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章外 Greenhorn-onlineチャンネル③
Ver.3/第11話
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「もう、ずいぶん、たくさんの発表がありましたが、今日はまだあるんですよね?」
「はい! すでに告知が出ていますが、本日のメインイベントは、ここからです」
「あれですね?」
「あれです」
ここで1拍開け、視線だけで近くのスタッフとやり取りを終えたところで画面が切り替わり、ひとつのスライドが表示された。
『〈大魔王決定戦〉開催!』
「来ました! 2回の〈魔王イベント〉を経て、その頂点を決める戦いですね!? しかし、思っていたより早い開催だと思うのですが?」
クラッチの言葉の通り、サービス開始から1年と経っていないタイミングでの開催に驚いていたプレイヤーも多い。
「そうですね。運営側としても、もう1年先にしてもいいんじゃないかという声もあるにはあったんですが、すでに魔王経験者も第1回で200名、第2回で600名、合計800名、連続出場の方もそれなりにいますので、実際は700名ちょっといらっしゃるので問題ないだろうという結論になりました。何より、新作ムービーを1周年記念で発表したいな、というのが一番の理由ですね」
「おー! なるほど! それで、このタイミングなんですね」
「そういうわけで、今後も毎年、同じくらいのタイミングで〈大魔王決定戦〉は開催していけたらいいなと思っています」
「わかりました。では、〈大魔王決定戦〉のルールは、どのようになるんでしょうか? 魔王によって人数違いますよね? それとも、魔王プレイヤーのみの参加になるんでしょうか?」
「そこも頭を悩ませたのですが、今回は特に制限は設けません! 人数差は、そのままハンデなしで戦ってもらいます」
「え!? 1対8とかも、あるということですか?」
「ある! ということです。テイムモンスターにも制限を設けません!」
「ひゃー! そうなると、さすがに人数の多い魔王が有利じゃないですか?」
「そうなんですけどね。プレイヤー投票で誰が選ばれるのか、全く予想がつかないので決めようがないんですよ。これは、サービス開始前から議論してはいるんですが、結局、安藤さんの『シンプルがいいよ』と、いう一声で決まりました」
「安藤さん、そうなんですか?」
吉多の言葉に、クラッチも目を丸くして安藤に視線を送る。
「体重別ならぬ、人数別で複数大魔王を決めるっていう案もあったんだけど、大魔王が何人もいるのは、なんだかなあ? というのが大きかったのと、下手に複雑なルールにするよりも、シンプルな方が面白そうだった、というのが大きいかな。ハルマさん対テスタプラスさん達とか、ハルマさん対モカさんとか、どっちも観てみたいでしょ?」
「確かに、ソロプレイヤー対フルメンバーのパーティも、ソロ対ソロも観てみたいですね」
「そういうことも踏まえて、プレイヤーの皆さんには投票してもらえたらな、と思っています。もちろん、全勝した経験のある魔王の方、誰も選ばれないかもしれないですが、それも、まあ、面白いんじゃないかな?」
「そこはプレイヤーの皆さんに任せる、ということですね」
「そういうことです」
こうして最後に投票時期と方法が説明され、いつもと同じく、いくつかのお知らせを挟んで、この日の放送は終わりを迎えるのだった。
「はい! すでに告知が出ていますが、本日のメインイベントは、ここからです」
「あれですね?」
「あれです」
ここで1拍開け、視線だけで近くのスタッフとやり取りを終えたところで画面が切り替わり、ひとつのスライドが表示された。
『〈大魔王決定戦〉開催!』
「来ました! 2回の〈魔王イベント〉を経て、その頂点を決める戦いですね!? しかし、思っていたより早い開催だと思うのですが?」
クラッチの言葉の通り、サービス開始から1年と経っていないタイミングでの開催に驚いていたプレイヤーも多い。
「そうですね。運営側としても、もう1年先にしてもいいんじゃないかという声もあるにはあったんですが、すでに魔王経験者も第1回で200名、第2回で600名、合計800名、連続出場の方もそれなりにいますので、実際は700名ちょっといらっしゃるので問題ないだろうという結論になりました。何より、新作ムービーを1周年記念で発表したいな、というのが一番の理由ですね」
「おー! なるほど! それで、このタイミングなんですね」
「そういうわけで、今後も毎年、同じくらいのタイミングで〈大魔王決定戦〉は開催していけたらいいなと思っています」
「わかりました。では、〈大魔王決定戦〉のルールは、どのようになるんでしょうか? 魔王によって人数違いますよね? それとも、魔王プレイヤーのみの参加になるんでしょうか?」
「そこも頭を悩ませたのですが、今回は特に制限は設けません! 人数差は、そのままハンデなしで戦ってもらいます」
「え!? 1対8とかも、あるということですか?」
「ある! ということです。テイムモンスターにも制限を設けません!」
「ひゃー! そうなると、さすがに人数の多い魔王が有利じゃないですか?」
「そうなんですけどね。プレイヤー投票で誰が選ばれるのか、全く予想がつかないので決めようがないんですよ。これは、サービス開始前から議論してはいるんですが、結局、安藤さんの『シンプルがいいよ』と、いう一声で決まりました」
「安藤さん、そうなんですか?」
吉多の言葉に、クラッチも目を丸くして安藤に視線を送る。
「体重別ならぬ、人数別で複数大魔王を決めるっていう案もあったんだけど、大魔王が何人もいるのは、なんだかなあ? というのが大きかったのと、下手に複雑なルールにするよりも、シンプルな方が面白そうだった、というのが大きいかな。ハルマさん対テスタプラスさん達とか、ハルマさん対モカさんとか、どっちも観てみたいでしょ?」
「確かに、ソロプレイヤー対フルメンバーのパーティも、ソロ対ソロも観てみたいですね」
「そういうことも踏まえて、プレイヤーの皆さんには投票してもらえたらな、と思っています。もちろん、全勝した経験のある魔王の方、誰も選ばれないかもしれないですが、それも、まあ、面白いんじゃないかな?」
「そこはプレイヤーの皆さんに任せる、ということですね」
「そういうことです」
こうして最後に投票時期と方法が説明され、いつもと同じく、いくつかのお知らせを挟んで、この日の放送は終わりを迎えるのだった。
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