゥアイにとっては大胆な行動をしてしまったけど、我に返って照れてる。
いわば、初心返り。
いつにも増して、顔を真っ赤にしてる。
褐色女子3人を救出したときの話を聞きたいんだけど、落ち着くまで待つしかない。
――ぱにゅん(左腕/上)。
そして、左腕はイーリンさんのハリのある豊かなのがはさんでる。
俺の異世界ファーストコンタクト巨乳の感触が、初めて俺の肌を泡だらけに滑ってる。
あのベッドで圧し掛かられた朝のことを思い出して、すごく照れ臭い。
下から見上げて細かなフォルムまで目に焼きついてしまった豊かな膨らみが、泡だらけで左腕をはさんで滑ってる。
そのイーリンさんは頬を赤くして、クゥアイの話を待ってるようだ。
――ぷにゅう(右腕/下)。
――ふにっ(背中/上)。
――ぱにゅん(左腕/下)。
スイランさんから始まった『大浴場 背中流し打ち合わせ』に、いつも照れたり気恥ずかしかったり、疑問に思ってたりしてたけど……。
――ぷにゅう(右腕/上)。
――ふにっ(背中/下)。
――ぱにゅん(左腕/上)。
改めて無言になられても、それはそれで、とても気恥ずかしい。
全裸の女子が泡だらけのおっぱいを、俺の肌に押し当てて滑らせてる……、だけ。
しかも3人……。
男子として夢のような異世界シチュエーションだけど、やっぱり気恥ずかしいものは気恥ずかしい。
――ぷにゅう(右腕/下)。
――ふにっ(背中/上)。
――ぱにゅん(左腕/下)。
「あの……」
と、ようやくクゥアイが口を開いた。
「うん」
「第2城壁の地下倉庫に行ったら……、隣の地下牢で3人が倒れてるのを見付けて……」
「うん」
「そしたら、キツネか何かの顔をした、小さな人獣がいて……」
あっ……。
小型人獣。そんな話もあったなと思い出す。
「慌てて槍で討ち取ったんですけど……、すばしっこくて、手こずりました……。盾がなかったら、危なかったかもしれません……」
フーチャオさんがかつて、お義父さんを貂みたいな人獣にやられたって話してた。
城壁間に建ってる建物の中に潜んでるのか。それは、やっかいかもしれないなぁ……。
「それで、人獣が齧ったのか地下牢の木格子もボロボロで……、槍で削って、蹴破って3人を救けました……」
――ふにっ(背中/上)。
「ダメ、でしたでしょうか……?」
と、クゥアイが不安げに聞いた。色々言われたんだろうな。
「ううん。弱ってる人を見て救けるのは、普通のことだと思うよ。俺がクゥアイの立場でも、同じことをしたと思う。ありがとう」
「はいっ」
――ふふにっ(背中/下)。
と、クゥアイの声は少し明るくなった。
――ぱにゅん(左腕/上)。
「それで、マレビト様……」
うおぉう。イーリンさん、耳元。
はさんで、顔が耳元に来てるから。吐息がかかってますし。ドキッとしてしまいますよ。
「私も外征隊に加えてもらえないかと」
「イーリンさんも……?」
14
お気に入りに追加
895
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる