269 / 307
第十一章 繚乱三姫
254.とても助かります!
しおりを挟む
ラヴナラを攻囲する第六騎士団の本陣――、
席を移し、リティアの天幕に主だった者たちだけで集まる。
リティアと侍女長アイシェ。右衛騎士クロエに筆頭万騎兵長ドーラ。
アイカ側では、侍女のカリュ、アイラ、サラナ。
カリュは正式にはリティアの臣下であり、この席は主君リティアに対する「復命」の場でもあった。
そして、先程までとはうって変わり、リティアが真剣な表情をみせる。
「そうか……、《草原の民》が国を持ったか……」
「はいっ! ニーナさんたちも無事です!」
「うむ。かの踊り巫女たちには、おおきな恩を受けた。知らずにおれば、このリティア生涯の悔いとなるところであった。……アイカ、よくやってくれた」
「えへへ……」
「そして、バシリオス兄上が……」
「はい。とてもお世話になりました」
アイカはバシリオスの密使でもある。
バシリオス即位の報告を聞いたリティアは、ふかくふかく頭をさげた。
「アイカよ。バシリオス兄上のためにも、よくやってくれた。考え得るかぎり、兄上にとってこれ以上の未来はなかっただろう」
「えへへ……、そう言ってもらえると……」
「ロザリーも無事で、アナスタシア陛下もアメルも、バシリオス兄上の元で働いておるか……」
「はいっ! みなさんお元気です!!」
「ははっ。そうか、『お元気』はいいな! ……しかし、その上にリーヤボルク王を虜囚にするなど、奇想天外にもほどがあるぞ!?」
「へへへ……」
尊敬する義姉リティアに褒められ、照れ笑いするアイカだが、
――リュシアンさん、いまの聞いてませんでしたよね?
と、視線を泳がせた。
――奇想天外の救国姫……、なんて言い触らされたら……。ちょっとイヤですからね。
笑顔ながらに、あたりを窺うアイカ。
それとは気付かず、快活に笑うリティアの視線が、アイカのうしろに控えるサラナに向いた。
「……サラナは、アイカのもとに移ったか」
「はっ。……バシリオス陛下とロザリー様のご推挙を賜りました」
「うむ。わが義妹の側にサラナがおれば心強い。よろしく頼むぞ」
「ははっ。身命を賭しても」
と、そこにアイカにも聞き覚えのある声が、天幕の外から聞こえた。
「失礼いたします」
「おおっ! ちょうど良かった! 入れ入れ!」
リティアが招き入れ、天幕に姿をみせたのはクールビューティな侍女クレイアであった。
「ク、クレイアさ――っん!!」
と、おもわずその豊かな胸のなかに飛び込むアイカ。
王宮時代、アイカにずっと寄り添ってくれていたクレイア。
ブラウンがかった長い銀髪が、アイカに押されて揺れる。
「こ、これは……、アイカ殿下……」
「クレイアさん! 帰ってきました! アイカ、帰ってきました――っ!!」
「ちょっと、待て……」
と、眉間にしわを寄せて、口元をニヤリと笑わせたのは、もちろんリティアである。
「わたしの時と、えらい違いではないか? アイカ」
「だって、クレイアさんですし!」
「ん? 納得いかんぞ? ……なんだ、おっぱいか!? おっぱいが大きくなれば、アイカに飛び込んでもらえるのか!?」
と、笑顔ながらに口を尖らせるリティアを、侍女長のアイシェが苦笑い気味になだめる。
「まあまあ、クレイアにアイカ殿下のお世話をお命じになられたのは、リティア殿下ご自身だったではないですか?」
「だが、おっぱい……」
「お言葉ですが、殿下!」
「な、なんだ?」
「わたしも、なかなかのものですが、アイカ殿下に飛び込んでいただいてはおりません!」
と、アイシェがバインと胸を張った。
「……た、たしかに」
「ですから、おっぱいは無関係! リティア殿下の意に従い、クレイアがアイカ殿下と築いた信頼関係の賜物!」
「むむっ」
「それと、いくら女子ばかりの席とはいえ、第3王女ともあろうお方が、おっぱいおっぱい言い過ぎです!」
皆がドッとウケるやり取りに、困惑の表情を浮かべたクレイアであったが、
自分に抱き着いたままのアイカを、その冷静な物腰で抱きあげて微笑み、
そっと降ろして座らせた。
――ぬいぐるみを、ちょっとどかす。
といった仕草のクレイアに、
カリュとアイラは「うくっ」っと、吹き出すのをこらえた。
が、クレイアの表情はいたって真剣で、リティアのまえに膝をついた。
「急報にございます」
「……なんだ?」
「西南伯ヴール候ベスニク様、ご出兵のよし」
「なんだと!?」
可愛らしくむくれて見せていたリティアの表情が、瞬時に真剣なものに切り替わる。
そして、アイカの顔も青ざめた。
「ベスニク公は、まだ体調が万全ではあるまい!?」
「第一報を取り急ぎお伝えすることを優先したため、詳しい経緯までは承知しておりませんが、西南伯幕下六〇列候もともに進軍しているとの噂が流れております」
「……すぐ、私が」
と、腰を浮かすカリュ。
しかし、それをリティアが制した。
そして、アイカの黄金色の瞳をまっすぐに見据えた。
「アイカ……」
「……はい」
「せっかく再会できたばかりだが、ベスニク公のもとに向かってくれぬか」
「え……?」
「いやな予感がする。ロマナが心配だ。……だが、わたしは動けぬ。すまぬが、わが義妹として、急ぎ向かってはくれぬか」
「……分かりました」
つかの間の再会の後、すぐに別れる寂しさより、
リティアから《一人前》と認められている嬉しさの方が、アイカの心のなかで先に立った。
アイカの黄金色の瞳に浮かぶ輝きに、リティアも力強くうなずきを返す。
「カリュ!」
「はっ」
「引き続きアイカに従え。アイカを援け、ロマナを救けよ」
「かしこまりました」
「ベスニク公の御身に万一あれば、西南伯軍が崩壊しかねん。そうなれば、王国の混迷が深まる。なんとしてもベスニク公、そしてロマナを支えるのだ」
リティアは立ち上がり、右腕を真横に振った。
「ジョルジュとネビも、従前どおりアイカに従うように伝えよ。ロマナのもとに急げ」
「ははっ」
引き締まった表情を浮かべるアイカ。
その義妹に、リティアが柔らかい眼差しを向けた。
「……アイカ。たのんだぞ」
「わかりました!」
見つめ合う義姉妹の、信頼と愛情に満ちた熱い眼差し。
その場に居合わせた臣下――すべて女性であった――、みなの心の奥にまで、その熱が伝わってくるかのようであった。
ふと、リティアの視線が泳いだ。
アイカも義姉の表情から、突然失われた覇気の行方を追う。
「……?」
「アイカ……?」
「なんでしょう?」
「……ひょっとしてだが」
「はい……」
「カリュもジョルジュもネビも、要らないってことないよね?」
「ないですね! まったく、そんなことはありません! とても助かります!」
「じゃあ、よかった!」
カリュも苦笑いし「よかったです」と、腰をあげた。
アイカも立ち上がり、ふたたびリティアの夕暮れ色をした澄んだ瞳を見詰める。
「じゃあ、リティア義姉様! また!」
「ああ、すぐにまた会おう!」
熱い抱擁を交わす義姉妹。
こんどは周囲をざわつかせない落ち着いた風情で、
互いの温もりを確認するかのように――。
アイカたち一行は急遽出発する。
王都に向けて進軍する西南伯軍のもとへ、
そしてロマナのもとへと、急いだ――。
席を移し、リティアの天幕に主だった者たちだけで集まる。
リティアと侍女長アイシェ。右衛騎士クロエに筆頭万騎兵長ドーラ。
アイカ側では、侍女のカリュ、アイラ、サラナ。
カリュは正式にはリティアの臣下であり、この席は主君リティアに対する「復命」の場でもあった。
そして、先程までとはうって変わり、リティアが真剣な表情をみせる。
「そうか……、《草原の民》が国を持ったか……」
「はいっ! ニーナさんたちも無事です!」
「うむ。かの踊り巫女たちには、おおきな恩を受けた。知らずにおれば、このリティア生涯の悔いとなるところであった。……アイカ、よくやってくれた」
「えへへ……」
「そして、バシリオス兄上が……」
「はい。とてもお世話になりました」
アイカはバシリオスの密使でもある。
バシリオス即位の報告を聞いたリティアは、ふかくふかく頭をさげた。
「アイカよ。バシリオス兄上のためにも、よくやってくれた。考え得るかぎり、兄上にとってこれ以上の未来はなかっただろう」
「えへへ……、そう言ってもらえると……」
「ロザリーも無事で、アナスタシア陛下もアメルも、バシリオス兄上の元で働いておるか……」
「はいっ! みなさんお元気です!!」
「ははっ。そうか、『お元気』はいいな! ……しかし、その上にリーヤボルク王を虜囚にするなど、奇想天外にもほどがあるぞ!?」
「へへへ……」
尊敬する義姉リティアに褒められ、照れ笑いするアイカだが、
――リュシアンさん、いまの聞いてませんでしたよね?
と、視線を泳がせた。
――奇想天外の救国姫……、なんて言い触らされたら……。ちょっとイヤですからね。
笑顔ながらに、あたりを窺うアイカ。
それとは気付かず、快活に笑うリティアの視線が、アイカのうしろに控えるサラナに向いた。
「……サラナは、アイカのもとに移ったか」
「はっ。……バシリオス陛下とロザリー様のご推挙を賜りました」
「うむ。わが義妹の側にサラナがおれば心強い。よろしく頼むぞ」
「ははっ。身命を賭しても」
と、そこにアイカにも聞き覚えのある声が、天幕の外から聞こえた。
「失礼いたします」
「おおっ! ちょうど良かった! 入れ入れ!」
リティアが招き入れ、天幕に姿をみせたのはクールビューティな侍女クレイアであった。
「ク、クレイアさ――っん!!」
と、おもわずその豊かな胸のなかに飛び込むアイカ。
王宮時代、アイカにずっと寄り添ってくれていたクレイア。
ブラウンがかった長い銀髪が、アイカに押されて揺れる。
「こ、これは……、アイカ殿下……」
「クレイアさん! 帰ってきました! アイカ、帰ってきました――っ!!」
「ちょっと、待て……」
と、眉間にしわを寄せて、口元をニヤリと笑わせたのは、もちろんリティアである。
「わたしの時と、えらい違いではないか? アイカ」
「だって、クレイアさんですし!」
「ん? 納得いかんぞ? ……なんだ、おっぱいか!? おっぱいが大きくなれば、アイカに飛び込んでもらえるのか!?」
と、笑顔ながらに口を尖らせるリティアを、侍女長のアイシェが苦笑い気味になだめる。
「まあまあ、クレイアにアイカ殿下のお世話をお命じになられたのは、リティア殿下ご自身だったではないですか?」
「だが、おっぱい……」
「お言葉ですが、殿下!」
「な、なんだ?」
「わたしも、なかなかのものですが、アイカ殿下に飛び込んでいただいてはおりません!」
と、アイシェがバインと胸を張った。
「……た、たしかに」
「ですから、おっぱいは無関係! リティア殿下の意に従い、クレイアがアイカ殿下と築いた信頼関係の賜物!」
「むむっ」
「それと、いくら女子ばかりの席とはいえ、第3王女ともあろうお方が、おっぱいおっぱい言い過ぎです!」
皆がドッとウケるやり取りに、困惑の表情を浮かべたクレイアであったが、
自分に抱き着いたままのアイカを、その冷静な物腰で抱きあげて微笑み、
そっと降ろして座らせた。
――ぬいぐるみを、ちょっとどかす。
といった仕草のクレイアに、
カリュとアイラは「うくっ」っと、吹き出すのをこらえた。
が、クレイアの表情はいたって真剣で、リティアのまえに膝をついた。
「急報にございます」
「……なんだ?」
「西南伯ヴール候ベスニク様、ご出兵のよし」
「なんだと!?」
可愛らしくむくれて見せていたリティアの表情が、瞬時に真剣なものに切り替わる。
そして、アイカの顔も青ざめた。
「ベスニク公は、まだ体調が万全ではあるまい!?」
「第一報を取り急ぎお伝えすることを優先したため、詳しい経緯までは承知しておりませんが、西南伯幕下六〇列候もともに進軍しているとの噂が流れております」
「……すぐ、私が」
と、腰を浮かすカリュ。
しかし、それをリティアが制した。
そして、アイカの黄金色の瞳をまっすぐに見据えた。
「アイカ……」
「……はい」
「せっかく再会できたばかりだが、ベスニク公のもとに向かってくれぬか」
「え……?」
「いやな予感がする。ロマナが心配だ。……だが、わたしは動けぬ。すまぬが、わが義妹として、急ぎ向かってはくれぬか」
「……分かりました」
つかの間の再会の後、すぐに別れる寂しさより、
リティアから《一人前》と認められている嬉しさの方が、アイカの心のなかで先に立った。
アイカの黄金色の瞳に浮かぶ輝きに、リティアも力強くうなずきを返す。
「カリュ!」
「はっ」
「引き続きアイカに従え。アイカを援け、ロマナを救けよ」
「かしこまりました」
「ベスニク公の御身に万一あれば、西南伯軍が崩壊しかねん。そうなれば、王国の混迷が深まる。なんとしてもベスニク公、そしてロマナを支えるのだ」
リティアは立ち上がり、右腕を真横に振った。
「ジョルジュとネビも、従前どおりアイカに従うように伝えよ。ロマナのもとに急げ」
「ははっ」
引き締まった表情を浮かべるアイカ。
その義妹に、リティアが柔らかい眼差しを向けた。
「……アイカ。たのんだぞ」
「わかりました!」
見つめ合う義姉妹の、信頼と愛情に満ちた熱い眼差し。
その場に居合わせた臣下――すべて女性であった――、みなの心の奥にまで、その熱が伝わってくるかのようであった。
ふと、リティアの視線が泳いだ。
アイカも義姉の表情から、突然失われた覇気の行方を追う。
「……?」
「アイカ……?」
「なんでしょう?」
「……ひょっとしてだが」
「はい……」
「カリュもジョルジュもネビも、要らないってことないよね?」
「ないですね! まったく、そんなことはありません! とても助かります!」
「じゃあ、よかった!」
カリュも苦笑いし「よかったです」と、腰をあげた。
アイカも立ち上がり、ふたたびリティアの夕暮れ色をした澄んだ瞳を見詰める。
「じゃあ、リティア義姉様! また!」
「ああ、すぐにまた会おう!」
熱い抱擁を交わす義姉妹。
こんどは周囲をざわつかせない落ち着いた風情で、
互いの温もりを確認するかのように――。
アイカたち一行は急遽出発する。
王都に向けて進軍する西南伯軍のもとへ、
そしてロマナのもとへと、急いだ――。
46
お気に入りに追加
520
あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

微妙なバフなどもういらないと追放された補助魔法使い、バフ3000倍で敵の肉体を内部から破壊して無双する
こげ丸
ファンタジー
「微妙なバフなどもういらないんだよ!」
そう言われて冒険者パーティーを追放されたフォーレスト。
だが、仲間だと思っていたパーティーメンバーからの仕打ちは、それだけに留まらなかった。
「もうちょっと抵抗頑張んないと……妹を酷い目にあわせちゃうわよ?」
窮地に追い込まれたフォーレスト。
だが、バフの新たな可能性に気付いたその時、復讐はなされた。
こいつら……壊しちゃえば良いだけじゃないか。
これは、絶望の淵からバフの新たな可能性を見いだし、高みを目指すに至った補助魔法使いフォーレストが最強に至るまでの物語。


転生先は盲目幼女でした ~前世の記憶と魔法を頼りに生き延びます~
丹辺るん
ファンタジー
前世の記憶を持つ私、フィリス。思い出したのは五歳の誕生日の前日。
一応貴族……伯爵家の三女らしい……私は、なんと生まれつき目が見えなかった。
それでも、優しいお姉さんとメイドのおかげで、寂しくはなかった。
ところが、まともに話したこともなく、私を気に掛けることもない父親と兄からは、なぜか厄介者扱い。
ある日、不幸な事故に見せかけて、私は魔物の跋扈する場所で見捨てられてしまう。
もうダメだと思ったとき、私の前に現れたのは……
これは捨てられた盲目の私が、魔法と前世の記憶を頼りに生きる物語。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる