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「現実から目をそらすな」

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父が癌で亡くなったとき、現実から目をそらしました。
他人事のように振る舞いました。
だから、お葬式でも泣いていません。



あと、2か月で社会人という時期だったので、
自分も精一杯だったし、責任感も芽生えていたからです。
過去を見ずに、前だけ向いて歩こうと誓ったのです。



しかしながら、父の息子に変わりはありません。
無理矢理にでも、向き合えば良かったのか、後の祭りです。



後悔していないのか、あるいは後悔しているのか、
自分で今でも判然としません。



言えることは、過去を見ずに今は生きられない。
そして、今は現実から目をそらすな、ということです。
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