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1章
4.変態のプロポーズ
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高校入学のときはほんと感謝した!!
だって静華桜蘭高校の制服はぶ・れ・ざ・ー!!
しかも、男女の制服の差はスカートかズボンか・・・瑠衣ちゃんがスカート・・・・・・可愛いに決まってる!!
(静華桜蘭高校の女子制服のスカートは入学時にゲット済み!!あー、楽しみだなぁ)
そして。
ついに薬が完成した。
男性が妊娠可能となる薬。禁忌とは言われてたけど少子高齢化の今の時代だから政府は喜んで使用を認めた。
もうすでに妊娠、出産を終えた男性も多い。
一年前の今日から100人以上の男性が出産し、産まれたその子もみんな元気だったと聞いた。
これが俺達の未来。
だから、一年経ち薬の信憑性・安全性が認められたと言うことで法改正に至った。
俺は目を開けた。
これまでの人生、ほんとに大変だったけど瑠衣ちゃんと俺の未来を想像して今を生きてきた。
「瑠衣ちゃん・・・俺を受け入れてくれるよね?」
だって、ね?
俺を恋に落としたのは君なんだから。
ーーーーーーーーーーーー
・・・・・・。
・・・あー、ついてきてる。
・・・見えてんだよ、隠せよ、そのアホ毛!!
僕の後ろ、約50メートル程。
電柱の影で揺れている゙それ゙。
僕は仕方なく振り返って大きく息をすった。
「後ろからこそこそこそこそついてきてんなーーーーーー!!・・・・・・一緒に登校したいなら堂々と隣に来いよ・・・」
バシュ
「瑠衣ちゃんがデレた!!大好きだよ!!瑠衣ちゃん!!・・・ぅっぐふ」
瞬間で電柱の影から僕の隣に移動した海渡。
抱きつこうとしたため、鳩尾に一発。
「いつもいつも、なんで海渡は抱きつこうとするんだ?・・・・・・男なんかに抱きついたってなんの得もないだろ」
「なんてことを言ってんの!!瑠衣ちゃんはそこらの女子より圧倒的に可愛いんだよ!?ごめんごめんごめんごめん!!許して!!その手を下げて!!」
気づくとついつい腕が海渡を殴る姿勢に。
とりあえず、下げた。
「いい?瑠衣ちゃんは自覚が足りないんだよ!!・・・俺が説明したげる。まず、第一に顔!目は大きくてくりくりしてる瞳の色は吸い込まれるほど深い色だし、細い眉も長いまつげも小さな唇も目元にあるほくろもエロ可愛すぎるんだよ!?髪の毛だってこんなにさらさらの黒髪で顔だけなら全然ショートカットの女子ですって通るよ!!」
・・・・・・。
「次に、トータル。体つきは身長低いし、肩幅狭いし、手足細いし、色白だし、もちもちだし、ふわふわだし、ギュッってしたらつぶれちゃいそうなぐらいトータルで細いし、腰つきエロいし、お尻は小さいし、触り心地良いし、ムラムラするし、ガッゴホッ・・・」
「この変態!!もうお前なんか知るか!!ばーか!!」
あああああ~~~~~!!
恥ずいんだって!!
この変態!!
僕は羞恥と怒りで海渡を殴り去ろうとしたがいつも、殴られたらそのまま倒れてる海渡がよろけながら僕の左腕を掴んだ。
「待って!!・・・・・・瑠衣ちゃん、俺と結婚して」
「っ~~~!!なんで今
「瑠衣ちゃん、好き。ずっと」
海渡は僕の話を無視して続ける。
「瑠衣ちゃんは俺の事嫌いかもしんないけど、俺はずっと好きだから。だから。・・・・・・だから結婚してほしいなんて、気持ち押し付けてるだけなんてことは知ってる。でも、俺が瑠衣ちゃんのこと一番好きってのはほんとだから」
・・・・・・イケメンだから、
だからきっと海渡のことを変態だって分かっててもドキドキするんだよ。
「・・・これが俺のプロポーズ。ゆっくりで良いよ、答え。結婚って言ってもあと2年後になるしねっ!!」
は?
「法改正って言っても同性婚がOKになっただけで結婚は18からだしねー」
「・・・っ死ね!!」
今度こそ、海渡は地面に沈んだ。
僕は走った。
意味不明な心臓のもやもやとドキドキを海渡に感じている自分を隠すために。
だって静華桜蘭高校の制服はぶ・れ・ざ・ー!!
しかも、男女の制服の差はスカートかズボンか・・・瑠衣ちゃんがスカート・・・・・・可愛いに決まってる!!
(静華桜蘭高校の女子制服のスカートは入学時にゲット済み!!あー、楽しみだなぁ)
そして。
ついに薬が完成した。
男性が妊娠可能となる薬。禁忌とは言われてたけど少子高齢化の今の時代だから政府は喜んで使用を認めた。
もうすでに妊娠、出産を終えた男性も多い。
一年前の今日から100人以上の男性が出産し、産まれたその子もみんな元気だったと聞いた。
これが俺達の未来。
だから、一年経ち薬の信憑性・安全性が認められたと言うことで法改正に至った。
俺は目を開けた。
これまでの人生、ほんとに大変だったけど瑠衣ちゃんと俺の未来を想像して今を生きてきた。
「瑠衣ちゃん・・・俺を受け入れてくれるよね?」
だって、ね?
俺を恋に落としたのは君なんだから。
ーーーーーーーーーーーー
・・・・・・。
・・・あー、ついてきてる。
・・・見えてんだよ、隠せよ、そのアホ毛!!
僕の後ろ、約50メートル程。
電柱の影で揺れている゙それ゙。
僕は仕方なく振り返って大きく息をすった。
「後ろからこそこそこそこそついてきてんなーーーーーー!!・・・・・・一緒に登校したいなら堂々と隣に来いよ・・・」
バシュ
「瑠衣ちゃんがデレた!!大好きだよ!!瑠衣ちゃん!!・・・ぅっぐふ」
瞬間で電柱の影から僕の隣に移動した海渡。
抱きつこうとしたため、鳩尾に一発。
「いつもいつも、なんで海渡は抱きつこうとするんだ?・・・・・・男なんかに抱きついたってなんの得もないだろ」
「なんてことを言ってんの!!瑠衣ちゃんはそこらの女子より圧倒的に可愛いんだよ!?ごめんごめんごめんごめん!!許して!!その手を下げて!!」
気づくとついつい腕が海渡を殴る姿勢に。
とりあえず、下げた。
「いい?瑠衣ちゃんは自覚が足りないんだよ!!・・・俺が説明したげる。まず、第一に顔!目は大きくてくりくりしてる瞳の色は吸い込まれるほど深い色だし、細い眉も長いまつげも小さな唇も目元にあるほくろもエロ可愛すぎるんだよ!?髪の毛だってこんなにさらさらの黒髪で顔だけなら全然ショートカットの女子ですって通るよ!!」
・・・・・・。
「次に、トータル。体つきは身長低いし、肩幅狭いし、手足細いし、色白だし、もちもちだし、ふわふわだし、ギュッってしたらつぶれちゃいそうなぐらいトータルで細いし、腰つきエロいし、お尻は小さいし、触り心地良いし、ムラムラするし、ガッゴホッ・・・」
「この変態!!もうお前なんか知るか!!ばーか!!」
あああああ~~~~~!!
恥ずいんだって!!
この変態!!
僕は羞恥と怒りで海渡を殴り去ろうとしたがいつも、殴られたらそのまま倒れてる海渡がよろけながら僕の左腕を掴んだ。
「待って!!・・・・・・瑠衣ちゃん、俺と結婚して」
「っ~~~!!なんで今
「瑠衣ちゃん、好き。ずっと」
海渡は僕の話を無視して続ける。
「瑠衣ちゃんは俺の事嫌いかもしんないけど、俺はずっと好きだから。だから。・・・・・・だから結婚してほしいなんて、気持ち押し付けてるだけなんてことは知ってる。でも、俺が瑠衣ちゃんのこと一番好きってのはほんとだから」
・・・・・・イケメンだから、
だからきっと海渡のことを変態だって分かっててもドキドキするんだよ。
「・・・これが俺のプロポーズ。ゆっくりで良いよ、答え。結婚って言ってもあと2年後になるしねっ!!」
は?
「法改正って言っても同性婚がOKになっただけで結婚は18からだしねー」
「・・・っ死ね!!」
今度こそ、海渡は地面に沈んだ。
僕は走った。
意味不明な心臓のもやもやとドキドキを海渡に感じている自分を隠すために。
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