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3章
3.負けず嫌い
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いただきますと共にみんなスプーンを持つ。
もくもくもくもく。
むぐむぐ。もぐもぐもぐもぐ・・・・・・。
もぐもぐ。
むぐむぐ。もぐもぐ。
やっぱり母さんのオムライスには敵わないな・・・。
僕のオムライスも美味しいと言った海渡も無言でスプーンが止まらない。
「四人とも落ち着いて食べなさいな」
「無理」
「それはあたしでも出来ない」
「お義母さんのオムライス、美味し過ぎて。ははっ」
「・・・美味しいから、仕方ないと思う」
雫と静は即答してまたもぐもぐと手を休めずに食べ進める。海渡は我に返って笑い、僕は美味しさと悔しさでオムライスを眺める。
「母さんはなんでこんなに料理上手なの?」
「ふふっ、何年主婦やってると思ってるの。経験の差よ。瑠衣ちゃんだって料理上手でしょ?」
「・・・・・・・お陰さまで」
「瑠衣ちゃんは昔から負けず嫌いだったものね~」
「・・・そう?」
「ふふ、瑠衣ちゃんは覚えてないかも知れないけど・・・」
回想
「るいちゃ~ん」
「かいとくん!」
瑠衣とお隣の海渡君は今日も公園で会うなりハグ。
私と海渡君のお母さん・・・佐紀さんはそれを微笑ましくみてて。まぁ、私は違う意味で微笑ましくみていたのだけど。
「るいちゃんていいにおいするね!」
「ん~、そうなの?おかあさんとおなじにおいだよ?かいとくんもいいにおい!」
・・・・・・この子達ほんっとにデキてるんじゃ・・・。
「きょうはぶらんこね!」
「じゃあ、ぼくがうしろからおしてあげるっ」
「かわりばんこする!」
「いいの?」
「うん!だってるい、かいとくんもたのしいがいいもん!」
「・・・ありがとぅ」
「うん!」
二人がブランコの方へ行くと四台あるうち一台は空いていた。瑠衣ちゃんの手を取って、エスコートする海渡君。
「るいからでいいの?」
「うん!」
「ありがと~っ。かいとくんだいすき!」
「・・・・・・・・・・・・/////」
ありゃー、うちの子ってビッチ気質なのかしら?
海渡君は顔を真っ赤にして瑠衣ちゃんの背中を押してあげている。
「あ!かいとくんだぁ」
そこに女の子たち数人が寄ってきた。
「そのこだれー?」
「みやしろるいです!よんさいです!」
「るいちゃんてゆーの?」
「うんっ、よろしくね」
あらぁ、女の子たちに紛れてるのに瑠衣ちゃんたら男の子に見えないわぁ。ほんと女の子みたい・・・。
「かいとくん!りなとあそぼ!」
「ぼくいま、るいちゃんとあそんでるんだけど」
「えー!りなとあそんだほうがたのしいよぉ」
「ぼくはるいちゃんと・・・」
「やだやだぁ!りなはかいとくんとふたりであそびたい!みんなもかいとくんはりなとあそんだほうがいいよね!」
「そーだよ!」
「りなちゃんとかいとくんておにあいだもん!」
あらら。最近の子はませてるわね~。
女の子たちのリーダー格らしい子は確かに可愛い。ツインテールを綺麗にカールさせていて、髪の毛もふわふわ。目も大きくて、数年後には美少女に育つでしょうね・・・。しかし、こんな小さい子たちの中にも階級みたいなのがあるのね~。怖いわ~。
海渡君は瑠衣ちゃんと遊びたくて女の子に断っているけれど、その子は全く海渡君の話を聞いてなくて周りの子たちと一緒にしつこく海渡君を勧誘してる。・・・瑠衣ちゃんはブランコに座ったまま呆然としてるし・・・。
「あの・・・」
「なぁに?るいちゃん。あ!るいちゃんもかいとくんはりなとあそんだほうがいいっておもうよね!」
「え・・・?」
「ほらぁ、るいちゃんもそういってる。かいとくんいこっ」
「え、るいちゃんは・・・」
女の子は海渡君の腕を引っ張って砂場の方へ行こうとした。瑠衣ちゃんは今にも泣き出しそうで・・・。
やっぱりここはお母さんが行かないとダメかしら?私としては見守りたいんだけど・・・。
私が出ていこうとしたとき。
「だめ!!」
瑠衣ちゃんが叫んだ。
「かいとくんはるいとあそぶの!かいとくんはるいのだからだめ!!うぅっかいとく、ん、いかないでっ」
「るいちゃん・・・っ」
「な、なかないでよっ!りながわるくなっちゃう!」
「だってぇ・・・っ、うぅ~・・・っ」
「なかないでってば!!、、なくなーっ!」
「ひぐっっ・・・・・うわーん!」
怒鳴られてさらに大きな声で泣き出してしまう瑠衣ちゃん。目にいっぱい溜めてた涙がぽろぽろぽろぽろと落ちていく。
瑠衣ちゃんが泣き出したことで公園にいたお母さんたちや子供たちが注目している。そろそろ私たちが行かないとね。
私は佐紀さんと目を合わせて瑠衣ちゃんたちの方へ向かう。
私たちが近づいていくと、バツが悪い顔をして女の子たちは瑠衣ちゃんと海渡君から離れていった。
「瑠衣ちゃん・・・」
「うぅ~・・・おかあしゃん・・・っ。っごめんにゃしゃいっ!るい、おとこのこなのに、、なのに、ないちゃったっ、ごめんなしゃいっ・・・っ」
「るいちゃん、なかないで・・・」
「かいとくん、かいとくんは、るいのこときらいじゃないよね・・・っ?かいとくん、るいを、おいてかないよね・・・っ?かいとくんは、るいと、いっしょにいてくれるよね・・・っ?」
「・・・もちろんだよ! だからなかないで?ぼく、るいちゃんとしかあそばないから。るいのことがいちばんすきだよ」
「るいもっ!」
・・・・・・この子達は・・・。
どれだけ萌えさせてくれるの・・・・・・っ!!
「おかあしゃん!かえろっ!」
「え、えぇ、え?いいの?」
「うん!かいとくんこれからじゅくにいくんだって!」
「すみません、るいちゃんのおかあさん。・・・それにぼく、やらないといけないことをみつけたので。きょうはこれでしつれいします」
「あ、すみませんっ!そう言うことらしいので、帰りますね!瑠衣ちゃん、またね!ごちそ、あ、それじゃあ」
「はーい!またね~!」
そして、海渡君は佐紀さんを連れて・・・違ったわ。佐紀さんは海渡君を連れて帰っていった。
「あのね」
「何?」
「るい、りなちゃんにね、かいとくんとられちゃうかもっておもったの・・・。でもね、るいもおとこだからゆずれないのっ!」
・・・瑠衣ちゃん・・・・・・そんな涙でぐしゃぐしゃになったお顔で言っても説得力ないわよ?
全く、この負けず嫌い?は誰の血かしら?ふふ。
回想終わり
「・・・・・・そんなことあった?」
「あったわよ~。もうあのときの瑠衣ちゃん、可愛くて可愛くてっ!ねー、海渡君♪」
「あー、覚えてます。・・・酷かったですよ」
そう言って海渡は遠い目をした。
「もう辛いんですよ・・・。瑠衣ちゃん無自覚だし、可愛いし、無自覚だし、無自覚だし・・・毎日耐えてる俺の身にもなってほしいです・・・」
「それは・・・・・・ごめんなさいねぇ。ふふ。と言うか耐えなくたっていいのにねぇ?」
・・・無自覚って三回も言ったな。母さん・・・耐えなくたってって、僕絶対壊れるよ?
「お兄、可愛い・・・」
「可愛い!流石だよ兄さん・・・!」
「なんでお前たちも興奮してんの?と言うかどこに興奮要素あるの・・・。僕、最近妹たちの思考が分からない・・・」
「お兄もこっちくる?腐男子受け、良い・・・!」
「兄さんそう言うとこ鈍くて可愛いよなぁ」
「僕よりもお前たちの方が可愛いよ。海渡もそう思うでしょ?まぁ、嫁にはあげないけど」
「確かに可愛いよね。でも、俺は瑠衣ちゃんを嫁にもらうから心配しなくて良いよ?」
「そっか、なら・・・・・・って良くないわ!」
母さんと妹たちはにこにこ(?)しながら僕らを見ている。
「もうお前知らない!バーカバーカッ!」
僕は食べ終わった食器を持って台所へ。
まだ恋人ってだけで、、そんな・・・・・・嫁になんて行ってやらないから!無駄にイケメンだし死ね!
もくもくもくもく。
むぐむぐ。もぐもぐもぐもぐ・・・・・・。
もぐもぐ。
むぐむぐ。もぐもぐ。
やっぱり母さんのオムライスには敵わないな・・・。
僕のオムライスも美味しいと言った海渡も無言でスプーンが止まらない。
「四人とも落ち着いて食べなさいな」
「無理」
「それはあたしでも出来ない」
「お義母さんのオムライス、美味し過ぎて。ははっ」
「・・・美味しいから、仕方ないと思う」
雫と静は即答してまたもぐもぐと手を休めずに食べ進める。海渡は我に返って笑い、僕は美味しさと悔しさでオムライスを眺める。
「母さんはなんでこんなに料理上手なの?」
「ふふっ、何年主婦やってると思ってるの。経験の差よ。瑠衣ちゃんだって料理上手でしょ?」
「・・・・・・・お陰さまで」
「瑠衣ちゃんは昔から負けず嫌いだったものね~」
「・・・そう?」
「ふふ、瑠衣ちゃんは覚えてないかも知れないけど・・・」
回想
「るいちゃ~ん」
「かいとくん!」
瑠衣とお隣の海渡君は今日も公園で会うなりハグ。
私と海渡君のお母さん・・・佐紀さんはそれを微笑ましくみてて。まぁ、私は違う意味で微笑ましくみていたのだけど。
「るいちゃんていいにおいするね!」
「ん~、そうなの?おかあさんとおなじにおいだよ?かいとくんもいいにおい!」
・・・・・・この子達ほんっとにデキてるんじゃ・・・。
「きょうはぶらんこね!」
「じゃあ、ぼくがうしろからおしてあげるっ」
「かわりばんこする!」
「いいの?」
「うん!だってるい、かいとくんもたのしいがいいもん!」
「・・・ありがとぅ」
「うん!」
二人がブランコの方へ行くと四台あるうち一台は空いていた。瑠衣ちゃんの手を取って、エスコートする海渡君。
「るいからでいいの?」
「うん!」
「ありがと~っ。かいとくんだいすき!」
「・・・・・・・・・・・・/////」
ありゃー、うちの子ってビッチ気質なのかしら?
海渡君は顔を真っ赤にして瑠衣ちゃんの背中を押してあげている。
「あ!かいとくんだぁ」
そこに女の子たち数人が寄ってきた。
「そのこだれー?」
「みやしろるいです!よんさいです!」
「るいちゃんてゆーの?」
「うんっ、よろしくね」
あらぁ、女の子たちに紛れてるのに瑠衣ちゃんたら男の子に見えないわぁ。ほんと女の子みたい・・・。
「かいとくん!りなとあそぼ!」
「ぼくいま、るいちゃんとあそんでるんだけど」
「えー!りなとあそんだほうがたのしいよぉ」
「ぼくはるいちゃんと・・・」
「やだやだぁ!りなはかいとくんとふたりであそびたい!みんなもかいとくんはりなとあそんだほうがいいよね!」
「そーだよ!」
「りなちゃんとかいとくんておにあいだもん!」
あらら。最近の子はませてるわね~。
女の子たちのリーダー格らしい子は確かに可愛い。ツインテールを綺麗にカールさせていて、髪の毛もふわふわ。目も大きくて、数年後には美少女に育つでしょうね・・・。しかし、こんな小さい子たちの中にも階級みたいなのがあるのね~。怖いわ~。
海渡君は瑠衣ちゃんと遊びたくて女の子に断っているけれど、その子は全く海渡君の話を聞いてなくて周りの子たちと一緒にしつこく海渡君を勧誘してる。・・・瑠衣ちゃんはブランコに座ったまま呆然としてるし・・・。
「あの・・・」
「なぁに?るいちゃん。あ!るいちゃんもかいとくんはりなとあそんだほうがいいっておもうよね!」
「え・・・?」
「ほらぁ、るいちゃんもそういってる。かいとくんいこっ」
「え、るいちゃんは・・・」
女の子は海渡君の腕を引っ張って砂場の方へ行こうとした。瑠衣ちゃんは今にも泣き出しそうで・・・。
やっぱりここはお母さんが行かないとダメかしら?私としては見守りたいんだけど・・・。
私が出ていこうとしたとき。
「だめ!!」
瑠衣ちゃんが叫んだ。
「かいとくんはるいとあそぶの!かいとくんはるいのだからだめ!!うぅっかいとく、ん、いかないでっ」
「るいちゃん・・・っ」
「な、なかないでよっ!りながわるくなっちゃう!」
「だってぇ・・・っ、うぅ~・・・っ」
「なかないでってば!!、、なくなーっ!」
「ひぐっっ・・・・・うわーん!」
怒鳴られてさらに大きな声で泣き出してしまう瑠衣ちゃん。目にいっぱい溜めてた涙がぽろぽろぽろぽろと落ちていく。
瑠衣ちゃんが泣き出したことで公園にいたお母さんたちや子供たちが注目している。そろそろ私たちが行かないとね。
私は佐紀さんと目を合わせて瑠衣ちゃんたちの方へ向かう。
私たちが近づいていくと、バツが悪い顔をして女の子たちは瑠衣ちゃんと海渡君から離れていった。
「瑠衣ちゃん・・・」
「うぅ~・・・おかあしゃん・・・っ。っごめんにゃしゃいっ!るい、おとこのこなのに、、なのに、ないちゃったっ、ごめんなしゃいっ・・・っ」
「るいちゃん、なかないで・・・」
「かいとくん、かいとくんは、るいのこときらいじゃないよね・・・っ?かいとくん、るいを、おいてかないよね・・・っ?かいとくんは、るいと、いっしょにいてくれるよね・・・っ?」
「・・・もちろんだよ! だからなかないで?ぼく、るいちゃんとしかあそばないから。るいのことがいちばんすきだよ」
「るいもっ!」
・・・・・・この子達は・・・。
どれだけ萌えさせてくれるの・・・・・・っ!!
「おかあしゃん!かえろっ!」
「え、えぇ、え?いいの?」
「うん!かいとくんこれからじゅくにいくんだって!」
「すみません、るいちゃんのおかあさん。・・・それにぼく、やらないといけないことをみつけたので。きょうはこれでしつれいします」
「あ、すみませんっ!そう言うことらしいので、帰りますね!瑠衣ちゃん、またね!ごちそ、あ、それじゃあ」
「はーい!またね~!」
そして、海渡君は佐紀さんを連れて・・・違ったわ。佐紀さんは海渡君を連れて帰っていった。
「あのね」
「何?」
「るい、りなちゃんにね、かいとくんとられちゃうかもっておもったの・・・。でもね、るいもおとこだからゆずれないのっ!」
・・・瑠衣ちゃん・・・・・・そんな涙でぐしゃぐしゃになったお顔で言っても説得力ないわよ?
全く、この負けず嫌い?は誰の血かしら?ふふ。
回想終わり
「・・・・・・そんなことあった?」
「あったわよ~。もうあのときの瑠衣ちゃん、可愛くて可愛くてっ!ねー、海渡君♪」
「あー、覚えてます。・・・酷かったですよ」
そう言って海渡は遠い目をした。
「もう辛いんですよ・・・。瑠衣ちゃん無自覚だし、可愛いし、無自覚だし、無自覚だし・・・毎日耐えてる俺の身にもなってほしいです・・・」
「それは・・・・・・ごめんなさいねぇ。ふふ。と言うか耐えなくたっていいのにねぇ?」
・・・無自覚って三回も言ったな。母さん・・・耐えなくたってって、僕絶対壊れるよ?
「お兄、可愛い・・・」
「可愛い!流石だよ兄さん・・・!」
「なんでお前たちも興奮してんの?と言うかどこに興奮要素あるの・・・。僕、最近妹たちの思考が分からない・・・」
「お兄もこっちくる?腐男子受け、良い・・・!」
「兄さんそう言うとこ鈍くて可愛いよなぁ」
「僕よりもお前たちの方が可愛いよ。海渡もそう思うでしょ?まぁ、嫁にはあげないけど」
「確かに可愛いよね。でも、俺は瑠衣ちゃんを嫁にもらうから心配しなくて良いよ?」
「そっか、なら・・・・・・って良くないわ!」
母さんと妹たちはにこにこ(?)しながら僕らを見ている。
「もうお前知らない!バーカバーカッ!」
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