ファナティックテゥルナ 〜僕のことを愛玩動物扱いする令嬢たちのエロエロな本性〜

鮭茶漬 梅茶

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1章 実験内容もわからないまま、とりあえずは様子見を

雪菜お嬢様への特別マッサージと、雪菜お嬢様の特別マッサージ 1

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 オートで行われるマッサージ。流されるがままに差し障りない部位を撫でて揉むだけの動作が既に十分近く続いている。

「ふぅ……ハァ~…んンンッ~」

(煩悩退散、煩悩退散、煩悩退散!!)

 ベットの周囲に立って、背面は既におおよその部位に触れ終えていた。
 華奢であっても若い女体は柔らかく、オイルによってきめ細かな肌はよく滑り。
 触れているだけで極上の触り心地だった。

「んっ、あっ♪ ィィ……フゥむぅンン♪」

 その上オイルに塗れた肌は光を反射し艶やかに光り輝き。
 元々色っぽかった声音には一層の艶かしさが宿っている。
 時折身体を小さくくねらせるのは、くすぐったいからか媚薬が周り欲情しているからか。
 手が勝手に動くことをいいことに、視線は完全に学友の艶かしく彩られた背を視姦してしまっている。

(無理だよこんなもん!! 煩悩なんか消えないよ!!)

 今の段階で既にマイフェイバリットAVを見ている時以上の興奮があった。
 厚手のズボンの中では、燕尾服に相応しくないほどに股間がテントを張っていた。

「アナタのアソコって、結構大きいのかしら?」

 吐息を紡ぐばかりだった雪菜の口からドキリとさせられる一言が放たれる。
 視姦しながらも、股間が熱を帯びた辺りからバレまいかと雪菜が見てこないか注視はしていた。
 しかし、今も雪菜の顔は顎を枕に乗せた状態で正面を見ていてーー。

「ハッ!?」

「クス♪ やっと気づいた? アナタの視線、バレバレよ♪」

 ベットから離れること数メートル。棚には手鏡より数サイズ大きな鏡が置かれていた。
 そこには、しっかりと二人の姿が映り込んでいる。

「何回か前から設置していたのだけれど、アナタってば機械的にこなすばかりなんだもの」
「種明かしのしがいがないから放置していたのだけれど……撤去しなくて正解だったわね♪」
「見られていることにも気づかないで、軽く腰を振ったり声を出してあげると……」
「プッ!! フフ♪ お尻を凝視したり、生唾を飲み込んだり……笑いを堪えるのが大変だったわ♪」

 雪菜は半身を起こすと、片腕で頬杖を着きながらこちらに顔を向けた。
 その表情には会心の笑みが浮かんでいる。

「人の背中を視姦しながらアソコを膨らませてるなんていやらしい人」
「どうかしら、一方的に見ていたつもりが、むしろ見られている方だなんて?」

 雪菜は勝ち誇った笑みを浮かべ、オイルがついた腰に手を当てると。自らの長い脚に艶かしく指先を這わせた。

(媚薬効いてないじゃないか、完全にからかわれてる!!)

 バトラの動揺が強いからか、AIは動きを止めていて。立ちすくんだまま身を震わせるしかなかった。
 その様子を見る雪菜の表情はとても楽しげだ。

『クッフッフッ、それは、どうっすかね~』
『じゃあ、センパイの勃起に気づく少し前辺りからどうぞ♪』

 静観していた後輩の声が聞こえてきたかと思えば、視界の端に小さなウィンドウが浮かんだ。
 そこには雪菜の顔がアップで写っていた。
 顔は紅潮しており、唇をギュッと引き絞り何かに耐えているようだ。
 それでも、時折耐えきれず口元が小さく開けば、顔を枕に突っ伏したりもしている。
 そんなことを繰り返しながら顔を上げた時、何かに驚いた表情を。
 顔はどんどん赤くなっていって、次の瞬間には一分近く枕に顔を押し付けてしまう。
 その間にも、チラチラと少し顔を上げては、視線をカメラの方ーー鏡に向けている。

『ここで、超小声で枕に押し付けられてかき消えた音声を、聞きやすいようにしたものもどうぞ!!』

 後輩がそう言うと、雪菜の顔アップの画面下に、ゲームのセリフウィンドウのようなものが現れ、文字が表示されていく。

「はぁっ……!! アレって、男の人のアレよね? オチンチン……」
「嘘……今までこんなこと……ぁふっ!! やだ、どうしよう……ただでさえなんだか身体が熱いのに……」
「やだ、この感覚……わたくしのアソコ……そ、そんなはず!!」
「ぁっ……はぁ~んん♪  ダメ、腰動かしちゃ!! アソコがムズムズしてぇ~!!」
「ただでさえ、バトラ君にマッサージをしてもらった後は、リアルに戻ってからオナニーしてるのに!!」
「きっと、さっきの反応がリアルだったせいだわ……まるで、本物の彼に触られてるみたいな気になって……!!」

(ま、まって!! 雪菜さん!! 本当にこんなことを?)

 クールビューティーが服を着たような雪菜とは思えない生々しい独白。
 正直信じ難いものだった。それに、顔が上がった時に見えた口の動きとセリフが合っていない部分もあった。

(それに、オ、オナニートカ、ソンナコトヲコトバニ)

『センパイ動揺しすぎっす、コッチにモニターされてるセンパイの心の声がカタコトみたいになってるっす』 
『センパイの考えてる通り、言葉拾っただけのもんじゃないです』

(そうだよな、ただの妄想……イタズラだよな? 雪菜さんが、あんなことを考えるなんてーー)

『センパイ、自分の思考が読まれてること、気づいてますよね?』

(えっ!?)

『マージッすか!? ここまで、センパイの脳内で会話しといて、気づいてないと?』
『まさか、私の天の声が雪菜嬢とかに聞こえてると? 都合よく伝えたい言葉だけが、私に伝わってるとでも?』
『視線どころか、雪菜嬢の尻を揉みたいとか、脇を撫でる時手を滑らせてパイタッチしたいとか考えてるのもバレバレっすよ?』
『もち、それを狙いながらも支配権を自分に戻す度胸がないヘタレなことも』

「ねえ、聞いているかしら?」

(……)

『あ~うん。まあ、それは置いといて、つまりは、こっちからしたら、この世界のキャラが考えてることは筒抜けってことっす』
『なんで、さっきのは実際に口にしたセリフに、心の声を重ね合わせて自然になるように編集したものっす』

「バトラ君!! ご主人様の声が聞こえないの!!」

「ハ、ハイ!?」

 雪菜の大声に思わず返事をしながら、雪菜の方に顔を向ける。
 ご立腹だった。

『あんま、人の心の声を直で聞かせるのは脳に負担がかかるんでやりたくないんすけど、今回はちょっとだけ……特別っすよ?』

「全く、お猿さんのように盛るのは勝手だけれど、少しは隠してもらいたいわね」
【良かった、ひとまずはバレてはいないみたいね……わたくしが、欲情してしまってることは】

 脳内に、後輩の声が聞こえるのと同じ感覚で、雪菜の声が響いてくる。

「ズボンの上からでも分かるほど膨らませて……恥ずかしいと思わないの?」
【乳首……勃ってしまっているわよね……大丈夫、水着の上からはわからない】

 その言葉が流れた瞬間、雪菜の視線が一瞬自身の胸元に落ちた。
 そして、みじろぎに合わせて自身の股座へと視線が移動した。

「それに、あんな血走った眼で舐め回すように見られたら、それだけで膨らみを見なくともバレバレよ」
【アソコも、透けてない。当然よね、流石にそんな変な機能はないはず】
【大丈夫、大丈夫よ。わたくしが普通にしてれば、バレはしないわ……だから、もっと……】

 よくよく見れば、雪菜の額には玉の汗が浮かんでいて。
 冷静を装っているが、呼吸も仄かに乱れたままだ。

「それとも、まさか顔に似合わないご立派そうなモノを見せつけたいのかしら?」
「どうせハリボテで小さいのでしょう? フォールカップでも仕込んだのかしら?」
「そんなもの、わたくしの視界に晒さないでもらいたいわね。ズボン越しであっても!!」
【絶対、バトラ君のオチンチン……大きいわよね?】
【ああ、どうしよう……すごく見たいわ、バトラ君のオチンチン♪】
【身体の方は、リアルと同じなのよね? じゃあ、現実のバトラ君のオチンチンも……🤍】
【なんとか、ズボンを脱がせられないかしら?】
【いくら相手がAIだからって、流石にわたくしの方から言うのは……はしたな過ぎる!!】
【ああでも見たい!! 男の子の……バトラ君のオチンチンが見たい!!】

 初めて令嬢が欲情する姿を見て、生の感情の声を聞いた時。 
 バトラの理性のダムには特大の亀裂が入った。


 
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