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37話 サラとデート
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そして翌日。
「今日はどこに行くの?」
朝、朝食を食べている時にサラが訊ねてくる。
「特に決めてはいないんだが、適当にぶらつくか?どこか行きたいところでもあるか?」
「んー。とりあえず買い物に行きたいわ」
「わかった。なら商店街の方へ行くか」
「えぇ」
「了解だ」
俺達は宿を出て、近くの商店街へと向かう。
しばらく歩いているとすぐに到着した。
「それで何を買うつもりなんだ?」
「服よ」
「服?なんでまた」
俺は疑問に思って首を傾げる。
「だって貴方の服装、いつも同じじゃない」
確かに言われてみればそうかもしれない。
今の俺はいつもと同じ服を着ている。別に気にしていなかったが、よく考えればそれはおかしいことなのかもしれない。
「まぁ、それもそうかもな」
「だから一緒に選ぼうと思って」
「なるほどな。そういう事ならお願いしようかな。俺もあまり詳しくないから助かる」
「任せてちょうだい!」
「あぁ」
その後、俺たちは二人で服屋へと向かった。
中に入ると店員さんが声をかけてきた。
「いらっしゃいま……せ!?」
「どうしたんですか?」
「あ、あの、もしかして勇者様ですか?」
「はい。一応そうですけど」
「やっぱり!嬉しいです。勇者様が訪ねてくれるなんて」
「そう言っていただけるとこちらも来た甲斐がありました」
「はい!ぜひごゆっくり見ていってくださいね!」
「はい。それじゃあ服を見ようか」
俺がそう言うとサラと服を見ていくことにする。
俺は自分のファッションセンスがないと思っているので正直サラに任せることにした。
「これなんかどうかしら?」
そう言ってサラが持ってきたのは黒を基調とした上下セットのスーツだった。
「いいんじゃないか?」
「そうでしょ。試着してみて」
「あぁ」
俺は更衣室に入って着替える。
するとすぐに扉がノックされ、開けられる。
「どうかな」
「似合ってるわよ」
「本当?よかったよ」
それから俺達はあれやこれやと色々な服を見て回った。「結局買ったのはそれだけなのか?」
「うん。他のはちょっと私の趣味とは違ったし」
「そうなのか。じゃあそろそろ帰るとするか」
「えぇ。帰りましょう」
「おう。それじゃあな」
俺は店の外に出てからサラと一緒に宿に帰る。「楽しかったわね」
「そうだな。たまにはこういうのもいいかもな」
「そうね。今度はみんなで来ましょ」
「あぁ、そうしよう」
俺達はそんな話をしながら歩いた。
こうして俺達の休日は過ぎていった。
「今日はどこに行くの?」
朝、朝食を食べている時にサラが訊ねてくる。
「特に決めてはいないんだが、適当にぶらつくか?どこか行きたいところでもあるか?」
「んー。とりあえず買い物に行きたいわ」
「わかった。なら商店街の方へ行くか」
「えぇ」
「了解だ」
俺達は宿を出て、近くの商店街へと向かう。
しばらく歩いているとすぐに到着した。
「それで何を買うつもりなんだ?」
「服よ」
「服?なんでまた」
俺は疑問に思って首を傾げる。
「だって貴方の服装、いつも同じじゃない」
確かに言われてみればそうかもしれない。
今の俺はいつもと同じ服を着ている。別に気にしていなかったが、よく考えればそれはおかしいことなのかもしれない。
「まぁ、それもそうかもな」
「だから一緒に選ぼうと思って」
「なるほどな。そういう事ならお願いしようかな。俺もあまり詳しくないから助かる」
「任せてちょうだい!」
「あぁ」
その後、俺たちは二人で服屋へと向かった。
中に入ると店員さんが声をかけてきた。
「いらっしゃいま……せ!?」
「どうしたんですか?」
「あ、あの、もしかして勇者様ですか?」
「はい。一応そうですけど」
「やっぱり!嬉しいです。勇者様が訪ねてくれるなんて」
「そう言っていただけるとこちらも来た甲斐がありました」
「はい!ぜひごゆっくり見ていってくださいね!」
「はい。それじゃあ服を見ようか」
俺がそう言うとサラと服を見ていくことにする。
俺は自分のファッションセンスがないと思っているので正直サラに任せることにした。
「これなんかどうかしら?」
そう言ってサラが持ってきたのは黒を基調とした上下セットのスーツだった。
「いいんじゃないか?」
「そうでしょ。試着してみて」
「あぁ」
俺は更衣室に入って着替える。
するとすぐに扉がノックされ、開けられる。
「どうかな」
「似合ってるわよ」
「本当?よかったよ」
それから俺達はあれやこれやと色々な服を見て回った。「結局買ったのはそれだけなのか?」
「うん。他のはちょっと私の趣味とは違ったし」
「そうなのか。じゃあそろそろ帰るとするか」
「えぇ。帰りましょう」
「おう。それじゃあな」
俺は店の外に出てからサラと一緒に宿に帰る。「楽しかったわね」
「そうだな。たまにはこういうのもいいかもな」
「そうね。今度はみんなで来ましょ」
「あぁ、そうしよう」
俺達はそんな話をしながら歩いた。
こうして俺達の休日は過ぎていった。
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