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第33章~転生王子と出会いと別れ
クロノア視察団
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「クロノア王国はあまり積極的に交易を行なっていないと聞いたことがあるのだけど、厳しい冬の期間だけでも輸入で補ったりはしないの?」
ライラが二人の顔を窺いつつ尋ねると、ヴァンは少し驚いた顔をする。
「詳しいですね。確かに、今まではそうでした」
ライラの眉がピクリと動く。
「今は違うってこと?」
エドはにっこりと笑って、その質問に答える。
「半年ほど前にお祖父様が父様に王位をお譲りになったことで、方針が変わったんです。外出できない冬の間の手仕事として民芸品などを作り、輸出をしようと考えています」
「本当に!?」
目を輝かせるライラに、ヴァンはコクリと頷いた。
「本当です。只今、視察団を作って諸国を巡りながら、どのような交易品が求められているのか情報を集めているところです。視察団の中には職人や商人もいるので、訪れた場所で実際に販売したり、他国の商品を参考にしたりしているんですよ」
「素晴らしいわ!商人たちにとって、こんなに喜ばしいお話はないわ」
ライラは歓喜の声をあげ、それから二人に向かってズイッと身を乗り出す。
「ちなみに、どんな商品を扱っているのか、教えてもらっても良いかしら。民芸品はどういったものを?アクセサリー類もあるの?織物は?冬用に保存食を作っていらっしゃるということは、そちらもいずれ交易品にしようと考えているのかしら?海に囲まれているという場所柄、保存食も魚介類の干物などが多そうよね?」
ヒートアップしていくライラに、レイとアリスとトーマが慌ててストップをかける。
「待て、待て、待て!いきなり商人モード全開で話をするな!」
「落ち着いて、ライラ」
「二人とも驚いているよぉ」
我に返ったライラは、そこでようやくポカンとしているエドとヴァンに気が付く。
ライラは元の姿勢に戻し、コホンと一つ咳払いをした。
「ごめんなさい。商売の匂いを感じて、つい止まらなくなっちゃって……」
照れ笑いをするライラに、若干引いた様子でレイは言う。
「商売に匂いを感じ始めたら、相当やばいぞ」
「儲けに繋がることに敏感なのは、商人として優秀なんだろうがな」
カイルはそう言って、ため息をついた。
「……商人?」
困惑した様子で呟くヴァンに、俺は改めてライラの紹介をする。
「ライラはトリスタン商会ご当主の娘さんなんだ。商売の取引や交易品についてもよく勉強していてね。すでに商売の一つを任されているくらい優秀なんだよ」
俺のフォローのあと、ライラは二人に向かってにっこり笑う。
「改めまして、ライラ・トリスタンと申します」
取引先に対するように、丁寧に挨拶をする。
その佇まいは、とても先程質問攻めをしていた人物と同一人物と思えなかった。
エドとヴァンは、小さく息を呑む。
「トリスタン商会の……」
「そうか、だからうちの国の交易に関して知っていたんですね。まさかこんなところで、トリスタン家のご息女に出会えるとは思いませんでした」
世界をまたにかけるトリスタン商会。
各国から多種多様な商品を買い付け、トリスタン商会独自の輸送ルートで速く確実に品物を届ける。
個人や団体だけでなく、国とも取引を行なうトップレベルの大商家なのだ。
この世界の物流を動かしていると言っても過言ではない。
多くの人が、トリスタン商会にお世話になっているんだよね。
余程のことがない限り、知らない人はいないだろう。
ライラはエドとヴァンに向かって、営業スマイルを浮かべる。
「もし交易品についてアドバイスが必要なら、トリスタン商会がお手伝いすることもできるわ。うちの商会には、いくつか支部があるの。グラント大陸北西支部から、クロノア王国へ詳しい者を派遣しましょうか?」
その申し出に、エドは喜んだ。
「なんと!ありがたい!国にいる父上たちが喜びます!」
しかし、ヴァンは戸惑った表情で考え込む。
「大変ありがたいお話ではありますが、対価はいかほどになるのでしょうか」
不安そうなヴァンの視線に、ライラは明るく笑う。
「ふふふ、アドバイスくらいで何か見返りを求めるなんて、そんな小さいことをうちの商会はしないわよ。売れる品を作ってもらい、その品を取引をさせてもらいたいだけだから」
そう話すライラの隣で、レイがニヤッと笑う。
「ライラは約束は守るから安心していいぜ」
「ええ、信じてちょうだい。約束を守ることが、良い関係を築くことに重要だと思っているから」
ライラは自分の胸をポンと叩く。
それを聞いて、ヴァンは表情を和らげる。
「対価などと、不躾な質問をしてしまいました。大変申し訳ありません」
謝るヴァンに、ライラは微笑む。
「気にしていないわ。慎重になるのも当然だもの。個人の判断で承諾するのは不安よね。それだったら、一度クロノア王国に戻って国王陛下に確認をとってからにする?北西支部の者には、話を通しておくから」
ライラの提案に、ヴァンは安堵したように息を吐く。
「そうしていただけると助かります」
すると、まとまりかけた話に、エドが異議を唱える。
「ヴァン、アドバイスを受けるくらいいいではないか。宿にいるジーノたちのところに、早速派遣してもらおう」
「い、いや、しかし……こちらで勝手に決めては……」
困り顔のヴァンの肩を、エドはペシペシと叩く。
「心配するな。父上にはあとで僕からお願いしておくから。ジーノも喜ぶぞ!」
あとでお願い?お願いって、大抵は先にするものじゃなかったっけ。
事後承諾でも可能なのか。
「そりゃあ、エド様のお願いなら、陛下もジーノ様も聞いてくれるでしょうけどぉ」
ヴァンはそう言いながら、頭を掻きむしる。
出会った時は綺麗にセットされていた黒髪が、今や見る影もない。
「えっと、宿にいるジーノ様っていうのは誰なの?」
俺が尋ねると、エドは元気よく答えた。
「視察団の団長です!」
「へぇ、クロノア王国の視察団は今、ドルガドに来ているんだ?」
俺の質問に、エドはコクリと頷く。
「はい。あと五日ほどこちらに滞在をして、一緒にクロノア王国に帰ります!五日あれば、ドルガドの宿に派遣してもらう時間ありますよね?」
俺からライラへ顔を向けてエドが尋ねると、ライラは微笑む。
「ええ、もちろん大丈夫よ。問題なければ、すぐに近くの支部に連絡をとれるわ」
すると、会話を聞いていたトーマが、小さく手を挙げた。
「あの、一緒に来ていると言っていたけど、二人はもしかして視察団と一緒に旅をしているの?」
エドたちが答える前に、レイが小さく噴き出した。
「まさかぁ、視察団に王族の方が入るのは無理だろう」
トーマは不思議そうに首を傾げる。
「無理なの?何で?」
レイは丁寧にその理由を解説し始めた。
「何を視察するのかで視察団の参加メンバーは変わってくるけど、視察団っていうのは結構な人数になるんだよ。担当の文官や各分野の専門家を数人ずつ入れなきゃいけないし、参加人数によって護衛も多くなるし、現地に詳しい者や旅の調整役などのサポートメンバーも必要になってくる。そこに王族の人が入ったら、その分警護や身の回りのお世話をする人も入れないといけないだろう?」
「すごい人数になっちゃうんだ?」
驚くトーマに、レイは「そうそう」と頷く。
レイの言う通り、王族や貴族が旅をするとなると、本人たち以外に護衛やメイド、場合によっては料理人たちを連れていったりするんだよね。
以前、俺もアルフォンス兄さんと一緒に、王族として旅行をしたことがあるが、二十数人くらいになったもんな。
俺たちは少ない方で、場合によっては四十から五十人以上になるとも聞く。
「それに、視察の期間は、短くて数ヶ月はかかるからね。人数が多くなると、人の統制も難しくなるし、移動するのも、宿の確保も大変になる。だから、あまり王族が同行することはないんじゃないかな」
俺の話を聞いて、トーマは「なるほど」と納得する。
レイは二人を交互に見ながら言う。
「多分、二人は貴族のお忍び旅行として来ているのさ。視察団とは、たまたまドルガドで出くわしたんじゃないか?ね、そうでしょう?」
レイが微笑むと、ヴァンは視線をそらし、エドはキョトンとしながら答えた。
「僕たち、視察団たちと一緒に来ましたよ?」
それを聞いた俺たちは、目を瞬かせる。
ライラが二人の顔を窺いつつ尋ねると、ヴァンは少し驚いた顔をする。
「詳しいですね。確かに、今まではそうでした」
ライラの眉がピクリと動く。
「今は違うってこと?」
エドはにっこりと笑って、その質問に答える。
「半年ほど前にお祖父様が父様に王位をお譲りになったことで、方針が変わったんです。外出できない冬の間の手仕事として民芸品などを作り、輸出をしようと考えています」
「本当に!?」
目を輝かせるライラに、ヴァンはコクリと頷いた。
「本当です。只今、視察団を作って諸国を巡りながら、どのような交易品が求められているのか情報を集めているところです。視察団の中には職人や商人もいるので、訪れた場所で実際に販売したり、他国の商品を参考にしたりしているんですよ」
「素晴らしいわ!商人たちにとって、こんなに喜ばしいお話はないわ」
ライラは歓喜の声をあげ、それから二人に向かってズイッと身を乗り出す。
「ちなみに、どんな商品を扱っているのか、教えてもらっても良いかしら。民芸品はどういったものを?アクセサリー類もあるの?織物は?冬用に保存食を作っていらっしゃるということは、そちらもいずれ交易品にしようと考えているのかしら?海に囲まれているという場所柄、保存食も魚介類の干物などが多そうよね?」
ヒートアップしていくライラに、レイとアリスとトーマが慌ててストップをかける。
「待て、待て、待て!いきなり商人モード全開で話をするな!」
「落ち着いて、ライラ」
「二人とも驚いているよぉ」
我に返ったライラは、そこでようやくポカンとしているエドとヴァンに気が付く。
ライラは元の姿勢に戻し、コホンと一つ咳払いをした。
「ごめんなさい。商売の匂いを感じて、つい止まらなくなっちゃって……」
照れ笑いをするライラに、若干引いた様子でレイは言う。
「商売に匂いを感じ始めたら、相当やばいぞ」
「儲けに繋がることに敏感なのは、商人として優秀なんだろうがな」
カイルはそう言って、ため息をついた。
「……商人?」
困惑した様子で呟くヴァンに、俺は改めてライラの紹介をする。
「ライラはトリスタン商会ご当主の娘さんなんだ。商売の取引や交易品についてもよく勉強していてね。すでに商売の一つを任されているくらい優秀なんだよ」
俺のフォローのあと、ライラは二人に向かってにっこり笑う。
「改めまして、ライラ・トリスタンと申します」
取引先に対するように、丁寧に挨拶をする。
その佇まいは、とても先程質問攻めをしていた人物と同一人物と思えなかった。
エドとヴァンは、小さく息を呑む。
「トリスタン商会の……」
「そうか、だからうちの国の交易に関して知っていたんですね。まさかこんなところで、トリスタン家のご息女に出会えるとは思いませんでした」
世界をまたにかけるトリスタン商会。
各国から多種多様な商品を買い付け、トリスタン商会独自の輸送ルートで速く確実に品物を届ける。
個人や団体だけでなく、国とも取引を行なうトップレベルの大商家なのだ。
この世界の物流を動かしていると言っても過言ではない。
多くの人が、トリスタン商会にお世話になっているんだよね。
余程のことがない限り、知らない人はいないだろう。
ライラはエドとヴァンに向かって、営業スマイルを浮かべる。
「もし交易品についてアドバイスが必要なら、トリスタン商会がお手伝いすることもできるわ。うちの商会には、いくつか支部があるの。グラント大陸北西支部から、クロノア王国へ詳しい者を派遣しましょうか?」
その申し出に、エドは喜んだ。
「なんと!ありがたい!国にいる父上たちが喜びます!」
しかし、ヴァンは戸惑った表情で考え込む。
「大変ありがたいお話ではありますが、対価はいかほどになるのでしょうか」
不安そうなヴァンの視線に、ライラは明るく笑う。
「ふふふ、アドバイスくらいで何か見返りを求めるなんて、そんな小さいことをうちの商会はしないわよ。売れる品を作ってもらい、その品を取引をさせてもらいたいだけだから」
そう話すライラの隣で、レイがニヤッと笑う。
「ライラは約束は守るから安心していいぜ」
「ええ、信じてちょうだい。約束を守ることが、良い関係を築くことに重要だと思っているから」
ライラは自分の胸をポンと叩く。
それを聞いて、ヴァンは表情を和らげる。
「対価などと、不躾な質問をしてしまいました。大変申し訳ありません」
謝るヴァンに、ライラは微笑む。
「気にしていないわ。慎重になるのも当然だもの。個人の判断で承諾するのは不安よね。それだったら、一度クロノア王国に戻って国王陛下に確認をとってからにする?北西支部の者には、話を通しておくから」
ライラの提案に、ヴァンは安堵したように息を吐く。
「そうしていただけると助かります」
すると、まとまりかけた話に、エドが異議を唱える。
「ヴァン、アドバイスを受けるくらいいいではないか。宿にいるジーノたちのところに、早速派遣してもらおう」
「い、いや、しかし……こちらで勝手に決めては……」
困り顔のヴァンの肩を、エドはペシペシと叩く。
「心配するな。父上にはあとで僕からお願いしておくから。ジーノも喜ぶぞ!」
あとでお願い?お願いって、大抵は先にするものじゃなかったっけ。
事後承諾でも可能なのか。
「そりゃあ、エド様のお願いなら、陛下もジーノ様も聞いてくれるでしょうけどぉ」
ヴァンはそう言いながら、頭を掻きむしる。
出会った時は綺麗にセットされていた黒髪が、今や見る影もない。
「えっと、宿にいるジーノ様っていうのは誰なの?」
俺が尋ねると、エドは元気よく答えた。
「視察団の団長です!」
「へぇ、クロノア王国の視察団は今、ドルガドに来ているんだ?」
俺の質問に、エドはコクリと頷く。
「はい。あと五日ほどこちらに滞在をして、一緒にクロノア王国に帰ります!五日あれば、ドルガドの宿に派遣してもらう時間ありますよね?」
俺からライラへ顔を向けてエドが尋ねると、ライラは微笑む。
「ええ、もちろん大丈夫よ。問題なければ、すぐに近くの支部に連絡をとれるわ」
すると、会話を聞いていたトーマが、小さく手を挙げた。
「あの、一緒に来ていると言っていたけど、二人はもしかして視察団と一緒に旅をしているの?」
エドたちが答える前に、レイが小さく噴き出した。
「まさかぁ、視察団に王族の方が入るのは無理だろう」
トーマは不思議そうに首を傾げる。
「無理なの?何で?」
レイは丁寧にその理由を解説し始めた。
「何を視察するのかで視察団の参加メンバーは変わってくるけど、視察団っていうのは結構な人数になるんだよ。担当の文官や各分野の専門家を数人ずつ入れなきゃいけないし、参加人数によって護衛も多くなるし、現地に詳しい者や旅の調整役などのサポートメンバーも必要になってくる。そこに王族の人が入ったら、その分警護や身の回りのお世話をする人も入れないといけないだろう?」
「すごい人数になっちゃうんだ?」
驚くトーマに、レイは「そうそう」と頷く。
レイの言う通り、王族や貴族が旅をするとなると、本人たち以外に護衛やメイド、場合によっては料理人たちを連れていったりするんだよね。
以前、俺もアルフォンス兄さんと一緒に、王族として旅行をしたことがあるが、二十数人くらいになったもんな。
俺たちは少ない方で、場合によっては四十から五十人以上になるとも聞く。
「それに、視察の期間は、短くて数ヶ月はかかるからね。人数が多くなると、人の統制も難しくなるし、移動するのも、宿の確保も大変になる。だから、あまり王族が同行することはないんじゃないかな」
俺の話を聞いて、トーマは「なるほど」と納得する。
レイは二人を交互に見ながら言う。
「多分、二人は貴族のお忍び旅行として来ているのさ。視察団とは、たまたまドルガドで出くわしたんじゃないか?ね、そうでしょう?」
レイが微笑むと、ヴァンは視線をそらし、エドはキョトンとしながら答えた。
「僕たち、視察団たちと一緒に来ましたよ?」
それを聞いた俺たちは、目を瞬かせる。
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