299 / 307
最終章 聖山桃契
283.そなたが私に尽くす番
しおりを挟む
王宮最上階に位置する、国王宮殿。
その〈玉座の間〉で、サミュエルとペトラがふたり向かい合った。
気だるげに肘をついて玉座に座るサミュエル。
それを見下ろすペトラの手には、鋭く光る短剣が握られていた。
「それが、妃の本当の表情であるか……」
と、サミュエルが、抑揚のハッキリしない声で言った。
ペトラはこれまでサミュエルに見せたことのない、怜悧な顔付きで立っている。
可憐で華奢なほそい身体に、妖艶な気配を漂わせているのは変わらない。
しかし、これもサミュエルの目には初めて触れる、威厳と気迫をも放っていた。
――王者の風格……、か。
サミュエルは主君アンドレアスからしか嗅ぎ取ったことのない、圧倒的な存在感をペトラから感じ取っていた。
それでも、心身の働きの鈍ったサミュエルは、表情を動かすことなく、ただペトラの美しい顔を眺めていた。
「……いかがする?」
と、ペトラが無機質な声を発した。
「そなたの率いたリーヤボルクの兵たちは恐慌をきたし、無頼どもと小競り合いが頻発。サミュエル、そなたの命令を待っておるのだぞ?」
「……わたしを殺すか?」
サミュエルはペトラの問いに、真正面からは答えなかった。
祖国リーヤボルクの内戦を、アンドレアスを支えて勝ち抜いた。
アンドレアスを王座に就けたのは自分だという自負もあった。
内戦の爪痕残る大聖堂で、精一杯に華々しく挙行された即位式が、間違いなく自分の人生の絶頂であった。
そして、内戦の〈後始末〉のため、我が身を捨て、棄兵を率い隣国の紛争に介入した。
大隊商マエルの献策に乗った介入は大成功を収め、祖国に多額の〈仕送り〉もでき、大いに面目をほどこした。
妃にしてやった美しい内親王は、その戦利品だとも言える。
しかし――、
忠義を捧げたはずの主君アンドレアスは、奴隷狩りの獲物と蔑む〈草原の者ども〉に、囚われた。
アンドレアスは虜囚の身に堕とされ、手に血豆をつくりながら、農地を拓く鍬を振らされているという。
しかも、アンドレアスを捕らえた〈草原の者ども〉の王となったのは、かつて自分が虜囚の辱めを与えた王太子バシリオスであると聞く。
――自分のした仕打ちへの復讐が、主君アンドレアスに向かった……。
と、受け止めたサミュエルは愕然と立ち尽くし、自分の生きたすべての意味を見失った。
その上、アンドレアスと統一した祖国は、兵力の過半を失い存亡の危機にあるという。
救援に向かおうにも、折悪しくテノリアの兵力がひとつにまとまり、身動きがとれない。
こんな結果を招くつもりで、卑しい棄兵の将に志願した訳ではない。
すべては主君アンドレアスのためであったはずだ……。
「妃が、儂の人生を終わらせてくれるのであれば……、ギリギリで辻褄を合わせられそうだ」
と、サミュエルは乾いた笑いを漏らした。
ペトラの刃にかかるのであれば、自分の行いへの報いとして分かりやすい。
しかし、無機質な表情のペトラは、
「そのつもりであったが、気が変わった」
と、短剣を投げ捨てた。
カーンッと甲高い音が、ふたりしかいない広い玉座の間に響く。
「……討たれるべきは私である」
サミュエルに、ペトラの呟きの意味は解らなかった。
だが、ペトラは構わずに続けた。
「ともに降ろう」
「……いまさら」
「われらは、醜く生きねばならん。それが流した血への礼儀である」
サミュエルの顔があがった。
ペトラの言葉に誘われたのではない。
声の響き――、王者が発する勅命の響きに、魂が揺さぶり起こされた。
「サミュエル」
「ははっ」
と、おもわず臣下の返答をし、玉座から降りて膝を突く。
自然と頭がさがり、続く勅命の言葉を待った。
「兵をまとめよ」
「……兵は、まりまりませぬ」
「まとまるだけでよい。まとまるだけをまとめてリティア殿下に降り、醜くお情けを請い願う」
「かしこまりました……」
「……わが旦那様よ」
「はっ……」
「散々、尽くしてやったのじゃ。……次は、そなたが私に尽くす番じゃぞ?」
*
空が白み始めたばかりの早暁――、
まだ今朝の茶会が開かれる前、
ペトラが、サミュエルを従えてリティアの陣に現れ、両膝を地に突いた。
そして、ヴィアナの騎士1000名を含む、4000人の兵士たちが、ふたりと一緒に投降した――。
リティアは、ただちに無頼姫軍に指令を発する。
「王都に残るリーヤボルク兵は、約1万3千! 主将が降り、指示を出す将も去った。それでも降らない者たちだ。ハッキリ言って……」
グッと強い眼差しで、王都の街並みを睨んだ。
「意味が分からん!!!!」
リティアの指示を聞く将兵たちも糸目になって、うんうん頷く。
――たしかに、なに考えてるんでしょうね?
今の王都に居座ったところで、楽しいことは何もないハズだ。
いや、すでに目的も展望もあり得ない。
「なにを仕出かすか分からん、得体の知れぬ者たちが万を超えて王都にたむろしているのだ! 動きの読めぬ者は、いかなる強敵よりも恐ろしい! ただちに王都に突入する! 準備を急げ!!」
慌ただしく駆け出す、無頼姫軍の将兵たち。
ロマナとアイカに早馬を走らせ、リティア自身も愛馬に飛び乗り、軍議のために北郊の森に向かう。
先に到着していたアイカが簡易テーブルを組み立てており、やがてロマナも駆け付ける。
椅子はなく立ったまま、テーブル上に広げた王都の地図を、リティアが指差す。
「列候の神殿は、参朝のため野営している列候たち自身に制圧させる。突入の合図と同時に自領の神殿に向けて走れと、すでに早馬を飛ばした」
地図を睨んだ、ロマナがうなずく。
「それでいいと思う。参朝の供に最低限の兵は率いてるはずだしね」
「無頼姫軍に投降したリーヤボルク兵から武器を接収した。足りないという列候がいれば、すぐに引き渡せるように準備済みだ」
「わかった。蹂躙姫軍の近くで野営してる列候にも触れを出すわ」
「わたしも、そうします」
と、アイカもうなずく。
三姫のそばに控える側近たちは、決まったことから順に、指示を携えすぐに自陣に走る。
リティアが地図から顔をあげ、王宮を睨む。
「王都に土地勘があるのは、わたしの無頼姫軍では第六騎士団の一部とサーバヌ騎士団の残党」
「うん……」
「ロマナの蹂躙姫軍では、スピロ率いるヴィアナ騎士団の残党」
「……そうね」
「アイカの救国姫軍では、ステファノス兄上の祭礼騎士団」
「はいっ!」
「王宮や込み入った場所は、これらに制圧してもらう」
「分かったわ」
「分かりました」
「突入すれば、時間との戦いだ。得体のしれない兵たちがパニックになって、先に火をかけられたら王都は灰になる」
ロマナとアイカが、険しい表情でうなずく。
「王都に火を放つ備えをすべて取り除き、のこったリーヤボルク兵たちもすべて捕える。投降を拒む者はやむを得ん。……斬る」
やがて軍議を終えた三姫は、王都突入のために自陣へと駆け戻る――。
その〈玉座の間〉で、サミュエルとペトラがふたり向かい合った。
気だるげに肘をついて玉座に座るサミュエル。
それを見下ろすペトラの手には、鋭く光る短剣が握られていた。
「それが、妃の本当の表情であるか……」
と、サミュエルが、抑揚のハッキリしない声で言った。
ペトラはこれまでサミュエルに見せたことのない、怜悧な顔付きで立っている。
可憐で華奢なほそい身体に、妖艶な気配を漂わせているのは変わらない。
しかし、これもサミュエルの目には初めて触れる、威厳と気迫をも放っていた。
――王者の風格……、か。
サミュエルは主君アンドレアスからしか嗅ぎ取ったことのない、圧倒的な存在感をペトラから感じ取っていた。
それでも、心身の働きの鈍ったサミュエルは、表情を動かすことなく、ただペトラの美しい顔を眺めていた。
「……いかがする?」
と、ペトラが無機質な声を発した。
「そなたの率いたリーヤボルクの兵たちは恐慌をきたし、無頼どもと小競り合いが頻発。サミュエル、そなたの命令を待っておるのだぞ?」
「……わたしを殺すか?」
サミュエルはペトラの問いに、真正面からは答えなかった。
祖国リーヤボルクの内戦を、アンドレアスを支えて勝ち抜いた。
アンドレアスを王座に就けたのは自分だという自負もあった。
内戦の爪痕残る大聖堂で、精一杯に華々しく挙行された即位式が、間違いなく自分の人生の絶頂であった。
そして、内戦の〈後始末〉のため、我が身を捨て、棄兵を率い隣国の紛争に介入した。
大隊商マエルの献策に乗った介入は大成功を収め、祖国に多額の〈仕送り〉もでき、大いに面目をほどこした。
妃にしてやった美しい内親王は、その戦利品だとも言える。
しかし――、
忠義を捧げたはずの主君アンドレアスは、奴隷狩りの獲物と蔑む〈草原の者ども〉に、囚われた。
アンドレアスは虜囚の身に堕とされ、手に血豆をつくりながら、農地を拓く鍬を振らされているという。
しかも、アンドレアスを捕らえた〈草原の者ども〉の王となったのは、かつて自分が虜囚の辱めを与えた王太子バシリオスであると聞く。
――自分のした仕打ちへの復讐が、主君アンドレアスに向かった……。
と、受け止めたサミュエルは愕然と立ち尽くし、自分の生きたすべての意味を見失った。
その上、アンドレアスと統一した祖国は、兵力の過半を失い存亡の危機にあるという。
救援に向かおうにも、折悪しくテノリアの兵力がひとつにまとまり、身動きがとれない。
こんな結果を招くつもりで、卑しい棄兵の将に志願した訳ではない。
すべては主君アンドレアスのためであったはずだ……。
「妃が、儂の人生を終わらせてくれるのであれば……、ギリギリで辻褄を合わせられそうだ」
と、サミュエルは乾いた笑いを漏らした。
ペトラの刃にかかるのであれば、自分の行いへの報いとして分かりやすい。
しかし、無機質な表情のペトラは、
「そのつもりであったが、気が変わった」
と、短剣を投げ捨てた。
カーンッと甲高い音が、ふたりしかいない広い玉座の間に響く。
「……討たれるべきは私である」
サミュエルに、ペトラの呟きの意味は解らなかった。
だが、ペトラは構わずに続けた。
「ともに降ろう」
「……いまさら」
「われらは、醜く生きねばならん。それが流した血への礼儀である」
サミュエルの顔があがった。
ペトラの言葉に誘われたのではない。
声の響き――、王者が発する勅命の響きに、魂が揺さぶり起こされた。
「サミュエル」
「ははっ」
と、おもわず臣下の返答をし、玉座から降りて膝を突く。
自然と頭がさがり、続く勅命の言葉を待った。
「兵をまとめよ」
「……兵は、まりまりませぬ」
「まとまるだけでよい。まとまるだけをまとめてリティア殿下に降り、醜くお情けを請い願う」
「かしこまりました……」
「……わが旦那様よ」
「はっ……」
「散々、尽くしてやったのじゃ。……次は、そなたが私に尽くす番じゃぞ?」
*
空が白み始めたばかりの早暁――、
まだ今朝の茶会が開かれる前、
ペトラが、サミュエルを従えてリティアの陣に現れ、両膝を地に突いた。
そして、ヴィアナの騎士1000名を含む、4000人の兵士たちが、ふたりと一緒に投降した――。
リティアは、ただちに無頼姫軍に指令を発する。
「王都に残るリーヤボルク兵は、約1万3千! 主将が降り、指示を出す将も去った。それでも降らない者たちだ。ハッキリ言って……」
グッと強い眼差しで、王都の街並みを睨んだ。
「意味が分からん!!!!」
リティアの指示を聞く将兵たちも糸目になって、うんうん頷く。
――たしかに、なに考えてるんでしょうね?
今の王都に居座ったところで、楽しいことは何もないハズだ。
いや、すでに目的も展望もあり得ない。
「なにを仕出かすか分からん、得体の知れぬ者たちが万を超えて王都にたむろしているのだ! 動きの読めぬ者は、いかなる強敵よりも恐ろしい! ただちに王都に突入する! 準備を急げ!!」
慌ただしく駆け出す、無頼姫軍の将兵たち。
ロマナとアイカに早馬を走らせ、リティア自身も愛馬に飛び乗り、軍議のために北郊の森に向かう。
先に到着していたアイカが簡易テーブルを組み立てており、やがてロマナも駆け付ける。
椅子はなく立ったまま、テーブル上に広げた王都の地図を、リティアが指差す。
「列候の神殿は、参朝のため野営している列候たち自身に制圧させる。突入の合図と同時に自領の神殿に向けて走れと、すでに早馬を飛ばした」
地図を睨んだ、ロマナがうなずく。
「それでいいと思う。参朝の供に最低限の兵は率いてるはずだしね」
「無頼姫軍に投降したリーヤボルク兵から武器を接収した。足りないという列候がいれば、すぐに引き渡せるように準備済みだ」
「わかった。蹂躙姫軍の近くで野営してる列候にも触れを出すわ」
「わたしも、そうします」
と、アイカもうなずく。
三姫のそばに控える側近たちは、決まったことから順に、指示を携えすぐに自陣に走る。
リティアが地図から顔をあげ、王宮を睨む。
「王都に土地勘があるのは、わたしの無頼姫軍では第六騎士団の一部とサーバヌ騎士団の残党」
「うん……」
「ロマナの蹂躙姫軍では、スピロ率いるヴィアナ騎士団の残党」
「……そうね」
「アイカの救国姫軍では、ステファノス兄上の祭礼騎士団」
「はいっ!」
「王宮や込み入った場所は、これらに制圧してもらう」
「分かったわ」
「分かりました」
「突入すれば、時間との戦いだ。得体のしれない兵たちがパニックになって、先に火をかけられたら王都は灰になる」
ロマナとアイカが、険しい表情でうなずく。
「王都に火を放つ備えをすべて取り除き、のこったリーヤボルク兵たちもすべて捕える。投降を拒む者はやむを得ん。……斬る」
やがて軍議を終えた三姫は、王都突入のために自陣へと駆け戻る――。
27
お気に入りに追加
520
あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる