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1章
6.悪夢
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バサッ ギシッ
僕はベッドから勢いよく起き上がった。
壁に掛かってる時計はまだ深夜1時。
「海渡のあの『守る』はそう言う意味だったのか・・・・・・?」
だとしたらこれは。
「自業自得・・・」
僕は夢を見た。海渡と出会ったときの夢。
それは楽しい夢でもあって、まだ海渡が変態になる前のほんとに純粋な夢だった。
もっと言えば、あのときから海渡は散歩中にすれ違ったらすぐ僕の方に駆けてきたし、公園で会ったら僕が遊びたそうにしてる遊具を僕のためと占領したりしてた。
つまり、海渡の変態を引き起こした原点。
――僕じゃん!!何しちゃってんだよ5歳の僕!!
後悔先に立たず。
「・・・寝よ」
今更悔いたって仕方ない。海渡の変態が治る訳じゃないんだし、僕は自分の睡眠を優先させた。
「・・・・・・でも、あの頃の海渡は優しくて好きだったなぁ」
ハッ
/////。・・・知らない!!寝る!!
頬が熱くてなかなか寝つけなかったのは言うまでもなく僕は睡眠不足に陥った。
ーーーーーーーーーーーー
「瑠衣ちゃん・・・」
俺はそっと耳につけていたヘッドホンを外した。
――ヤバいくらい瑠衣ちゃんが可愛い!!
ヘッドホンにその機械。
盗聴器具。(もちろん自家製(・∀・)v)
瑠衣ちゃんの部屋に隠してあるそれからは瑠衣ちゃんがなにやらもごもご言っていてあまり聞き取れなかったけど最後に布団に潜り込みながら呟いたそれは俺の理性に直撃だった。
「俺のこと・・・好きだって・・・」
正確には「あの頃の海渡は優しくて好きだったなぁ」であって、今の海渡が好きとは言っていなかった。けど、それは些細なことで瑠衣ちゃんの声色からも照れていたのが分かった。
「ふふっ・・・ほんとに可愛い・・・俺の瑠衣ちゃん」
考えれば考えるほど煩悩が働く。
「はぁ・・・はぁ・・・ヤバすぎるでしょ。もうそろそろ自覚してよ、瑠衣ちゃんは可愛すぎるんだからさぁ・・・はぁ、ちょっとだけ」
俺の下半身に集中する熱。
――瑠衣ちゃんのこと考えると収まんないや。
「はぁ・・・・・・瑠衣ちゃん」
軽く触れる。
熱くて、徐々に硬度が変わる。
「ハァ・・・はっ・・・ハ・・・るい・・・」
瑠衣ちゃんはどんな顔してたんだろ?
俺を好きってどんな顔で・・・。
考えれば考えるほど張りつめていく。
「るいっ・・・ハァ・・ハァ・・・瑠衣ちゃん・・・」
こんなことを続けてるとまるで――。
瑠衣ちゃんが穢れてくみたい。
でも、それがごめんって気持ちと相反する気持ちがぶつかり合ってる。
「るい・・・るいっ・・・ハァ・・ハッ・・・っ!!うっ・・・ふっ・・ふぅ・・・」
・・・やっちゃった・・・。
「はぁ・・・俺はなんなんだろ」
瑠衣ちゃんに優しくしたいけどぐちゃぐちゃになるまで犯したい。恥ずかしいって隠す腕を強引に押さえつけて酷くしたい。俺でいっぱいにしたい・・・。
「う~・・・瑠衣ちゃんは悪魔だよぉ」
器具を片付けて横のベッドに座る。
「・・・瑠衣ちゃんのためなら何でもするよ。でも、我慢の限界。早く俺と結婚して」
俺はもちろん煩悩に囚われて睡眠不足。
ーーーーーーーーーーーー
「瑠衣ちゃん。忘れ物はない?」
「ん、大丈夫。・・・あ、弁当」
「まったく~。瑠衣ちゃんはうっかり屋さんなんだからっ」
そう言って母さんが弁当を取りに行ってくれた。
いつもは弁当だって忘れない。今日は・・・寝つけなかったからぼーっとしてただけ。
「はいっ!!元気に行ってらっしゃい」
「行ってきます」
後で母さんが手を振ってる。
僕は眠い目をしばしばさせながら玄関のドアを開けた。
ガチャ
「おはよう!!瑠衣ちゃん!!」
ガチャ
玄関を開けたら奴がいた。
思わず、開けたドアを閉めてしまったけど・・・学校行きたくないなぁ。
「どうしたの?瑠衣ちゃん」
「学校、休んじゃダメ?」
ガチャッ
「おはようございます!!瑠衣ちゃん、学校行こう」
僕はベッドから勢いよく起き上がった。
壁に掛かってる時計はまだ深夜1時。
「海渡のあの『守る』はそう言う意味だったのか・・・・・・?」
だとしたらこれは。
「自業自得・・・」
僕は夢を見た。海渡と出会ったときの夢。
それは楽しい夢でもあって、まだ海渡が変態になる前のほんとに純粋な夢だった。
もっと言えば、あのときから海渡は散歩中にすれ違ったらすぐ僕の方に駆けてきたし、公園で会ったら僕が遊びたそうにしてる遊具を僕のためと占領したりしてた。
つまり、海渡の変態を引き起こした原点。
――僕じゃん!!何しちゃってんだよ5歳の僕!!
後悔先に立たず。
「・・・寝よ」
今更悔いたって仕方ない。海渡の変態が治る訳じゃないんだし、僕は自分の睡眠を優先させた。
「・・・・・・でも、あの頃の海渡は優しくて好きだったなぁ」
ハッ
/////。・・・知らない!!寝る!!
頬が熱くてなかなか寝つけなかったのは言うまでもなく僕は睡眠不足に陥った。
ーーーーーーーーーーーー
「瑠衣ちゃん・・・」
俺はそっと耳につけていたヘッドホンを外した。
――ヤバいくらい瑠衣ちゃんが可愛い!!
ヘッドホンにその機械。
盗聴器具。(もちろん自家製(・∀・)v)
瑠衣ちゃんの部屋に隠してあるそれからは瑠衣ちゃんがなにやらもごもご言っていてあまり聞き取れなかったけど最後に布団に潜り込みながら呟いたそれは俺の理性に直撃だった。
「俺のこと・・・好きだって・・・」
正確には「あの頃の海渡は優しくて好きだったなぁ」であって、今の海渡が好きとは言っていなかった。けど、それは些細なことで瑠衣ちゃんの声色からも照れていたのが分かった。
「ふふっ・・・ほんとに可愛い・・・俺の瑠衣ちゃん」
考えれば考えるほど煩悩が働く。
「はぁ・・・はぁ・・・ヤバすぎるでしょ。もうそろそろ自覚してよ、瑠衣ちゃんは可愛すぎるんだからさぁ・・・はぁ、ちょっとだけ」
俺の下半身に集中する熱。
――瑠衣ちゃんのこと考えると収まんないや。
「はぁ・・・・・・瑠衣ちゃん」
軽く触れる。
熱くて、徐々に硬度が変わる。
「ハァ・・・はっ・・・ハ・・・るい・・・」
瑠衣ちゃんはどんな顔してたんだろ?
俺を好きってどんな顔で・・・。
考えれば考えるほど張りつめていく。
「るいっ・・・ハァ・・ハァ・・・瑠衣ちゃん・・・」
こんなことを続けてるとまるで――。
瑠衣ちゃんが穢れてくみたい。
でも、それがごめんって気持ちと相反する気持ちがぶつかり合ってる。
「るい・・・るいっ・・・ハァ・・ハッ・・・っ!!うっ・・・ふっ・・ふぅ・・・」
・・・やっちゃった・・・。
「はぁ・・・俺はなんなんだろ」
瑠衣ちゃんに優しくしたいけどぐちゃぐちゃになるまで犯したい。恥ずかしいって隠す腕を強引に押さえつけて酷くしたい。俺でいっぱいにしたい・・・。
「う~・・・瑠衣ちゃんは悪魔だよぉ」
器具を片付けて横のベッドに座る。
「・・・瑠衣ちゃんのためなら何でもするよ。でも、我慢の限界。早く俺と結婚して」
俺はもちろん煩悩に囚われて睡眠不足。
ーーーーーーーーーーーー
「瑠衣ちゃん。忘れ物はない?」
「ん、大丈夫。・・・あ、弁当」
「まったく~。瑠衣ちゃんはうっかり屋さんなんだからっ」
そう言って母さんが弁当を取りに行ってくれた。
いつもは弁当だって忘れない。今日は・・・寝つけなかったからぼーっとしてただけ。
「はいっ!!元気に行ってらっしゃい」
「行ってきます」
後で母さんが手を振ってる。
僕は眠い目をしばしばさせながら玄関のドアを開けた。
ガチャ
「おはよう!!瑠衣ちゃん!!」
ガチャ
玄関を開けたら奴がいた。
思わず、開けたドアを閉めてしまったけど・・・学校行きたくないなぁ。
「どうしたの?瑠衣ちゃん」
「学校、休んじゃダメ?」
ガチャッ
「おはようございます!!瑠衣ちゃん、学校行こう」
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