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1話 異世界のお約束、盗賊退治
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異世界につくと俺は自身の姿を確認する。
アイテムボックスを開くと鏡があったのでそれで確認するが、顔は結構な美形の金髪だった。
「良い感じだな。それじゃ早速街に行くか」
アイテムボックス内の地図で確認するがここは街からそこそこ距離がある丘の上だ。
(どうせなら街スタートでいいのに)
そう思いながらもアイテムボックス内には馬車もあったので、馬車に乗ると早速街へと出発する。
貰ったスキルのうちの一つに騎乗スキルがあるので操作は自然とできる。
俺は馬車に乗って丘を降り、森へと入っていく。
道中魔物が襲ってきたりもしたが問題なく撃退していく。
ちなみにこの世界の魔物は地球のファンタジーに出てくるような奴とは違い、ゴブリンみたいなのもいるが基本動物と変わらないようだ。
そんなこんなで森を進んでいくが、途中で盗賊に襲われる。
「やいやい、命がほしければ金目のものを置いていけ」
盗賊は5人ほど。全員男だが小物感満載だった。
「嫌だよ。それにお前等雑魚だし」
俺の言葉に激昂したのか1人がナイフを持って飛びかかってくる。
「こいつなめてんのか!」
しかし遅い。遅すぎる。俺は余裕をもって回避すると顔面を思いっきりぶん殴る。
男は吹っ飛んでいった後気絶していた。
他の4人は唖然としていたが、すぐに武器を構える。
「おい、やるぞ」
リーダーらしき男が指示を出すと一斉に斬りかかってきた。
4人同時になので普通ならかなり厳しいだろう。
しかしこちらも剣術スキルを持っているため難無く対処する。
「ぐふぅっ」
1人の腹パンで沈めると残り3人もあっさり倒してしまう。
「つまんねえ相手だったな」
そう呟くと
「やれやれ、情けないねえ」
と一人の女が現れた。
パンツルックだが線が細く、歳は15歳前後の美少女だ。
しかし態度からして盗賊のリーダーなのが分かる。
「お前は誰だ?」
「あたしゃ、盗賊団『クリムゾン』の団長のクリムさ」
「盗賊団の団長だと?」
「ああ、そうだよ。まあ、あんたにはここで死んでもらうけどね」
そういうと懐から銃を取り出す。
「それは!?」
「こいつは魔導銃さ。魔法を使うための道具だよ。魔力を込めて引き金を引けば発動できるんだよ」
そう言って笑うと魔導銃を構えて撃ってくる。
「なるほど。だが遅いっ!」
俺は華麗に避けると剣をクリムの顔めがけて高速で突き出す。
「ひぃ!」
俺の高速移動と突きの剣にビビったのか、クリムは体を硬直させて怯えた表情を見せる。
無理もない。寸止めしたが俺にその気があればクリムは死んでいた。
「あっ、ああぁ」
クリムは腰を抜かしてへたり込む。
そしてホットパンツの股間に染みを作ると地面に水たまりを作っていく。
「ふっ、粋がっても所詮は小娘か」
「ごめんなさい、殺さないでください」
「殺すつもりはない。ただ質問に答えてくれればそれでいい」
「なんでも答えるので許してください」
「まず一つ、なぜ俺を襲った?」
「たまたま近くにいたからだ。まさかあんなに強いとは思わなかった」
「二つ、お前らのアジトはどこにある?」
「ここから南に下ったところにある洞窟の中にある」
「三つ、お前らの目的は?」
「金目の物を盗んで生活することだ。でも最近は稼げなくて困ってる」
「四つ、お前の能力はなんだ?」
「あたしの能力は身体強化だ。あとはさっきみたいに魔導銃を使える」
「五つ、最後に名前を教えろ」
「名前はクリムだ」
「そうか、もういい」
俺は剣を引くと馬車に戻る。
「このような蛮行は二度とするな。もししたらアジトは滅ぼすからな」
そう言うと俺は街を再び目指すことにする。
「分かった。もう二度としないから」
クリムが深々と頭を下げる。
俺は無視して馬車を走らせる。
その後、無事に街に着いた。
アイテムボックスを開くと鏡があったのでそれで確認するが、顔は結構な美形の金髪だった。
「良い感じだな。それじゃ早速街に行くか」
アイテムボックス内の地図で確認するがここは街からそこそこ距離がある丘の上だ。
(どうせなら街スタートでいいのに)
そう思いながらもアイテムボックス内には馬車もあったので、馬車に乗ると早速街へと出発する。
貰ったスキルのうちの一つに騎乗スキルがあるので操作は自然とできる。
俺は馬車に乗って丘を降り、森へと入っていく。
道中魔物が襲ってきたりもしたが問題なく撃退していく。
ちなみにこの世界の魔物は地球のファンタジーに出てくるような奴とは違い、ゴブリンみたいなのもいるが基本動物と変わらないようだ。
そんなこんなで森を進んでいくが、途中で盗賊に襲われる。
「やいやい、命がほしければ金目のものを置いていけ」
盗賊は5人ほど。全員男だが小物感満載だった。
「嫌だよ。それにお前等雑魚だし」
俺の言葉に激昂したのか1人がナイフを持って飛びかかってくる。
「こいつなめてんのか!」
しかし遅い。遅すぎる。俺は余裕をもって回避すると顔面を思いっきりぶん殴る。
男は吹っ飛んでいった後気絶していた。
他の4人は唖然としていたが、すぐに武器を構える。
「おい、やるぞ」
リーダーらしき男が指示を出すと一斉に斬りかかってきた。
4人同時になので普通ならかなり厳しいだろう。
しかしこちらも剣術スキルを持っているため難無く対処する。
「ぐふぅっ」
1人の腹パンで沈めると残り3人もあっさり倒してしまう。
「つまんねえ相手だったな」
そう呟くと
「やれやれ、情けないねえ」
と一人の女が現れた。
パンツルックだが線が細く、歳は15歳前後の美少女だ。
しかし態度からして盗賊のリーダーなのが分かる。
「お前は誰だ?」
「あたしゃ、盗賊団『クリムゾン』の団長のクリムさ」
「盗賊団の団長だと?」
「ああ、そうだよ。まあ、あんたにはここで死んでもらうけどね」
そういうと懐から銃を取り出す。
「それは!?」
「こいつは魔導銃さ。魔法を使うための道具だよ。魔力を込めて引き金を引けば発動できるんだよ」
そう言って笑うと魔導銃を構えて撃ってくる。
「なるほど。だが遅いっ!」
俺は華麗に避けると剣をクリムの顔めがけて高速で突き出す。
「ひぃ!」
俺の高速移動と突きの剣にビビったのか、クリムは体を硬直させて怯えた表情を見せる。
無理もない。寸止めしたが俺にその気があればクリムは死んでいた。
「あっ、ああぁ」
クリムは腰を抜かしてへたり込む。
そしてホットパンツの股間に染みを作ると地面に水たまりを作っていく。
「ふっ、粋がっても所詮は小娘か」
「ごめんなさい、殺さないでください」
「殺すつもりはない。ただ質問に答えてくれればそれでいい」
「なんでも答えるので許してください」
「まず一つ、なぜ俺を襲った?」
「たまたま近くにいたからだ。まさかあんなに強いとは思わなかった」
「二つ、お前らのアジトはどこにある?」
「ここから南に下ったところにある洞窟の中にある」
「三つ、お前らの目的は?」
「金目の物を盗んで生活することだ。でも最近は稼げなくて困ってる」
「四つ、お前の能力はなんだ?」
「あたしの能力は身体強化だ。あとはさっきみたいに魔導銃を使える」
「五つ、最後に名前を教えろ」
「名前はクリムだ」
「そうか、もういい」
俺は剣を引くと馬車に戻る。
「このような蛮行は二度とするな。もししたらアジトは滅ぼすからな」
そう言うと俺は街を再び目指すことにする。
「分かった。もう二度としないから」
クリムが深々と頭を下げる。
俺は無視して馬車を走らせる。
その後、無事に街に着いた。
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