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魔法学園編
魔法学校ならぬ魔法学園
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例の騎士事件があってから3日が経った。
どうやら今は日本で言う5月ぐらいらしく、私は転校生という扱いらしい。
1年待つか迷ったけど、年齢的に2年生になるかもしれないから今入ることにした。
手続きは特になし。
すぐに学園内に入れた。
「きりーつ!れい!着席!」
教室内から声が響く。
意外と日本と似てて安心した。
「転校生を紹介します。琴乃舞さんです。」
そい言われると同時に教室に入る。
何やらざわざわ話しているようだ。
「琴乃舞です。よろしくお願いします。」
そう言って指定の席へ向かった。
座ると同時に隣の子に話しかけられた。
「おい、お前前の強いやつだろ!」
なるほど、その話でざわついてたのか。
「そうだよ」
「やっぱり!俺は純一!よろしくな!」
「よろしく」
金髪に、黒い稲妻のような模様が特徴の若干ガタイの良い男の子。
おそらく剣士だろう。
初の友達がいいやつそうでよかった。
授業。
どうやら必殺技を考える的なやつらしい。
先生曰く「必殺技はその人の象徴」らしい。
必殺技は、自己必殺とは別扱いで、自己必殺→小技、必殺技→奥義、らしい。
皆、氷や炎といった華やかな魔法を使っている。
象徴だからだかっこよく、って言う理由らしい。
じゃあ私は…
スキル:能力制御OFF
スキル:圧力増加+物理衝撃魔法:フレア+サンダー+爆破
を1つの魔法陣上で練り上げる。
体から腕、腕から魔法陣へと魔力を流す
「必殺!『ニトロインパクト』!」
足元に魔法陣が発生し、その後攻撃対象であるカカシの頭上にも無数の魔法陣が展開される。
そして自分から圧力が展開され、それと同時に人形に向かって頭上の魔法陣から無数の雷が落ち、同時に火柱が空高く伸びるゴゴゴゴという音とともに地面が爆散し、辺りを吹き飛ばす。
名前に見合った威力である。
周りから歓声が聞こえる。
先生が驚いてこっちを見つめる。
みんなあの威力の衝撃で吹っ飛んでいない。
それだけでどれだけ強い結界を持っているかがわかる。
結界の強さは魔力の強さ、魔力の強さは、本人の強さ。
とりあえずあの騎士よりは強いな。
そんなことを思いつつ爆心地を見つめる
お昼休み的な時間。
ご飯は各自で。
純一と一緒に話しながら食べる。
「お前ってめっちゃ強いよな」
「そんなことないよ」
「じゃあお前の弱点言ってみ?」
「HPが1、防衛力が0」
それを聞いて、純一がポカンとしている。
あ、理解できてないな、こいつ。
3分ほど経って、
「でも全部避けられるからよくないか?あの目で追えないほどの剣捌き避けたんだし」
え?目で追えない?
あんな結界持ってる剣士が追えない剣捌きって、
そこまで考えて、嫌な予感がした。
やけに人気があると思ったら…なるほどね。
ちょっと自分にゾッとした。
どうやら今は日本で言う5月ぐらいらしく、私は転校生という扱いらしい。
1年待つか迷ったけど、年齢的に2年生になるかもしれないから今入ることにした。
手続きは特になし。
すぐに学園内に入れた。
「きりーつ!れい!着席!」
教室内から声が響く。
意外と日本と似てて安心した。
「転校生を紹介します。琴乃舞さんです。」
そい言われると同時に教室に入る。
何やらざわざわ話しているようだ。
「琴乃舞です。よろしくお願いします。」
そう言って指定の席へ向かった。
座ると同時に隣の子に話しかけられた。
「おい、お前前の強いやつだろ!」
なるほど、その話でざわついてたのか。
「そうだよ」
「やっぱり!俺は純一!よろしくな!」
「よろしく」
金髪に、黒い稲妻のような模様が特徴の若干ガタイの良い男の子。
おそらく剣士だろう。
初の友達がいいやつそうでよかった。
授業。
どうやら必殺技を考える的なやつらしい。
先生曰く「必殺技はその人の象徴」らしい。
必殺技は、自己必殺とは別扱いで、自己必殺→小技、必殺技→奥義、らしい。
皆、氷や炎といった華やかな魔法を使っている。
象徴だからだかっこよく、って言う理由らしい。
じゃあ私は…
スキル:能力制御OFF
スキル:圧力増加+物理衝撃魔法:フレア+サンダー+爆破
を1つの魔法陣上で練り上げる。
体から腕、腕から魔法陣へと魔力を流す
「必殺!『ニトロインパクト』!」
足元に魔法陣が発生し、その後攻撃対象であるカカシの頭上にも無数の魔法陣が展開される。
そして自分から圧力が展開され、それと同時に人形に向かって頭上の魔法陣から無数の雷が落ち、同時に火柱が空高く伸びるゴゴゴゴという音とともに地面が爆散し、辺りを吹き飛ばす。
名前に見合った威力である。
周りから歓声が聞こえる。
先生が驚いてこっちを見つめる。
みんなあの威力の衝撃で吹っ飛んでいない。
それだけでどれだけ強い結界を持っているかがわかる。
結界の強さは魔力の強さ、魔力の強さは、本人の強さ。
とりあえずあの騎士よりは強いな。
そんなことを思いつつ爆心地を見つめる
お昼休み的な時間。
ご飯は各自で。
純一と一緒に話しながら食べる。
「お前ってめっちゃ強いよな」
「そんなことないよ」
「じゃあお前の弱点言ってみ?」
「HPが1、防衛力が0」
それを聞いて、純一がポカンとしている。
あ、理解できてないな、こいつ。
3分ほど経って、
「でも全部避けられるからよくないか?あの目で追えないほどの剣捌き避けたんだし」
え?目で追えない?
あんな結界持ってる剣士が追えない剣捌きって、
そこまで考えて、嫌な予感がした。
やけに人気があると思ったら…なるほどね。
ちょっと自分にゾッとした。
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