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葛藤の極み、人は二度死なない 「人魚の眠る家」(映画)

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脳死をテーマにした感動作品です。原作は同名の東野圭吾先生の小説。主演の篠原涼子さんは一度オファーを蹴ったらしいですが、旦那さんの一言で演じた言います。

篠原涼子さんを始め、西島秀俊さんや子役の熱量が凄まじかったです。物語は、主人公の娘の脳死を巡り、究極の決断を迫られます。

日本では、脳死判定して臓器提供を希望するか、心臓死をもってしか「死」と認定されません。

脳が関わるということで、ジストニアの私としても、興味深い内容でした。テーマは深く重いですが、役者の鬼気迫る演技には感動を覚えます。

坂口健太郎さんや川栄李奈さん、山口紗弥加さん、松坂慶子さんなどの演技も脇を引き締めています。

最近は原作ものの映画化が多く、脚色があったとしても大体の内容がわかっています。そのため、私の映画鑑賞のポイントは役者の演技に移っています。

今後も東野作品は映画化が途絶えませんね。木村拓哉さん主演の「マスカレード・ホテル」が1月に公開予定です。
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