33 / 53
クローゼット R18
しおりを挟むいよいよ、体の高ぶりが誤魔化せなくなってきた。
ドクドクと自らの鼓動が聞こえてくる。
「どうしよう……」
絶対にガイウスが来る前に何とかしたい。
でも、こんなとても広く、いつ誰が来るか分からない部屋で、1人で慰めたり出来ない。
トイレに行く必要が無かったので、屋敷のトイレの場所も、この世界のトイレがどんなものかも分からない。
どうしよう。
誰かに見られたら、恥ずかしくて死んでしまう。
思い悩む間も、容赦無く時は過ぎ体は限界に近い。
そんな時、メイドさんがやってきて、部屋にあかりをともしてくれた。
もう、僕は泣きそうだった。
良かった此処でしてなくて。
困ったよ。
もう苦しくて、苦しくて。
いても立ってもいられず、ベットに丸くなった状態から、起き上がる。
「いたぁっ!」
それだけで、胸も性器も擦れて痛い。
ふとクローゼットが目にはいった。
あそこしか無い!
僕は持て余した体に鞭打って、ベットから抜け出す。
「うわっ、たて……な、い」
足腰が立たず、テーブルやソファなどをつたいながら、やっと辿り着いた。
両開きのしっかりした扉のクローゼットだった。
押入れくらいの大きさがある。
中を開けると、数枚のヒラヒラした洋服が並んでいた。
汚さないように、洋服を右に寄せて、左の端に、倒れるように座り込んだ。
「……はぁはぁ」
息が切れた。
暖炉がついてるのに、少し寒い室内だけど、汗をかいている。
クローゼットのドアを、ちょっとだけ開けたままにする。
真っ暗はこわいから。
準備が整うと、安心したからか、ドクンと体から湧き上がる様に、衝動が襲ってきた。
「……んあ!はっ……あっ!」
ワンピース型のパジャマを上げて、M字に足を開いて覗く。
僕のペニスが、勃ち上がっている。
「!?」
いつもよりも少し赤くて怖い。
だから痛かったんだ。
自分の大事な所の異変が恐ろしくて涙が出る。
「どうしよぅ……こんなのって……」
どうやって慰めたら良いの!?
触ってもいないのに、こんなにヒリヒリ痛いのに。
それに、勃起するとともに、更に血流がまして、炎症が強くなってきた。
痛いよ!
とっても痛い。
どうしよう!!
「誰かっ、ん……たすけて……」
病院?お医者さん? そんなの無理。例え、ここにお医者さんがいても、絶対に見せられないよぉ。
でも、痛いけど、体はどんどん変になってきた。
「ふぅああ!」
ドクンと鼓動が跳ねるたびに、快楽が襲う。
そしてビリっと痛みも駆け巡る。
「わぁぁっ……た、痛っ、やだよ、痛い」
昨日は、快楽に翻弄されているとき、頭は、ぼーっとしていたけど、今はハッキリしているので、苦しい。
「あぁっ…あん…やだ……気持ち良くならないで……んっ!」
勃ったペニスに触れることもできずにいたけど……
もう限界!
突き上げてくる快感が行き場所を失って、暴れて震えている。
勇気を出して、そこに手を伸ばす。
「ぃやぁああ!!ひっ!!んぅ!あぁぁ!」
痛みで目の前に星が散った。
ガクガクと震える。
呼吸が苦しい!
「痛い!痛いよぉ……ひくっ……いたい……」
涙がボロボロ流れて
ペニスに降り注いだ
「ひいっ!あああああ!」
無意識に体がのけぞって、クローゼットの中でガタガタ音が響く。
「こころっ!?」
クローゼットに明かりが差し込んだ。
13
お気に入りに追加
319
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる