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◆まさか物語の世界へ?!◆
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基本は侍女が待機をしているのだが、呼べばいつでもアズールが駆けつけてくれるという仕組み。
騎士団隊長を呼びつけるだなんて、そんな贅沢なことしていいんですか?
という訳で、試しにアズールを呼んでみた。
ほら、そこにボタンがあったら押したくなるっていうそんな心理というか出来心というか。
「お呼びでしょうか?」
ノックをして入ってきたアズールは青の詰襟隊服をピシッと着こなし、腰には装飾の施された立派な剣を携えている。私を見ると軽く一礼した。
呼んだはいいが、私はその場で固まる。
待って、ほんと待って。
鼻血出そう。
アズールったらマジイケメン。
ヤバイくらいにかっこいい。
整った目鼻立ちに、意思の強そうな目。その瞳は濃い緑色。髪は銀色で艶やかだ。それだけでもかっこいいのに、そこに立つ凛としたシルエットすらもかっこいいって罪だと思う。背が高く姿勢がいいものだから隊服が余計によく似合っている。
アズールったら想像以上にかっこいいんですけど。
いや、妄想の中では何度もアズールと恋愛したよ?だけどいざ本物を目の前にすると緊張するというかときめきが半端ないというか。
これは二次元なの?
三次元なの?
騎士団隊長を呼びつけるだなんて、そんな贅沢なことしていいんですか?
という訳で、試しにアズールを呼んでみた。
ほら、そこにボタンがあったら押したくなるっていうそんな心理というか出来心というか。
「お呼びでしょうか?」
ノックをして入ってきたアズールは青の詰襟隊服をピシッと着こなし、腰には装飾の施された立派な剣を携えている。私を見ると軽く一礼した。
呼んだはいいが、私はその場で固まる。
待って、ほんと待って。
鼻血出そう。
アズールったらマジイケメン。
ヤバイくらいにかっこいい。
整った目鼻立ちに、意思の強そうな目。その瞳は濃い緑色。髪は銀色で艶やかだ。それだけでもかっこいいのに、そこに立つ凛としたシルエットすらもかっこいいって罪だと思う。背が高く姿勢がいいものだから隊服が余計によく似合っている。
アズールったら想像以上にかっこいいんですけど。
いや、妄想の中では何度もアズールと恋愛したよ?だけどいざ本物を目の前にすると緊張するというかときめきが半端ないというか。
これは二次元なの?
三次元なの?
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