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第4部 第15話
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それを見たヒイロが「オオバヤシだけ行かせるのはまずいですよ!早く僕たちも行きましょう!」と、ヒデオを急かしました。しかしその発言がライトの怒りを買ってしまい「何言ってんだ、ソラ!ダイキくんが負ける心配なんてあるはずないだろ!あんまりふざけた発言はするなよ!」と、文句を言われてしまった。
「そうか、コバヤシは離れた場所にいたから知らないのか。オオバヤシはさっき『オオキイ』とか言う怪物と戦った時、押され気味だったんだよ。だからオオバヤシが一人で行くのはまずいって言ったんだよ。」
ヒイロはよせばいいのに言い返してしまい、余計にライトの怒りを買ってしまった。
「はぁ?ダイキくんが負けるはずないだろ!いい加減なこと言うなよ!」
「いや、負けたとは言ってないけど…。」
「ヒイロくん!コバヤシくん!喧嘩は悪いけど後にしてくれるかな。今は早くオオバヤシくんを追わないと!」
「…はい。それもそうですね。それでは、ヒデオさんのこと抱きかかえさせてもらってもいいですか?」
ヒデオに注意されたことに少し不満もあったヒイロだったが、ヒデオの言うことが100%正しいので文句を言わずに従った。
「いつでもいいよ。」
「では、失礼します。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえるとチカラの方を見て「それじゃあ俺とヒデオさんは行くけど…。」と、尋ねると、チカラは「僕も出来る限りのスピードを出してヒイロに付いていくから、ヒイロは気にしないで全速力で行っていいよ。」と言った。
「分かった。それじゃあ、俺は行くから。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえて空へと上がり、全速力で(ヒデオもいるのでヒデオが耐えられるスピードで)ダイキを追いかけた。そしてダイキに追いついた時には、すでにダイキは「オオキイ」と対峙していた。
「オオキイ」は不敵に笑いながら「お前らの仲間の自衛隊?とか言う奴らの攻撃なら全く効いてないぞ。無駄な努力ご苦労様だったな。」と嫌味たらしく言ってきたので、ダイキはカチンときて「口ではそんなこと言っててもホントは効いているんだろ?強がってんじゃねえよ!」と言い返した。すると「オオキイ」は大笑いし始めた。
「ワハハハ!何だ、お前らまだ気づいてなかったのか?運が良いのか悪いのか分からない奴らだな!冥途の土産に教えてやるが、お前らが倒してきた『オソイ』、『ヤワラカイ』、『ハヤイ』、『カタイ』、『アツイ』、『ツメタイ』、そして俺、『オオキイ』にはお前ら地球人が開発した兵器は効かないんだよ!効くのはお前らみたいに8年前に願い事を叶えてもらった奴らの攻撃だけなんだよ!」
「…どういう意味だ?お前らは『光のぬし』と何か関係があるのか?」
「オオキイ」の謎が多い発言を聞いて、ダイキはその謎を聞き返しました。
「俺にはこれ以上のことは言えない。どうしても知りたければ俺に勝つんだな。そうすればお前の知りたいことが分かるはずだ。まあ、どうせ勝つのは俺だけどな!」
そう言い終えると、「オオキイ」はダイキに向かって迫ってきた。
ダイキは一瞬「オオキイ」の気迫に押されたが、すぐに立て直して前から迫ってくる「オオキイ」に立ち向かっていった。
まず「オオキイ」がダイキの襟を掴もうと右手を伸ばしてきたが、ダイキはそれに気が付いて襟を掴まれる前に左手で「オオキイ」の右手首を掴んだ。
次にダイキが「オオキイ」の顔面を殴ってやろうと右手でパンチを繰り出すと、「オオキイ」はすんでのところで左手でパンチを受けた。ダイキは「オオキイ」の右手首を「オオキイ」はダイキの右手を掴んだまま、お互いに相手の出方をうかがっていた。
「ヒイロくん、今のうちに俺をあの怪物の顔の近くに連れて行ってくれないか?」
「オオキイ」に近づくチャンスをうかがっていたヒデオがヒイロに小声で「オオキイ」に近づくように伝えた。
「そうしたいんですけど、チカラがいないとヒデオさんの力を込めたパンチが打てないと思うのですが…。」
「それなら大丈夫だよ。後ろを見てみな。」
ヒデオに促されて、ヒイロが後ろを振り向くとそこにはヒイロたちを追いかけて来たチカラがいた。
「チカラ!」
「ごめん。急いで追いかけて来たんだけど、間に合ったかな?」
「ちょうどいいタイミングだよ!それじゃあ、俺がヒデオさんを怪物に気づかれないように怪物の顔の近くに連れて行くから、チカラはヒデオさんが本気のパンチが打てるように能力で体を支えてくれ!」
「分かった!」
ヒイロはチカラと意思疎通をした後、「オオキイ」の視界に入らないように「オオキイ」の背後に回った。そしてゆっくりと顔の近くへと上がっていった。もう少しで背中の中間辺りというところまで行くと、ダイキと掴み合いをしていた「オオキイ」は護身術のように掴まれた右手首を返した後、不意を突いてダイキが着ていた服の襟を掴み、そのままダイキを背負い投げしてしまった。
ドシーンッと氷の道の上に叩きつけられたダイキは気を失ってしまった。
「フン!やはりたいしたことなかったな。さて次は…ん?」
ダイキを倒した「オオキイ」が次の行動に移ろうとした時、いきなり迫ってきたダイキの体を何とかよけて、倒れたダイキを心配して生きているか確認していたヒイロとヒデオが目に入った。
「お前らもいたのか。よし!陸地に上がって暴れる前にお前らも始末しておくか。」
そう言って両手で飛んでいるヒイロを捕まえようとし始めた。
ヒイロはヒデオを連れていたので、そんなにスピードを出せないのと「オオキイ」の動きが巨体のわりに俊敏だったために「オオキイ」の手から逃げ回るのに四苦八苦した。
「あっ…クソッ!このっ!ちょこまかと無駄に逃げ回りやがって!」
「オオキイ」はヒイロを捕まえようとしながら悪態をついていた。
「ヒデオさんどうしますか?もうあいつの顔に近づくのは無理ですよ!」
ヒイロは「オオキイ」の手から逃げ回りながら今後の対応をヒデオに相談した。
「う~ん、そうだな…ヒイロくんは俺のことを考えてあまりスピードを出していないんだろう?俺の心配はしなくていいから全速力であいつの顔に近づいてくれないか。近づいたら俺を放り投げてくれれば、後は俺が何とかするから。」
「え!いいんですか?」
「ああ、もうそれしかない!やってくれ!」
「分かりました。それじゃあ行きますよ!」
ヒイロが意を決して「オオキイ」の手から逃げ回るのをやめて向かっていこうとした時、ふわふわと大小さまざまな何かが海面から浮かび上がってきた。
「何だこれ?」
ヒイロがそのふわふわ浮かんでいる何かを目を凝らしてみてみると、氷の塊だということに気が付いた。
「氷だ!ヒデオさん、これ氷ですよ!」
「そうみたいだな。でも一体誰が?」
「僕ですよ!ヒデオさん!」
「チカラくん、キミだったのか!でもキミの能力で氷を浮かばせることが出来るのは分かるけど、氷自体はどこから持ってきたんだ?」
「この氷はオオバヤシが叩きつけられて割れた氷の道の一部を使っているんです。ヒデオさん!僕にいい案があるんですけど聞いてくれますか?」
「え?どんな案かな?」
突然浮かび上がった大小さまざまな氷の塊に戸惑っているのは「オオキイ」も同じだった。
「クソッ!何なんだこれは?奴ら何を企んでいる?いや、慌てるな。ただの目くらましかもしれない…。」
「オオキイ」が考えを巡らせていると、それまでただ浮かんでいた氷が「オオキイ」に向かってぶつかってきた。
「痛っ!クソッ!どういうことだ?さっきまで食らっていた砲撃よりも、こっちの方が痛い!……そうか!この氷はあいつらの仲間が能力で作ったものだし、氷をぶつけてきてるのも能力を使っているから痛いのか!だが、この程度の攻撃で俺が倒せると思っているのなら、俺もなめられたものだな!このくらいの痛みなら耐えながら攻撃することもでき……。」
「オオキイ」が氷に臆することなく反撃に転じようとした時、あごに強烈な痛みを感じた。
「(…何が起きた…んだ…?)」
「オオキイ」は訳も分からずにそのまま意識を失い、倒れ込んでしまった。
「よっしゃー!うまく行ったぞー!」
ヒデオがチカラの作戦がうまく行って喜びの声を上げた。
「そうか、コバヤシは離れた場所にいたから知らないのか。オオバヤシはさっき『オオキイ』とか言う怪物と戦った時、押され気味だったんだよ。だからオオバヤシが一人で行くのはまずいって言ったんだよ。」
ヒイロはよせばいいのに言い返してしまい、余計にライトの怒りを買ってしまった。
「はぁ?ダイキくんが負けるはずないだろ!いい加減なこと言うなよ!」
「いや、負けたとは言ってないけど…。」
「ヒイロくん!コバヤシくん!喧嘩は悪いけど後にしてくれるかな。今は早くオオバヤシくんを追わないと!」
「…はい。それもそうですね。それでは、ヒデオさんのこと抱きかかえさせてもらってもいいですか?」
ヒデオに注意されたことに少し不満もあったヒイロだったが、ヒデオの言うことが100%正しいので文句を言わずに従った。
「いつでもいいよ。」
「では、失礼します。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえるとチカラの方を見て「それじゃあ俺とヒデオさんは行くけど…。」と、尋ねると、チカラは「僕も出来る限りのスピードを出してヒイロに付いていくから、ヒイロは気にしないで全速力で行っていいよ。」と言った。
「分かった。それじゃあ、俺は行くから。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえて空へと上がり、全速力で(ヒデオもいるのでヒデオが耐えられるスピードで)ダイキを追いかけた。そしてダイキに追いついた時には、すでにダイキは「オオキイ」と対峙していた。
「オオキイ」は不敵に笑いながら「お前らの仲間の自衛隊?とか言う奴らの攻撃なら全く効いてないぞ。無駄な努力ご苦労様だったな。」と嫌味たらしく言ってきたので、ダイキはカチンときて「口ではそんなこと言っててもホントは効いているんだろ?強がってんじゃねえよ!」と言い返した。すると「オオキイ」は大笑いし始めた。
「ワハハハ!何だ、お前らまだ気づいてなかったのか?運が良いのか悪いのか分からない奴らだな!冥途の土産に教えてやるが、お前らが倒してきた『オソイ』、『ヤワラカイ』、『ハヤイ』、『カタイ』、『アツイ』、『ツメタイ』、そして俺、『オオキイ』にはお前ら地球人が開発した兵器は効かないんだよ!効くのはお前らみたいに8年前に願い事を叶えてもらった奴らの攻撃だけなんだよ!」
「…どういう意味だ?お前らは『光のぬし』と何か関係があるのか?」
「オオキイ」の謎が多い発言を聞いて、ダイキはその謎を聞き返しました。
「俺にはこれ以上のことは言えない。どうしても知りたければ俺に勝つんだな。そうすればお前の知りたいことが分かるはずだ。まあ、どうせ勝つのは俺だけどな!」
そう言い終えると、「オオキイ」はダイキに向かって迫ってきた。
ダイキは一瞬「オオキイ」の気迫に押されたが、すぐに立て直して前から迫ってくる「オオキイ」に立ち向かっていった。
まず「オオキイ」がダイキの襟を掴もうと右手を伸ばしてきたが、ダイキはそれに気が付いて襟を掴まれる前に左手で「オオキイ」の右手首を掴んだ。
次にダイキが「オオキイ」の顔面を殴ってやろうと右手でパンチを繰り出すと、「オオキイ」はすんでのところで左手でパンチを受けた。ダイキは「オオキイ」の右手首を「オオキイ」はダイキの右手を掴んだまま、お互いに相手の出方をうかがっていた。
「ヒイロくん、今のうちに俺をあの怪物の顔の近くに連れて行ってくれないか?」
「オオキイ」に近づくチャンスをうかがっていたヒデオがヒイロに小声で「オオキイ」に近づくように伝えた。
「そうしたいんですけど、チカラがいないとヒデオさんの力を込めたパンチが打てないと思うのですが…。」
「それなら大丈夫だよ。後ろを見てみな。」
ヒデオに促されて、ヒイロが後ろを振り向くとそこにはヒイロたちを追いかけて来たチカラがいた。
「チカラ!」
「ごめん。急いで追いかけて来たんだけど、間に合ったかな?」
「ちょうどいいタイミングだよ!それじゃあ、俺がヒデオさんを怪物に気づかれないように怪物の顔の近くに連れて行くから、チカラはヒデオさんが本気のパンチが打てるように能力で体を支えてくれ!」
「分かった!」
ヒイロはチカラと意思疎通をした後、「オオキイ」の視界に入らないように「オオキイ」の背後に回った。そしてゆっくりと顔の近くへと上がっていった。もう少しで背中の中間辺りというところまで行くと、ダイキと掴み合いをしていた「オオキイ」は護身術のように掴まれた右手首を返した後、不意を突いてダイキが着ていた服の襟を掴み、そのままダイキを背負い投げしてしまった。
ドシーンッと氷の道の上に叩きつけられたダイキは気を失ってしまった。
「フン!やはりたいしたことなかったな。さて次は…ん?」
ダイキを倒した「オオキイ」が次の行動に移ろうとした時、いきなり迫ってきたダイキの体を何とかよけて、倒れたダイキを心配して生きているか確認していたヒイロとヒデオが目に入った。
「お前らもいたのか。よし!陸地に上がって暴れる前にお前らも始末しておくか。」
そう言って両手で飛んでいるヒイロを捕まえようとし始めた。
ヒイロはヒデオを連れていたので、そんなにスピードを出せないのと「オオキイ」の動きが巨体のわりに俊敏だったために「オオキイ」の手から逃げ回るのに四苦八苦した。
「あっ…クソッ!このっ!ちょこまかと無駄に逃げ回りやがって!」
「オオキイ」はヒイロを捕まえようとしながら悪態をついていた。
「ヒデオさんどうしますか?もうあいつの顔に近づくのは無理ですよ!」
ヒイロは「オオキイ」の手から逃げ回りながら今後の対応をヒデオに相談した。
「う~ん、そうだな…ヒイロくんは俺のことを考えてあまりスピードを出していないんだろう?俺の心配はしなくていいから全速力であいつの顔に近づいてくれないか。近づいたら俺を放り投げてくれれば、後は俺が何とかするから。」
「え!いいんですか?」
「ああ、もうそれしかない!やってくれ!」
「分かりました。それじゃあ行きますよ!」
ヒイロが意を決して「オオキイ」の手から逃げ回るのをやめて向かっていこうとした時、ふわふわと大小さまざまな何かが海面から浮かび上がってきた。
「何だこれ?」
ヒイロがそのふわふわ浮かんでいる何かを目を凝らしてみてみると、氷の塊だということに気が付いた。
「氷だ!ヒデオさん、これ氷ですよ!」
「そうみたいだな。でも一体誰が?」
「僕ですよ!ヒデオさん!」
「チカラくん、キミだったのか!でもキミの能力で氷を浮かばせることが出来るのは分かるけど、氷自体はどこから持ってきたんだ?」
「この氷はオオバヤシが叩きつけられて割れた氷の道の一部を使っているんです。ヒデオさん!僕にいい案があるんですけど聞いてくれますか?」
「え?どんな案かな?」
突然浮かび上がった大小さまざまな氷の塊に戸惑っているのは「オオキイ」も同じだった。
「クソッ!何なんだこれは?奴ら何を企んでいる?いや、慌てるな。ただの目くらましかもしれない…。」
「オオキイ」が考えを巡らせていると、それまでただ浮かんでいた氷が「オオキイ」に向かってぶつかってきた。
「痛っ!クソッ!どういうことだ?さっきまで食らっていた砲撃よりも、こっちの方が痛い!……そうか!この氷はあいつらの仲間が能力で作ったものだし、氷をぶつけてきてるのも能力を使っているから痛いのか!だが、この程度の攻撃で俺が倒せると思っているのなら、俺もなめられたものだな!このくらいの痛みなら耐えながら攻撃することもでき……。」
「オオキイ」が氷に臆することなく反撃に転じようとした時、あごに強烈な痛みを感じた。
「(…何が起きた…んだ…?)」
「オオキイ」は訳も分からずにそのまま意識を失い、倒れ込んでしまった。
「よっしゃー!うまく行ったぞー!」
ヒデオがチカラの作戦がうまく行って喜びの声を上げた。
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