6 / 64
1章
4.変態のプロポーズ
しおりを挟む
高校入学のときはほんと感謝した!!
だって静華桜蘭高校の制服はぶ・れ・ざ・ー!!
しかも、男女の制服の差はスカートかズボンか・・・瑠衣ちゃんがスカート・・・・・・可愛いに決まってる!!
(静華桜蘭高校の女子制服のスカートは入学時にゲット済み!!あー、楽しみだなぁ)
そして。
ついに薬が完成した。
男性が妊娠可能となる薬。禁忌とは言われてたけど少子高齢化の今の時代だから政府は喜んで使用を認めた。
もうすでに妊娠、出産を終えた男性も多い。
一年前の今日から100人以上の男性が出産し、産まれたその子もみんな元気だったと聞いた。
これが俺達の未来。
だから、一年経ち薬の信憑性・安全性が認められたと言うことで法改正に至った。
俺は目を開けた。
これまでの人生、ほんとに大変だったけど瑠衣ちゃんと俺の未来を想像して今を生きてきた。
「瑠衣ちゃん・・・俺を受け入れてくれるよね?」
だって、ね?
俺を恋に落としたのは君なんだから。
ーーーーーーーーーーーー
・・・・・・。
・・・あー、ついてきてる。
・・・見えてんだよ、隠せよ、そのアホ毛!!
僕の後ろ、約50メートル程。
電柱の影で揺れている゙それ゙。
僕は仕方なく振り返って大きく息をすった。
「後ろからこそこそこそこそついてきてんなーーーーーー!!・・・・・・一緒に登校したいなら堂々と隣に来いよ・・・」
バシュ
「瑠衣ちゃんがデレた!!大好きだよ!!瑠衣ちゃん!!・・・ぅっぐふ」
瞬間で電柱の影から僕の隣に移動した海渡。
抱きつこうとしたため、鳩尾に一発。
「いつもいつも、なんで海渡は抱きつこうとするんだ?・・・・・・男なんかに抱きついたってなんの得もないだろ」
「なんてことを言ってんの!!瑠衣ちゃんはそこらの女子より圧倒的に可愛いんだよ!?ごめんごめんごめんごめん!!許して!!その手を下げて!!」
気づくとついつい腕が海渡を殴る姿勢に。
とりあえず、下げた。
「いい?瑠衣ちゃんは自覚が足りないんだよ!!・・・俺が説明したげる。まず、第一に顔!目は大きくてくりくりしてる瞳の色は吸い込まれるほど深い色だし、細い眉も長いまつげも小さな唇も目元にあるほくろもエロ可愛すぎるんだよ!?髪の毛だってこんなにさらさらの黒髪で顔だけなら全然ショートカットの女子ですって通るよ!!」
・・・・・・。
「次に、トータル。体つきは身長低いし、肩幅狭いし、手足細いし、色白だし、もちもちだし、ふわふわだし、ギュッってしたらつぶれちゃいそうなぐらいトータルで細いし、腰つきエロいし、お尻は小さいし、触り心地良いし、ムラムラするし、ガッゴホッ・・・」
「この変態!!もうお前なんか知るか!!ばーか!!」
あああああ~~~~~!!
恥ずいんだって!!
この変態!!
僕は羞恥と怒りで海渡を殴り去ろうとしたがいつも、殴られたらそのまま倒れてる海渡がよろけながら僕の左腕を掴んだ。
「待って!!・・・・・・瑠衣ちゃん、俺と結婚して」
「っ~~~!!なんで今
「瑠衣ちゃん、好き。ずっと」
海渡は僕の話を無視して続ける。
「瑠衣ちゃんは俺の事嫌いかもしんないけど、俺はずっと好きだから。だから。・・・・・・だから結婚してほしいなんて、気持ち押し付けてるだけなんてことは知ってる。でも、俺が瑠衣ちゃんのこと一番好きってのはほんとだから」
・・・・・・イケメンだから、
だからきっと海渡のことを変態だって分かっててもドキドキするんだよ。
「・・・これが俺のプロポーズ。ゆっくりで良いよ、答え。結婚って言ってもあと2年後になるしねっ!!」
は?
「法改正って言っても同性婚がOKになっただけで結婚は18からだしねー」
「・・・っ死ね!!」
今度こそ、海渡は地面に沈んだ。
僕は走った。
意味不明な心臓のもやもやとドキドキを海渡に感じている自分を隠すために。
だって静華桜蘭高校の制服はぶ・れ・ざ・ー!!
しかも、男女の制服の差はスカートかズボンか・・・瑠衣ちゃんがスカート・・・・・・可愛いに決まってる!!
(静華桜蘭高校の女子制服のスカートは入学時にゲット済み!!あー、楽しみだなぁ)
そして。
ついに薬が完成した。
男性が妊娠可能となる薬。禁忌とは言われてたけど少子高齢化の今の時代だから政府は喜んで使用を認めた。
もうすでに妊娠、出産を終えた男性も多い。
一年前の今日から100人以上の男性が出産し、産まれたその子もみんな元気だったと聞いた。
これが俺達の未来。
だから、一年経ち薬の信憑性・安全性が認められたと言うことで法改正に至った。
俺は目を開けた。
これまでの人生、ほんとに大変だったけど瑠衣ちゃんと俺の未来を想像して今を生きてきた。
「瑠衣ちゃん・・・俺を受け入れてくれるよね?」
だって、ね?
俺を恋に落としたのは君なんだから。
ーーーーーーーーーーーー
・・・・・・。
・・・あー、ついてきてる。
・・・見えてんだよ、隠せよ、そのアホ毛!!
僕の後ろ、約50メートル程。
電柱の影で揺れている゙それ゙。
僕は仕方なく振り返って大きく息をすった。
「後ろからこそこそこそこそついてきてんなーーーーーー!!・・・・・・一緒に登校したいなら堂々と隣に来いよ・・・」
バシュ
「瑠衣ちゃんがデレた!!大好きだよ!!瑠衣ちゃん!!・・・ぅっぐふ」
瞬間で電柱の影から僕の隣に移動した海渡。
抱きつこうとしたため、鳩尾に一発。
「いつもいつも、なんで海渡は抱きつこうとするんだ?・・・・・・男なんかに抱きついたってなんの得もないだろ」
「なんてことを言ってんの!!瑠衣ちゃんはそこらの女子より圧倒的に可愛いんだよ!?ごめんごめんごめんごめん!!許して!!その手を下げて!!」
気づくとついつい腕が海渡を殴る姿勢に。
とりあえず、下げた。
「いい?瑠衣ちゃんは自覚が足りないんだよ!!・・・俺が説明したげる。まず、第一に顔!目は大きくてくりくりしてる瞳の色は吸い込まれるほど深い色だし、細い眉も長いまつげも小さな唇も目元にあるほくろもエロ可愛すぎるんだよ!?髪の毛だってこんなにさらさらの黒髪で顔だけなら全然ショートカットの女子ですって通るよ!!」
・・・・・・。
「次に、トータル。体つきは身長低いし、肩幅狭いし、手足細いし、色白だし、もちもちだし、ふわふわだし、ギュッってしたらつぶれちゃいそうなぐらいトータルで細いし、腰つきエロいし、お尻は小さいし、触り心地良いし、ムラムラするし、ガッゴホッ・・・」
「この変態!!もうお前なんか知るか!!ばーか!!」
あああああ~~~~~!!
恥ずいんだって!!
この変態!!
僕は羞恥と怒りで海渡を殴り去ろうとしたがいつも、殴られたらそのまま倒れてる海渡がよろけながら僕の左腕を掴んだ。
「待って!!・・・・・・瑠衣ちゃん、俺と結婚して」
「っ~~~!!なんで今
「瑠衣ちゃん、好き。ずっと」
海渡は僕の話を無視して続ける。
「瑠衣ちゃんは俺の事嫌いかもしんないけど、俺はずっと好きだから。だから。・・・・・・だから結婚してほしいなんて、気持ち押し付けてるだけなんてことは知ってる。でも、俺が瑠衣ちゃんのこと一番好きってのはほんとだから」
・・・・・・イケメンだから、
だからきっと海渡のことを変態だって分かっててもドキドキするんだよ。
「・・・これが俺のプロポーズ。ゆっくりで良いよ、答え。結婚って言ってもあと2年後になるしねっ!!」
は?
「法改正って言っても同性婚がOKになっただけで結婚は18からだしねー」
「・・・っ死ね!!」
今度こそ、海渡は地面に沈んだ。
僕は走った。
意味不明な心臓のもやもやとドキドキを海渡に感じている自分を隠すために。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説

見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭

言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

風紀“副”委員長はギリギリモブです
柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。
俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。
そう、“副”だ。あくまでも“副”。
だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに!
BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる