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四章 天女を我が物に 『嫉妬』
十八輪の蓮
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さて、なぜ俺とファントムが彼女のもとにこれたのか。理由は簡単、蓮王府からでたとき、探知の魔法が正常に反応したからだ。しかしそれを伝えようとしたが、他の人たちはみな、ヴィンスを先頭にして後宮へ向かっていた。声をかけようと叫んだりしたが、届かなかったようで、いつしか姿は遠くなっていった。
「……もういいやろ、俺らだけで助けいくで。ほんまは俺だけでええんやけどな。」
「えっ……いやまぁ精霊王だし強いんだろうけどさぁ……俺も人間の国の王子だよ、強いよ?」
「でも魔法使えんやろ。」
「人間はほとんど使えないけど……?」
「使えへんな。」
情けなくファントムの探知を便りに、屋根を伝って彼女のもとへいけばあら不思議。彼女が刃物を持ったベールのような被り物をした男と対面していた。
「殺せるわけないやろ、俺のこを。なぁ?」
「俺の魔女さんに手を出すなぁー!!」
おれはすぐに屋根から飛び降り剣を腰から抜く。ファントムもいつのまにか、手に剣?刀?を握っていた。
「僕は、意地汚く足掻いて見せますよ……!!」
なにがあったのか知らないが、かなり追い詰められているらしい。不思議な形の刃物を手に持ち、威嚇してくる。
「……捕縛せぇよ。」
ファントムがそう呟いたとたん、真っ黒い紐?のようなものが突然現れ、ベールの男を縛った。
「……無念ですね……。」
「えいっ」
「アーサー様!?ちょっ……!」
ベールを剥ぎ取り、顔を確認する。それは、大臣のレンブラントだった。
「…………なぁ、これ外交問題になる?」
「そうですねぇ……なりますね……つまり僕死刑ですよね。それともこの場で私刑ですか?」
「正直彼女に刃物突きつけた償いしてもらいたいから私刑にしたいけど立場上しちゃいけないって思ってるからいま必死で理性で押さえつけてる。」
「まぁ、もう僕ミッション失敗しましたし、僕が聖ヴァレンタイン協会から派遣された暗殺者だってい情報も知られてるようなのでもう好きにしてください。」
「は?そうなん?」
「えっ、なにそれ知らない……。」
全員で彼女をみる。俺とファントムが知らないというなら、この中でそれを知ってるというのは彼女のみになる。彼女は妖艶な笑みを浮かべていた。
「……察した。なるほどなぁ……そうなると……聖ヴァレンタイン協会はうちの国……こほん、グランド王国の協会と仲良かったよな、そこから話がいったのか。自分の国で殺すより、他国で殺されたほうが協会は安全だしね。」
「……勘がよろしいことで。」
「君より長く生きてるもんでね。」
「僕の年をご存じで?」
「俺の勘が22歳って言ってる!」
「……本当に勘がよろしいことで。そこまで来たらもう怖いですよ。」
もとより、俺は勘が鋭いのだ。
「どうせ、僕は父のように有能にはなれません。孤独で、愚図な、道具です。」
目を伏せ、レンブラントは言う。父、とは誰のことか。微笑んでいた彼女は、わかってるかのように口を開いた。
「貴方は、お父さんなんですか?」
「は……?」
彼女は、同じ言葉を繰り返した。レンブラントも、やっと飲み込んだようで息を詰めたあと、恐る恐る唇を震わせながら首をふった。
「……まさか。そ、んな…………なんです、か、僕が、父より、劣ってるから!貴方も非難するんでしょう!?」
「違います……貴方はお父さんじゃない。
自分でもわかってるでしょう?貴方は違う。
生き方も、やり方も、歩いてきた道も。
歩くための手助けをしてくれたかもしれないわ、でも、最終的に歩くって決めたのはいつだって自分よ。
自分が、全てを作ってきたの。
貴方の道には足跡があった?
お父さんは貴方と同じ道を歩いていたの?
まさか。貴方は貴方。比べて悩んで抱え込む必要なんて、ないわ。」
彼女は、縛られている彼の頬を撫でる。
「短い間だったけれど、貴方たちをみて思ったの。あなた、雲嵐さんといるとき、孤独って思ったこと、あった?愚図って、道具だなんて、言われたの?」
「……彼はそんなこと、一度たりとも言いませんでした。」
「なら、貴方の役目はお父さんの背中を追いかけることじゃないわ。もう、居場所は見つかっているでしょう?」
「役目……?」
そのまま、彼女は、髪をなでていった。
いいなぁ、と思ったが名言中のためそんなことは言えない。
「僕の役目は……雲嵐様を、導き、叱り、支える……大臣……?」
「ええ。貴方がそう言うなら、そうなんでしょうね。」
「……前の大臣は殺しました。かなり後ろ暗いことをしていたので。」
「そっ!?そうなのね……きっと大臣の役割とは縁がなかったのよきっと……。」
さりげなく自白している殺人鬼を大臣にしたままでいいのかと思うが、俺の立場で追求しては国際問題となる。
正直何に首を突っ込んでも国際問題に発展するためかなり気を付けないといけないのがデメリットすぎる。
ため息をついていれば、二人の話は終わったらしい。レンブラントが、ポツポツと、水晶という言葉をこぼしながら話しはじめた。
「……なので、いま雲嵐様は協会の聖具により洗脳され、彼女の貞操を狙っております……。」
「えっ!?はっ!?彼女を浚った理由本当にそれなの!?というかじゃあなんでダニエルとジェイは洗脳されてたんだよ!?」
「それはお二人が嫉妬という感情が内心渦巻いているためそれを水晶で増幅させ利用する……まってください、ファルーク様は?彼も洗脳したはずですが。」
「ああ、ファルークは攻撃が効かなくなる魔法道具腕につけてたらしくてな。
それで洗脳されたふりをして色々探ってたらしいんだけど……敵がどうにも目的だけは簡単には明かさなかったっていってたからどんな複雑な目的なんだろ……って思ってたらさ……。あ、でもじいやって人にあったときに童貞とか言ってたな……おまけ的なのかと思ってたら、まさかの目的がそれ!?普通に口説きなよ!?」
「女性経験がないのに女性を口説き落とせるとお思いですか?笑止!というかじいや、彼女のみならず貴女方にも私達が童貞って伝えたんですか!?」
「胸張って言うことやないやろ。あと、お気の毒様。
まぁ、俺の探知ができんくなったのもその水晶が原因やな。俺の能力に影響及ぼすのは意味わからんな、その水晶、得たいの知れなさすぎるわ……。俺でも洗脳解くんは無理かもしれん、ほな、洗脳の解き方くらい教えんか。」
ペチン、といい音を立ててファントムが胸元から出した扇を閉じてレンブラントの頬を叩く。レンブラントはいいづらそうにしぶしぶ声を出した。
「……もともと彼らの嫉妬を増幅させているだけなので、おそらく……彼らの嫉妬を何とかしなければ根本解決にならないでしょう。」
まじか。
「……もういいやろ、俺らだけで助けいくで。ほんまは俺だけでええんやけどな。」
「えっ……いやまぁ精霊王だし強いんだろうけどさぁ……俺も人間の国の王子だよ、強いよ?」
「でも魔法使えんやろ。」
「人間はほとんど使えないけど……?」
「使えへんな。」
情けなくファントムの探知を便りに、屋根を伝って彼女のもとへいけばあら不思議。彼女が刃物を持ったベールのような被り物をした男と対面していた。
「殺せるわけないやろ、俺のこを。なぁ?」
「俺の魔女さんに手を出すなぁー!!」
おれはすぐに屋根から飛び降り剣を腰から抜く。ファントムもいつのまにか、手に剣?刀?を握っていた。
「僕は、意地汚く足掻いて見せますよ……!!」
なにがあったのか知らないが、かなり追い詰められているらしい。不思議な形の刃物を手に持ち、威嚇してくる。
「……捕縛せぇよ。」
ファントムがそう呟いたとたん、真っ黒い紐?のようなものが突然現れ、ベールの男を縛った。
「……無念ですね……。」
「えいっ」
「アーサー様!?ちょっ……!」
ベールを剥ぎ取り、顔を確認する。それは、大臣のレンブラントだった。
「…………なぁ、これ外交問題になる?」
「そうですねぇ……なりますね……つまり僕死刑ですよね。それともこの場で私刑ですか?」
「正直彼女に刃物突きつけた償いしてもらいたいから私刑にしたいけど立場上しちゃいけないって思ってるからいま必死で理性で押さえつけてる。」
「まぁ、もう僕ミッション失敗しましたし、僕が聖ヴァレンタイン協会から派遣された暗殺者だってい情報も知られてるようなのでもう好きにしてください。」
「は?そうなん?」
「えっ、なにそれ知らない……。」
全員で彼女をみる。俺とファントムが知らないというなら、この中でそれを知ってるというのは彼女のみになる。彼女は妖艶な笑みを浮かべていた。
「……察した。なるほどなぁ……そうなると……聖ヴァレンタイン協会はうちの国……こほん、グランド王国の協会と仲良かったよな、そこから話がいったのか。自分の国で殺すより、他国で殺されたほうが協会は安全だしね。」
「……勘がよろしいことで。」
「君より長く生きてるもんでね。」
「僕の年をご存じで?」
「俺の勘が22歳って言ってる!」
「……本当に勘がよろしいことで。そこまで来たらもう怖いですよ。」
もとより、俺は勘が鋭いのだ。
「どうせ、僕は父のように有能にはなれません。孤独で、愚図な、道具です。」
目を伏せ、レンブラントは言う。父、とは誰のことか。微笑んでいた彼女は、わかってるかのように口を開いた。
「貴方は、お父さんなんですか?」
「は……?」
彼女は、同じ言葉を繰り返した。レンブラントも、やっと飲み込んだようで息を詰めたあと、恐る恐る唇を震わせながら首をふった。
「……まさか。そ、んな…………なんです、か、僕が、父より、劣ってるから!貴方も非難するんでしょう!?」
「違います……貴方はお父さんじゃない。
自分でもわかってるでしょう?貴方は違う。
生き方も、やり方も、歩いてきた道も。
歩くための手助けをしてくれたかもしれないわ、でも、最終的に歩くって決めたのはいつだって自分よ。
自分が、全てを作ってきたの。
貴方の道には足跡があった?
お父さんは貴方と同じ道を歩いていたの?
まさか。貴方は貴方。比べて悩んで抱え込む必要なんて、ないわ。」
彼女は、縛られている彼の頬を撫でる。
「短い間だったけれど、貴方たちをみて思ったの。あなた、雲嵐さんといるとき、孤独って思ったこと、あった?愚図って、道具だなんて、言われたの?」
「……彼はそんなこと、一度たりとも言いませんでした。」
「なら、貴方の役目はお父さんの背中を追いかけることじゃないわ。もう、居場所は見つかっているでしょう?」
「役目……?」
そのまま、彼女は、髪をなでていった。
いいなぁ、と思ったが名言中のためそんなことは言えない。
「僕の役目は……雲嵐様を、導き、叱り、支える……大臣……?」
「ええ。貴方がそう言うなら、そうなんでしょうね。」
「……前の大臣は殺しました。かなり後ろ暗いことをしていたので。」
「そっ!?そうなのね……きっと大臣の役割とは縁がなかったのよきっと……。」
さりげなく自白している殺人鬼を大臣にしたままでいいのかと思うが、俺の立場で追求しては国際問題となる。
正直何に首を突っ込んでも国際問題に発展するためかなり気を付けないといけないのがデメリットすぎる。
ため息をついていれば、二人の話は終わったらしい。レンブラントが、ポツポツと、水晶という言葉をこぼしながら話しはじめた。
「……なので、いま雲嵐様は協会の聖具により洗脳され、彼女の貞操を狙っております……。」
「えっ!?はっ!?彼女を浚った理由本当にそれなの!?というかじゃあなんでダニエルとジェイは洗脳されてたんだよ!?」
「それはお二人が嫉妬という感情が内心渦巻いているためそれを水晶で増幅させ利用する……まってください、ファルーク様は?彼も洗脳したはずですが。」
「ああ、ファルークは攻撃が効かなくなる魔法道具腕につけてたらしくてな。
それで洗脳されたふりをして色々探ってたらしいんだけど……敵がどうにも目的だけは簡単には明かさなかったっていってたからどんな複雑な目的なんだろ……って思ってたらさ……。あ、でもじいやって人にあったときに童貞とか言ってたな……おまけ的なのかと思ってたら、まさかの目的がそれ!?普通に口説きなよ!?」
「女性経験がないのに女性を口説き落とせるとお思いですか?笑止!というかじいや、彼女のみならず貴女方にも私達が童貞って伝えたんですか!?」
「胸張って言うことやないやろ。あと、お気の毒様。
まぁ、俺の探知ができんくなったのもその水晶が原因やな。俺の能力に影響及ぼすのは意味わからんな、その水晶、得たいの知れなさすぎるわ……。俺でも洗脳解くんは無理かもしれん、ほな、洗脳の解き方くらい教えんか。」
ペチン、といい音を立ててファントムが胸元から出した扇を閉じてレンブラントの頬を叩く。レンブラントはいいづらそうにしぶしぶ声を出した。
「……もともと彼らの嫉妬を増幅させているだけなので、おそらく……彼らの嫉妬を何とかしなければ根本解決にならないでしょう。」
まじか。
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