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1章 実験内容もわからないまま、とりあえずは様子見を
特別マッサージの後遺症と、初めてのパーティー結成? 1
しおりを挟む神城 雪菜は自室でシャワーを浴び終えると、シャワー後とは思えぬ沈んだ表情でベットに腰掛けた。
普段であればゆっくり湯船につかりながら。優雅にアロマや音楽に耳を傾けるのだが、そんな気分にはなれない。
軽やかで半透明なネグリジェに身を包みながら、重い面持ちで溜息を吐く。
アンニュイな面持ちにながらも、透けて見える引き締まった肢体に陰りはなく。
透けて見える上品なデザインの純白シルク下着も、男が見れば生唾ものな装い。
色白な肌が微熱を持って色づいてる様はむしろ、悩ましげな様子すら美しいアクセントとなっていた。
「ゲームの中でとはいえ、バトラー君とあんなこと……そ、そもそも、ゲームであんなことができるだなんて!!」
1時間ほど前。
半ば流されたまま、ゲーム内で性行為に及んでしまったことえのショックは未だ拭えない。
内容が内容だけに運営に問い合わせることには抵抗があり。誰かに相談する訳にもいかず、未だ気持ちの処理が追いついていなかった。
「アレはゲーム、そうゲームなんだから……大丈夫よね?」
ログアウトを終えるや慌てて股座を見た時は、当然精子の痕跡などなく。
念の為シャワーでよく洗ったが、未だ膣内には中出しの感覚が残っていた。
ゲームとは思えない程にリアルな感覚は、未だ雪菜の脳と膣に生々しい感触と感覚を残している。
だが、残された痕跡は小水を漏らしたかと勘違いする程の……赤面する程に濡れそぼった自らの股座だけだった。
「膜の方も……大丈夫よね?」
雪菜は処女である。
精子がなかった以上、膜も無事なことは明白だが、やはり気になってしまう。
幾度ゲームの出来事だと言い聞かせたところで、感覚が残る以上割り切り難かった。
(そもそも、膜が破れたら痛みがあると聞いていたけど……そんな感じもなく、気持ちーー)
雪菜は頭を振る。戦人相手に『気持ちよく』なっていたことは、雪菜にとって屈辱だった。
(べ、別に嫌いではないけれど……だからといて、会って2ヶ月ソコらのあんな子と……嫌いではないけれど!!)
どちらかといえば好ましい部類の感情を抱いているが、だからといって股を開くのは別な問題。
雪菜はベットの上ではしたなくも大股の膝立開脚を行いながら、手鏡を膣に向ける。
純白で布地少ないシルクショーツをズラし、処女性を感じさせる閉じた秘裂を指で開く。
綺麗に剃られたパイパンマンコは。ネットリと糸を引いて、サーモンピンクな秘肉をあらわにさせた。
未だ身体には性行為の熱が燻っている。
「見えない……わね……んっ!? ライトで照らせば……」
ピッタリ閉じていた秘裂の内の粘膜の秘肉もまた、閉じるように窄まっている。
奥は見ずらい上に暗く。雪菜はスマホのライトで膣内を照らした。
更に秘部を開くように動かせば、乙女の秘所は涎を垂らすように愛液をテカらせながら。物干しげに秘肉をヒクつかせた。
トイレと風呂以外で秘部に触れることがなかった雪菜。当然、膣内の様子を眺めることなどもない。
「……コレ、かしら? ちゃんと……んっ♪ アルようね……ふぅ~、これで、後はーー」
処女膜らしき肉ヒダの密集を確認し安堵する雪菜。
コレで後は、先ほどの出来事を忘れれば全ては終わりだと考えた。
万が一似たようなバグが発生しても、今度こそログアウトすれば済む話。
己が恥を胸に秘めことを決意する。
あれ程のバグ。運営もじきに何かしら発表するだろう。
ならば、しばらく様子を見てから内容を伏せて苦言を呈すれるなり、対応すればいい。
そう考えた。
「んっ……ふぅ……♪」
秘部を眺め羞恥心に色づいた頬。シャワーを浴び終えて時間が経過しても朱色の色付きは直らない。
用を終えたというのに、指先は秘裂に触れたまま。秘部こそ閉じる程度に力加減は緩めたが、なんとなしに上下に動いてしまう。
自慰行為すらしたことがない雪菜の身体は、生まれて初めて劣情を抱き持て余す感覚に囚われていた。
「……こうすれば、いい……のかしら? ぁっ♪」
成績優秀な優等生であっても、性知識は最低限の学校教育でしか知らない雪菜。
自慰という言葉は知っていた所で、やり方は知らない。
頭の中に指の出し入れが浮かんだが。今しがたの出来事の後で、肉棒による抽送を彷彿とさせる行為には抵抗があった。
性行為がマッサージの延長で行われた経緯から、なんとなしに指先を秘裂に這わせてみる。
くすぐったいなんとも言えぬ感覚と、時折痛みの伴わない電流が流れる感じが身体を駆け巡った。
(これで……いいのよね? マッサージみたいに……胸の方もーー)
「あッッ!?」
ネグリジェの上から、半勃起している乳頭を摘んでみれば、痛みと共に身体が跳ねた。
ゲーム内とは違い痛みのようなモノが広がり、驚いて両手を離してしまう。
「力が強かったのかしら? でも、バトラー君は、今くらいの強さだった……わよね?」
雪菜は元々知的好奇心が強い。
学園の女生徒が、まともに同年代の異性と触れ合いがなく戦人の接し方に悩む中。率先して声をかけたのは雪菜だった。
その理由も異性への好奇心に突き動かされたのが主だった理由だったのだが、その時以上の好奇心を自らの身体に抱いてしまう。
十数年育んで来た肢体が初めて感じた官能的刺激と、劣情という律っし難い感情。
今度は乳房を下から添える程度にしながら、揉むというより滑らせる感覚で愛撫してみる。
痛みはなくくすぐったいむず痒さが乳房に広がっていった。
「んんっ♪ やっぱり、少しくすぐったい……わね? でも、痛くない……マッサージと同じなら……続けていけばーー」
ベットの上ではしたなく大股を開きながら、雪菜は自らの肉体への知識を深めていった。
探求は数時間にも及び、気づけば寝落ちする事態に。
翌日は目元のクマを薄化粧で隠して登校する事態になってしまう。
その日、雪菜は戦人に話しかけることはなく。編入後初めて視線すら合わさなかった。
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