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2章
13.騙されたァ!!
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「海渡・・・・・・。今、えっちゃん家電話したらうちの天使達いたわ。母さん達は四人で1週間、温泉めぐりだって・・・・・・。知ってたのか?」
「いや、初めて聞いた。・・・・・・出張じゃ無かったんだ」
と言うことらしい。
海渡は本当に知らなかったみたいで目を丸くしている。
「・・・・・・・・・お土産何買ってきてくれるかな?」
「そうだなぁ・・・って違うだろ!?」
「へへっ、うん。そうだね~でもノリの良い瑠衣ちゃん好きだよ?」
「バカ言え」
チョップっ。
「まぁ、ともかく母さんのパソコンに入ってみる。・・・・・・俺の瑠衣ちゃんに手ぇ出したんだから。絶対に許さないんだ♪」
あ、そこ笑顔で言う所じゃない。
いや、どっちにしても海渡が言うと怖いわ。
こうして、二日目は過ぎた。
一日目みたいなことは無くて良かったけど・・・凪さんも巳波さんも至って普通な気がする。初日に感じた違和感とかはもう無い。
明日はもっと距離が近づいたらいいな。
「おはようございますっ」
「・・・・・・・・・・・・ん」
朝。・・・・・・凪さんが挨拶してくれたぁ!!
僕が起きて、朝ご飯の用意をしようと階下に降りてったら凪さんに偶然あった。
「ご飯出来たら呼びに行きますね!」
「・・・・・・・・・・・・ん、」
会話出来た!!沖江家に来てから初めての喜び!!
・・・でもやっぱり凪さんのこと、思い出せないなぁ。
とりあえず、朝ご飯は豪勢にしないとね!凪さんとお話出来たお祝いだ♪
「ん・・・・・・・・・・・・待って」
え、、、?
振り向くと凪さんが僕の服の裾を掴んでた。
「・・・・・・話、、ある。ご飯の後・・・・・・」
そう言ってから裾を離した凪さんはトントンッと階段を駆け上がって行った。
・・・・・・以外と声が低くて驚いた。テノールよりもやや高いけど、凪さんは比較的小柄だから想像してた声よりも低かった。
ん、それより・・・・・・話って?
僕はドキドキしながら朝食を準備した。
「瑠衣ちゃーん?」
「なんか良いことあったのか?瑠衣」
「何でも」
凪さんと話せたっ♪
嬉しくてつい顔に出てたようで、海渡が笑ってない笑顔で聞いてきた。巳波さんはどちらかと言うと面白半分?
「・・・・・・俺に言えないことなの?」
「っ、黙って食べろよっ!・・・・・・片付けるぞ?」
そう言うとようやく食べ始める海渡。またリスみたいに食ってる・・・片付けるとは言ったけど、別に取ったりしないし。
「はははっ、大変だなぁ・・・・・・瑠衣・・・・・・っ」
「ん?巳波さん――お兄さん、どうかしました?」
「んー?・・・・・・別に何でもない。俺、食欲ないから・・・ご馳走様」
巳波さんはそのまま階段を上がっていってしまった。
「凪兄さん・・・・・・また部屋で食べてるの?」
「ん、うん・・・・・まぁでも食べてくれるだけでも良いかなって」
「一昨日とは違うね」
「へ?」
「やっぱり・・・・・・何かあったでしょ?」
二人だけとなった朝食。
まぁ、確かに一昨日や昨日はほぼ強制的に四人でご飯を食べてた。海渡が何があったのかって疑う気持ちも分かる。
「・・・・・・凪さんと話せたから・・・・・・」
「っ・・・・・・そう。俺、今日中に仕上げなくちゃならない物が出来たから――ご馳走様でした」
「え・・・・・・?」
「ごめん、洗い物お願い」
そう言って立ち去ってしまった。
え、ちょっと待って、僕何かした?海渡の機嫌損ねて、また危ないモノ作るくらい・・・・・・いや、危ないモノとは限らないよねっ!うん。そう思いたい。
でも、こうなった海渡はもう止められないんだよね。
僕は洗い物を終えて、凪さんの部屋に向かった。
話を聞いたら食器をさげて、今日はリビングを借りて夏休みの宿題やろう。
トンっ
ガチャッ
「・・・・・・・・・・・・ん」
「あ、ありがとうございます。えっと・・・失礼します」
一回ノックしたらすぐに開けてくれた。緊張してドアの前にでも居たんじゃないかな?凪さんから緊張が伝わる。
話したいことって・・・何だろ。
「いや、初めて聞いた。・・・・・・出張じゃ無かったんだ」
と言うことらしい。
海渡は本当に知らなかったみたいで目を丸くしている。
「・・・・・・・・・お土産何買ってきてくれるかな?」
「そうだなぁ・・・って違うだろ!?」
「へへっ、うん。そうだね~でもノリの良い瑠衣ちゃん好きだよ?」
「バカ言え」
チョップっ。
「まぁ、ともかく母さんのパソコンに入ってみる。・・・・・・俺の瑠衣ちゃんに手ぇ出したんだから。絶対に許さないんだ♪」
あ、そこ笑顔で言う所じゃない。
いや、どっちにしても海渡が言うと怖いわ。
こうして、二日目は過ぎた。
一日目みたいなことは無くて良かったけど・・・凪さんも巳波さんも至って普通な気がする。初日に感じた違和感とかはもう無い。
明日はもっと距離が近づいたらいいな。
「おはようございますっ」
「・・・・・・・・・・・・ん」
朝。・・・・・・凪さんが挨拶してくれたぁ!!
僕が起きて、朝ご飯の用意をしようと階下に降りてったら凪さんに偶然あった。
「ご飯出来たら呼びに行きますね!」
「・・・・・・・・・・・・ん、」
会話出来た!!沖江家に来てから初めての喜び!!
・・・でもやっぱり凪さんのこと、思い出せないなぁ。
とりあえず、朝ご飯は豪勢にしないとね!凪さんとお話出来たお祝いだ♪
「ん・・・・・・・・・・・・待って」
え、、、?
振り向くと凪さんが僕の服の裾を掴んでた。
「・・・・・・話、、ある。ご飯の後・・・・・・」
そう言ってから裾を離した凪さんはトントンッと階段を駆け上がって行った。
・・・・・・以外と声が低くて驚いた。テノールよりもやや高いけど、凪さんは比較的小柄だから想像してた声よりも低かった。
ん、それより・・・・・・話って?
僕はドキドキしながら朝食を準備した。
「瑠衣ちゃーん?」
「なんか良いことあったのか?瑠衣」
「何でも」
凪さんと話せたっ♪
嬉しくてつい顔に出てたようで、海渡が笑ってない笑顔で聞いてきた。巳波さんはどちらかと言うと面白半分?
「・・・・・・俺に言えないことなの?」
「っ、黙って食べろよっ!・・・・・・片付けるぞ?」
そう言うとようやく食べ始める海渡。またリスみたいに食ってる・・・片付けるとは言ったけど、別に取ったりしないし。
「はははっ、大変だなぁ・・・・・・瑠衣・・・・・・っ」
「ん?巳波さん――お兄さん、どうかしました?」
「んー?・・・・・・別に何でもない。俺、食欲ないから・・・ご馳走様」
巳波さんはそのまま階段を上がっていってしまった。
「凪兄さん・・・・・・また部屋で食べてるの?」
「ん、うん・・・・・まぁでも食べてくれるだけでも良いかなって」
「一昨日とは違うね」
「へ?」
「やっぱり・・・・・・何かあったでしょ?」
二人だけとなった朝食。
まぁ、確かに一昨日や昨日はほぼ強制的に四人でご飯を食べてた。海渡が何があったのかって疑う気持ちも分かる。
「・・・・・・凪さんと話せたから・・・・・・」
「っ・・・・・・そう。俺、今日中に仕上げなくちゃならない物が出来たから――ご馳走様でした」
「え・・・・・・?」
「ごめん、洗い物お願い」
そう言って立ち去ってしまった。
え、ちょっと待って、僕何かした?海渡の機嫌損ねて、また危ないモノ作るくらい・・・・・・いや、危ないモノとは限らないよねっ!うん。そう思いたい。
でも、こうなった海渡はもう止められないんだよね。
僕は洗い物を終えて、凪さんの部屋に向かった。
話を聞いたら食器をさげて、今日はリビングを借りて夏休みの宿題やろう。
トンっ
ガチャッ
「・・・・・・・・・・・・ん」
「あ、ありがとうございます。えっと・・・失礼します」
一回ノックしたらすぐに開けてくれた。緊張してドアの前にでも居たんじゃないかな?凪さんから緊張が伝わる。
話したいことって・・・何だろ。
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