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第8章 修行って!
3、勝さん、お話ししましょう
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望月アグリと申します。
さて、会話にならない会話を舞さんとしたところですね。
次は、遊んでばかりの勝さんに話しかけました。
「勝さん、きちんとお片付けしましょう。」
「ドンノー」
「あの、日本語で」
「アイドンノー」
「日本語わからないんですか?」
「知ってるよ、」
「じゃあ」
「日本語のニュアンスが嫌いなんだよ。」
「え?」
「なんかさ、美味しいとかいうだろ」
「はい。」
「誰が?って感じなんだよ。」
「え?」
「ヒーライクディスディッシュとかいって欲しいんだよ。」
「俺なのか、お前なのか、あいつなのかわからないんだよ。」
最初、勝さんがいってる時に馬鹿にしているのかと思いました。
しかし、アメリカ的な考えが言葉の中に入っていて、日本語のニュアンスに困ってることを認識しました。
「じゃあ、私と勉強しましょう。」
「俺なのか僕なのかもわからないやつと?」
「とりあえず、僕にしましょう。」
「どうして?」
「俺はちょっと年嵩になってから使うべきです。」
「日本語はわからないなあ。」
「困っていたんですね。」
「そんなふうにいうな。」
「私はおかしいとは思いませんよ。」
「なんで、そんな簡単に言える?」
「私ね、貧乏な家からお金持ちの家に結婚したんですよ。全然違う。生活も何もかもだから、環境が変わることの戸惑いはわかってるつもりですよ。」
「あんた、金持ちなんだ。」
「まあ、今はちょっと違いますけどね。」
「じゃあ、はたら泣かなくてもいいじゃん。」
「夢なんです。」
「夢?」
「私は、子供に誇れる夢を叶えた親になりたいんです。」
「僕はまだ夢なんてないな。」
「じゃあ、一緒に探しましょ?」
「あんたと?」
「先生と呼んでください。」
「呼ばないよ。」
「そのうちに、言いたくなりますよ。」
ということで、勝さんとお話ししました。
それって、結構難しいと言われそうですが、彼の日本語に関する苦悩を知ることができました。
私は二人の家庭教師として二人の悩みを解消しつつ、関われたらいいなと思いました。
ということで今日はこの辺りで失礼します。お粗末さまでした。
さて、会話にならない会話を舞さんとしたところですね。
次は、遊んでばかりの勝さんに話しかけました。
「勝さん、きちんとお片付けしましょう。」
「ドンノー」
「あの、日本語で」
「アイドンノー」
「日本語わからないんですか?」
「知ってるよ、」
「じゃあ」
「日本語のニュアンスが嫌いなんだよ。」
「え?」
「なんかさ、美味しいとかいうだろ」
「はい。」
「誰が?って感じなんだよ。」
「え?」
「ヒーライクディスディッシュとかいって欲しいんだよ。」
「俺なのか、お前なのか、あいつなのかわからないんだよ。」
最初、勝さんがいってる時に馬鹿にしているのかと思いました。
しかし、アメリカ的な考えが言葉の中に入っていて、日本語のニュアンスに困ってることを認識しました。
「じゃあ、私と勉強しましょう。」
「俺なのか僕なのかもわからないやつと?」
「とりあえず、僕にしましょう。」
「どうして?」
「俺はちょっと年嵩になってから使うべきです。」
「日本語はわからないなあ。」
「困っていたんですね。」
「そんなふうにいうな。」
「私はおかしいとは思いませんよ。」
「なんで、そんな簡単に言える?」
「私ね、貧乏な家からお金持ちの家に結婚したんですよ。全然違う。生活も何もかもだから、環境が変わることの戸惑いはわかってるつもりですよ。」
「あんた、金持ちなんだ。」
「まあ、今はちょっと違いますけどね。」
「じゃあ、はたら泣かなくてもいいじゃん。」
「夢なんです。」
「夢?」
「私は、子供に誇れる夢を叶えた親になりたいんです。」
「僕はまだ夢なんてないな。」
「じゃあ、一緒に探しましょ?」
「あんたと?」
「先生と呼んでください。」
「呼ばないよ。」
「そのうちに、言いたくなりますよ。」
ということで、勝さんとお話ししました。
それって、結構難しいと言われそうですが、彼の日本語に関する苦悩を知ることができました。
私は二人の家庭教師として二人の悩みを解消しつつ、関われたらいいなと思いました。
ということで今日はこの辺りで失礼します。お粗末さまでした。
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