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3章
4.計画準備【海渡視点】
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「もうお前知らないっ!バーカバーカッ!」
そう言って台所に隠れてしまう瑠衣ちゃん。
・・・バカって言われてもそんな項の方まで真っ赤にして、、説得力ないよ・・・。・・・少しは俺のこと愛してくれてるって自信持ってもいいのかな?
「あの、お義母さん」
「なぁに?」
俺は台所の瑠衣ちゃんに聞こえないようになるべく小さな声でお義母さんに話す。
まぁ、瑠衣ちゃんのことだから台所に入ったら何かしらしてるだろうし、俺たちが片付け始めるまでは大丈夫だろうけどね。
「今日、学校で家庭訪問の話があったんですけど・・・」
「うん?」
「俺たちの担任が去年、瑠衣ちゃんに手を出そうとしてたんで牽制しときたいなって。俺も瑠衣ちゃんの家庭訪問のときご一緒しちゃだめですか?」
「・・・・・・・・・・・・担任は、どんな?」
「認めたくはないですけど、容姿的には俺と同等かそれ以下ですね。性格は・・・・・・凄く悪いです」
お義母さんはうんうんと頷いて俺の話を聞く。
「いいわよ。私的には全然問題ないわ。 でも、海渡君家はどうするの?家が隣同士だし、先生的には同じ日にこの地区回っちゃいたいでしょうし」
「別に同じ日でも良いんじゃないですか?家庭訪問期間に父と母は海外視察に行くらしいんで、メールしたら凪兄さんが応対してくれるみたいです。それに俺、あいつと同じ空間にいたくないし、どこか避難場所に隠れてようと・・・」
「あら、じゃあ家を避難場所にしなさいな。それもそれでニヤけ・・・ゴホン。まぁ、家庭訪問は生徒がいないと意味がないのだろうけど、静と雫も家庭訪問のときは毎回遊びに行っちゃって居なかったしね~。海渡君の好きにしなさい」
「ありがとうございます!」
「それじゃあ、日程は・・・・・・」
「ねぇ」
あ
「・・・そう言うことだったんだね?海渡」
バッチリ目があって、見つかってしまった。やばい、お義母さんにそんなこと聞くの?って怒られるかも、怒られても良いんだけどそれはそれで嬉しいんだけど、瑠衣ちゃん不機嫌になると大変だからなぁ・・・。
「はぁ・・・、、良いよ。もう。海渡だしね」
「え?」
「確か母さん、この日は〆切がどうのって言ってたし一日は休みたいでしょ?じゃ、ここは?」
瑠衣ちゃんは家庭訪問の髪をレターケースから出して、お義母さんにみせる。
え、ちょっと待って?
「瑠衣ちゃん、今なんて・・・・・・?」
「は?・・・こことか?」
「その前!」
「ん?〆切がどうのって」
「もっと前!!」
「えー、・・・えっと、そう言うことだったんだね?」
「惜しいっ!そのあと!」
あー、瑠衣ちゃんはわざとやってるのかな!?
なんでこんなに可愛いのかな!?あざとくない!?
「海渡だし、仕方ないでしょ。一応、僕だって・・・恋人としてある程度は譲歩してやってんだよ?」
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・反則、、だよ。それ。
うわ、、、抱きしめたい。
いや、すぐにでも犯っちゃいたい。
「それじゃ、お邪魔な私たちは消えましょうね~。ソファとかも全然汚してくれて構わないから」
「ひゃっはー」
「くふふ」
「おいおいおいおい!何もしないから!」
「瑠衣ちゃんはなにもしないわよー」
「兄さんは泣いてるだけで良き」
「お兄、・・・・・・頑張れ」
「は!?ちょ、海渡もなんか言って!」
え・・・。
突然瑠衣ちゃんに話を振られてビックリした。
え、えっと・・・。
「・・・可愛いね?」
「それじゃあ♪」
「違ーーーう!!」
あ、間違えた。
そう思ったときには既に遅くて―。
バッシーンッ!!
軽く脳が揺さぶられて、脳漿・・・脳髄液や三角神経等々に伝わる感覚がした。・・・つまり物凄く痛い。
「る、瑠衣ちゃん・・・・・・バタッ」
「あ、ごめっ、つい・・・」
俺は意識を失って倒れた。
・・・はは、でも気を失う寸前の瑠衣ちゃんの顔。心配そうに見てた・・・・・・もうそれで十分だよ・・・。
そう言って台所に隠れてしまう瑠衣ちゃん。
・・・バカって言われてもそんな項の方まで真っ赤にして、、説得力ないよ・・・。・・・少しは俺のこと愛してくれてるって自信持ってもいいのかな?
「あの、お義母さん」
「なぁに?」
俺は台所の瑠衣ちゃんに聞こえないようになるべく小さな声でお義母さんに話す。
まぁ、瑠衣ちゃんのことだから台所に入ったら何かしらしてるだろうし、俺たちが片付け始めるまでは大丈夫だろうけどね。
「今日、学校で家庭訪問の話があったんですけど・・・」
「うん?」
「俺たちの担任が去年、瑠衣ちゃんに手を出そうとしてたんで牽制しときたいなって。俺も瑠衣ちゃんの家庭訪問のときご一緒しちゃだめですか?」
「・・・・・・・・・・・・担任は、どんな?」
「認めたくはないですけど、容姿的には俺と同等かそれ以下ですね。性格は・・・・・・凄く悪いです」
お義母さんはうんうんと頷いて俺の話を聞く。
「いいわよ。私的には全然問題ないわ。 でも、海渡君家はどうするの?家が隣同士だし、先生的には同じ日にこの地区回っちゃいたいでしょうし」
「別に同じ日でも良いんじゃないですか?家庭訪問期間に父と母は海外視察に行くらしいんで、メールしたら凪兄さんが応対してくれるみたいです。それに俺、あいつと同じ空間にいたくないし、どこか避難場所に隠れてようと・・・」
「あら、じゃあ家を避難場所にしなさいな。それもそれでニヤけ・・・ゴホン。まぁ、家庭訪問は生徒がいないと意味がないのだろうけど、静と雫も家庭訪問のときは毎回遊びに行っちゃって居なかったしね~。海渡君の好きにしなさい」
「ありがとうございます!」
「それじゃあ、日程は・・・・・・」
「ねぇ」
あ
「・・・そう言うことだったんだね?海渡」
バッチリ目があって、見つかってしまった。やばい、お義母さんにそんなこと聞くの?って怒られるかも、怒られても良いんだけどそれはそれで嬉しいんだけど、瑠衣ちゃん不機嫌になると大変だからなぁ・・・。
「はぁ・・・、、良いよ。もう。海渡だしね」
「え?」
「確か母さん、この日は〆切がどうのって言ってたし一日は休みたいでしょ?じゃ、ここは?」
瑠衣ちゃんは家庭訪問の髪をレターケースから出して、お義母さんにみせる。
え、ちょっと待って?
「瑠衣ちゃん、今なんて・・・・・・?」
「は?・・・こことか?」
「その前!」
「ん?〆切がどうのって」
「もっと前!!」
「えー、・・・えっと、そう言うことだったんだね?」
「惜しいっ!そのあと!」
あー、瑠衣ちゃんはわざとやってるのかな!?
なんでこんなに可愛いのかな!?あざとくない!?
「海渡だし、仕方ないでしょ。一応、僕だって・・・恋人としてある程度は譲歩してやってんだよ?」
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・反則、、だよ。それ。
うわ、、、抱きしめたい。
いや、すぐにでも犯っちゃいたい。
「それじゃ、お邪魔な私たちは消えましょうね~。ソファとかも全然汚してくれて構わないから」
「ひゃっはー」
「くふふ」
「おいおいおいおい!何もしないから!」
「瑠衣ちゃんはなにもしないわよー」
「兄さんは泣いてるだけで良き」
「お兄、・・・・・・頑張れ」
「は!?ちょ、海渡もなんか言って!」
え・・・。
突然瑠衣ちゃんに話を振られてビックリした。
え、えっと・・・。
「・・・可愛いね?」
「それじゃあ♪」
「違ーーーう!!」
あ、間違えた。
そう思ったときには既に遅くて―。
バッシーンッ!!
軽く脳が揺さぶられて、脳漿・・・脳髄液や三角神経等々に伝わる感覚がした。・・・つまり物凄く痛い。
「る、瑠衣ちゃん・・・・・・バタッ」
「あ、ごめっ、つい・・・」
俺は意識を失って倒れた。
・・・はは、でも気を失う寸前の瑠衣ちゃんの顔。心配そうに見てた・・・・・・もうそれで十分だよ・・・。
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