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レッスンワン
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羽根が生えて分かったことがあります。
それは、仰向けで長時間寝られません。羽根がキツくなります。
「……」
アレからぐったりと眠りこんだ僕は長い時間眠り続けたようです。朝だったのに、夕日に変わってます。
周囲にオルニスは見当たりません。
これは色々とチャンス!!
「羽根、パタパタうぎょく、すてみる」
言葉の練習と羽根の堪能だ!!
まずは起き上がってみる。
ベッドのうえにペタンと座っているのだけど、バランスが変だ。
重いリュックを持っているよりもバランスが取れない。
「…うぎょけ」
ムムム…とまるで、ふんばるみたいに羽根に力を入れようとするけど、うまく意識が行かない。
なんだろう、足の指でキーボード打つくらいの難しさだ!!
神経は、通っているけど、自在に操れない。
「…負けるない…」
まずはとにかく開いてみよう。無理矢理手を使ってでも!!
右手を左肩に回して、何とか左の疊まれている羽根に触ることが出来た。
「きちゅい…」
なかなか苦しい体勢だ。
それにしても羽根がふわふわのモコモコなのが気になる。
これって…まだ子供の毛じゃない??
ひよことかの、ふわふわの羽根じゃない?
「いっちょ抜くじょ……とりゃ!!」
ブチ!!
「っい…いちゃい!!」
髪の毛4本くらい一気に抜いたくらい痛い!
涙目になりながら手を開き見てみると、一本しか抜けて無かった。
オルニスのような、一本が大きくて力強い感じではなく、たんぽぽの綿毛のようにフワフワしてる。
これ…完全にひよこの白バージョンじゃん…。
いっぱい毟ったら、早く大人の羽根に生え変わるのかな…
手のひらの羽をふっと吹き飛ばして、考える。
無理か…まだらに毟られてるのもかっこ悪いしね。
それよりも、早く飛びたい!!
「飛べりゅ!!フライドチキン!!アイ、キャン、フライ!」
日本語より英語の方がこの口、発音しやすいな。
フラフラと何とかバランスを取りながら、ベッドの上に立ち上がった。
よし、試しにふわっと飛んで着地するぞ!
若干前かがみになって、羽根に意識を持っていく。
開かない
「…むむむ…」
どうした、マイ翼くん!!空は友だちだろう!羽ばたけよ!
しかし、全然開かない!
「えい!!」
思い切ってジャンプしてみた。
ドベチャと床に崩れ落ちた。
羽根のせいで、普通に着地もできなかった…くそぉ…。
悪役令嬢のように床に這いつくばって、キーーっと服を噛み、ザマァされてみる。
「チーロ、チート簡単ない!!ザマスされる!!」
やはり、モテモテの鳥人間戦士への道は厳しいざます!!
よし、ここは、お兄ちゃんの手を借りよう。
「オルニス!どこある!!オルニス!」
フラフラとまっすぐ歩けないゾンビのように、オルニスを探し始めた。
扉の先に居ると思ったオルニスが居なかった。
お出かけ中でしょうか?
一応お風呂の部屋も見たけど、居ない。
ドキドキしながら、スキンヘッドが出ていった扉を開けた。
ガチャ
鍵がかかってる。
2つも!
解除します。
ガチャ…カチャ…キィィ
開きました。
濃い茶色の重厚なドアが外に向かって開いていく。
ドアの向こうは、赤い絨毯が敷かれた廊下だった。海外のお屋敷みたいだ。
「…オルニス…」
雰囲気に飲まれて小声になる。
相変わらずゾンビのように、フラフラと壁に手を添えながら歩く。
廊下の先は、吹き抜けの開放的な空間で、映画で見たことがあるような緩やかな曲線を描いた広い階段があった。
階下からは、ザワザワとした人の気配がする。
誘われるように階段へ向かった。
それは、仰向けで長時間寝られません。羽根がキツくなります。
「……」
アレからぐったりと眠りこんだ僕は長い時間眠り続けたようです。朝だったのに、夕日に変わってます。
周囲にオルニスは見当たりません。
これは色々とチャンス!!
「羽根、パタパタうぎょく、すてみる」
言葉の練習と羽根の堪能だ!!
まずは起き上がってみる。
ベッドのうえにペタンと座っているのだけど、バランスが変だ。
重いリュックを持っているよりもバランスが取れない。
「…うぎょけ」
ムムム…とまるで、ふんばるみたいに羽根に力を入れようとするけど、うまく意識が行かない。
なんだろう、足の指でキーボード打つくらいの難しさだ!!
神経は、通っているけど、自在に操れない。
「…負けるない…」
まずはとにかく開いてみよう。無理矢理手を使ってでも!!
右手を左肩に回して、何とか左の疊まれている羽根に触ることが出来た。
「きちゅい…」
なかなか苦しい体勢だ。
それにしても羽根がふわふわのモコモコなのが気になる。
これって…まだ子供の毛じゃない??
ひよことかの、ふわふわの羽根じゃない?
「いっちょ抜くじょ……とりゃ!!」
ブチ!!
「っい…いちゃい!!」
髪の毛4本くらい一気に抜いたくらい痛い!
涙目になりながら手を開き見てみると、一本しか抜けて無かった。
オルニスのような、一本が大きくて力強い感じではなく、たんぽぽの綿毛のようにフワフワしてる。
これ…完全にひよこの白バージョンじゃん…。
いっぱい毟ったら、早く大人の羽根に生え変わるのかな…
手のひらの羽をふっと吹き飛ばして、考える。
無理か…まだらに毟られてるのもかっこ悪いしね。
それよりも、早く飛びたい!!
「飛べりゅ!!フライドチキン!!アイ、キャン、フライ!」
日本語より英語の方がこの口、発音しやすいな。
フラフラと何とかバランスを取りながら、ベッドの上に立ち上がった。
よし、試しにふわっと飛んで着地するぞ!
若干前かがみになって、羽根に意識を持っていく。
開かない
「…むむむ…」
どうした、マイ翼くん!!空は友だちだろう!羽ばたけよ!
しかし、全然開かない!
「えい!!」
思い切ってジャンプしてみた。
ドベチャと床に崩れ落ちた。
羽根のせいで、普通に着地もできなかった…くそぉ…。
悪役令嬢のように床に這いつくばって、キーーっと服を噛み、ザマァされてみる。
「チーロ、チート簡単ない!!ザマスされる!!」
やはり、モテモテの鳥人間戦士への道は厳しいざます!!
よし、ここは、お兄ちゃんの手を借りよう。
「オルニス!どこある!!オルニス!」
フラフラとまっすぐ歩けないゾンビのように、オルニスを探し始めた。
扉の先に居ると思ったオルニスが居なかった。
お出かけ中でしょうか?
一応お風呂の部屋も見たけど、居ない。
ドキドキしながら、スキンヘッドが出ていった扉を開けた。
ガチャ
鍵がかかってる。
2つも!
解除します。
ガチャ…カチャ…キィィ
開きました。
濃い茶色の重厚なドアが外に向かって開いていく。
ドアの向こうは、赤い絨毯が敷かれた廊下だった。海外のお屋敷みたいだ。
「…オルニス…」
雰囲気に飲まれて小声になる。
相変わらずゾンビのように、フラフラと壁に手を添えながら歩く。
廊下の先は、吹き抜けの開放的な空間で、映画で見たことがあるような緩やかな曲線を描いた広い階段があった。
階下からは、ザワザワとした人の気配がする。
誘われるように階段へ向かった。
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