239 / 307
第十章 虜囚燎原
225.貴女を待ってました!
しおりを挟む
コノクリアに向けて出立するアイカに、
「すまんの……」
と、ナーシャが声をかけた。
「なに言ってるんですか!? バシリオスさんのそばにいてあげてください! それに、アリダさんもアメルさんも一緒ですし、こっちに残るの当然ですよ!」
「決戦の折には、バシリオスとともに私も駆け付けるからの!」
「……無理しないで、安全なところから見ててくださいね? 王妃陛下? 聞いてます? 陛下?」
と、ナーシャとは笑顔で別れた。
代わりという訳ではないが、あたらしくサラナとアーロンが加わっている。
《草原の民》たちはコノクリアに集結しており、無人の草原を急いで駆けた。
――大人の事情。
で、直臣に加わってくれたサラナ。
女官ナーシャはともかく、アイラに続き、カリトンとともに2番目の直臣だ。
しかし、まだよく知らない。
それはサラナにしても同じで、致仕を申し出るとバシリオスからの強い希望で新たな主君に仕えることになった。
――王国が混乱している中、サラナの知謀を流出させる訳にはいかない。
というのがバシリオスの考えであり、救出の礼にアイカに直臣として贈るというのはロザリーの献策による。
いまだ敬愛して止まないふたりが自分のためを思って提案してくれた身の振り方を、無碍に断ることは出来なかった。
コノクリアに向かう途中の野営では、カリトンから状況を詳しくレクチャーしてもらう。
――ザ、ザノクリフの女王!?
ハラエラでの《かいつまんだ報告》では、そこまでの情報は共有されていなかった。
――な、なにをほっつき歩いてるんですか? 女王陛下が……。
おそらく、アイカが率いるパーティでサラナが最も常識的にだった。
――あり得ない……。
と思ったが、仕えると決めたのだ。
自分より少しだけ背の低い少女を、道中、ジッと観察し続けた。
そして、コノクリアに到着する頃に出した結論が、
――わからない。
というものだ。
到着するや「わっほ~っい!」と叫びながら羊の群れにダイブした瞬間に決意した。
――私のモノサシで計るのはやめておこう。
メェメェと怒った羊に追いかけられる、新たな主君の姿に何度もうなずいた。
「アイカ殿下! 羊は逃げればなおのこと怒ります! 立ち止まって、優しく話しかけてあげてくださ――いっ!」
「ええっ!? 立ち止まる?」
「羊はもう、なんで自分が怒ってるのか忘れてま――すっ! 勇気を持って立ち止まって!」
じわっと立ち止まり、引きつった笑顔で、やあやあと羊に話しかける主君。
クスッと、自分が笑ってしまった理由が分からない。
「サラナさん! 許してもらえたっぽいです! ありがとうございま――すっ!」
と、満面の笑みで手を振るアイカ。
ふうっと息を抜いたサラナも、手を振りかえす。
いままでの自分では考えられなかった主従関係に適応している自分にも、かるい驚きがある。
考えてみれば、あの国王ファウロスに寄り添い、ともに聖山戦争を勝ち抜いた王妃アナスタシアが、直々に王族教育を施していたのだ。
本人なりの主君像が出来上がっているのだろう。
――どうせ、死んだと思った身だ。
新しい主君にあわせて、新しい自分を見つければ良いと、サラナは肩の力を抜いた。
草原の空は、どこまでも高くて青かった。
*
羊の世話をするラウラとイェヴァの姿を見つけ、アイカは駆け寄った。
ふだんは広大な草原に散らばる《草原の民》が、コノクリアに集結しているのだ。羊も膨大な数がいる。
しかし、現役世代の男性はほとんど兵士として訓練に加わっている。
羊や家畜の世話は、女性や子ども、それに老人たちが行っている。
「リーヤボルクを追い払って、ニーナさんたち取り返したら、すぐに元の生活に戻れるように、大切な仕事ですよ」
「分かってはいるんだけど……。武器をとれないのが、どうにも、もどかしくて……」
アイカの言葉に、イェヴァが苦笑いを返した。
コノクリアに着いてからアイカが強く求めたので、元のフランクな言葉づかいに戻している。
しかし、悔しい気持ちはアイカにもよく理解できた。
目のまえで親友のニーナが拐われたのだ。そして、はるばるザノクリフまでアイカを迎えに行った。
自分の手で決着を付けられないのは、悔しくてたまらないだろう。
「総力戦ですよ……」
「総力戦?」
「生活を守る人も、一緒に戦ってるんです。男の人たちも解ってますよ。……解ってない人がいたら殿下命令でガツンと言っときます!」
「ははっ! ……たのむよ」
イェヴァは白い歯をみせたが、
――殿下命令……。そんなモノは王国法上、存在しない。
と、遠い目をしたサラナは、平和が戻ったらイチから教育し直しになることを、かるく覚悟した。
「サラナ殿……?」
と、うしろから呼ぶ声がした。
聞き覚えのある声にふり返ると、
「カ、カリュ様!」
「サラナ殿! ……ご無事でしたか!」
と、駆け寄ってきたカリュの大きな胸に、
ボフッ。
と、小柄なサラナの顔が埋まった。
そのまま、ギュウギュウ抱きしめられて、どんどん埋まってゆく。
――ほうほう……、これは……。
と、アイカが腕組みした。
――今度、私もやってもらおう!
ぷはっと顔をあげたサラナが笑った。
「変わりませんね、カリュ様は」
「サラナ殿こそ、ちっとも変わりませんわ! ……ちょうどいい。とても、ちょうどいい」
「それ、前から仰ってますけど、どういう意味なんですか?」
「……サラナ殿がいらっしゃるということは」
「ええ……、バシリオス殿下もご無事です」
くだけた雰囲気で旧交を温めるふたり。
もちろん、サフィナ宮殿侍女長とバシリオス宮殿侍女長として、水面下の暗闘を交わしてもいた。
しかし、それ以上にロザリーを中心とした王国の侍女同士の紐帯があった。
ハッと気づいたカリュが、アイカの前に膝をつく。
「……復命もせず、とんだご無礼を」
「いや、いいですいいです。いいもの見せてもらいましたし」
「アイカ殿下はお好きだと思ってました」
お主も悪よのう……、という笑みを交わすふたりを、ツルペタの赤縁眼鏡侍女が不思議そうに見ていた。
「丸裸ですか?」
「丸裸です」
と、カリュが地図を広げた。
広大な草原のなだらかなアップダウンが詳細に記してある。
「さすがです! すっげぇ!」
「サラナ殿は、アイカ殿下の……」
「侍女になってもらいました!」
「ええっ!?」
と、サラナが驚きの声をあげた。
「え……? 違うんですか?」
「い、いえ……、直臣とだけおうかがいしておりましたもので……」
「あれ? 直臣って侍女じゃないんですか?」
「……侍女は主に直臣かと思いますが、直臣だからといって侍女だとは……」
「アイカ殿下。サラナ殿は内政のスペシャリストなのです。だから法的取り決めにも……」
と、カリュが言い淀むと、サラナがツルペタの胸を張った。
「ええ、うるさいですよ! 私!」
「そうなんですねぇ」
「……いえ。大丈夫です。たったいま、アイカ殿下は私を侍女に任命する意思を明らかにされましたので、謹んでお受けいたします」
「なんか雑で、すみません」
「いえ……、私が慣れます!」
「さっき言いかけましたのは……」
と、カリュが微笑んだ。
「はい」
「内政のスペシャリストであるサラナ殿は、法律にお詳しいだけでなく、地勢を読むのがお得意なのです」
「……地勢を読む?」
「つまり、地形の活かし方です」
「それって……?」
「はい。もちろん、軍事にも活用可能です」
「お……、おおぉぉぉ!!」
と、アイラはサラナの手を両手で堅く握った。
「待ってました! 貴女のような人を!」
「……あ、ありがとうごさいます」
「一緒に、落とし穴とか考えてください!!!」
アイカは黄金色の瞳をキラキラと輝かせた――。
「すまんの……」
と、ナーシャが声をかけた。
「なに言ってるんですか!? バシリオスさんのそばにいてあげてください! それに、アリダさんもアメルさんも一緒ですし、こっちに残るの当然ですよ!」
「決戦の折には、バシリオスとともに私も駆け付けるからの!」
「……無理しないで、安全なところから見ててくださいね? 王妃陛下? 聞いてます? 陛下?」
と、ナーシャとは笑顔で別れた。
代わりという訳ではないが、あたらしくサラナとアーロンが加わっている。
《草原の民》たちはコノクリアに集結しており、無人の草原を急いで駆けた。
――大人の事情。
で、直臣に加わってくれたサラナ。
女官ナーシャはともかく、アイラに続き、カリトンとともに2番目の直臣だ。
しかし、まだよく知らない。
それはサラナにしても同じで、致仕を申し出るとバシリオスからの強い希望で新たな主君に仕えることになった。
――王国が混乱している中、サラナの知謀を流出させる訳にはいかない。
というのがバシリオスの考えであり、救出の礼にアイカに直臣として贈るというのはロザリーの献策による。
いまだ敬愛して止まないふたりが自分のためを思って提案してくれた身の振り方を、無碍に断ることは出来なかった。
コノクリアに向かう途中の野営では、カリトンから状況を詳しくレクチャーしてもらう。
――ザ、ザノクリフの女王!?
ハラエラでの《かいつまんだ報告》では、そこまでの情報は共有されていなかった。
――な、なにをほっつき歩いてるんですか? 女王陛下が……。
おそらく、アイカが率いるパーティでサラナが最も常識的にだった。
――あり得ない……。
と思ったが、仕えると決めたのだ。
自分より少しだけ背の低い少女を、道中、ジッと観察し続けた。
そして、コノクリアに到着する頃に出した結論が、
――わからない。
というものだ。
到着するや「わっほ~っい!」と叫びながら羊の群れにダイブした瞬間に決意した。
――私のモノサシで計るのはやめておこう。
メェメェと怒った羊に追いかけられる、新たな主君の姿に何度もうなずいた。
「アイカ殿下! 羊は逃げればなおのこと怒ります! 立ち止まって、優しく話しかけてあげてくださ――いっ!」
「ええっ!? 立ち止まる?」
「羊はもう、なんで自分が怒ってるのか忘れてま――すっ! 勇気を持って立ち止まって!」
じわっと立ち止まり、引きつった笑顔で、やあやあと羊に話しかける主君。
クスッと、自分が笑ってしまった理由が分からない。
「サラナさん! 許してもらえたっぽいです! ありがとうございま――すっ!」
と、満面の笑みで手を振るアイカ。
ふうっと息を抜いたサラナも、手を振りかえす。
いままでの自分では考えられなかった主従関係に適応している自分にも、かるい驚きがある。
考えてみれば、あの国王ファウロスに寄り添い、ともに聖山戦争を勝ち抜いた王妃アナスタシアが、直々に王族教育を施していたのだ。
本人なりの主君像が出来上がっているのだろう。
――どうせ、死んだと思った身だ。
新しい主君にあわせて、新しい自分を見つければ良いと、サラナは肩の力を抜いた。
草原の空は、どこまでも高くて青かった。
*
羊の世話をするラウラとイェヴァの姿を見つけ、アイカは駆け寄った。
ふだんは広大な草原に散らばる《草原の民》が、コノクリアに集結しているのだ。羊も膨大な数がいる。
しかし、現役世代の男性はほとんど兵士として訓練に加わっている。
羊や家畜の世話は、女性や子ども、それに老人たちが行っている。
「リーヤボルクを追い払って、ニーナさんたち取り返したら、すぐに元の生活に戻れるように、大切な仕事ですよ」
「分かってはいるんだけど……。武器をとれないのが、どうにも、もどかしくて……」
アイカの言葉に、イェヴァが苦笑いを返した。
コノクリアに着いてからアイカが強く求めたので、元のフランクな言葉づかいに戻している。
しかし、悔しい気持ちはアイカにもよく理解できた。
目のまえで親友のニーナが拐われたのだ。そして、はるばるザノクリフまでアイカを迎えに行った。
自分の手で決着を付けられないのは、悔しくてたまらないだろう。
「総力戦ですよ……」
「総力戦?」
「生活を守る人も、一緒に戦ってるんです。男の人たちも解ってますよ。……解ってない人がいたら殿下命令でガツンと言っときます!」
「ははっ! ……たのむよ」
イェヴァは白い歯をみせたが、
――殿下命令……。そんなモノは王国法上、存在しない。
と、遠い目をしたサラナは、平和が戻ったらイチから教育し直しになることを、かるく覚悟した。
「サラナ殿……?」
と、うしろから呼ぶ声がした。
聞き覚えのある声にふり返ると、
「カ、カリュ様!」
「サラナ殿! ……ご無事でしたか!」
と、駆け寄ってきたカリュの大きな胸に、
ボフッ。
と、小柄なサラナの顔が埋まった。
そのまま、ギュウギュウ抱きしめられて、どんどん埋まってゆく。
――ほうほう……、これは……。
と、アイカが腕組みした。
――今度、私もやってもらおう!
ぷはっと顔をあげたサラナが笑った。
「変わりませんね、カリュ様は」
「サラナ殿こそ、ちっとも変わりませんわ! ……ちょうどいい。とても、ちょうどいい」
「それ、前から仰ってますけど、どういう意味なんですか?」
「……サラナ殿がいらっしゃるということは」
「ええ……、バシリオス殿下もご無事です」
くだけた雰囲気で旧交を温めるふたり。
もちろん、サフィナ宮殿侍女長とバシリオス宮殿侍女長として、水面下の暗闘を交わしてもいた。
しかし、それ以上にロザリーを中心とした王国の侍女同士の紐帯があった。
ハッと気づいたカリュが、アイカの前に膝をつく。
「……復命もせず、とんだご無礼を」
「いや、いいですいいです。いいもの見せてもらいましたし」
「アイカ殿下はお好きだと思ってました」
お主も悪よのう……、という笑みを交わすふたりを、ツルペタの赤縁眼鏡侍女が不思議そうに見ていた。
「丸裸ですか?」
「丸裸です」
と、カリュが地図を広げた。
広大な草原のなだらかなアップダウンが詳細に記してある。
「さすがです! すっげぇ!」
「サラナ殿は、アイカ殿下の……」
「侍女になってもらいました!」
「ええっ!?」
と、サラナが驚きの声をあげた。
「え……? 違うんですか?」
「い、いえ……、直臣とだけおうかがいしておりましたもので……」
「あれ? 直臣って侍女じゃないんですか?」
「……侍女は主に直臣かと思いますが、直臣だからといって侍女だとは……」
「アイカ殿下。サラナ殿は内政のスペシャリストなのです。だから法的取り決めにも……」
と、カリュが言い淀むと、サラナがツルペタの胸を張った。
「ええ、うるさいですよ! 私!」
「そうなんですねぇ」
「……いえ。大丈夫です。たったいま、アイカ殿下は私を侍女に任命する意思を明らかにされましたので、謹んでお受けいたします」
「なんか雑で、すみません」
「いえ……、私が慣れます!」
「さっき言いかけましたのは……」
と、カリュが微笑んだ。
「はい」
「内政のスペシャリストであるサラナ殿は、法律にお詳しいだけでなく、地勢を読むのがお得意なのです」
「……地勢を読む?」
「つまり、地形の活かし方です」
「それって……?」
「はい。もちろん、軍事にも活用可能です」
「お……、おおぉぉぉ!!」
と、アイラはサラナの手を両手で堅く握った。
「待ってました! 貴女のような人を!」
「……あ、ありがとうごさいます」
「一緒に、落とし穴とか考えてください!!!」
アイカは黄金色の瞳をキラキラと輝かせた――。
31
お気に入りに追加
404
あなたにおすすめの小説
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
子育てスキルで異世界生活 ~かわいい子供たち(人外含む)と楽しく暮らしてます~
九頭七尾
ファンタジー
子供を庇って死んだアラサー女子の私、新川沙織。
女神様が異世界に転生させてくれるというので、ダメもとで願ってみた。
「働かないで毎日毎日ただただ可愛い子供と遊んでのんびり暮らしたい」
「その願い叶えて差し上げましょう!」
「えっ、いいの?」
転生特典として与えられたのは〈子育て〉スキル。それは子供がどんどん集まってきて、どんどん私に懐き、どんどん成長していくというもので――。
「いやいやさすがに育ち過ぎでしょ!?」
思ってたよりちょっと性能がぶっ壊れてるけど、お陰で楽しく暮らしてます。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる