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本編
34.異空間収納
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「魔〇光殺砲!!!!!?」
「阿呆」
ボカッ。···くそぅ、本気で叩きやがったこんにゃろ······。
「だってどうやっても〇貫光殺砲じゃないかよ!」
「あぁ?いつ誰がその手を突き出せと言った?」
「···いや、でもそのポーズは」
「執拗い、ふざけるなら俺は辞めても良いが」
「ゴメンナサイ。ふざけないので、教えて下さい」
「それと、やるなら本気でやれ」
「なぁ·······俺はふざけた方がいいのか?ふざけない方がいいのか?」
「本題に移るが···」とそんな俺の質問は無視して話を始めやがる黒羽。イラァ·······腹立たしいが今はその時じゃない。とにかくステータスの見方を教えて貰わなければ何も進まない。
「その指先に魔力を溜めて、その指で抑えている額を意識しろ」
···意識しろって······こう···か?
俺は指先に魔力を集め、抑えた額に指先の魔力が発する仄かな暖かさに意識を集中した。
「······下手だな」
「·······一言余計だ。魔力操作も苦手なんだよ!」
魔法関連の実技は実を言うと壊滅的···。毎回テストの時は焦って焦って結局ギリギリまで兄貴に教えて貰うことが多いが、テストが終わると気が抜けてその魔法のクセを体が忘れる。···努力が身にならないこともあるんだ。
「一度だけだ。俺が可視化してやるから、絶対にその感覚を忘れるな」
「·······酷く自信が無い」
「ハッ、以降は俺の知ったことじゃないからな」
そう言って俺の指に黒羽は手を翳した。
ぼんやりとだが······視界の丁度中央ら辺、第三関節の所に違和感を感じてそこに集中しているとぽわんと視界に膜が張る。
······あれ?これ···異世界転生漫画でよく見たステータスプレートとかって奴?
──────────────
美園律花
HP/100 MP/500
ATK/20 DEF/20
《秘匿加護》
・薔薇女神の誘惑
・清廉なる神の庇護
《skill》Lv1
・異空間収納 Lv1
《秘匿skill》
・蠱惑の香り ∞
・永遠なる眠り ∞
──────────────
···········。
「ナニコレ」
「ステータスを確認出来たなら異空間収納も見ておけ、意識を集中させるだけだ。馬鹿でも出来る」
いやいやいやいや······あのね?あのですね?
俺は今、ヒッジョーに非常に混乱している。
第一にこの世界のステ表記ルールと違う。この世界ではどんなに高度なステ開示魔法陣でもステはHPとMPとスキルの表記のみだ。···それを······え?ATK?DEF?さらには秘匿加護だと·······?
うーん?それにこれ······情報が出てこない。
異空間収納については、項目に集中したら持ち物一覧みたいなのが出てきたけどそれ以外のは何も出てこないし······。
「何を百面相している···。お前は鑑定のスキルを持っていないからだろう、大体で理解するか役所に行って鑑定して貰え。最近の役所は個人情報保護に手厚い。鑑定内容はお前にしか見えないようになっている、価格も手頃だ」
「······黒羽さんは鑑定のスキル持ってたり···?」
「ククッ·······高くつくぞ?」
「あ、やっぱ辞めます」
不穏な空気を感じた俺は速攻で発言を撤回した。
···確かスキルLvが上がれば自分のスキルも増えるんだったよな···。俺には実地での実技経験が少ないからまだスキルが少ない。とは言え、異空間収納はともかく、あと二つ·······秘匿スキルって別枠の蠱惑の香りと永遠なる眠りってのが気になる。特に前者は嫌な予感しかしない。これへきっと秘匿加護に関係があるからに違いない。
······一先ずはこの不穏分子スキルたちは置いておいて、異空間収納の方を確認しよう···。さっき見たら幾つか入ってたみたいだし。
スキルの異空間収納の項目を開いた。
異空間収納に入っていたもの。
・モテ過ぎて困る貴方に♡フェロモン消臭コロン DXNEO
・感度アゲアゲ︎︎⤴︎⤴︎これで貴方もイイ感じ♡Loveローション
・薔薇の約束【装備品】
・コーネリアの手紙
·······ツッコミどころ満載だな、おい···。
流石にツッコミ疲れが半端ない···。
コーネリア、色々終わったらタダじゃ済まさないからな!
よし······手紙を先に読んでやろう。
このよく分からんプレゼントとやらの使い方についても知りたいからな。
早速、コーネリアの手紙を出す。意識を集中させるだけで物を出したり入れたりするのは楽そうだ。あとは容量制限がどれくらいなのかも気になるところだけど···。
『拝啓。
お疲れちゃんの文君へ。
君はお元気でお過ごしかにゃ☆
役に立ちそなプレゼント、お気召したぁ~?
今回のことはほんとにごめんねーw
これでチャラにしてちょ♡ばいちゃー♪
追伸
コロンは一週間にワンプッシュであたしの加護で
君のスキルになっちゃってる蠱惑の香りってののフェロモンを
スイ兄の加護よりもちゃんと軽減してくれるよん♪
あたしとしては残念の極みなんだけどぉ、ま、文君の為に用意してみた☆
他のは多分説明書入ってたと思うのん。あとは頑張ってーw
ハイパーウルトラ美少女な女神様 コーネリアちゃんより♡』
···········有力な情報皆無。
あんのダ女神···本気で悪いと思ってるのかよ。
ここまで来ると呆れを通り越してむしろ清々しいわ。
俺は無言でコロンのみを取り出すと自分に振りかける。
匂いは無臭だ。けど、これでフェロモンとやらが軽減してくれるなら有難い。それのせいで今まで苦労してきた訳だし···。
「·······スンスン、まぁ良いだろう」
気のせいかコロン使ったら黒羽の機嫌も良くなってる?
あと眉間に寄ってたシワが薄くなってる。
「これでお前の目的は果たしたか?」
「あぁ、···まぁ色々気になる点もあるが···」
取り敢えずは達成か。
本当はスイレンに俺が死なないた為に気をつけないといけないこととか聞いておきたかったけど、居ないんじゃ仕方ない。
「スイレンはどれくらいで帰ってきそう?」
「···少なくてもあと数日、数週間と言ったところだ」
「そっか···」
やっぱり6日後の監禁ルートは回避出来ないかもな···。
会長の様子にも千秋の様子にも気をつけようとは思うが、あれは突然だった。それに兄貴の一件があるから前回と同じように進むとも思えない。
確実に別の未来を辿ってることは確かだろうし···。
「このままではお前は死ぬことは確実だろうな」
「········は?」
真顔で、そう言われると返す言葉が見つからない。
でもそんな確実って言うのは···。
「俺は言った筈だ。スイレンは既にお前に助言を与えている、と」
黒羽の言っているスイレンが俺に助言したってことに思い当たる節がない。···確か、困ったらメインのルートを辿れ、とは言ってたけど······。
「同時に、スイレンはお前に情報が増えるとも言っただろう」
·······情報が増える···。
確かに、それも言ってた···。けどその意味が分からなくて、色々と試したりメインのルートを辿ってたけどそれでも未だに分かってない事の一つだ。
「面倒だが教えてやる。···蓮楼透を連れ戻せ」
「········は?」
「俺に言えるのはそれだけだ。···帰れ」
深くため息をつくと黒羽は俺を部屋から追い出した。
······楼透を連れ戻す?········あ。
········俺が馬鹿だった。
そうだ、そうだよ!
···俺の従者である蓮楼透も攻略対象の1人だ。
だからコーネリアも黒羽も俺を中途半端にと責めたのか···。いや責められる謂れは無かったはずだが、それなら何故あれだけ言われたのか理解出来る。
·······正直、楼透を連れ戻すって言っても気まずいけど。
でもそれがルートを変える道だって言うなら行くしかないのだろう。
「黒羽、ありがと!」
······トン。
追い出された部屋のドアにそう言うと、一つだけノックが聞こえた。
「阿呆」
ボカッ。···くそぅ、本気で叩きやがったこんにゃろ······。
「だってどうやっても〇貫光殺砲じゃないかよ!」
「あぁ?いつ誰がその手を突き出せと言った?」
「···いや、でもそのポーズは」
「執拗い、ふざけるなら俺は辞めても良いが」
「ゴメンナサイ。ふざけないので、教えて下さい」
「それと、やるなら本気でやれ」
「なぁ·······俺はふざけた方がいいのか?ふざけない方がいいのか?」
「本題に移るが···」とそんな俺の質問は無視して話を始めやがる黒羽。イラァ·······腹立たしいが今はその時じゃない。とにかくステータスの見方を教えて貰わなければ何も進まない。
「その指先に魔力を溜めて、その指で抑えている額を意識しろ」
···意識しろって······こう···か?
俺は指先に魔力を集め、抑えた額に指先の魔力が発する仄かな暖かさに意識を集中した。
「······下手だな」
「·······一言余計だ。魔力操作も苦手なんだよ!」
魔法関連の実技は実を言うと壊滅的···。毎回テストの時は焦って焦って結局ギリギリまで兄貴に教えて貰うことが多いが、テストが終わると気が抜けてその魔法のクセを体が忘れる。···努力が身にならないこともあるんだ。
「一度だけだ。俺が可視化してやるから、絶対にその感覚を忘れるな」
「·······酷く自信が無い」
「ハッ、以降は俺の知ったことじゃないからな」
そう言って俺の指に黒羽は手を翳した。
ぼんやりとだが······視界の丁度中央ら辺、第三関節の所に違和感を感じてそこに集中しているとぽわんと視界に膜が張る。
······あれ?これ···異世界転生漫画でよく見たステータスプレートとかって奴?
──────────────
美園律花
HP/100 MP/500
ATK/20 DEF/20
《秘匿加護》
・薔薇女神の誘惑
・清廉なる神の庇護
《skill》Lv1
・異空間収納 Lv1
《秘匿skill》
・蠱惑の香り ∞
・永遠なる眠り ∞
──────────────
···········。
「ナニコレ」
「ステータスを確認出来たなら異空間収納も見ておけ、意識を集中させるだけだ。馬鹿でも出来る」
いやいやいやいや······あのね?あのですね?
俺は今、ヒッジョーに非常に混乱している。
第一にこの世界のステ表記ルールと違う。この世界ではどんなに高度なステ開示魔法陣でもステはHPとMPとスキルの表記のみだ。···それを······え?ATK?DEF?さらには秘匿加護だと·······?
うーん?それにこれ······情報が出てこない。
異空間収納については、項目に集中したら持ち物一覧みたいなのが出てきたけどそれ以外のは何も出てこないし······。
「何を百面相している···。お前は鑑定のスキルを持っていないからだろう、大体で理解するか役所に行って鑑定して貰え。最近の役所は個人情報保護に手厚い。鑑定内容はお前にしか見えないようになっている、価格も手頃だ」
「······黒羽さんは鑑定のスキル持ってたり···?」
「ククッ·······高くつくぞ?」
「あ、やっぱ辞めます」
不穏な空気を感じた俺は速攻で発言を撤回した。
···確かスキルLvが上がれば自分のスキルも増えるんだったよな···。俺には実地での実技経験が少ないからまだスキルが少ない。とは言え、異空間収納はともかく、あと二つ·······秘匿スキルって別枠の蠱惑の香りと永遠なる眠りってのが気になる。特に前者は嫌な予感しかしない。これへきっと秘匿加護に関係があるからに違いない。
······一先ずはこの不穏分子スキルたちは置いておいて、異空間収納の方を確認しよう···。さっき見たら幾つか入ってたみたいだし。
スキルの異空間収納の項目を開いた。
異空間収納に入っていたもの。
・モテ過ぎて困る貴方に♡フェロモン消臭コロン DXNEO
・感度アゲアゲ︎︎⤴︎⤴︎これで貴方もイイ感じ♡Loveローション
・薔薇の約束【装備品】
・コーネリアの手紙
·······ツッコミどころ満載だな、おい···。
流石にツッコミ疲れが半端ない···。
コーネリア、色々終わったらタダじゃ済まさないからな!
よし······手紙を先に読んでやろう。
このよく分からんプレゼントとやらの使い方についても知りたいからな。
早速、コーネリアの手紙を出す。意識を集中させるだけで物を出したり入れたりするのは楽そうだ。あとは容量制限がどれくらいなのかも気になるところだけど···。
『拝啓。
お疲れちゃんの文君へ。
君はお元気でお過ごしかにゃ☆
役に立ちそなプレゼント、お気召したぁ~?
今回のことはほんとにごめんねーw
これでチャラにしてちょ♡ばいちゃー♪
追伸
コロンは一週間にワンプッシュであたしの加護で
君のスキルになっちゃってる蠱惑の香りってののフェロモンを
スイ兄の加護よりもちゃんと軽減してくれるよん♪
あたしとしては残念の極みなんだけどぉ、ま、文君の為に用意してみた☆
他のは多分説明書入ってたと思うのん。あとは頑張ってーw
ハイパーウルトラ美少女な女神様 コーネリアちゃんより♡』
···········有力な情報皆無。
あんのダ女神···本気で悪いと思ってるのかよ。
ここまで来ると呆れを通り越してむしろ清々しいわ。
俺は無言でコロンのみを取り出すと自分に振りかける。
匂いは無臭だ。けど、これでフェロモンとやらが軽減してくれるなら有難い。それのせいで今まで苦労してきた訳だし···。
「·······スンスン、まぁ良いだろう」
気のせいかコロン使ったら黒羽の機嫌も良くなってる?
あと眉間に寄ってたシワが薄くなってる。
「これでお前の目的は果たしたか?」
「あぁ、···まぁ色々気になる点もあるが···」
取り敢えずは達成か。
本当はスイレンに俺が死なないた為に気をつけないといけないこととか聞いておきたかったけど、居ないんじゃ仕方ない。
「スイレンはどれくらいで帰ってきそう?」
「···少なくてもあと数日、数週間と言ったところだ」
「そっか···」
やっぱり6日後の監禁ルートは回避出来ないかもな···。
会長の様子にも千秋の様子にも気をつけようとは思うが、あれは突然だった。それに兄貴の一件があるから前回と同じように進むとも思えない。
確実に別の未来を辿ってることは確かだろうし···。
「このままではお前は死ぬことは確実だろうな」
「········は?」
真顔で、そう言われると返す言葉が見つからない。
でもそんな確実って言うのは···。
「俺は言った筈だ。スイレンは既にお前に助言を与えている、と」
黒羽の言っているスイレンが俺に助言したってことに思い当たる節がない。···確か、困ったらメインのルートを辿れ、とは言ってたけど······。
「同時に、スイレンはお前に情報が増えるとも言っただろう」
·······情報が増える···。
確かに、それも言ってた···。けどその意味が分からなくて、色々と試したりメインのルートを辿ってたけどそれでも未だに分かってない事の一つだ。
「面倒だが教えてやる。···蓮楼透を連れ戻せ」
「········は?」
「俺に言えるのはそれだけだ。···帰れ」
深くため息をつくと黒羽は俺を部屋から追い出した。
······楼透を連れ戻す?········あ。
········俺が馬鹿だった。
そうだ、そうだよ!
···俺の従者である蓮楼透も攻略対象の1人だ。
だからコーネリアも黒羽も俺を中途半端にと責めたのか···。いや責められる謂れは無かったはずだが、それなら何故あれだけ言われたのか理解出来る。
·······正直、楼透を連れ戻すって言っても気まずいけど。
でもそれがルートを変える道だって言うなら行くしかないのだろう。
「黒羽、ありがと!」
······トン。
追い出された部屋のドアにそう言うと、一つだけノックが聞こえた。
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