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兄弟ですか?
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わんこ蕎麦の如く、出されるボールを次々に食べ、5つ食べた所で、お腹がいっぱいになった。
男の手にはあと1つのっている。最初に10個あったけど4個は駄目になったみたい。
でも大丈夫、もうごっしゃんです!!
『どうした?もう一つ食べろ…』
男が青のボールを差し出して来る。
「あっ…僕、もうお腹いっぱいなんで、よければ鳥人間さんがどうぞ…」
男の手を押し返して、彼の口元にボールを近づけた。
『駄目だ…ただでさえ、小さくなった上に何個も無駄にした…頼む、食べてくれ』
男は首を振って、僕に再び差し出してきた。これは、残さず食べろって事だろうか?
でもお腹いっぱいだし、何だかさっきから、背中がムズムズ痒くてしょうがない。
色々、衝撃の展開で気にして無かったけど、僕、今裸だ。
見下ろすと、股間には毛が生えて無いけど、小さめの雄の印がついている。
胸まで伸びた金色の髪が視界に入った。
「おぉ…金髪なのか…」
面白くなって自分の髪を掴んで、引っ張る。
あっ…ロン毛にしたこと無いから気が付か無かったけど、背中が痒いのは髪の毛のせいかな?
男の膝から立ち上がって、背中を振り返り、髪の毛を見る。
『おい…遊び始めないでくれ…食べろ……あー……仕方ない…』
僕が、自分の尻尾を追いかける子犬のようにジタバタと後ろを振り返っていると、立ち上がった男に抱きしめられ、いわゆる顎クイをされた。
「ん??」
顎を強く掴まれて、ポカーンと口を開けて見上げると、食らいつくようにキスをされた。
「んぁ…あっ…んん!!」
口の中に広がる、あのボールの味!
これは…無理矢理ボールを食べさせられてる!?
えっ…なんで??
まさか…この男は僕のパパなの!?
そういえば、同じ金髪だしなぁ…でも、まだ若いし、お兄さんか!?
「ちょ…まった!!食べるから!!」
ぐいーっと遠慮なく美青年の顔に手を当てて、引き剥がした。触るとより鼻が高くて彫りが深い事が分かる。
再びキスされないよう、鳥人間の手に齧りつく勢いで、ボールを食べた。
これで良いか!と若干怒り顔で見上げると、吊り目気味の眼差しが、少し緩み微笑んだ。
『良い子だ…』
男の手が僕の頭を、優しくポンポンとたたく。
「……」
僕は美青年の破壊力抜群の行為に、これだからイケメンは…と顔を赤くしながら怒りを覚えた。
思いっきり頭の上の手をはたき落とし、距離をとった。
「…あの…ちなみに、貴方は、僕のお兄さんですか?僕はドラゴンじゃない??」
失礼かと思ったけど、思いっきりゆび指して聞いた。
『…まだオーブの力は効いて無いのか…お前が、なにを言っているのか分からない』
仕草は世界を超えた!
鳥人間が、両手を軽く広げて、あっはー?のジェスチャーをした。
「ユーは、ミーのブラザー、オーケイ??」
相手を指して、自分を指して、兄弟ジェスチャーは無いわぁと飛ばして、手で丸を作った。
『…は?…あー、お前は俺の番の卵かって聞いてるのか?』
男が同じ丸のマークを、手で作ってくれた。
うそうそ!!英語通じるの!?
「イエース!ユーは、ブラザー?」
『ああ、俺がお前の番だ』
コクリと男が頷くと金髪が顔にかかり、それを手でかき上げる仕草が滅茶苦茶カッコイイ。
「ホントに!?やったー、お兄ちゃん凄い美青年!!なら僕も将来、美青年!!」
鍛え上げられた肉体に喜んで抱きついた。
いつか僕も、こんな良い身体になるのか…悪くない!!
驚いた兄が僕をぎゅっと抱きしめ返してくれた。
『……すまない…本来なら、孵化する前から側に居るものなのに…間に合わなかった……』
兄が何やらとても神妙な感じで話している。
まさか…両親は他界しているという話だろうか?
今の僕にとって、新しい両親に会えないのは残念だけど、兄が居てくれるだけで、とても助かる。
ハグする腕から抜け出して。ニッコリと微笑んだ。すると兄の目には、うっすらと涙が浮かんだ。
『……この命が尽きるまで、お前を愛し、守ると誓う』
兄が、僕の右手を取った。
兄弟二人で力を合わせて頑張ろう的な??
僕は、左手で同じように兄の手をとって頷いた。
男の手にはあと1つのっている。最初に10個あったけど4個は駄目になったみたい。
でも大丈夫、もうごっしゃんです!!
『どうした?もう一つ食べろ…』
男が青のボールを差し出して来る。
「あっ…僕、もうお腹いっぱいなんで、よければ鳥人間さんがどうぞ…」
男の手を押し返して、彼の口元にボールを近づけた。
『駄目だ…ただでさえ、小さくなった上に何個も無駄にした…頼む、食べてくれ』
男は首を振って、僕に再び差し出してきた。これは、残さず食べろって事だろうか?
でもお腹いっぱいだし、何だかさっきから、背中がムズムズ痒くてしょうがない。
色々、衝撃の展開で気にして無かったけど、僕、今裸だ。
見下ろすと、股間には毛が生えて無いけど、小さめの雄の印がついている。
胸まで伸びた金色の髪が視界に入った。
「おぉ…金髪なのか…」
面白くなって自分の髪を掴んで、引っ張る。
あっ…ロン毛にしたこと無いから気が付か無かったけど、背中が痒いのは髪の毛のせいかな?
男の膝から立ち上がって、背中を振り返り、髪の毛を見る。
『おい…遊び始めないでくれ…食べろ……あー……仕方ない…』
僕が、自分の尻尾を追いかける子犬のようにジタバタと後ろを振り返っていると、立ち上がった男に抱きしめられ、いわゆる顎クイをされた。
「ん??」
顎を強く掴まれて、ポカーンと口を開けて見上げると、食らいつくようにキスをされた。
「んぁ…あっ…んん!!」
口の中に広がる、あのボールの味!
これは…無理矢理ボールを食べさせられてる!?
えっ…なんで??
まさか…この男は僕のパパなの!?
そういえば、同じ金髪だしなぁ…でも、まだ若いし、お兄さんか!?
「ちょ…まった!!食べるから!!」
ぐいーっと遠慮なく美青年の顔に手を当てて、引き剥がした。触るとより鼻が高くて彫りが深い事が分かる。
再びキスされないよう、鳥人間の手に齧りつく勢いで、ボールを食べた。
これで良いか!と若干怒り顔で見上げると、吊り目気味の眼差しが、少し緩み微笑んだ。
『良い子だ…』
男の手が僕の頭を、優しくポンポンとたたく。
「……」
僕は美青年の破壊力抜群の行為に、これだからイケメンは…と顔を赤くしながら怒りを覚えた。
思いっきり頭の上の手をはたき落とし、距離をとった。
「…あの…ちなみに、貴方は、僕のお兄さんですか?僕はドラゴンじゃない??」
失礼かと思ったけど、思いっきりゆび指して聞いた。
『…まだオーブの力は効いて無いのか…お前が、なにを言っているのか分からない』
仕草は世界を超えた!
鳥人間が、両手を軽く広げて、あっはー?のジェスチャーをした。
「ユーは、ミーのブラザー、オーケイ??」
相手を指して、自分を指して、兄弟ジェスチャーは無いわぁと飛ばして、手で丸を作った。
『…は?…あー、お前は俺の番の卵かって聞いてるのか?』
男が同じ丸のマークを、手で作ってくれた。
うそうそ!!英語通じるの!?
「イエース!ユーは、ブラザー?」
『ああ、俺がお前の番だ』
コクリと男が頷くと金髪が顔にかかり、それを手でかき上げる仕草が滅茶苦茶カッコイイ。
「ホントに!?やったー、お兄ちゃん凄い美青年!!なら僕も将来、美青年!!」
鍛え上げられた肉体に喜んで抱きついた。
いつか僕も、こんな良い身体になるのか…悪くない!!
驚いた兄が僕をぎゅっと抱きしめ返してくれた。
『……すまない…本来なら、孵化する前から側に居るものなのに…間に合わなかった……』
兄が何やらとても神妙な感じで話している。
まさか…両親は他界しているという話だろうか?
今の僕にとって、新しい両親に会えないのは残念だけど、兄が居てくれるだけで、とても助かる。
ハグする腕から抜け出して。ニッコリと微笑んだ。すると兄の目には、うっすらと涙が浮かんだ。
『……この命が尽きるまで、お前を愛し、守ると誓う』
兄が、僕の右手を取った。
兄弟二人で力を合わせて頑張ろう的な??
僕は、左手で同じように兄の手をとって頷いた。
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