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第33章~転生王子と出会いと別れ
弟子志願
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~18巻後半のあらすじ~
俺は友人のディーン・オルコットとイルフォード・メイソンに招待され、カイルとレイとトーマ、ライラとアリス、そしてディーンの弟のシリルと一緒に、ドルガド王国のファッションショーイベントへとやって来た。
ファッションショーを楽しんだ後、シリルと一時別れ、俺たちはドルガドの公園でお昼を食べることにした。
そして、お昼を食べ終わり移動しようとした時、広場で遊んでいた召喚獣たちから、とんでもない報告を受ける。
俺やカイルに特徴が似た少年たちを、公園内で見つけたと言うのだ。
実は、近隣諸国では数ヶ月前から、人助けをして歩いている俺に似た青みがかった銀髪の少年とカイルに似た黒髪の少年の目撃情報が相次いでいた。
普通の髪色だったらそこまで騒ぎにならなかったんだろうけど、青みがかった銀髪だと少し事情が変わってくる。
青みがかった銀髪はこの世界ではとても珍しい髪色で、聖なる髪とも言われている。
クリティア聖教会では、神に愛されし者の証として珍重されているほどだ。
それもあって、助けられた人々は「神の御使い様なのでは?」と言って盛り上がっているらしい。
うーん、人助けはいいことなんだけど……。
その少年の特徴が俺に似ているので、俺は街に出る時に変装しなければならなくなってしまった。
俺が街中を歩いていたら、少年と勘違いされて取り囲まれてしまう可能性があるもんなぁ。
思いがけず、その少年たちを見つけることになるなんて!
俺たちは人助けをして歩く彼らの意図を探るため、その少年たちを追跡することにした。
聖なる髪の少年の名前はエド、黒髪の従者の名前はヴァン。
俺やカイルと背格好が同じと聞いていたが、どちらも俺たちより背が低く、少し幼かった。
平民を装っているが、護衛を二人連れているところから、どうやら上流階級の子息のようだ。
追跡しながら様子を窺っていると、公園内にある柵に囲まれた広場から男性たちの声が聞こえてきた。
ティリア王国の観光担当者と、ドルガド王国のイベント担当者が言い争いをしていたのだ。
どうやら、ティリア王国のエンペラーシープという特別な羊が、ドルガドの担当者が目を離した隙に泥だらけになってしまったらしい。
エドたちが仲裁に入ったけれど、国際問題に発展しかねない状況だ。
ハラハラしつつ様子を見守っていた俺たちたったが、エドが水をかけてエンペラーシープの泥を落とそうとしたところで、さすがに止めに入った。
エンペラーシープは体が濡れるのを嫌う。水をかけたら、きっと暴れ出していただろう。
俺はドライシャンプーを持っていたので、それを使ってエンペラーシープの汚れをとり、ブラッシングをして綺麗にしてあげた。
担当者たちは国際問題寸前だったところを助けてくれたと、感謝の言葉をくれた。
まぁ、周りで見ていた野次馬たちが、変装で赤茶髪のカツラをかぶっていた俺に向かって『赤髪の救世主』って言い出したのには参ったけどね。
その事件解決後、エドたちが話をしたいというから、お昼を食べた場所に戻り話をすることになったのだが――。
~~~~~
「お願いします!フィルさん、僕を弟子にしてください!」
真剣なエドのお願いに、俺はめまいを起こしそうになった。
……なんで俺、弟子志願される事態になっているんだろうか。
事件解決のお手伝いをしたから、お礼を言いたいのかなって思っていたんだけど。
そのついでに、俺は人助けの事情について聞こうかなって思っていたのに。
なんか、思っていた状況と違う。
エドの従者であるヴァンは、エドの顔を窺いながら尋ねる。
「エド様、他の者では駄目なんですか?エド様が師を望むなら、俺が相応しい人物を探して参りますから」
ヴァンがそう思うのも当然だよなぁ。
今のところ、俺たちは名前と年齢、同じ学校に通っている友人関係だということしか教えていない。
今日はファッションショーのイベントを見に来たから、お出かけ用の服を着ているけれど、あくまで平民が着るような服装。
多分、ヴァンは俺たちを平民か商人の子じゃないかと思っているだろう。
素性もよくわからないような子を、主人の師匠にはできないよなぁ。
しかし、エドはヴァンの提案に、ブンブンと首を横に振った。
「この方でなければ駄目なのだ」
その頑なな様子に、レイは俺に顔を寄せて囁く。
「フィル、随分気に入られたもんだなぁ」
「そんなに大したことはやっていないんだけどねぇ」
事件を解決できたのは、エンペラーシープの論文を読んでいたトーマの知識があってのことだ。
俺がやったのは、ドライシャンプーとブラッシングだけ。
……まぁ、エドに近付いた際に、彼らの護衛たちに腕を掴まれたので、ちょっと投げちゃったけど。
でも、それだけだ。ここまで俺が気に入られる理由がわからない。
「どうして僕なのかな?」
俺は困り顔で尋ねると、エドはハキハキと答えた。
「さっきヴァンにも言いましたが、僕と年齢がそう変わらないのに事件を鮮やかに解決したフィル師匠の能力と、それをひけらかさない謙虚さに感動したからです!そして何より、ピンと来たので!」
「ピンと……。直感ってこと?」
俺が聞き返すと、エドはコックリと頷く。
「はい!貴方をお手本にしたら、僕も立派な人間になれるのではないかと思いました!」
鼻息荒く答えるエドに続き、ヴァンは元気のない声で俺たちに説明をする。
「ふわっとした理由に驚かれていると思いますが、エド様の直感は当たるんです。聖なる髪のエド様の直感ということもあり、天啓ではないかと言う者も多くいまして……」
天啓……。そう思われるほど当たるのか。
証明されているわけじゃないけど、聖なる髪色を持つ者は不思議な力があり、精霊との結びつきが強いと言われているもんね。
だから、聖なる髪の子を神聖視する人も多い。
エドは俯いて言う。
「僕がこの方を師にしたいと思ったのだ。天啓などではない。そんな能力……」
エドは少し苦しげに言って、黙ってしまった。
ヴァンはハッとして、慌てて頭を下げる。
「あ……エド様。も、申し訳ありません。余計なことを……」
どうやら、エドの言われたくない内容が含まれていたらしい。
うーむ、やはり何か事情がありそうだ。
俺は少し考えて、エドに向かって優しい口調で話しかけた。
「君は立派な人間を目指しているの?」
エドは潤んだ目元を擦って、コクリと頷いた。
俺はにこりと笑って、さらに優しく言う。
「どうして目指しているのか、まず君のことを教えてよ。それを聞いて、弟子にするかを考えるから」
それを聞いたエドは、途端にパァッと表情が明るくなる。
「本当ですか?」
エドと対照的に焦り出したのは、カイルとヴァンだ。
「フィル様!?弟子を取るんですか!?」
「エド様を弟子にしちゃうんですか!?」
なんか反応が似てるな。この二人。
俺はそんな二人に、落ち着いてと手でジェスチャーをする。
「まずエドの話を聞いて、考えさせて欲しいってこと。そもそも、師匠なんて必要ないかもしれないでしょ」
説明すると、二人は少しだけ安堵したようだ。
「弟子にしてくれる可能性も……あるんですよね?」
不安そうに窺うエドに、俺はコクリと頷いた。
再び焦るカイルとヴァンの顔が視界に入ったが、話を聞いてみないとなんとも言えないもんね。
エドは少し息を吐くと、意を決した様子で俺を見据える。
「その前にお願いがあるのですが、僕の素性を聞いても今まで通り話して欲しいんです」
俺たちはエドが上流階級の出身だと推測してはいるんだが、そこが心配なのかな。
エドが望むならと、俺はコクリと頷く。
「改めまして、僕はエドモンド・ノアール・クロノア」
自己紹介の時にエドモンド・ノアールと名乗ったが、それはミドルネームまでで続きがあったようだ。
「ノアールは母方の姓で、国外で名乗る時に使っています」
俺がなるほどと頷いていると、レイとライラが考え込む。
「クロノア……どこかで耳にしたことがある名前だ」
「私もよ。記憶が確かなら、グラント大陸の西北にクロノアっていう島国があったような……」
その呟きに、レイは思い出した顔でポンと手を打つ。
「そうだ。西北の島国、クロノア王国だ!」
俺は目を瞬かせる。
「クロノア王国?じゃあ、王国名が名前に入っているってことは……」
俺たちがエドに視線を向けると、彼はコクリと頷き、ヴァンが言う。
「ええ、エド様はクロノア王国の第五王子殿下です」
「お……王子殿下!?」
言動などから、上流階級の子息だとは予測を立てていたけれども、王子様だったのか。
しかも、第五王子。身分や五番目に生まれたあたりも俺と似てる……。
俺は友人のディーン・オルコットとイルフォード・メイソンに招待され、カイルとレイとトーマ、ライラとアリス、そしてディーンの弟のシリルと一緒に、ドルガド王国のファッションショーイベントへとやって来た。
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聖なる髪の少年の名前はエド、黒髪の従者の名前はヴァン。
俺やカイルと背格好が同じと聞いていたが、どちらも俺たちより背が低く、少し幼かった。
平民を装っているが、護衛を二人連れているところから、どうやら上流階級の子息のようだ。
追跡しながら様子を窺っていると、公園内にある柵に囲まれた広場から男性たちの声が聞こえてきた。
ティリア王国の観光担当者と、ドルガド王国のイベント担当者が言い争いをしていたのだ。
どうやら、ティリア王国のエンペラーシープという特別な羊が、ドルガドの担当者が目を離した隙に泥だらけになってしまったらしい。
エドたちが仲裁に入ったけれど、国際問題に発展しかねない状況だ。
ハラハラしつつ様子を見守っていた俺たちたったが、エドが水をかけてエンペラーシープの泥を落とそうとしたところで、さすがに止めに入った。
エンペラーシープは体が濡れるのを嫌う。水をかけたら、きっと暴れ出していただろう。
俺はドライシャンプーを持っていたので、それを使ってエンペラーシープの汚れをとり、ブラッシングをして綺麗にしてあげた。
担当者たちは国際問題寸前だったところを助けてくれたと、感謝の言葉をくれた。
まぁ、周りで見ていた野次馬たちが、変装で赤茶髪のカツラをかぶっていた俺に向かって『赤髪の救世主』って言い出したのには参ったけどね。
その事件解決後、エドたちが話をしたいというから、お昼を食べた場所に戻り話をすることになったのだが――。
~~~~~
「お願いします!フィルさん、僕を弟子にしてください!」
真剣なエドのお願いに、俺はめまいを起こしそうになった。
……なんで俺、弟子志願される事態になっているんだろうか。
事件解決のお手伝いをしたから、お礼を言いたいのかなって思っていたんだけど。
そのついでに、俺は人助けの事情について聞こうかなって思っていたのに。
なんか、思っていた状況と違う。
エドの従者であるヴァンは、エドの顔を窺いながら尋ねる。
「エド様、他の者では駄目なんですか?エド様が師を望むなら、俺が相応しい人物を探して参りますから」
ヴァンがそう思うのも当然だよなぁ。
今のところ、俺たちは名前と年齢、同じ学校に通っている友人関係だということしか教えていない。
今日はファッションショーのイベントを見に来たから、お出かけ用の服を着ているけれど、あくまで平民が着るような服装。
多分、ヴァンは俺たちを平民か商人の子じゃないかと思っているだろう。
素性もよくわからないような子を、主人の師匠にはできないよなぁ。
しかし、エドはヴァンの提案に、ブンブンと首を横に振った。
「この方でなければ駄目なのだ」
その頑なな様子に、レイは俺に顔を寄せて囁く。
「フィル、随分気に入られたもんだなぁ」
「そんなに大したことはやっていないんだけどねぇ」
事件を解決できたのは、エンペラーシープの論文を読んでいたトーマの知識があってのことだ。
俺がやったのは、ドライシャンプーとブラッシングだけ。
……まぁ、エドに近付いた際に、彼らの護衛たちに腕を掴まれたので、ちょっと投げちゃったけど。
でも、それだけだ。ここまで俺が気に入られる理由がわからない。
「どうして僕なのかな?」
俺は困り顔で尋ねると、エドはハキハキと答えた。
「さっきヴァンにも言いましたが、僕と年齢がそう変わらないのに事件を鮮やかに解決したフィル師匠の能力と、それをひけらかさない謙虚さに感動したからです!そして何より、ピンと来たので!」
「ピンと……。直感ってこと?」
俺が聞き返すと、エドはコックリと頷く。
「はい!貴方をお手本にしたら、僕も立派な人間になれるのではないかと思いました!」
鼻息荒く答えるエドに続き、ヴァンは元気のない声で俺たちに説明をする。
「ふわっとした理由に驚かれていると思いますが、エド様の直感は当たるんです。聖なる髪のエド様の直感ということもあり、天啓ではないかと言う者も多くいまして……」
天啓……。そう思われるほど当たるのか。
証明されているわけじゃないけど、聖なる髪色を持つ者は不思議な力があり、精霊との結びつきが強いと言われているもんね。
だから、聖なる髪の子を神聖視する人も多い。
エドは俯いて言う。
「僕がこの方を師にしたいと思ったのだ。天啓などではない。そんな能力……」
エドは少し苦しげに言って、黙ってしまった。
ヴァンはハッとして、慌てて頭を下げる。
「あ……エド様。も、申し訳ありません。余計なことを……」
どうやら、エドの言われたくない内容が含まれていたらしい。
うーむ、やはり何か事情がありそうだ。
俺は少し考えて、エドに向かって優しい口調で話しかけた。
「君は立派な人間を目指しているの?」
エドは潤んだ目元を擦って、コクリと頷いた。
俺はにこりと笑って、さらに優しく言う。
「どうして目指しているのか、まず君のことを教えてよ。それを聞いて、弟子にするかを考えるから」
それを聞いたエドは、途端にパァッと表情が明るくなる。
「本当ですか?」
エドと対照的に焦り出したのは、カイルとヴァンだ。
「フィル様!?弟子を取るんですか!?」
「エド様を弟子にしちゃうんですか!?」
なんか反応が似てるな。この二人。
俺はそんな二人に、落ち着いてと手でジェスチャーをする。
「まずエドの話を聞いて、考えさせて欲しいってこと。そもそも、師匠なんて必要ないかもしれないでしょ」
説明すると、二人は少しだけ安堵したようだ。
「弟子にしてくれる可能性も……あるんですよね?」
不安そうに窺うエドに、俺はコクリと頷いた。
再び焦るカイルとヴァンの顔が視界に入ったが、話を聞いてみないとなんとも言えないもんね。
エドは少し息を吐くと、意を決した様子で俺を見据える。
「その前にお願いがあるのですが、僕の素性を聞いても今まで通り話して欲しいんです」
俺たちはエドが上流階級の出身だと推測してはいるんだが、そこが心配なのかな。
エドが望むならと、俺はコクリと頷く。
「改めまして、僕はエドモンド・ノアール・クロノア」
自己紹介の時にエドモンド・ノアールと名乗ったが、それはミドルネームまでで続きがあったようだ。
「ノアールは母方の姓で、国外で名乗る時に使っています」
俺がなるほどと頷いていると、レイとライラが考え込む。
「クロノア……どこかで耳にしたことがある名前だ」
「私もよ。記憶が確かなら、グラント大陸の西北にクロノアっていう島国があったような……」
その呟きに、レイは思い出した顔でポンと手を打つ。
「そうだ。西北の島国、クロノア王国だ!」
俺は目を瞬かせる。
「クロノア王国?じゃあ、王国名が名前に入っているってことは……」
俺たちがエドに視線を向けると、彼はコクリと頷き、ヴァンが言う。
「ええ、エド様はクロノア王国の第五王子殿下です」
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