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◆だって推しなんだもの!◆

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「ジャンクはナコのことを知っているのか?」

「ううん、菜子のことを話したのはアズールが初めてだよ」

「そうか、じゃあ二人だけの秘密だ」

秘密!
なんて素敵な響き!
ときめきすぎて体が震えた。
ドキドキきゅんきゅんしている私を、アズールは不思議そうな顔で見る。

「ええっと、私はジャンクのことを探ればいいのね?」

「ああ、だが気をつけろ。ジャンクに魔力はないが、魔道具を入手できるくらいだ。魔女と繋がっている可能性がある」

「なるほど」

「最悪、殺されかねない」

低い声に、ごくっと唾を飲んだ。

「……さっきアズールに殺されかけたけど」

私の呟きにアズールは目を見開いて、そしてくしゃっと笑った。

「そうだった、怖い思いをさせてしまったな。すまなかった」

頭を下げるアズールだったが、私はそんなことよりもアズールの笑顔に釘付けだった。
まさかそんな風に笑うなんて思ってもみなかったから、ときめきが激しすぎて魂抜かれたくらいに頭が真っ白だ。

笑顔の破壊力、ヤバイ。
私の語彙力もヤバイ。
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