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2話 復讐の開始
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さてと。
お漏らしノートが本物だと分かったことで俺は早速ノートを実用的に使うことを思いつく。
当然手始めに俺をいじめている女子三人組への復讐だ。
しかしお漏らしノートをそのまま持っていくのは流石にリスクが高いだろう。
ノートの表紙に堂々と
『お漏らしノート』と書かれているものを持ち運ぶのは色々とヤバい。
だが幸いにも切れ端でも同様の効果がある以上それを利用しない手はない。
俺はノートの1ページを破り学校の授業で使う通常のノートに挟むことにした。
本物のノートは俺の机に引き出しに入れて隠しておく。
普通のノートの間に隠せばまず見つかることはない。
俺は準備を済ませるといざ学校へと向かう。
「おー、今日も登校してるねキモヲタちゃん」
「きゃははっ、懲りないねー」
「今日もいっぱいからかっちゃうぞー」
登校するとすぐにいじめっ子三人組がからかってくる。
だがそれも今日で終わりだ。
覚悟しろよ。
そして1限目の授業が始まる。
俺は授業を受けながら早速ノートにあることを書く。
西野 咲
一限目の授業開始早々に睡魔に襲われ居眠りをする。
そして授業開始後35分でおねしょをする。
おねしょはクラスメイト全員に目撃される。
これでいい。
あとは時間を待つだけだ。
1限目の授業中。
俺の席は一番後ろの窓側の隅なのでクラス中がよく見渡せる。
そして西野咲の様子を見るがやはり既に眠りに落ちている。
あとは時間を待つだけだ。
今から数十分後に彼女は高校生としてはありえない失態をすることになる。
それが楽しみだ。
ノートに記した時間になる。
俺は西野の様子を見るがすぐに変化が訪れた。
スカートの後ろの部分がうっすら濡れて染みが広がるとすぐに椅子の下に水が落ち始める。
それは滝のようになり教室中に水音が響き渡る。
「ん?何?」
「水? どうしたの?」
「何があった?」
クラス中は一時授業が止まりざわつく。
だがその音の発信源が分かるとそれを見て一気にクラス中が騒然となる。
「ちょっとあれ?」
「お漏らし?」
「いや寝てるしおねしょ?」
「高校生にもなって?」
「まだおねしょ治ってないんだ」
そんなことが口々に囁かれる。
そしておしっこを出し終わるとようやくクラスの騒めきが原因で目を覚ます。
「うっ、ん? 何? 騒いでるけど……」
西野は顔を上げるがまだ自身に起こったことに気がついていないようだ。
そして隣の席の人が話しかける。
「あの……西野さんそれ……」
そういいながら椅子の下を指さす。
それにつられ西野も自身の足元に目を移す。
そしてようやく自分がした失態に気付く。
「えっ、 嘘、………嘘嘘嘘! そんなっ、いや……いやぁぁぁ!」
そんな悲鳴が教室中に響く。
その哀れな姿を見て俺は思わずほくそ笑んだ。
計画通り!
思わずそんな感じでにやけてしまう。
お漏らしノートが本物だと分かったことで俺は早速ノートを実用的に使うことを思いつく。
当然手始めに俺をいじめている女子三人組への復讐だ。
しかしお漏らしノートをそのまま持っていくのは流石にリスクが高いだろう。
ノートの表紙に堂々と
『お漏らしノート』と書かれているものを持ち運ぶのは色々とヤバい。
だが幸いにも切れ端でも同様の効果がある以上それを利用しない手はない。
俺はノートの1ページを破り学校の授業で使う通常のノートに挟むことにした。
本物のノートは俺の机に引き出しに入れて隠しておく。
普通のノートの間に隠せばまず見つかることはない。
俺は準備を済ませるといざ学校へと向かう。
「おー、今日も登校してるねキモヲタちゃん」
「きゃははっ、懲りないねー」
「今日もいっぱいからかっちゃうぞー」
登校するとすぐにいじめっ子三人組がからかってくる。
だがそれも今日で終わりだ。
覚悟しろよ。
そして1限目の授業が始まる。
俺は授業を受けながら早速ノートにあることを書く。
西野 咲
一限目の授業開始早々に睡魔に襲われ居眠りをする。
そして授業開始後35分でおねしょをする。
おねしょはクラスメイト全員に目撃される。
これでいい。
あとは時間を待つだけだ。
1限目の授業中。
俺の席は一番後ろの窓側の隅なのでクラス中がよく見渡せる。
そして西野咲の様子を見るがやはり既に眠りに落ちている。
あとは時間を待つだけだ。
今から数十分後に彼女は高校生としてはありえない失態をすることになる。
それが楽しみだ。
ノートに記した時間になる。
俺は西野の様子を見るがすぐに変化が訪れた。
スカートの後ろの部分がうっすら濡れて染みが広がるとすぐに椅子の下に水が落ち始める。
それは滝のようになり教室中に水音が響き渡る。
「ん?何?」
「水? どうしたの?」
「何があった?」
クラス中は一時授業が止まりざわつく。
だがその音の発信源が分かるとそれを見て一気にクラス中が騒然となる。
「ちょっとあれ?」
「お漏らし?」
「いや寝てるしおねしょ?」
「高校生にもなって?」
「まだおねしょ治ってないんだ」
そんなことが口々に囁かれる。
そしておしっこを出し終わるとようやくクラスの騒めきが原因で目を覚ます。
「うっ、ん? 何? 騒いでるけど……」
西野は顔を上げるがまだ自身に起こったことに気がついていないようだ。
そして隣の席の人が話しかける。
「あの……西野さんそれ……」
そういいながら椅子の下を指さす。
それにつられ西野も自身の足元に目を移す。
そしてようやく自分がした失態に気付く。
「えっ、 嘘、………嘘嘘嘘! そんなっ、いや……いやぁぁぁ!」
そんな悲鳴が教室中に響く。
その哀れな姿を見て俺は思わずほくそ笑んだ。
計画通り!
思わずそんな感じでにやけてしまう。
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