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二章◆お姫様みたい◆
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ひとしきり寿司を堪能したところで、琴葉が聞く。
「早瀬さんは何のお仕事をされているんですか?」
毎日のようにminamiへ訪れ何かしら会話をするのに、そういえば仕事の話をしたことはなかった。
「建築士として働いてるよ。」
「建築士さん?お家を作ったり?」
建築士と聞いてもあまりピンとこず、大工とは違うのだろうかと琴葉は疑問に思う。
「まあ、家も作るけど、うちの会社は大きな事業を手掛けたりすることが多いよ。例えば街づくりとか空間デザインなんかも。」
「デザイン…。そういえば綾菜さんが、早瀬さんは仕事人間だって仰ってました。」
先ほどの綾菜との会話を思い出しつつ普段の雄大を省みてみるが、琴葉にはどうもしっくりこない。
毎日のように閉店間際にminamiへ訪れる雄大。
琴葉にとって雄大=仕事人間というワードはどうしても結び付かなかった。
だが、雄大はそれを肯定する。
「そうだね、仕事ばかりしてるよ。でも最近は琴葉のおかげで規則正しい生活がおくれてる。」
「私のおかげ?」
パンを売ること以外何かしたかしらと琴葉は首を傾げるが、雄大は殊更熱っぽい視線で琴葉を見つめた。
「琴葉に会いたくて、仕事を早く終わらせてる。で、深夜まで働いていたのをやめて、その分朝早い時間に変えたんだ。」
「会いたいだなんて…。」
雄大の熱っぽい視線が急に恥ずかしくなって、琴葉は思わず目を伏せた。
「早瀬さんは何のお仕事をされているんですか?」
毎日のようにminamiへ訪れ何かしら会話をするのに、そういえば仕事の話をしたことはなかった。
「建築士として働いてるよ。」
「建築士さん?お家を作ったり?」
建築士と聞いてもあまりピンとこず、大工とは違うのだろうかと琴葉は疑問に思う。
「まあ、家も作るけど、うちの会社は大きな事業を手掛けたりすることが多いよ。例えば街づくりとか空間デザインなんかも。」
「デザイン…。そういえば綾菜さんが、早瀬さんは仕事人間だって仰ってました。」
先ほどの綾菜との会話を思い出しつつ普段の雄大を省みてみるが、琴葉にはどうもしっくりこない。
毎日のように閉店間際にminamiへ訪れる雄大。
琴葉にとって雄大=仕事人間というワードはどうしても結び付かなかった。
だが、雄大はそれを肯定する。
「そうだね、仕事ばかりしてるよ。でも最近は琴葉のおかげで規則正しい生活がおくれてる。」
「私のおかげ?」
パンを売ること以外何かしたかしらと琴葉は首を傾げるが、雄大は殊更熱っぽい視線で琴葉を見つめた。
「琴葉に会いたくて、仕事を早く終わらせてる。で、深夜まで働いていたのをやめて、その分朝早い時間に変えたんだ。」
「会いたいだなんて…。」
雄大の熱っぽい視線が急に恥ずかしくなって、琴葉は思わず目を伏せた。
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