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本編 1章
15.
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「あー、それでユウトちゃんは泣いちゃったと・・・」
僕の横に椅子をおいて座った赤い眼鏡の先生は足を組ながら僕の話を聞いてくれた。先生には郁が怒ってると思って、泣いてしまったと言った。
「お前・・・」
「桐谷先輩のせいでもあるんですけどね」
「ユウトちゃん可愛いな!!」
「え?」
「「当たり前だろ!!(です!!)」」
荒井先生にも可愛いって言われちゃった・・・。
でもなんで?
「うんうん。センセーも分かるよ~。・・・怒ってるように見えるのに、怒ってないって言われたら不安になっちゃうよね~。そんで、さっきまで生死彷徨うほどの攻撃うけてたんだもの。そりゃ、怖くなるよね~。世の中が」
先生の言葉でしゅんとなる郁。
でも郁のせいじゃない・・・僕が勘違いしたせいだから。
「でもね?ユウトちゃんはちょっと自分のせいにしすぎかな」
「・・・え?」
「うん。・・・確かに勘違いしたのを責めるのは分かるよ?けどね。勘違いさせたのも悪いと思うんだよなぁ。全て、自分のせいだって完結しちゃうのも大事かもしれないけど。ま、相手のせいにしないだけ偉いよ!けど・・・もうちょっとユウトちゃんは傲慢になっていいと思うんだよな!」
「・・・・・・でも」
「ははっ。難しいよな!ゆっくりでいいと思う。ユウトちゃんはユウトちゃんのペースでいいよ。な?ナイト君達?」
・・・僕のペース・・・・・・。
伽南と郁の方に顔を向けると、二人とも頷いてる。
「・・・んで?ユウトちゃん。ここははっきりしとこか?君の怪我はマギちゃんが原因?・・・あ、骨折の方ねー」
・・・言わないとだめかな・・・。
「ユウト、また自分のせいにしてるだろ・・・」
「・・・違うよ。僕のせいだから・・・」
「・・・ユウトちゃんってば案外頑固ちゃんなのね~。おっけー!じゃ、そこはこの荒井先生にまっかせなさーい。なお先生とくまさん先生にはそれとなーく伝えとくから」
そう言って、荒井先生は紙に何か書き込んでいく。
「・・・先生・・・」
「なぁに?」
なんて言えばいいのかな。
迷惑をかけてるのは分かってるけど・・・佐々屋君は別に悪くなくて・・・・・・。
「・・・・・・ごめんなさい・・・つ」
「・・・ユウトちゃん・・・・・・。もう!可愛すぎるな!コンチクショー!!謝るのはこっちの方だよ。ごめんな!」
「え・・・?」
「ごめんな」
「・・・なんで、先生が、謝るの・・・?」
「・・・うん」
先生はそれから何も言ってくれなくなっちゃった。
・・・自分で考えろってこと?
「とりあえず、ナイト君達が教えたと思うんだけど・・・。ユウトちゃんの骨はセンセーくっつけといたから。そんで、一週間は安静ね?魔法とか使っちゃ、めーよ?」
「・・・はい」
「お薬も出しとくけどちゃんと飲むこと。頭のたんこぶは・・・うん、今日はしっかり冷やして。一応明日も来てね?・・・んー、今日はこのあと授業は・・・ないか。それじゃ早退でいいね――
「あ、今日は放課後残んないと・・・」
「それはいいってよ。直江先生も緊急の会議だから、後で呼ぶって。・・・ユウトはゆっくり休めよ。な?」
「・・・送ります。泣かせちゃったから・・・まだ目、赤いです」
「おー?」
「先生・・・」
「おっと・・・そんな怖い顔しないでよ。カナちゃん♪」
「・・・ふふっ」
「お、やっと笑ったね。さて、そろそろ行くかい?」
「はい・・・。っ、、痛・・・・・・」
起き上がろうとしたらズキッと傷んだ。心なしか、たんこぶが出来てると言う頭も少し痛い。
「ははっ、くっつけただけだからね・・・。痛み止め入ってるから。あんまり痛むようなら使い方間違わないように気を付けながら飲みな。今は気休めだろうけど・・・≪痛み止め≫。はい。大丈夫かな?」
先生が眼鏡に手を添えると僕の体か微かに光って、痛みが引いた。・・・先生のプラムは眼鏡型なんだ・・・。
「センセーの眼鏡の秘密は内緒にするんだぞー?さっ、ナイト君達は大事な大事なお姫様を寮の部屋まで送ってあげな。センセーもこれから会議行きまーす」
「ありがとうございました」
「いえいえー」
先生は保健室の施錠をしてから行くらしいので僕らは先に出た。
右に伽南。左に郁。
二人とも僕を気遣いながら歩いてくれてる。
「あ、そう言えば伽南はどうだったの?」
そうだ。
伽南もあの矢羽君と試合してたんだし、僕のせいで途中で終わっちゃったとしても気になる。
「あぁ、・・・惜しかった」
「え・・・負けちゃ・・・・・・?」
「いや、勝ちましたよ。・・・ユウ先輩に嘘つかないで貰えます?優しいユウ先輩は信じちゃうんですから」
「ごめんごめん。勝ったよ。ただ、俺としては惜しかったなって。だって、あのアイスアローは狡いわ」
「そうですね・・・。しかし、勉強になりました」
そのあとは郁が説明してくれた。
矢羽君は白いマントに革靴と言った装備で内着は見えなかったらしい。プラムは学園で指定された腕に固定するタイプのを使ってたみたい。
それで試合の方は先攻して伽南が≪展開≫≪強化≫を使って、矢羽君に向かったけど、矢羽君はそこで動かず伽南がギリギリまで近づいて来たときにマントを脱いだ。
伽南からは目隠しになって、一度後ろへ下がったらいつの間にか矢羽君は伽南の後ろにいて足払い。
転ばなかったけどバランスを崩した伽南にそこで隙が出来ちゃって、矢羽君の得意な魔法の連続発動。≪展開≫≪強化≫≪束縛≫≪確定≫≪氷の槍≫・・・・・・束縛の時点で伽南は腕が使えなくなって、足だけで宙を飛んだ。≪凍結≫矢羽君がキーを叫んだ。・・・確定はどうやら次の≪凍結≫を確実に伽南に当てるためのもので、≪氷の槍――アイスアロー≫は凍結のための複線だった。
だから伽南は≪停止≫≪焔の楯≫で氷の槍が当たる直前に防いだ。防いだときに氷が水、水が蒸気になって会場を包んでしまって郁からも見えなくなったけど、視界が元に戻ったら矢羽君は伽南に抑え込まれてたんだって。
「≪凍結≫は≪焔の楯≫のお陰でなんとかしのいだわな。運が良かったんだろうな・・・もしあれが≪焔の壁≫とかだったら壁ごと凍らされてた・・・」
「・・・何が違うの?」
「熱いか温かいか」
「?」
「大丈夫です。俺も分かりませんから」
郁が僕の肩を優しく撫でた。
・・・そっか。
僕の横に椅子をおいて座った赤い眼鏡の先生は足を組ながら僕の話を聞いてくれた。先生には郁が怒ってると思って、泣いてしまったと言った。
「お前・・・」
「桐谷先輩のせいでもあるんですけどね」
「ユウトちゃん可愛いな!!」
「え?」
「「当たり前だろ!!(です!!)」」
荒井先生にも可愛いって言われちゃった・・・。
でもなんで?
「うんうん。センセーも分かるよ~。・・・怒ってるように見えるのに、怒ってないって言われたら不安になっちゃうよね~。そんで、さっきまで生死彷徨うほどの攻撃うけてたんだもの。そりゃ、怖くなるよね~。世の中が」
先生の言葉でしゅんとなる郁。
でも郁のせいじゃない・・・僕が勘違いしたせいだから。
「でもね?ユウトちゃんはちょっと自分のせいにしすぎかな」
「・・・え?」
「うん。・・・確かに勘違いしたのを責めるのは分かるよ?けどね。勘違いさせたのも悪いと思うんだよなぁ。全て、自分のせいだって完結しちゃうのも大事かもしれないけど。ま、相手のせいにしないだけ偉いよ!けど・・・もうちょっとユウトちゃんは傲慢になっていいと思うんだよな!」
「・・・・・・でも」
「ははっ。難しいよな!ゆっくりでいいと思う。ユウトちゃんはユウトちゃんのペースでいいよ。な?ナイト君達?」
・・・僕のペース・・・・・・。
伽南と郁の方に顔を向けると、二人とも頷いてる。
「・・・んで?ユウトちゃん。ここははっきりしとこか?君の怪我はマギちゃんが原因?・・・あ、骨折の方ねー」
・・・言わないとだめかな・・・。
「ユウト、また自分のせいにしてるだろ・・・」
「・・・違うよ。僕のせいだから・・・」
「・・・ユウトちゃんってば案外頑固ちゃんなのね~。おっけー!じゃ、そこはこの荒井先生にまっかせなさーい。なお先生とくまさん先生にはそれとなーく伝えとくから」
そう言って、荒井先生は紙に何か書き込んでいく。
「・・・先生・・・」
「なぁに?」
なんて言えばいいのかな。
迷惑をかけてるのは分かってるけど・・・佐々屋君は別に悪くなくて・・・・・・。
「・・・・・・ごめんなさい・・・つ」
「・・・ユウトちゃん・・・・・・。もう!可愛すぎるな!コンチクショー!!謝るのはこっちの方だよ。ごめんな!」
「え・・・?」
「ごめんな」
「・・・なんで、先生が、謝るの・・・?」
「・・・うん」
先生はそれから何も言ってくれなくなっちゃった。
・・・自分で考えろってこと?
「とりあえず、ナイト君達が教えたと思うんだけど・・・。ユウトちゃんの骨はセンセーくっつけといたから。そんで、一週間は安静ね?魔法とか使っちゃ、めーよ?」
「・・・はい」
「お薬も出しとくけどちゃんと飲むこと。頭のたんこぶは・・・うん、今日はしっかり冷やして。一応明日も来てね?・・・んー、今日はこのあと授業は・・・ないか。それじゃ早退でいいね――
「あ、今日は放課後残んないと・・・」
「それはいいってよ。直江先生も緊急の会議だから、後で呼ぶって。・・・ユウトはゆっくり休めよ。な?」
「・・・送ります。泣かせちゃったから・・・まだ目、赤いです」
「おー?」
「先生・・・」
「おっと・・・そんな怖い顔しないでよ。カナちゃん♪」
「・・・ふふっ」
「お、やっと笑ったね。さて、そろそろ行くかい?」
「はい・・・。っ、、痛・・・・・・」
起き上がろうとしたらズキッと傷んだ。心なしか、たんこぶが出来てると言う頭も少し痛い。
「ははっ、くっつけただけだからね・・・。痛み止め入ってるから。あんまり痛むようなら使い方間違わないように気を付けながら飲みな。今は気休めだろうけど・・・≪痛み止め≫。はい。大丈夫かな?」
先生が眼鏡に手を添えると僕の体か微かに光って、痛みが引いた。・・・先生のプラムは眼鏡型なんだ・・・。
「センセーの眼鏡の秘密は内緒にするんだぞー?さっ、ナイト君達は大事な大事なお姫様を寮の部屋まで送ってあげな。センセーもこれから会議行きまーす」
「ありがとうございました」
「いえいえー」
先生は保健室の施錠をしてから行くらしいので僕らは先に出た。
右に伽南。左に郁。
二人とも僕を気遣いながら歩いてくれてる。
「あ、そう言えば伽南はどうだったの?」
そうだ。
伽南もあの矢羽君と試合してたんだし、僕のせいで途中で終わっちゃったとしても気になる。
「あぁ、・・・惜しかった」
「え・・・負けちゃ・・・・・・?」
「いや、勝ちましたよ。・・・ユウ先輩に嘘つかないで貰えます?優しいユウ先輩は信じちゃうんですから」
「ごめんごめん。勝ったよ。ただ、俺としては惜しかったなって。だって、あのアイスアローは狡いわ」
「そうですね・・・。しかし、勉強になりました」
そのあとは郁が説明してくれた。
矢羽君は白いマントに革靴と言った装備で内着は見えなかったらしい。プラムは学園で指定された腕に固定するタイプのを使ってたみたい。
それで試合の方は先攻して伽南が≪展開≫≪強化≫を使って、矢羽君に向かったけど、矢羽君はそこで動かず伽南がギリギリまで近づいて来たときにマントを脱いだ。
伽南からは目隠しになって、一度後ろへ下がったらいつの間にか矢羽君は伽南の後ろにいて足払い。
転ばなかったけどバランスを崩した伽南にそこで隙が出来ちゃって、矢羽君の得意な魔法の連続発動。≪展開≫≪強化≫≪束縛≫≪確定≫≪氷の槍≫・・・・・・束縛の時点で伽南は腕が使えなくなって、足だけで宙を飛んだ。≪凍結≫矢羽君がキーを叫んだ。・・・確定はどうやら次の≪凍結≫を確実に伽南に当てるためのもので、≪氷の槍――アイスアロー≫は凍結のための複線だった。
だから伽南は≪停止≫≪焔の楯≫で氷の槍が当たる直前に防いだ。防いだときに氷が水、水が蒸気になって会場を包んでしまって郁からも見えなくなったけど、視界が元に戻ったら矢羽君は伽南に抑え込まれてたんだって。
「≪凍結≫は≪焔の楯≫のお陰でなんとかしのいだわな。運が良かったんだろうな・・・もしあれが≪焔の壁≫とかだったら壁ごと凍らされてた・・・」
「・・・何が違うの?」
「熱いか温かいか」
「?」
「大丈夫です。俺も分かりませんから」
郁が僕の肩を優しく撫でた。
・・・そっか。
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