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何でもするって言っちゃったけど

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「チーロ…大人しくしていろよ…」

部屋に戻るなり、汚いからとお風呂に入れられた。
ふわふわのタオルで水を拭き取られ、僕はベッドの上にうつ伏せで倒れこんだ。

お風呂気持ち良かった。

人に丁寧に洗われてお世話されるのって、恥ずかしいけど、最高に気持ちいい。

それに今みたいに、髪の毛を拭いて櫛を通されるのも。

「気持ちいいね」

ここは温かい地方なので、ドライヤー無いけどロン毛でも大丈夫、寒くないよ。

むしろ、毛が長いから、オルニスがベッドに腰掛けて、タオルでポンポン水を取りながら、すいてくれて気持ちいい。

「チーロ、髪の毛、ちょきんやめた」

邪魔だから切ろうと思ってたけど、しばらくこのままでいいや。

うっとりとオルニスを見上げる。

「切ろうと思ってたのか…恐ろしい……あやまって怪我をしたらどうする」

「だいじょぶよ…きんない。オルニスの櫛好きだから」

「そうか…俺もすきだ」
オルニスがふっと笑う笑顔が素敵すぎて、羽根がムズムズする。
僕の小さい羽根がピクピク動く。

「…まだ羽根の水を払うやり方は難しいみたいだな…羽根に水がついているのは嫌じゃないのか?」

タオルが羽根へと向かう。

肩甲骨あたりから生える羽根の付け根は、ふわふわの毛が密集している。
何故かすごく敏感で、そこを触られると、乳首がツンと立ち上がるし、ちんちんが反応する。

「オルニス…駄目…そこは触らないで…濡れててもだいじょぶ…」

ぎゅっとシーツを握り締めた。
羽根は水に濡れにくいのか、そもそもそんなに濡れていない。表面に水滴が乗っている感じだ。

「…何でもしてくれるんだろう……俺は、チーロの体を詳しく知りたい」

「えぇ?!」

それってどういう意味なのだろう。

そう頭を悩ませていると、オルニスが僕の背中に覆いかぶさり、羽根の付け根に顔をうずめた。

「…っあ…」

ふわふわと羽根を優しく触りながら、オルニスの少し乾燥している唇が僕の背中をさすった。

そわっ…

落ち着かない不思議な震えが走った。
これって…もしかして…快感?

「オ…オルニス…なんか変よ…」

「どう、変なんだ? 教えてくれ…チーロの体が心配なんだ…ここを刺激されるとどうなるんだ…」

オルニスが今度は羽根の付け根を、舐めた。

「…んっ…ぅ…あっ…」

唾液を含ませ、凝らせた舌が僕の肌を舐め、手が羽根を、優しく掻き回した。

「…ふっ…あ…っう…」

むくむくと勃ち上がってきた、ちんちんが痛くて、つい腰を付き出すように上げた。するとオルニスの顔が離れ、僕のお尻を撫でた。

「ふあぁぁ!」

尾骨の所を撫でられた瞬間に、ペニスがビクビクッと震えた。
目の前がちかちかしそうな快感に叫ぶ声が抑えられなかった。

「…天人の番は、ここが鳥の尾のように神経が通り、特別に敏感になる個体が生まれる事があるらしい……まさか、チーロもそうなのか?」

オルニスが、そう言うと僕のお尻を舐めた。

「いやぁあ!やめて!オルニス変なとこなめるの駄目!」

ペニスがドクンと脈打ち、痛いくらいに勃起している。
心臓の鼓動の音がドキドキとうるさい。
顔も体も真っ赤になっていると思う。

「…中もきっと感じやすいのだろうな…」

オルニスが、何か小声で呟いた。

でも、僕はペニスが痛いし、乳首もじんじんしてむず痒く、何とかしたくて、それどころでは無かった。

「チーロ…トイレ行く!おしっこ出る!」

背中を撫でられて、お尻を触られて勃起して辛いから抜いて来る、とは言えず、バスタオルを手繰り寄せ、ペニスを隠して起き上がった。

「…チーロ…それは、おしっこじゃない…」

オルニスが真剣な顔で僕を見つめて、バスタオルに手を伸ばす。

「おしっこなの!出ちゃうの!」

オルニス、察しろ!
おしっこって事で黙って僕をトイレに行かせてくれ。それが、兄弟の思いやりだろ!

「この前も出た白いおしっこは……精液と言うものだ」

オルニスが僕に、言い聞かせるように耳元で囁いた。
艶のあるいい声が、爆発寸前のペニスに響く!

知ってるよ!精液くらい!
非モテ童貞の絶食系男子だってオナニーくらいしたことある!

「…チーロの体が快楽を感じると、そのかわいい性器から溢れるんだ…」

「…あっ…あぁ…」

やめて!その声で、卑猥な講義を始めないで!
痛いよ…本当に痛い…もう立てないかも…。

「おかしい事ではない…出していいんだ」

「…うぅ…やだ…チーロ、トイレ行く…おしっこする…ひとりでできるよ…」

ペニスのタオルをぎゅっと抑えたら、痛すぎた。
涙がポロポロと溢れる。
乳首が触れてもいないのに、きゅうきゅうと搾られるような、痛みに似た快感が走る。

「俺たちは、番だ。だから…見せてくれ…チーロの感じた証を…」

番って兄弟ってことでしょ?
天人って性教育は兄弟担当なの?

「でも…やだ…オルニスみるない!」

もはや立ってトイレに走る事もできなくなったので、オルニスに出ていって貰いたい。

「…チーロ…何でも言うことをきくのだろう…」

「……うぅ…」

ずるい。オルニスを病院に連れて行く為には、何とかお見舞いも拒否されないよう、約束を守りたいところだ。

それに…

もう…限界…

イキたくて…

射精したくて…

つい…亀頭の部分のタオルを擦ってしまった。

「ん…あぁ!あっ…やっ…オルニス…どうしよう…だめ!出ちゃうよぉ…」

「さぁ…見せてくれ…」

優しく手をとられ、タオルを取り払われた。

「やだっ…見るないの!だめ!」

目の前に、ぱんぱんに腫れて勃起したペニスが、鈴口をパクパクさせながら、白い精液の玉を浮かべている。

「チーロ…かわいい…怖くて見たくないのか?なら俺の羽根で隠してやる…」

「えっ…ちが…」

オルニスが左の翼を広げ、僕のペニスを包み込んだ。

「んんっ!!あぁああ!やぁぁ…あっ…羽根…やっ…当たってる……やだ…で…出ちゃうよぉ!」

オルニスの茶色の羽根が、僕のちんちんを包み込んだまま、すーっと撫で上げた。

極上の手触りの羽根に、今にもイキそうなちんこを撫でられて…

「ぅあぁああ!んんー!ああ!…やぁ…あちゅい!やっ…でちゃ…だめ…あぁ…とまんな…ぅ…」

頭が沸騰しそうな快感に、全身を痙攣させて、後ろへ倒れ込むと、オルニスの逞しい腕が、僕を抱き止めた。

びゅっ…びゅっ…

オルニスの足に当たった性器が、再び白濁を吹き出した。

独特な匂いが充満し、はぁはぁという自分の荒い呼吸を聞きながら、意識が薄れて行くのを感じた。

「…オルニス……ごめしゃい……汚い…」

洋服ベッドも汚してごめん…。





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