我が為に生きるもの

いんげん

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蝶の秘密

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深澤中佐の家で過ごすようになった二日目。

里見大尉の報告では、煌一は大きな変化はなく、ぼんやりとして過ごし、ハッキリ意識がある時は、自分が今おかしいという病識もあるらしい。
そのため、朔夜兄さんの指示に大人しく従い、必ず屋敷の華二人に見張られながら過ごしている。
これから、もっとおかしくなって、書物の症例のように凶暴になったり、異常に蝶を求めたりするかは分からない。

もしも、手がつけられないほど凶暴になった場合……煌一の華としての能力から考えると、屋敷の華たちも只では済まないだろう。

そう考えると、煌一が心配でならない。
意識が正常な時に、悪い考えをおこしたりしないだろうか?

今頃凄く不安になっているのではないだろうか…。

それに朔夜兄さんや伊織さんの事も心配だ。
煌一を止めることが出来るのは屋敷では、朔夜兄さんぐらいだし、蝶でもある伊織さんが狙われる確率は高い。

どうかこのまま大きな異変なく終わってくれたら…。



それにしても、最近調子がよかったのは、やっぱり蜜を頻繁に沢山もらっていたからなんだと実感する。
蜜を吸わずに居て三日目。
やっぱり倦怠感や熱っぽさがある。
それに空腹感も。

色々忙しそうな深澤中佐に頼むのは気が引けるけれど、夜になったらお願いしてみよう…。




「あさひ君、大丈夫か?」
誰かに声をかけられている。

もう夜なんだ……あたりが暗い

「……深澤中佐……」
ぼんやりとした灯りに照らされているのは心配そうに僕を見つめる深澤中佐だった。

屋敷には華が沢山いて、灰が近づいて来ることもないので、廊下などはガラス戸で月明かりがあってもう少し明るいけれど、普通の家は灰に見つからないようにガラス戸は木戸との二重になっている。
まだこの暗さに慣れないなぁ。

「熱がありそうだが、大丈夫か?」

先程ちょっとうたた寝をしたつもりが、もう大分時間が経ってしまって居る。


何だか、凄くお腹が空いた。

蜜が吸いたい。

美味しい蜜が吸いたい……あれ?

この人ってあの苦い蜜の人だっけ??
僕、甘いのが良いなぁ。
いつもずっと吸ってた、あの甘い蜜が好き。

「……あさひ君?」
「お腹空いた…吸ってもいい?」
僕は、目の前の逞しい華に聞いた。
同時に腕を伸ばし抱きついた。

「おっ、おう。もちろんだ。好きなだけ飲めよ」
華が僕を抱き上げて、着物を開いて痣を露出してくれた。
彼の足の間に入り、大きな胸にしがみつく。
良い匂い。
美味しそうだ。
僕は、華の痣に口をつけて舌と唾液でクチュクチュと刺激をした。

「っん…」
濃厚な味わいの蜜が出てきた。
あぁ美味しい蜜だ。
僕は、空腹を満たすために懸命に蜜を吸った。

コクコク

チュクチュク

「っく!…あぁ…」
僕の下腹部に潰されている華のペニスがムクムクと立ち上がる。

でも、駄目。
とってもお腹が空いているから、その蜜も後で僕が吸うのだから、今出して無駄にしちゃ嫌だ。
僕は、何か栓がないかと見回した。
口を離したら、蜜が垂れそうになって慌てて指で強く押して止めた。

「っくぁ!!あっ……うぅ…あさひくん…」
屈強な華が悶ている。
でもペニスは更に立ち上がったから、気持ちいいのだろう。
「あぁ…っ…」
良いもの見つけた。
華の横に落ちているものを手にした。

凄く細くて毛先がカチカチに固まった筆だ。

これで穴を塞いでおけば、蜜が漏れないよ!
僕は、痣を押していた指を離し、ジュルジュルと蜜を吸った。
 
「うあああぁ!……うっ…くっ…」
華が体を強く仰け反って、壁を背に倒れ込んだ。
完全に立ち上がったペニスから精液が吹き出す。

もったいない事しちゃ駄目!

僕は、急いで華の大きなペニスを掴み、精液が吹き出る穴に固まった筆を差し込んだ。

「ぐぅあああ!!」

筆の毛の部分しか入らなくて、手を離したら倒れて抜けちゃいそうだ。

「くっ…ぐぅう……あぁ…あさひ…くん…うぅ」
どうしよう、痛いのかな?
でも、ちゃんと入れておきたいし。

僕のおしりの蜜を出せば良いかな?

あの、頭ツルツルの同じ蝶に聞いた秘密の蜜。
特別な蝶のお尻から出て、どんな痛みにも効くって言ってた。

いつだったか、僕の華が怪我をしたときに、ツルツルの蝶にお尻叩かれて出てきちゃったあれなら。

「ぐっ…あっ…抜いてくれっ…あさひくん」
華が嫌がってるけど、僕は華のペニスと筆を左手で支えて、右手の指を自分のおしりにプツっと埋め込んだ。

「あぁん…んぅ」
「…あさひくん……はぁ…はぁ…ぐぅ!」
僕の様子を見ている華がペニスをもっと大きく膨らませた。でも射精ができずに苦しそうだ。

「…はぁ…くそぅ……なんて光景だ…うぅ…そこにツッコミてぇ……なのに…筆刺されてらぁ……ははは…くっ……何でもいい……お前となら…」
クチュクチュとお尻をかき回すと、あった、蜜の出るところ。
「やぁああん……あっ…取れたぁ」
そこは触るととっても気持ちよくて、僕まで射精したくなる。
でも早く塗らないと。
指を抜いて、キラキラの金の鱗粉のようなものが混じっているそれを、華の尿道に塗った。

「っ!!うわああぁ!」

華のペニスがパンパンに膨れ、ビクビク動き隙間から精液が漏れる。
蜜効かなかったのかな?
心配になって見ると、華は口を噛み締め固く目をつぶって悶絶しているけれど、気持ち良さそうだ。
良かった。喜んで貰えて。

華はいつも蝶に尽くしてくれるけれど、蝶の喜びは華が喜んでくれる事だから。

「あっ…うぅ…ぅ…う」

僕は、嬉しくて飛び跳ねている華のペニスに筆をクルクルと進め、倒れないくらいに入れた。

「んんぅ!?ぐあっ!くっ!」
もうこれで安心して蜜が飲める、と痣を見たら大分流れ出して華の胸を赤く染めている。

「ごめんなさい垂れちゃった。ちゃんと全部舐めるからね」
だってお腹ペコペコなんだもん。
華の厚い胸板をペロペロと舐める。
乳首についた蜜もチュウチュウと吸った。

「あううぅ…もぅ…何も…わかんねぇ……くそぅ……こんな……あぁ…お前なしで…生きていけねぇよ……たのむ……お前に入れてぇ……愛してぇよ……」

華が泣いてる。
かわいそうに。

今度は、華の涙を舐めてあげる。

でも、駄目なんだ。
僕、あの甘い蜜の華が好き。

だから、それは駄目なの。

でも大丈夫、ちゃんと。全部吸ってあげる。痣の蜜も、ペニスの蜜も。

だから泣かないで。






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