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四章◆繋がるご縁◆
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「杏奈さんまた来てくれるとうれしいなぁ。」
今日の出来事を思い出しながら、琴葉はふふふと笑う。
その姿を見て、雄大もつられて笑顔になった。
「そっか、それならよかった。」
「仲良くなりたいなぁ。」
「琴葉ならすぐに仲良くなれるよ。」
「そうかな?それなら嬉しいな。」
その言葉通り、定期的に来てくれるようになった杏奈と琴葉はすぐに仲良くしゃべるようになった。
初めはお互い仕事の話ばかりだったが、日を追うにつれてプライベートなことまでも話せる仲になった。
一時は歪み合っていたのに、人は分かり合えばこんなにも仲良くなれるものなんだと琴葉は嬉しくなって毎回雄大に報告した。
雄大も、そんな楽しげな琴葉を見て毎回幸せな気分になった。
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