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五章 王道学園にてマリモ在中『怠惰』
九時限目
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状況が急変したのは、ホストパーティー当日のことだった。どうやらこんな事態でもホストパーティーはするらしく、ドレスに着替え準備していれば、一人の男を捕らえたといいながら会長さんと会計さんが部屋に突撃してきたのだ。
「ん…うる、さい……。」
同じくタキシードを着た和久くんが眉を寄せ言った。どうやら、二人が言うには怪しい男が生徒を意識不明にしている現場をこの目ででみたという。いまは地下牢(なぜ学校に??)に閉じ込めているという。
「な、んだ……解決、したなら、よか、た…。思う、ぞんぶん…踊れるね……!」
和久くんがふんわりと笑う。穏やかなその表情とは裏腹に、私は嫌な予感がしていた。
「お手を……どう、ぞ……。」
「ん?甘くん、このこエスコートするの?なら俺も左手を……。」
「おい、左手は俺がエスコートする予定や。」
かっこいい衣装に身を包んだファントムさんは、そう言って会計さんに触れられる前に華麗に私の手を掬い、手の甲に口づけを送った。上目使いをするきれいな瞳に、ときめきを覚えたが、嫌な予感は消えてはくれなかった。
「お、おい、だれだよあれ……。」
「女神か、いやファム・ファタールだ……!」
「もう会長とかに手をだされたんかな⁉」
「いや、むしろ躾されてんのは会長たちだろ!ありゃ凡人、いや天才でも手が届かねぇよ……!」
「そりゃそうだな、きっとお情けかけてもらってんだろうよ……。従順な番犬ってとこか。」
同じくパーティー会場に向かう生徒たちにじろじろと見られるため、少し居心地が悪い。しかも、みんなが頬を染めている。若いからか、女性と関わらないからか、頬を染めながら化物をみたかのような顔をして三度見くらいしてきたひともいた。あと聞き捨てならない言葉が聞こえた。私、躾なんてしてもされてもいません!会長さんや会計さんの方をみれば、なぜか心なしか照れている。意味がわからない。
「老若男女を骨抜きにする色気の暴力、絶対的王様の会長様と、
色恋沙汰の噂のたえない軟派な会計、
孤高で無口な、冷たい雰囲気を醸す書記と、
聞いたことないなまりの言葉を使う正体不明の胡散臭い転校生、そんな危険で怪しく奥が深い彼らを飼い慣らし侍らす謎の美女だと!?
新たな性癖をどれだけ産み出してくれるんだこの学園はっ!!?」
「なんだこいつ?」
また、以前教室で興奮していた腐男子くんもいた。彼の声は廊下に響き渡り、一瞬静かになった。彼はどうやら恋愛そのものが好きらしく、ノーマルカップリングもいけるようだ。タキシードを着ながらロザリオを涙しながら握っていた。まわりは少し距離を取っている。
そうこうしているうちに、大きな扉の前へとやってきた。他の生徒は通り過ぎていくので訪ねてみると、どうやらこの入り口は生徒会役員用らしい。
「開けるよ。
それでは、お姫様。」
「幻想郷へようこそ。」
鈍いおとを響かせ、重たそうな扉が会計さんと会長さんの力によって両開きとなる。
目に飛び込んでくるのは、豪華絢爛なダンスフロア。
美しい衣装を着た男性たち(一部女装)が、華やかに話し合い、食事をしている。
ドアの音で、そんな彼らが一斉にこちらを見た。そして、食べ物やステッキやら、執事さんに至っては持っていたトレーを…つまり、彼らはこちらをみて口をあんぐり開けながら持ち物を落としていったのだ。
「め、女神……?美しい……!!」
「いや、ファム・ファタールだ……!妖艶すぎる……!」
「もう会長とかに手をだされたのでしょうか⁉」
「いや、むしろ躾されてんのは会長たちだろうな。あれは凡人、いや天才でも手が届かないだろう……!」
「それはそうですね、きっとお情けをかけてもらったのでしょう……。可愛がる用の遊びやすい単純な子猫、というところですか。」
「やっぱり会長の場合あの女性に対してだけは『俺を利用してくれていい、だから愛してくれ』って言うと思うんだよね。
絶対愛貰えなくて遊ばれてるだけなのに、必死に懇願しちゃう。
会計は『それで君の隣にいれるなら俺なんでもするから』だと思う。
彼の場合愛なんて大層なもの望んでなくて、近くにいれる理由をどうにか見つけようとするんだ。
書記は、あえてなにも言わず、跪く。
それを彼女がネクタイ引っ張って耳元で命令するんだろうね。絶対的服従の犬、それが彼!無駄口叩かず従う己の利口さを彼女に見せつけているんだ!
胡散臭い転校生は、いつのまにか彼女のほしい情報とか先回りして用意してそう。
それで締めにすがり付いて『ご褒美、ご褒美くれや…なぁ、こんな頑張ったいいこには、ご褒美くれるやろ…?』って切なげに言うよ、絶対!他の男よりも自分が優遇されてることを実感したくて、でも彼女はそんな気持ちすら知ってるくせにからかって他の男のところに行って……くぅぅぅ!滾るっ!」
「なんだあいつ。」
なんだか似たような会話と反応だ。
腐男子くんは独り言を大きな声で言っている。戸惑っていれば、和久くんとファントムさんに手を引かれた。彼らが向かっているのは、ドレスコードをきっちりと着こなしたレンブラントさんや雲嵐さん、怜先生のいるところだ。
「どうだァ?すごいだろ?」
「ええ、とっても綺麗で、楽しそうで……!」
「たくさん楽しんでいってください。今日のホストパーティーの準備のために僕たち教師は徹夜でしたから!もう校舎ぶっ壊してやろうと思いましたよ!」
「お疲れ様です……。」
「ほんとになァ。まぁ、教師の疲労なんて後回しだ、そろそろ開会式だ。いくぞ。お前らも、俺の言葉、しっかり聞いとけよ?」
どうやら、教師は開会式で始まりの言葉を言わないといけないらしい。レンブラントさんがめんどくさいですね、と呟いている。
中央にいき、怜先生は持っていたワインを飲み干した。そして、大声をだした。
「お前ら、楽しんでるかァァァァ!!」
『おおおおお!!!』
野太い返事が聞こえた。どうやらこの会場にいる人たちは、見た目に反して体育会系らしい。
「なら、俺の言葉をしっかりきいとけよォォォォォ!!」
『イエッサァァァァッッ!!』
皆が敬礼をしそう叫ぶ。怜先生が右手を上げるとともに、叫びはやんだが。そのときだった、なにか嫌な予感が強くなった。
「……お前ら、楽をしたいだろ?自分の意思で生きるなど、めんどくさいことこの上ない。俺の声をきけ。俺に従え。そうしたら憂いなどなにも「そこまでです」……おっと。どういうつもりですか?レンブラント先生、雲嵐さん。」
両手を上げる怜先生に背後から突きつけられているのは、シルバーに輝く拳銃だった。持ち主は……真顔のレンブラントさんと睨み付ける雲嵐さんだ。
「なにがどういうつもり、ですか。頭吹っ飛ばして上げましょうか?」
「もー、気持ちはわかるけどレンくん、ここは我慢だよ~。」
軽口を叩きながらも、二人の視線は決して獲物からは外れない。意味のわからない状況に、説明を求めてファントムさんを見れば、頷かれた。
「このこも察しとる。」
(なにを!?)
どうやら私の意図は通じなかったらしい。他の人にきこうと思ったが、レンブラントさんたちは距離がありすぎる。生徒会役員にいたっては、目を見開いてそうだったのか!という表情をしてこちらをみているためなにも知らなそうだ。諦めて二人の会話を見届けることにする。
「いい加減お粗末な演技はやめたらどうや?」
「……へぇ、お粗末か。なにを根拠にだァ?」
「わっかりやすいねん。その冷えきった魔力。どうにも俺に似すぎとる。門に張られた魔力妨害する膜、扉にかかっとった閉じ込める魔術、そこかしこに気配があった。」
「……魔法が使えなくとも読み取ることはできるのか。まさか、ククク。お前の実力を見誤っていたようだなァ。
……会いたかったぜェ、クズ。」
「飼い主をクズ呼ばわりするろくでなしには二度と太陽拝めなくしたるわ。」
ファントムさんがポケットから絶対入んないでしょ、というくらい太く長い鎖をとりだし、構えた。
「大人しくそいつの体から魂引き剥がして俺の影に戻って貰うで。」
「ハッ、そう簡単にさせるかよ!」
その瞬間、レンブラントさんたちが反射的になのか、俊敏な動きで攻撃を避けるように後ろへ下がった。彼らの居た場所には、鋭い刃のついた矢が刺さっている。どうみても、上から飛んできた。二階を見れば、いつのまにか矢をこちらに向けているたくさんの生徒たちがいる。よくみれば、それらはすべて事件の被害者となったものたちだった。意識不明とされていた生徒も、怪しい紫の瞳を光らせこちらを見据えている。
「外すなんて、いつからそんな駄犬になったんだ?」
「・・・・・・・。」
かつ、かつ、と足音が聞こえる。弓矢をもった生徒たちが、波を引くように左右にわかれる。歩いてきたのは。会長さんと会計さんが目を見開く。死者でも見たように。いや、彼は死者だ。死者のはずだった。
「は……生き、てたのか?」
「はは、まさかほんとに仙人のとこに修行に行ったわけ…?」
瞳を紫に染められた副会長さんがいた。
「ん…うる、さい……。」
同じくタキシードを着た和久くんが眉を寄せ言った。どうやら、二人が言うには怪しい男が生徒を意識不明にしている現場をこの目ででみたという。いまは地下牢(なぜ学校に??)に閉じ込めているという。
「な、んだ……解決、したなら、よか、た…。思う、ぞんぶん…踊れるね……!」
和久くんがふんわりと笑う。穏やかなその表情とは裏腹に、私は嫌な予感がしていた。
「お手を……どう、ぞ……。」
「ん?甘くん、このこエスコートするの?なら俺も左手を……。」
「おい、左手は俺がエスコートする予定や。」
かっこいい衣装に身を包んだファントムさんは、そう言って会計さんに触れられる前に華麗に私の手を掬い、手の甲に口づけを送った。上目使いをするきれいな瞳に、ときめきを覚えたが、嫌な予感は消えてはくれなかった。
「お、おい、だれだよあれ……。」
「女神か、いやファム・ファタールだ……!」
「もう会長とかに手をだされたんかな⁉」
「いや、むしろ躾されてんのは会長たちだろ!ありゃ凡人、いや天才でも手が届かねぇよ……!」
「そりゃそうだな、きっとお情けかけてもらってんだろうよ……。従順な番犬ってとこか。」
同じくパーティー会場に向かう生徒たちにじろじろと見られるため、少し居心地が悪い。しかも、みんなが頬を染めている。若いからか、女性と関わらないからか、頬を染めながら化物をみたかのような顔をして三度見くらいしてきたひともいた。あと聞き捨てならない言葉が聞こえた。私、躾なんてしてもされてもいません!会長さんや会計さんの方をみれば、なぜか心なしか照れている。意味がわからない。
「老若男女を骨抜きにする色気の暴力、絶対的王様の会長様と、
色恋沙汰の噂のたえない軟派な会計、
孤高で無口な、冷たい雰囲気を醸す書記と、
聞いたことないなまりの言葉を使う正体不明の胡散臭い転校生、そんな危険で怪しく奥が深い彼らを飼い慣らし侍らす謎の美女だと!?
新たな性癖をどれだけ産み出してくれるんだこの学園はっ!!?」
「なんだこいつ?」
また、以前教室で興奮していた腐男子くんもいた。彼の声は廊下に響き渡り、一瞬静かになった。彼はどうやら恋愛そのものが好きらしく、ノーマルカップリングもいけるようだ。タキシードを着ながらロザリオを涙しながら握っていた。まわりは少し距離を取っている。
そうこうしているうちに、大きな扉の前へとやってきた。他の生徒は通り過ぎていくので訪ねてみると、どうやらこの入り口は生徒会役員用らしい。
「開けるよ。
それでは、お姫様。」
「幻想郷へようこそ。」
鈍いおとを響かせ、重たそうな扉が会計さんと会長さんの力によって両開きとなる。
目に飛び込んでくるのは、豪華絢爛なダンスフロア。
美しい衣装を着た男性たち(一部女装)が、華やかに話し合い、食事をしている。
ドアの音で、そんな彼らが一斉にこちらを見た。そして、食べ物やステッキやら、執事さんに至っては持っていたトレーを…つまり、彼らはこちらをみて口をあんぐり開けながら持ち物を落としていったのだ。
「め、女神……?美しい……!!」
「いや、ファム・ファタールだ……!妖艶すぎる……!」
「もう会長とかに手をだされたのでしょうか⁉」
「いや、むしろ躾されてんのは会長たちだろうな。あれは凡人、いや天才でも手が届かないだろう……!」
「それはそうですね、きっとお情けをかけてもらったのでしょう……。可愛がる用の遊びやすい単純な子猫、というところですか。」
「やっぱり会長の場合あの女性に対してだけは『俺を利用してくれていい、だから愛してくれ』って言うと思うんだよね。
絶対愛貰えなくて遊ばれてるだけなのに、必死に懇願しちゃう。
会計は『それで君の隣にいれるなら俺なんでもするから』だと思う。
彼の場合愛なんて大層なもの望んでなくて、近くにいれる理由をどうにか見つけようとするんだ。
書記は、あえてなにも言わず、跪く。
それを彼女がネクタイ引っ張って耳元で命令するんだろうね。絶対的服従の犬、それが彼!無駄口叩かず従う己の利口さを彼女に見せつけているんだ!
胡散臭い転校生は、いつのまにか彼女のほしい情報とか先回りして用意してそう。
それで締めにすがり付いて『ご褒美、ご褒美くれや…なぁ、こんな頑張ったいいこには、ご褒美くれるやろ…?』って切なげに言うよ、絶対!他の男よりも自分が優遇されてることを実感したくて、でも彼女はそんな気持ちすら知ってるくせにからかって他の男のところに行って……くぅぅぅ!滾るっ!」
「なんだあいつ。」
なんだか似たような会話と反応だ。
腐男子くんは独り言を大きな声で言っている。戸惑っていれば、和久くんとファントムさんに手を引かれた。彼らが向かっているのは、ドレスコードをきっちりと着こなしたレンブラントさんや雲嵐さん、怜先生のいるところだ。
「どうだァ?すごいだろ?」
「ええ、とっても綺麗で、楽しそうで……!」
「たくさん楽しんでいってください。今日のホストパーティーの準備のために僕たち教師は徹夜でしたから!もう校舎ぶっ壊してやろうと思いましたよ!」
「お疲れ様です……。」
「ほんとになァ。まぁ、教師の疲労なんて後回しだ、そろそろ開会式だ。いくぞ。お前らも、俺の言葉、しっかり聞いとけよ?」
どうやら、教師は開会式で始まりの言葉を言わないといけないらしい。レンブラントさんがめんどくさいですね、と呟いている。
中央にいき、怜先生は持っていたワインを飲み干した。そして、大声をだした。
「お前ら、楽しんでるかァァァァ!!」
『おおおおお!!!』
野太い返事が聞こえた。どうやらこの会場にいる人たちは、見た目に反して体育会系らしい。
「なら、俺の言葉をしっかりきいとけよォォォォォ!!」
『イエッサァァァァッッ!!』
皆が敬礼をしそう叫ぶ。怜先生が右手を上げるとともに、叫びはやんだが。そのときだった、なにか嫌な予感が強くなった。
「……お前ら、楽をしたいだろ?自分の意思で生きるなど、めんどくさいことこの上ない。俺の声をきけ。俺に従え。そうしたら憂いなどなにも「そこまでです」……おっと。どういうつもりですか?レンブラント先生、雲嵐さん。」
両手を上げる怜先生に背後から突きつけられているのは、シルバーに輝く拳銃だった。持ち主は……真顔のレンブラントさんと睨み付ける雲嵐さんだ。
「なにがどういうつもり、ですか。頭吹っ飛ばして上げましょうか?」
「もー、気持ちはわかるけどレンくん、ここは我慢だよ~。」
軽口を叩きながらも、二人の視線は決して獲物からは外れない。意味のわからない状況に、説明を求めてファントムさんを見れば、頷かれた。
「このこも察しとる。」
(なにを!?)
どうやら私の意図は通じなかったらしい。他の人にきこうと思ったが、レンブラントさんたちは距離がありすぎる。生徒会役員にいたっては、目を見開いてそうだったのか!という表情をしてこちらをみているためなにも知らなそうだ。諦めて二人の会話を見届けることにする。
「いい加減お粗末な演技はやめたらどうや?」
「……へぇ、お粗末か。なにを根拠にだァ?」
「わっかりやすいねん。その冷えきった魔力。どうにも俺に似すぎとる。門に張られた魔力妨害する膜、扉にかかっとった閉じ込める魔術、そこかしこに気配があった。」
「……魔法が使えなくとも読み取ることはできるのか。まさか、ククク。お前の実力を見誤っていたようだなァ。
……会いたかったぜェ、クズ。」
「飼い主をクズ呼ばわりするろくでなしには二度と太陽拝めなくしたるわ。」
ファントムさんがポケットから絶対入んないでしょ、というくらい太く長い鎖をとりだし、構えた。
「大人しくそいつの体から魂引き剥がして俺の影に戻って貰うで。」
「ハッ、そう簡単にさせるかよ!」
その瞬間、レンブラントさんたちが反射的になのか、俊敏な動きで攻撃を避けるように後ろへ下がった。彼らの居た場所には、鋭い刃のついた矢が刺さっている。どうみても、上から飛んできた。二階を見れば、いつのまにか矢をこちらに向けているたくさんの生徒たちがいる。よくみれば、それらはすべて事件の被害者となったものたちだった。意識不明とされていた生徒も、怪しい紫の瞳を光らせこちらを見据えている。
「外すなんて、いつからそんな駄犬になったんだ?」
「・・・・・・・。」
かつ、かつ、と足音が聞こえる。弓矢をもった生徒たちが、波を引くように左右にわかれる。歩いてきたのは。会長さんと会計さんが目を見開く。死者でも見たように。いや、彼は死者だ。死者のはずだった。
「は……生き、てたのか?」
「はは、まさかほんとに仙人のとこに修行に行ったわけ…?」
瞳を紫に染められた副会長さんがいた。
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