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書籍5巻該当箇所 (第12の3分の2~第14章)
疲れる前に……(里帰り中・タルソ村山神祭りの後の話)(2018.3.28改稿)
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「うぅぅ……飲み過ぎた……」
街はずれのひと気のない道の端で、スケさんがしゃがみ込んでいた。先ほどから、ずっと呻いている。
どうやら、二日酔いらしい。
「大丈夫ですか?水飲みます?」
アリスが顔を覗き込んで、水筒を手渡す。
ステア王国から友達と街に立ち寄りながらゆっくり戻ったアリスは、先日帰国したばかりだ。
アリスは優しいなぁ。
自分もまだ旅の疲れが残っているだろうに、二日酔いの人の介抱をしてあげるとは……。
スケさんは水を飲み、ふぅと息を吐いた。
「アリスちゃん、ありがとうな。少し楽になった」
そう言うスケさんの前に、眉間にしわを寄せたカクさんが仁王立ちする。
「まったく、フィル様付きの護衛ともあろう者が嘆かわしい。頭が痛かろうが、ちゃんとしろっ!」
「うわっ!イテテ、わかってるから、大きな声で怒鳴らないでくれよ。頭に響く」
頭を抱えながら、スケさんは半泣きで訴えた。
おそらくスケさんが二日酔いになったのは、山神祭りのせいである。
先日、俺たちは山神祭りを見学するために、北のタルソ村へ行った。
そこで起こっていたのは、洞窟に棲むドラゴン騒動。
結局ドラゴンではなく、長生きして巨大化したノビトカゲだったんだけど。
人と仲良くなりたそうにしていたので、俺は村長と村人数人を洞窟に連れて行って芝居をうった。
虹は神聖なものだから、そこからトカゲの親分を登場させて、悪しき存在じゃないとアピールしたのだ。
まぁ、その結果、トカゲの親分が山神の御使い様だと勘違いされることになったんだけど。
村長たちはトカゲの親分を山神祭りに招待する為、洞窟から村に連れ帰ることにした。
やはりと言うか……トカゲの親分の厳つい顔付きを見て、あまりの恐怖に皆は顔面蒼白。
そりゃ、ドラゴンと勘違いされるくらい大きい、体長五メートルのノビトカゲだもんな。ビビるのは当然だ。
しかし村長が、幻想的な虹の柱や、その中で煌めくトカゲの親分の登場を熱く語ると、村中一気に歓迎のムードへと変わった。
怖がっていた子供も、だんだん馴れて親分に海藻を食べさせたりして……。
村人に受け入れられたのは、本当に良かったよなぁ。
ちょっと心配だったんだよね。村長は単純……いや、純粋だったからすんなりいけたけど、他の人はどうなのかなって。
俺が思ってるより、虹の存在ってすごいものなのかもしれない。
ともあれ、タルソ村の山神祭りは、御使い様を迎えたことで大いに盛り上がった。
飲んで、食べて、歌って、踊って。
洞窟入った時の村長の格好が、ドラゴンの嫌いなものばかりを集めた奇抜な格好だったのだけど。踊りの途中でその恰好を真似た村人が現れ、恥ずかしさでいっぱいの村長に追いかけられていた。
何百歳のトカゲの親分が「こんな楽しいのは、初めてだ」と言うくらい、とても楽しい祭りだった。
盛り上がりがおさまらず、通常一日で終わる祭りを、三日三晩やると変更したくらいだ。
ちなみに、俺たちは一日目で失礼した。
村長に「御使い様との出会いは、王子様のおかげだから」と引き止められたのだが、もともと泊まりでの祭り見学ではなかったから仕方ない。
村の喧騒を背に、皆で城へと帰った。
スケさんただ一人を除いて……。
カクさんは、頭を抱えたままのスケさんを蔑むように見下ろした。
「スケルス、お前まさか……『フィル様に代わり、祭りの最後まで見届けます!』と言って一人残ったのは、酒が飲みたかったが為ではないだろうな?」
スケさんは、慌てて首を振る。
「そんな、まさか、違うって!ちゃんと最後まで見届けてきたし。…………祭り中に、何回か記憶がなくなることはあったけど」
お茶目に「エヘ」と笑うスケさんに、カクさんは握り拳をつくる。
「記憶を取り戻させてやろう」
カクさんがどうやって記憶を取り戻そうとしているのか、方法は明らかだった。
スケさんも身の危険を感じてか、縋るように俺を見る。
いや、俺に助け求められてもな。
「スケさん。記憶なくなるって、どれだけ飲んだの?」
俺がため息混じりに聞くと、スケさんはカクさんをちらちら見ながら、記憶の糸を手繰る。
「あー……えっと、量は覚えてないです。ただ……村長が秘蔵の酒樽を持ってきて。村の若者たちと夜通しで飲み比べして、勝って、気絶して、起きたらまた勝負挑まれて、勝って、また気絶して………」
ダメな大人の典型的なループ……。
そりゃあ、二日酔いにもなるわ。
村人達も、御使い様来て嬉しかったのだろうが、随分はっちゃけたな。
「皆そんな状態で、祭り終わった後、トカゲの親分を無事に洞窟に帰せたの?」
俺の問いに、スケさんはコックリと頷く。
「はい。皆フラフラではありましたが、ちゃんと洞窟に送り届けました!あの洞窟は今まで、祭りの時にしか行かない場所でしたが、海藻持って頻繁に訪れることにしたそうですよ」
それを聞いて、俺とカイルはホッと顔を見合わせた。
「良かったですね」
微笑むカイルに、俺も笑顔になった。
良かった。それならば、トカゲの親分も寂しくないだろう。
未だスケさんを睨みつけているカクさんに、俺は小さく笑って言う。
「カクさん、もういいよ。スケさんを休ませてあげて」
「しかし……」
「今日は、ここで遊ぶだけだし。護衛の必要はないから」
にっこり笑うと、カクさんが不承不承頷いた。
「ありがとうございます!」
拝むスケさんの頭を、カクさんがペシリと叩いた。
「調子にのるな」
相変わらず、仲の良いコンビだ。
アリスが俺の傍に、視線をやる。
「ねぇ、フィル。遊ぶと言ったけれど、その取っ手のついた板が、遊ぶ道具なの?」
俺は頷いて、ハンドルを握り自慢げに胸をはる。
「そう。キックボード。昨日カイルやヒスイと、一緒に作ったんだ」
留める部品は鉄だが、ボディは木製で作っているキックボードだ。
本当は自転車とかが良かったんだけど、部品を再現するのは、技術的にも知識的にも不安があったので断念した。
「きっくぼーど?どうやって遊ぶんです?」
スケさんが、首を傾げる。
「蹴って前に進む乗り物だよ。トカゲの親分から、大量に脱皮した皮を貰ったでしょ。皮も大きかったから、何か作ってみようかなって思って」
一般的なノビトカゲは小さい為、当然皮も小さい。
キャリーケースのタイヤくらいならそれでも問題なかったが、車輪が大きくなると覆いきれないという難点があった。
前に皮を縫うこともやってみたが、ノビトカゲの特性である伸縮性が損なわれるし、石畳みだと劣化が早くなるんだよな。
「なるほど。大きな皮だから、車輪が大きくても一枚皮で覆えるんですね」
カクさんが、タイヤを覗き込みながら頷く。
「今から試し乗りしてみるから、見ててね」
俺はキックボードに片足をのせて、軽く蹴り出した。
石畳みのガタガタは、車輪を大きめにしたのと、三輪にしたことでバランスがとれているようだ。
「うん。いい感じ!」
地面を何度か蹴って勢いをつけると、さらに加速した。
普通のノビトカゲの皮より、トカゲの親分の皮の方がクッション性がいいのかな?衝撃も少ない。
それに、皮にある波模様の凹凸もしっかりしてるので、とても止まりやすかった。
俺は止まったり滑ったりと、乗り心地を確認して頷く。それから皆の所に戻って、キックボードから降りた。
「とても速いのね」
アリスが微笑んで、手を叩いた。
「石がゴロゴロしてるとことか、草原とかはダメだけど、平らな街道とかなら使えそうでしょ。街を歩き回るのだって、疲れるもんね」
小さい国の城下町と言えど、街は街。いろいろ歩き回れば、結構疲れる。
キックボードで、スィーっと行けたらだいぶ楽だ。
「街歩いただけで……疲れますかね?」
カイルやスケさんが、キョトンとした顔をする。
こう考えるのは、実はカイルたちだけではない。
こちらの世界では、陸の移動は馬車か徒歩が当たり前。その馬車も、長距離移動か、上流階級の者が利用するのが殆どだ。
それゆえに、健脚の人が多い。レイラ姉さんみたいに深窓の令嬢でない限り、数キロくらいなら近所という人ばかりだ。
俺だってレイラ姉さんよりかは、断然歩けるけどさ。バイクに車、電車に飛行機。便利な乗り物知ってると、ついつい思っちゃうんだよ。
「疲れる前に、楽したい」
思わず本音が、ついて出た。
街はずれのひと気のない道の端で、スケさんがしゃがみ込んでいた。先ほどから、ずっと呻いている。
どうやら、二日酔いらしい。
「大丈夫ですか?水飲みます?」
アリスが顔を覗き込んで、水筒を手渡す。
ステア王国から友達と街に立ち寄りながらゆっくり戻ったアリスは、先日帰国したばかりだ。
アリスは優しいなぁ。
自分もまだ旅の疲れが残っているだろうに、二日酔いの人の介抱をしてあげるとは……。
スケさんは水を飲み、ふぅと息を吐いた。
「アリスちゃん、ありがとうな。少し楽になった」
そう言うスケさんの前に、眉間にしわを寄せたカクさんが仁王立ちする。
「まったく、フィル様付きの護衛ともあろう者が嘆かわしい。頭が痛かろうが、ちゃんとしろっ!」
「うわっ!イテテ、わかってるから、大きな声で怒鳴らないでくれよ。頭に響く」
頭を抱えながら、スケさんは半泣きで訴えた。
おそらくスケさんが二日酔いになったのは、山神祭りのせいである。
先日、俺たちは山神祭りを見学するために、北のタルソ村へ行った。
そこで起こっていたのは、洞窟に棲むドラゴン騒動。
結局ドラゴンではなく、長生きして巨大化したノビトカゲだったんだけど。
人と仲良くなりたそうにしていたので、俺は村長と村人数人を洞窟に連れて行って芝居をうった。
虹は神聖なものだから、そこからトカゲの親分を登場させて、悪しき存在じゃないとアピールしたのだ。
まぁ、その結果、トカゲの親分が山神の御使い様だと勘違いされることになったんだけど。
村長たちはトカゲの親分を山神祭りに招待する為、洞窟から村に連れ帰ることにした。
やはりと言うか……トカゲの親分の厳つい顔付きを見て、あまりの恐怖に皆は顔面蒼白。
そりゃ、ドラゴンと勘違いされるくらい大きい、体長五メートルのノビトカゲだもんな。ビビるのは当然だ。
しかし村長が、幻想的な虹の柱や、その中で煌めくトカゲの親分の登場を熱く語ると、村中一気に歓迎のムードへと変わった。
怖がっていた子供も、だんだん馴れて親分に海藻を食べさせたりして……。
村人に受け入れられたのは、本当に良かったよなぁ。
ちょっと心配だったんだよね。村長は単純……いや、純粋だったからすんなりいけたけど、他の人はどうなのかなって。
俺が思ってるより、虹の存在ってすごいものなのかもしれない。
ともあれ、タルソ村の山神祭りは、御使い様を迎えたことで大いに盛り上がった。
飲んで、食べて、歌って、踊って。
洞窟入った時の村長の格好が、ドラゴンの嫌いなものばかりを集めた奇抜な格好だったのだけど。踊りの途中でその恰好を真似た村人が現れ、恥ずかしさでいっぱいの村長に追いかけられていた。
何百歳のトカゲの親分が「こんな楽しいのは、初めてだ」と言うくらい、とても楽しい祭りだった。
盛り上がりがおさまらず、通常一日で終わる祭りを、三日三晩やると変更したくらいだ。
ちなみに、俺たちは一日目で失礼した。
村長に「御使い様との出会いは、王子様のおかげだから」と引き止められたのだが、もともと泊まりでの祭り見学ではなかったから仕方ない。
村の喧騒を背に、皆で城へと帰った。
スケさんただ一人を除いて……。
カクさんは、頭を抱えたままのスケさんを蔑むように見下ろした。
「スケルス、お前まさか……『フィル様に代わり、祭りの最後まで見届けます!』と言って一人残ったのは、酒が飲みたかったが為ではないだろうな?」
スケさんは、慌てて首を振る。
「そんな、まさか、違うって!ちゃんと最後まで見届けてきたし。…………祭り中に、何回か記憶がなくなることはあったけど」
お茶目に「エヘ」と笑うスケさんに、カクさんは握り拳をつくる。
「記憶を取り戻させてやろう」
カクさんがどうやって記憶を取り戻そうとしているのか、方法は明らかだった。
スケさんも身の危険を感じてか、縋るように俺を見る。
いや、俺に助け求められてもな。
「スケさん。記憶なくなるって、どれだけ飲んだの?」
俺がため息混じりに聞くと、スケさんはカクさんをちらちら見ながら、記憶の糸を手繰る。
「あー……えっと、量は覚えてないです。ただ……村長が秘蔵の酒樽を持ってきて。村の若者たちと夜通しで飲み比べして、勝って、気絶して、起きたらまた勝負挑まれて、勝って、また気絶して………」
ダメな大人の典型的なループ……。
そりゃあ、二日酔いにもなるわ。
村人達も、御使い様来て嬉しかったのだろうが、随分はっちゃけたな。
「皆そんな状態で、祭り終わった後、トカゲの親分を無事に洞窟に帰せたの?」
俺の問いに、スケさんはコックリと頷く。
「はい。皆フラフラではありましたが、ちゃんと洞窟に送り届けました!あの洞窟は今まで、祭りの時にしか行かない場所でしたが、海藻持って頻繁に訪れることにしたそうですよ」
それを聞いて、俺とカイルはホッと顔を見合わせた。
「良かったですね」
微笑むカイルに、俺も笑顔になった。
良かった。それならば、トカゲの親分も寂しくないだろう。
未だスケさんを睨みつけているカクさんに、俺は小さく笑って言う。
「カクさん、もういいよ。スケさんを休ませてあげて」
「しかし……」
「今日は、ここで遊ぶだけだし。護衛の必要はないから」
にっこり笑うと、カクさんが不承不承頷いた。
「ありがとうございます!」
拝むスケさんの頭を、カクさんがペシリと叩いた。
「調子にのるな」
相変わらず、仲の良いコンビだ。
アリスが俺の傍に、視線をやる。
「ねぇ、フィル。遊ぶと言ったけれど、その取っ手のついた板が、遊ぶ道具なの?」
俺は頷いて、ハンドルを握り自慢げに胸をはる。
「そう。キックボード。昨日カイルやヒスイと、一緒に作ったんだ」
留める部品は鉄だが、ボディは木製で作っているキックボードだ。
本当は自転車とかが良かったんだけど、部品を再現するのは、技術的にも知識的にも不安があったので断念した。
「きっくぼーど?どうやって遊ぶんです?」
スケさんが、首を傾げる。
「蹴って前に進む乗り物だよ。トカゲの親分から、大量に脱皮した皮を貰ったでしょ。皮も大きかったから、何か作ってみようかなって思って」
一般的なノビトカゲは小さい為、当然皮も小さい。
キャリーケースのタイヤくらいならそれでも問題なかったが、車輪が大きくなると覆いきれないという難点があった。
前に皮を縫うこともやってみたが、ノビトカゲの特性である伸縮性が損なわれるし、石畳みだと劣化が早くなるんだよな。
「なるほど。大きな皮だから、車輪が大きくても一枚皮で覆えるんですね」
カクさんが、タイヤを覗き込みながら頷く。
「今から試し乗りしてみるから、見ててね」
俺はキックボードに片足をのせて、軽く蹴り出した。
石畳みのガタガタは、車輪を大きめにしたのと、三輪にしたことでバランスがとれているようだ。
「うん。いい感じ!」
地面を何度か蹴って勢いをつけると、さらに加速した。
普通のノビトカゲの皮より、トカゲの親分の皮の方がクッション性がいいのかな?衝撃も少ない。
それに、皮にある波模様の凹凸もしっかりしてるので、とても止まりやすかった。
俺は止まったり滑ったりと、乗り心地を確認して頷く。それから皆の所に戻って、キックボードから降りた。
「とても速いのね」
アリスが微笑んで、手を叩いた。
「石がゴロゴロしてるとことか、草原とかはダメだけど、平らな街道とかなら使えそうでしょ。街を歩き回るのだって、疲れるもんね」
小さい国の城下町と言えど、街は街。いろいろ歩き回れば、結構疲れる。
キックボードで、スィーっと行けたらだいぶ楽だ。
「街歩いただけで……疲れますかね?」
カイルやスケさんが、キョトンとした顔をする。
こう考えるのは、実はカイルたちだけではない。
こちらの世界では、陸の移動は馬車か徒歩が当たり前。その馬車も、長距離移動か、上流階級の者が利用するのが殆どだ。
それゆえに、健脚の人が多い。レイラ姉さんみたいに深窓の令嬢でない限り、数キロくらいなら近所という人ばかりだ。
俺だってレイラ姉さんよりかは、断然歩けるけどさ。バイクに車、電車に飛行機。便利な乗り物知ってると、ついつい思っちゃうんだよ。
「疲れる前に、楽したい」
思わず本音が、ついて出た。
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