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憧憬4
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いつの間にか俺は気絶してたらしい。
あれから手枷はそのままで、俺はベッドでくたばっていて。
イッてる感覚が、抜けなくて。
何度も何度もイカされ続け、何度も何度も俺のナカに白い欲望が吐き出された感覚。
俺の身体はまだ余韻が残ってて。
ずっと、まだイカされているかのような感覚が続いていて。
目を瞑るとあの時の藤咲の顔が鮮明に浮かんでしまって。
必死にそれを首を横に振って忘れようとする。
身体の痙攣もまだおさまらず。
「は…ぁ……ぅ……」
自分の尻の穴がクパクパと収縮しているのが分かる。その度に藤咲から吐き出された精液がコポコポと漏れ出ているのも。
「あ…出ちゃぅ……」
漏れ出た精液がベッドのシーツをジンワリと汚していく。
藤咲の精液。
「ふじ…さきぃ……なんで……?」
嫌なのに。
あんなコトされたのに。
嫌だったのに。
なんで。
なんでこんなにあったかいの……?
暖かく俺に染み入ってくる藤咲の精子。
なんでこんなにも。
俺は──……
どうして彼を嫌いになれずにいるんだ……?
それに。
どうして俺に……あんなコト、したの?
藤咲の真意が、知りたい。
知りたい……?
ホントに?
あんな酷い事されたのに?
──それはホントにヒドイコトなの?
「え……っ?」
脳内が語りかけてくる。
藤咲は常に優しかった。
常に俺を気にかけてくれてた。
痛い事はされなかった。
痛くはなかった……。
気持ちいい事しかなかった。
なかったけど。
なかったけど……。
──ズクンッ
身体の芯が熱い。
「ウソ……」
嘘だ。
嘘だろ?
身体がじんわりあったかくなってきて、奥がジンジンしてる。
尻の穴がさっきよりも収縮してる。
「違う……ッッ」
俺が俺じゃなくなっていく。
あんなにされたのに、今の俺の身体は藤咲を求めてる。
まだ余韻でビクついてすらいるのに。
なんで?
さっきまで藤咲に突かれてた奥が。
藤咲に舐められてた乳首が。
藤咲に弄られてた股間が。
俺の全身が、藤咲を求めてしまっている。
「なんで……俺……勃ってんの……?」
俺の肉棒はフル突起していて、我慢汁まで溢れていて。
「や……ッ」
恥ずかしくて両脚を閉じると。
「ひィィ、ッあはァァ…ッ!?」
閉じた際に肌を擦った刺激すら、今の俺にはたまらなくて。
「やなのに…っんぅ、やなのにィィ……ッあん!」
刺激を求めて股を擦り続けてしまう。
「ひぅん…やだ、アァァん、や、足りないィィ…ッ!」
刺激が、薄い。
「あん、あぅ、や、あ…っん……」
もっと刺激が欲しい。
ジンジンするぅ。
イジって欲しい。
「イケないよぉ……ッ!…なんで……?」
否定したいのに。
身体がそれを許さない。
嫌だ。
嫌だ。
嫌だ。
嫌なのに。
『──美波さん』
「~~ッ!?」
頭の中に藤咲の声が鳴り響く。
『可愛いですよ、美波さん』
「ふぁ、ァァ……ッッ」
まるで耳元で囁かれてるみたいな感覚。
ゾクゾクする。
『太ももを俺の手だと思って、もっかい閉じて、擦ってみて?』
藤咲の手……。
言われた通りにイメージする。
まるで藤咲の両指に俺の肉棒が包まれているような錯覚が起こり、そのまま擦り続ける。
「ぁ、ァァあ、あん、や、ふじさ、きぃ、そんなに扱かないでぇ……ッ」
さっきとは全然違う快感が襲ってきて。
『美波さん、気持ちいい?』
「きもちぃ、いよぉォォ…ッあん!」
『イキたい?』
「イキたい……ッ!藤咲の手で、俺イキたいィィ!!──あっ、やアァァ、きもちぃ、イィよぉォォ!あっん、イク、ふじさ…き、イッちゃう、イクイクイッッックうぅぅゥゥ~~~……ッッ!!」
身体が弓なりにしないでバウンドする。
『よく出来ました。えらいね、美波さん』
妄想の藤咲に褒められて。
なんでか嬉しくて。
「はぁ、…っは、ぁ……」
嬉しくて……。
ちゃんと射精してイッたのに。
達成感はあったのに。
──期待に溢れたゾクゾクが、まだおさまらないのはどうしてなの……?
あれから手枷はそのままで、俺はベッドでくたばっていて。
イッてる感覚が、抜けなくて。
何度も何度もイカされ続け、何度も何度も俺のナカに白い欲望が吐き出された感覚。
俺の身体はまだ余韻が残ってて。
ずっと、まだイカされているかのような感覚が続いていて。
目を瞑るとあの時の藤咲の顔が鮮明に浮かんでしまって。
必死にそれを首を横に振って忘れようとする。
身体の痙攣もまだおさまらず。
「は…ぁ……ぅ……」
自分の尻の穴がクパクパと収縮しているのが分かる。その度に藤咲から吐き出された精液がコポコポと漏れ出ているのも。
「あ…出ちゃぅ……」
漏れ出た精液がベッドのシーツをジンワリと汚していく。
藤咲の精液。
「ふじ…さきぃ……なんで……?」
嫌なのに。
あんなコトされたのに。
嫌だったのに。
なんで。
なんでこんなにあったかいの……?
暖かく俺に染み入ってくる藤咲の精子。
なんでこんなにも。
俺は──……
どうして彼を嫌いになれずにいるんだ……?
それに。
どうして俺に……あんなコト、したの?
藤咲の真意が、知りたい。
知りたい……?
ホントに?
あんな酷い事されたのに?
──それはホントにヒドイコトなの?
「え……っ?」
脳内が語りかけてくる。
藤咲は常に優しかった。
常に俺を気にかけてくれてた。
痛い事はされなかった。
痛くはなかった……。
気持ちいい事しかなかった。
なかったけど。
なかったけど……。
──ズクンッ
身体の芯が熱い。
「ウソ……」
嘘だ。
嘘だろ?
身体がじんわりあったかくなってきて、奥がジンジンしてる。
尻の穴がさっきよりも収縮してる。
「違う……ッッ」
俺が俺じゃなくなっていく。
あんなにされたのに、今の俺の身体は藤咲を求めてる。
まだ余韻でビクついてすらいるのに。
なんで?
さっきまで藤咲に突かれてた奥が。
藤咲に舐められてた乳首が。
藤咲に弄られてた股間が。
俺の全身が、藤咲を求めてしまっている。
「なんで……俺……勃ってんの……?」
俺の肉棒はフル突起していて、我慢汁まで溢れていて。
「や……ッ」
恥ずかしくて両脚を閉じると。
「ひィィ、ッあはァァ…ッ!?」
閉じた際に肌を擦った刺激すら、今の俺にはたまらなくて。
「やなのに…っんぅ、やなのにィィ……ッあん!」
刺激を求めて股を擦り続けてしまう。
「ひぅん…やだ、アァァん、や、足りないィィ…ッ!」
刺激が、薄い。
「あん、あぅ、や、あ…っん……」
もっと刺激が欲しい。
ジンジンするぅ。
イジって欲しい。
「イケないよぉ……ッ!…なんで……?」
否定したいのに。
身体がそれを許さない。
嫌だ。
嫌だ。
嫌だ。
嫌なのに。
『──美波さん』
「~~ッ!?」
頭の中に藤咲の声が鳴り響く。
『可愛いですよ、美波さん』
「ふぁ、ァァ……ッッ」
まるで耳元で囁かれてるみたいな感覚。
ゾクゾクする。
『太ももを俺の手だと思って、もっかい閉じて、擦ってみて?』
藤咲の手……。
言われた通りにイメージする。
まるで藤咲の両指に俺の肉棒が包まれているような錯覚が起こり、そのまま擦り続ける。
「ぁ、ァァあ、あん、や、ふじさ、きぃ、そんなに扱かないでぇ……ッ」
さっきとは全然違う快感が襲ってきて。
『美波さん、気持ちいい?』
「きもちぃ、いよぉォォ…ッあん!」
『イキたい?』
「イキたい……ッ!藤咲の手で、俺イキたいィィ!!──あっ、やアァァ、きもちぃ、イィよぉォォ!あっん、イク、ふじさ…き、イッちゃう、イクイクイッッックうぅぅゥゥ~~~……ッッ!!」
身体が弓なりにしないでバウンドする。
『よく出来ました。えらいね、美波さん』
妄想の藤咲に褒められて。
なんでか嬉しくて。
「はぁ、…っは、ぁ……」
嬉しくて……。
ちゃんと射精してイッたのに。
達成感はあったのに。
──期待に溢れたゾクゾクが、まだおさまらないのはどうしてなの……?
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