自己顕示欲の強いマドンナは、顕示欲を満たすために堕ちてゆく。

 如月 愛音は自己顕示欲の塊だった。
 若く美しく勉学もスポーツも優れ、美しい容姿と豊満な肢体を持った天から二物以上与えられた才女だった。
 日々自らを磨きその姿を見せつけて欲求を満たす日々であったが、ある日を境に自らを見失ってしまう。
 そんな時、とある出来事から、自己顕示欲の示す先がなんであるかを理解し。
 必死にその事実を否定しながらも、ふしだらで淫らな沼に自ら沈んでいくのだった。
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