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第四章:世界まで含め変えたい願い。
38.託された世界を、託された未来へ。
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一方、桂小五郎。
事前に春香の予行練習として世界の事を。
学として知る機会になると判断してだった。
だからこそ、薩摩の大久保も含め春香の事を。
詳しく知る者を、一斉に集めた結果でもある。
そして最初から終わった後。
一同が、集まる場として話し合う事も決まってた。
だが、春香の話に関して予測以上…
余りにも大きな世界の内容にと。
更に春香の言動に耐え続けるのみ。
既に最後は、もう必死な中。
どうにか春香の事を、僅かな間だけ奇兵隊へ。
皆にも視線のみ。
すぐ反応して、皆も視線のみ。
理解も含めるが、やはり耐えてるのも判った。
だが、今は!!
そう思いながら皆も連れて…
そのまま普段、話し合いに使う大部屋へ。
向かう中でも春香ばかり浮かぶ上に…
今まで言った春香の意味も当て嵌まるばかり。
最後の言葉だけでも充分過ぎた程。
『今から、だったらなぁ…
まだ多分、間に合うだろ?
だから、私の分も皆へ。』
あの春香が、判断したからだろう?
未来に居たからこそ…
既に遅過ぎると!!
だからこそ…
今からならば、間に合うと!?
『んな奇跡って名前の地球を。
世界を、止めてやってくれよ?』
あの春香が!!
それが、ずっと、あった願いかぁ!!
『もう星が、壊れたらなぁ…
人間だけじゃ、ねぇんだ。』
当然だろう!!
つまり、生きる全てだぞ!?
全て滅びるのみ。
『壊すのは、簡単でも…
新たな奇跡は、もう、ねぇ。』
今すら奇跡にも関わらず。
次も、ないにも関わらず。
この国だけでも、ないのだ!!
世界すら同じ事!!
『私には、無理でもなぁ。
こっからなら、皆へ。
私も託せるかぁ?』
あの春香が、最後に私達へ!!
普段から春香は…
『神だの、仏だの、信じねぇ』と。
それなのに…
もう、あれは、春香の願いだろう!?
だが、これ程にも優しい願いを?
あんなにも悲しい笑顔で、私達へ。
託すと!!
絶対に私達が、世界へ。
もう国が、でもないのだぁ!!
だが、同時に想像するだけでだった。
息苦しい感覚も増すばかり。
こんな学が…
その中で、常に味わう絶望など!?
私の今以上に苦しかっただろう!?
春香の場合、もっと的へ。
苦しいと、痛いと、恐いと?
錯乱する程、春香は…
考えながら大部屋に着いて襖も雑にと開けた。
すぐ全員を、室内へ。
そのまま皆も、全員が、室内に入ったが。
皆が、無言でも明らかに考えてる事だけ判る中。
扉も閉めて、真っ先にだった。
すぐ大久保が、部屋の壁を、殴り付けた。
更に目を閉じたまま、首も横に振る。
耐えられない様子でと…
「ふざけるなぁ!!
絶対、許せる筈もない!!
あんな話を、あんな僅かで!?
この国は、どれ程、あの春香すら傷付けながら…
ずっと痛め付け、苦しめ続けたのだぁ!!
更に幼子を、若者を、命を、全て…
もう私すら春香の世界ならば、判るぞ!!
世界と言う本当の意味!!
私すら情報を、常にと理解してたと?
それ以上だろうがぁ!!
私すら一度、見たのだぞ!?
あの何も悪くない春香が、錯乱する姿を!!
すぐ私も、あの場で、判断した程。
にも関わらず。
更に酷過ぎる未来で、ずっと!?
余りにも学が、高過ぎる中にかぁ!?
そんな中で、味わう苦痛と絶望など…
耐えられる筈が、ない!!
絶望するだけに決まってるだろうがぁ!!」
もう叫んでから目を開けて私達へ。
向けてきた視線は、怒りも完全に含まれてた。
視線も含め意味も判るが、また大きく…
「既に己自身、許せない!!
だが今日、否、さっき程、己自身を。
これ程、許せない事など、なかった…
私も情報共有の為、知ってた事!!
だが、泣く訳でもない春香の…
あんな悲しみすら帯びた笑顔を?
産まれてから初めて私は、見たぞ?
痛々しい以上、見てるのすら私は!!
せめて春香の前ではと…
必死に抑え付けたが。
一体、何を、どう私は、この国へ。
春香の居た未来で、愚かな選択を、したのだぁ!!
これ程の誤ちに気付かなったと?
更に春香でも判る、高過ぎる学のみ?
だから余計、皆が、苦痛と絶望にと…
耐えられないからこそ!!
もう足掻くのが、己自身の命を!?
そして重要なのが、この国だけではないだと?
この世界、全てが、また春香も傷付けてると?
尚更、常に春香は、傷ばかり。
しかも、さっきの春香が、だぞ?
春香の僅かな願いまで、私達へ。
未来を、世界を、託したいと!?
今からならば、間に合うと判断したからこそ…
だから言ったのだろう!?
ならば、私達が、絶対に…
既に歴史どころでもない!!
皆も判る筈だぁ!!」
やはり、私と同じ事を。
だが…
「そんな事も当然だろう、大久保君!!」
「そんなん当然だぞ、大久保ぉ!!」
「そがな事も当然やき、大久保さん!!」
私も大きく怒鳴るのと同時、内容も…
すぐ土方と坂本も怒鳴ったのに気付く。
見れば、二人共、目も違うのが。
判る上に…
「あぁ、そうだ、当然だろう?
真っ先に大久保が、怒鳴った事。
こんな事は、私も当然だ。」
視線も含め武市は、皆へ。
また気配に察して晋作も見れば…
「これが本当に春香の意味だぞ?
常に情報も含め小五郎のみ。
絶対、無理な春香だったがなぁ…
あの春香が、最後に言っただろ?
『皆へ』ってかぁ?
つまり、この場に居る皆へ。
あんな悲しい顔でも笑いながら…
俺達に託したんだろうがぁ!!
この国を、この世界を、この地球を。
更に未来も含めた全てを。
奇跡ってかよ?
そんな事は、春香の存在すら奇跡!!
未来の技術力でも、この地球すら奇跡!!
その奇跡を、俺達のみ!?
また春香自身、無自覚でもなぁ?
だが、俺達へ、教えた上に…
知った世界と真実!!」
目を閉じたまま、大きく言った。
そう…
あの春香は、私達へ!!
無自覚でも春香自身が、奇跡。
その上で、だぞ?
未来でもなく、この星を、地球を。
だからこそ…
『止めたくても、止めらんねぇんだよ。
いくら知って居ても、願っても、祈っても…』
あの時すら春香は、外を。
『未来じゃなぁ、空すら汚されてっから…
んな青くねぇよ。』
前に言った言葉と全て当て嵌まるのだ!!
あの春香は…
『大地の土も、ねぇ!!
空すら青くも、ねぇ!!』
悲鳴にも似てる声で…
叫んだ言葉すらだろう?
『私の居た未来だったら…
この世界すら壊すのにかぁ!?』
あんなにも優しい春香だからこそ…
本当の願いが…
『世界を、止めてやってくれよ?』
私も目を閉じて、春香も浮かべながら…
「あぁ…
本当に春香は、どれ程だろうな?
あんな美しい上に、優し過ぎる心を。
そして、願いすら美しいのか?
この世界を、だから壊すのを。
私達に止めてくれとか?
無自覚でも春香自身が、奇跡なのに…
奇跡でもある地球を、世界を。
助けて欲しいとか?」
言ってから目を開けて、少し笑う。
皆にと向いて私も再度、大久保へ。
大久保以外も含め察した様子だったが。
自然に私も笑いながら、そのまま…
「大久保君。
きっと私と同じで、不思議な感覚だろう?
ずっと、あれだけ啀み合ってたのにな。
私達すら繋げたのも春香なのだよ?
そんな春香が、かなり前に言ってた事だ。
一人では、絶対に不可能だと。
春香から聞いてたからこそ…
私が真っ先に助力として最初、坂本君達へ。
そうしたら今度、春香は…
新撰組と関わり、土方君と沖田君だった。
もう慌てるどころでもなかった私だが。
春香の為、二人共、命懸けで、動いた時。
幕府に関しても、そこから変わり出した。
次に繋げたのは、まさかの薩摩へ。
はははは…
思い出すと笑うがな?
あの大久保君が、初めて会った日だぞ?
確かに私が、先に坂本君へ、頼んだ事。
だが、春香も守る為、命懸けの賭けを。
それなのに、まさかの展開で…
ははははは…
春香から自己証明しろと?
あんなに慌てる様子の大久保君を。
更に漬物と茶か?
どれ程、私も、あの場で?
ひたすら笑いも耐えるのみ。
しかも最大の秘密で、毎回?
結局、春香にか?
ちなみに晋作は、不倫男。
土方君は、女癖の悪い男。
全員、あれだけ言われても…
嘘も言わない正しい春香に?
全く勝てないだろう?
そして、私も春香のみ。
未来の為になるだけでもない。
私からしたら、春香だけでも充分。
今では、そう思えるぞ?
はははは…」
言ってからも笑ってると、大久保は…
微妙な顔になったが、頷きながら…
「全くだ、長州と今だろう?
私ですら予測不可能な事ばかりを。
最初から常に春香は、無自覚でか?
今すら確かに、不思議な感覚もあるが…
全て長州の桂小五郎だろう!!
既に春香とか?
今すら似てるだけでもないぞ!?
いや、最初から無自覚で?
両方共だった…
その後すら気付かないだと?
どれ程、無自覚なのだ!!
今すら桂は、笑ってるがなぁ…
私は、最初から想像だけでか!?
もう笑った上にだぞ?
無礼な部分まで、春香に似る必要ない!!
そして、私の秘密も隠し通すのみ。
春香も言わないならば、それで良い…
絶対、記録としても残させん!!
いや、雑談よりも本題だろうが!?
切り替え…」
「俺も気になるがなぁ。
気付いてねぇのかよ?」
大久保が言ってる途中で、土方だった。
急に割り込んだ上に…
やはり笑ってた。
「春香の場合、確かに言わないが?
はははははは…
きっと、これから先へ。
記録としてかぁ?
残すのが、春香だろ?
その中に、必ず…
大久保利通、最大の秘密!!
そうやって残すに決まってんだろ?
くっ、はははははは…
もう思い出すだけで、笑える。
あの大久保利通、まさかの?
完全に春香から?
脅されてかよ!?
はははははは…
思い出したら駄目だ。
くっ…」
言ってる意味にも私は…
確かに春香の場合、言わないが?
大久保ならば…
すぐ想像して笑いも耐えるが。
「あははははは!!
おい、大久保?
もうなぁ、その秘密かぁ?
暴露した方が、早いだろ?
小五郎の記録が、ねぇのは…
狡いだけでも、春香すら言ってたな?
あははははは…
事実は、変わらないと?
俺すら気になるだろ!?」
晋作まで、言いながら笑い出す上に…
今度は、坂本すら耐えられない様子で。
「わははははは!!
ワシも教えてくれ、大久保さん?
何じゃ、一体?
春香さんは、言わんし?
もう暴露した方が、えぇやろ!?
わはははははは!!
笑っとる場合じゃなき?
やけんど…
あの春香さんに大久保さんが?
話しちゅうだけで、ワシ…
もう笑うきのぉ!?」
そんな中でも複雑な顔のまま…
大久保は、首を横に振ると…
「私の秘密は…
誰にも教えん!!
そして後回し、だろうがぁ!!
春香対策も考えるのみ。
記録に残されたくもない!!
学も高過ぎるからこそ…
慎重になぁ?
私の秘密より本題を、だろう!!」
少し睨みながら言ってくる意味も判るが。
もう、その様子で、私すら疑問へ。
一体、あの大久保が?
それ程に何を、最大の秘密と?
隠す事で、春香対策まで?
すぐ私は、今までも思い出す。
だから、そのまま…
「大久保君?
勿論、これから本題へ。
入りたいが、一応、先に私からもだ。
その春香対策か?
もし、この時代だけでも、だろう?
隠し抜きたいならば、私から助言する。
春香対策は、一切、止める事だ。
最悪、大久保君の場合。
違う意味で、既に危ういからな?」
言った時、大久保以外も驚いた様子だが。
「な、何だ、急に?
待て、桂!?
しかも助言だと?
だが、まだ、私から具体的に、だぞ!?
春香対策も、聞いてない段階でか!?」
動揺すら隠さない大久保の言動に…
私も目を閉じた。
そのままで、春香も考えながら言うが…
「大久保君も情報共有してる。
既に知ってる筈だが、春香の場合か?
記録に関して悪い事実のみ!!
付加する傾向が、ある。
全く嘘もない上に、だぞ?
勿論、悪気すら春香には、ない…
だが、学の高過ぎる春香は…
真っ先に嘘や本質も見抜くのみ。
まぁ、嘘など、不可能だがな?
誤魔化す行為や差別思考した場合。
常に新たな記録として付加するのだよ。」
そうだな?
なぜか春香は、悪い事のみ?
複雑な気分で、私も目を開けた。
大久保は、無言だったが。
明らかに皆すら驚いた顔へ。
だから皆から私は、視線のみ。
外して晋作へ。
「判り易い例として出すならば…
まさに、晋作だぞ?
春香の記録からだ。
女性関係も暴露された時か?
最初は、奥さんから逃げる不倫男と。
真っ先に春香も言ったな。
だが、土方君の時、だろう?
今度は、女の敵と?
既に付加されてた筈。」
すぐ晋作も驚いた様子のまま…
「こ、小五郎!?
確かに?
そう、だったか…
だが、な、何でだよ!?
俺だって、春香へ?
本心で、謝ったのにかぁ!?」
一応、私も頷くが…
「晋作、忘れたのか?
理由も春香なら簡単。
晋作は、春香へ、言った筈。
妻や子へ?
京都から離れらないと。
そして必ず先にと?
詫びも含め話もすると?
だが、晋作の場合。
ずっと京都に居るだろう?
つまり、妻や子へ!!
一切、詫びてないまま!!
ずっと贈り物と連絡のみ。
一応、名前も伏せるが。
もう一人すら放置したまま!!
そう判断してるからこそ悪化へ。
だから春香は、晋作に関して…
女の敵と付加したんだぞ?」
理由も言えば、晋作すら動揺も隠せず…
もう慌てながら…
「そ、それで、春香が!?
俺の記録へ!!
いや、待て、小五郎?
あれから俺も、だが?
文も多く、出して…
それも、おう…
違う!!
居場所も、探し…
いや、意味か!?
それも俺が、だろ?
だが、京都から?
動けないのにかぁ!?」
明らかに私でも判るが。
そんな動揺の中、気配も察して視線のみ。
土方へ向けると…
「ちょっと待て、桂ぁ!!
俺は、謝罪も全部してるぞ!?
それなのにかよ!!
春香から真っ先に?
あんな記録のせいでかぁ!?
俺だって責任も取る。
勝手に決めるな、おい!!」
怒鳴る様に言った土方へ。
複雑な気分のまま、理由を言うのみ。
「土方君?
勝手にと言うが。
既に私も春香からだぞ?
この場ならば、晋作、沖田君、斎藤君。
春香の言った事、土方君の言動。
もう全ての証人にもなる。
17歳の時、未婚で、子供が?
その女性とは、金で?
更に別の女性ともか?
今は、お琴さんへ、それすら文のみ?
どこが、どう責任なのか言えると?」
すぐ土方は、私だけでなく…
沖田や斎藤も見る上に、二人共だった。
複雑な顔で、頷くのみ。
そのまま私も続ける。
「土方君の場合。
春香は、最初、女癖の悪い男と。
だが、土方君は、その場で!!
悪化させたのだぞ!?
充分、判ってると思うが。
春香の場合。
高過ぎる学もある上に?
男女平等の思考!!
にも関わらず、焦ったからだろう?
女性に対して無下な発言を。
せめて?
たった三文字のみ。
完全に春香のだった…
もう逆鱗に触れた瞬間か?
つまり、物事よりも女性を。
見下したと、無下にする発言を?
だから、すぐ春香は、土方君へ。
今度は、淫行で女癖の悪い男と?
記録へ、付加した上に…
攻撃として投げ技の連続まで!!
全て土方君のみ。」
そこで、急に土方も目を閉じた。
そのまま首も横に振ると…
「俺だって責任も取る為に、だぞぉ!!
最初すら家族の説得が、無理でもと?
必死に金だけじゃねぇ!!
相手の家まで、行ってから、どんだけ俺が…
まして、我が子の放置も、しねぇ!!
あんだけ、俺も頑張ったのにかぁ!?
しかも、今だって文すら必ず出してるんだぁ!!
にも関わらず?
春香から俺は、すぐかぁ?
確かにスゲェ投げ技の連続だったが。
俺だって焦る時は、ある!!
そして、真っ先にかよ!?
やっぱ、納得も出来ねぇ!!」
一応、土方すら叫んだ事の意味ならば…
私も予測は、出来た。
だが、恐らく、春香の場合。
「ならば、土方君?
春香からの名誉挽回する方法は…
恐らく、一つだけだろう?」
言った時、すぐ土方も目を開けた。
明らかに驚きながら…
「何だとぉ!?
春香からの方法を、桂が?
判るのか!?」
頷きながら私も答える。
「土方君も婚儀を。
その知らせだけで、春香の場合。
少なくても、今の女性へ。
誠意も見せた事へ。
春香も婚儀の意味だけは、知ってたぞ?
だから土方君の場合。
今の女性と婚儀を、すれば、印象も変わる。」
「そ、それは…
だが、婚儀を。
しても、俺の場合?
余計、今後の新撰組として…
一緒に長くは?
逆に、いや、どう…
今度は、俺!?」
私の答えに土方は、やはり…
全く動揺すら隠せず…
更に頭も抱え出した姿も見て補足する。
「そんな様子の土方君には…
酷かもしれないが。
もし、別の女性疑惑か?
僅かでも聞いたら、春香の場合。
今以上に悪い部分のみ!!
今の記録へ。
更に付加されるのだぞ?
もう、どんな事になるか…
私すら予測不可能な記録へ?
絶対に私は、失敗したくない…」
言えば、土方は目を閉じたまま…
項垂れたが、頷きながら大久保へ。
視線も含め戻すと察した様子でだった。
「なるほど、つまり…
春香対策ならば、桂の場合。
常に無言だな?
確かに嘘も言ってないが、それは…
既に春香と同じだろうがぁ!!
また気付いてないのか!?」
何だと!?
私が!?
また気付いてないと?
大久保の言った事も含め私も考えるが…
「いや、春香の場合。
私とも違うだろう?
春香は、常に嘘も言わない上に…
こうして皆すら集まってか?
情報共有してるなど、全く気付いてない。
最初から奇跡なのも判るが。
流石に…」
ふと私は、春香が、未来へ。
消える事も頭の中で、掠めた。
だから、すぐ目を閉じて、首も横に振る。
絶対、駄目だ!!
あんな未来へ、春香を!?
私では、どうにか…
「おい、小五郎…
また考えたな?
春香の不可思議な現象を。
判らないとも言わねぇが。
しっかりしろ!!
小五郎しか繋ぎ止めてねぇんだ!!
春香って奇跡を、なぁ!?」
晋作の言った言葉で、私も驚いて…
目を開けて見れば…
晋作の目で、怒りも気付く。
そのまま少し睨んでる事も同時に判るが。
「し、晋作?
だが、いくら私でも、だろう?
春香から避け続けるしか…」
「長州の桂小五郎、またか?
もし、春香に関してだ。
その程度しか自覚もないと?
ならば、やはり春香には、だろう。
別に相応しい者を、私も本気で…
今からでも探すぞ?」
すぐ大久保の低い声に気付いて、私も見るが。
やはり晋作と同じ怒りの目で、更に…
「再度、私からの警告だぞ?
また無自覚の桂が、春香へ?
私も春香を、愚か者へ?
任せる気は、一切ない!!
しかも春香から避け続けるだと?
今すら奇跡だと言うにも関わらず…
もう今日の本題にも少し入るが。
避けるのでは、ないだろう!?
長州の桂小五郎が!!
この時代、この国、この世界へ。
居るからこそだ。
既に春香も言った筈。
『歴史すら関係ねぇ』と?
春香の理由すら斎藤と一緒に聞いてたな?
『全部だ』と!!
『私も桂さんの為』と。
『桂さんなら絶対』と。
『未来すら良くなる』と。
『私すら全力で』と…
『もう歴史すら変えて』やると!!
だからこそ、春香も未来や歴史を。
更に世界すら変える為、言ったのだぞ!?
今までの春香は、歴史や史実も変えない為。
常に逆だった事と意思を、変えた理由。
全て、桂小五郎の為だろうがぁ!!」
最後、怒鳴る様に言ってきた事で…
すぐ私も春香が、浮かんだ。
そう…
確かに、あの時、斎藤へ!?
だが、今まで逆にも関わらず。
歴史を、未来を、全てを。
春香は、私の為!!
そんな事は、私も!!
すぐ判るからこそ大久保へ。
「春香の為、常に全力で!!
私だって止めるのだぁ!!
その為に手段すら厭わない!!」
大きく怒鳴れば、すぐ大久保も…
「ならば避けるのでは、ない筈!!
この世界で、春香のみ。
どんな手段すら使っても春香を。
引き留め守るのが、桂小五郎の筈!!
そんな不可思議な現象からも、だろう!!
常に守る意思すら一瞬でも鈍れば、不可能!!
その一瞬で、世界からも奇跡が…
春香と言う名の光が、全て消えるのだぞ!?
にも関わらず、たかが、避ける程度?
この世界にある光の全て、春香だと!!
その春香も守れる覚悟だろうがぁ!!」
私へと、大きく怒鳴り、睨み付けてきた。
守る意思だと!?
だが、私だって同じ事!!
常に春香の為!!
そして私も春香を。
「ふざけるなぁ!!
誰だろうが、何だろうが!?
あの春香を!?
奪わせるものかぁ!!
私も春香だけ愛してるのだぁ!!
春香の為ならば全て厭わない!!」
完全に怒りも湧き上がって私は、大久保へ。
更にと…
「そして愛してる春香の為、常に全力!!
もう私自身で、決めてる事だぁ!!」
僅かに殺気も抑え付けて怒鳴ると…
明らかに大久保は、笑った。
「そうだ!!
それで、良いのだぞ?
桂の言った通り!!
春香の為、常に全力!!
それ以外、私も認めん!!
だが、くっ…
ははははははっ!!
どれだけの無自覚?
あの無自覚娘よりも、桂の場合。
やはり同じく無自覚で?
更に馬鹿だな?
追い詰めないと本音すら気付かないと?
ようやく言ったが、遅い!!
しかも殺気まで、出してか?
はははははっ!!」
意表を突いた大久保の言葉にだった。
私は、前と似た事も思い出す。
まさか、わざと!?
いや、だが…
「あははははは!!
あの大久保が、小五郎へ?
俺と同じ事しやがった!!
しかも小五郎は、また殺気まで!?
そして気付くのも、まさに遅い!!
だが、これだと春香と?
あははははははっ!!
同じかよ、おい!!
いや、学は、春香?
だとしたら、そうな?
あはははははっ!!
無自覚馬鹿は、小五郎だろ?
どんだけ、確かに?
笑ってる場合でもねぇのにかぁ?
あはははははは!!」
晋作の爆笑にだった。
完全に思い出して私も焦る。
「いや、待て、晋作!?
今のは、私も?
間違えて、違う!?
間違えられないのだ!!
あの春香は、常にだぞ?
私すら予測不可能なのだと…」
気配に察すると土方まで…
「くっ、ははははは!!
本気でと、すぐ殺気まで!?
あの桂が?
はははははははっ!!
耐えられねぇ…
無自覚は、春香で?
充分って何度、言わせんだよ!?
しかも、愛してると?
あんなデケェ声で…
更に皆の前で?
くっ…
俺には、恥ずかしくて言えねぇ…
でも、そうだな?
似た者同士で、どっちも?
無自覚で、同じだと?
笑うしかねぇのにかよ、おい!!
止めろ、俺は、耐えられん。
ははははははっ!!
笑ってる場合かぁ!?」
その爆笑で、全員が、だった。
真っ先に沖田と斎藤は…
「あはははははは!!
ちょっ、土方さん?
また、俺達まで!?
巻き込まれ…
あははははははは…
でも、これは、凄い?
無自覚でも、あの春香さんを?
もう大きく言えると!!
あははははは!!
凄いでしょう?
俺も出来ない?
しかも無自覚同士?
どっちも、どっちと!?
その指摘に、あの大久保利通まで?
わざと、更に大爆笑へ?
あははははは!!」
「お、沖田、止め…
はははは…
また俺まで…
ですが、土方さんも?
これは、なかなか見れないと…
そして、やはり凄いですよ?
ははははは…
本気で、春香さんを。
愛して…
俺も、あんな大きく?
無自覚でも…
これ程には、言えな…
はははは…」
すぐ意味も私には、判る上に…
今は、そんな場合でも!?
だが、坂本達までだった。
「わはははははは!!
ワシもやぞぉ!!
こがに面白いんは、桂さんと!?
そう、まさに春香さんだけちや!!
ワシも言えん…
やけんど、充分やろう?
わはははははっ!!
こりゃ、げに桂さんもちや?
本気、言うがよ?
春香さんへ。
無自覚じゃが…
ワシも耐えられん!?
笑いゆう場合かや!?
いかんぞ、皆も!!」
腹まで、抱えて爆笑する坂本も見るが。
少し笑いながら頷く武市も…
「そうだな、こんなのは…
桂さん、だからこそか?
だが、私も?
ははははは…
あんなに大きくか?
言えないからな、やはり…
無自覚でも桂さんのみ。
はははは…
春香さんには、だろう?
本来、笑ってる場合でもないが。
これだけ巻き込むと…」
必死に耐える岡田は、壁も向いて…
「いえ、武市先生?
あの春香さんを、一番。
桂さんが、考えて、ます…
そして、愛して…
俺も、そう思いま…
ははは…
皆は、言えないと?
でも、桂さんは、言える。
だから、大丈夫、です…
はははは…」
もう全員、笑ってるのも明らかに判る。
だが!?
そんな事より今は、春香だろう!?
すぐ元凶の笑ってる大久保へ。
「だから笑ってる場合でも、ないぞ!?
そもそも、発端が!?
薩摩の大久保利通!!
最大の秘密から、だろう?
もう私すら気になるだけか?
春香の場合、嘘も言わないが…
新たな歴史へ。
受け継がせるのみ!!
そして、我が子へ、必ず代々へ。
私からも頼むのみ!!」
すぐ驚いた大久保が、また…
「何だとぉ!?
それすら春香と同じで、私へ!?
新たな歴史へ。
しかも代々だとぉ!?
ならば、我が子にも記録の抹消…
いや、そうするからこそ?
余計、記録に、なるだろう!?
そもそも、桂が、だぞ?
そんな事は、どうでも良い筈。
待て、早まるな!!
私の記録も残すな?
そして、脱線し過ぎてる。
本題が、一番だ!!」
慌てながら言った事で、私も決意する。
だから頷くが…
「そうだな。
本題が、一番の重要でもある。
だが、私の新たな決意も、先に言う。
常に私は、春香の為。
そんな春香へ。
絶対に私も嘘すら言わない中でも必ず…
正確に!!
記録として受け継がせ、未来へ!!
そして、春香の子ならば、明確だろう?
学すら高く、嘘もないまま…
未来すら良くなるのみ!!
ある意味、凄いだろう?
もう世界にすら残り続けるぞ?
大久保利通、最大の秘密が!!
それだけで、私には、充分だ…」
言うと大久保も含め皆が、驚いた様子へ。
最後まで、考えてる大久保だったが。
私も頭の中で、春香の情報整理へ。
**************************
僅か経ってから…
皆の笑いも収まり、私も本題へ。
「今日の僅かで、充分、春香の世界も…
そして、願いも皆が、判った筈。
一度、私から情報整理もしたい。
元々、春香の学、判ると判断してた事。
だからこそ、春香の事も知ってる者へ。
未来の為、命懸けで、動く皆へ。
更に集めた理由でもある。
だが、今日の話、その内容も大き過ぎる。
また僅かな春香の言動すら情報へ。
なると判断してだったが…
既に想像以上に伝わった上に…
あんな僅かで、皆も味わった苦しみ以上。
この国、この世界、その先にある未来など…
絶望しかない筈、せめて活路を。
春香も言ってたが、今からならば…
重要な点でも一番なのが、私達のみ。
正確に言えば、この場に居る者達のみ!!
全て他国も含め学のみ。
困難だろうが、しなければ…
誰も気付いてない世界の崩壊へ!!
あの春香が、言う理由も大き過ぎる。
勿論、皆の学を。
その中でも春香から、直接だろう?
今日だったら大久保君へ。
かなり問われてた筈。」
言いながら私も苦しくなるが。
全員、皆も切り替えたのも判る上に…
僅かに苦しみも感じられた。
そんな中、すぐ大久保もだった。
一度、息も吐き出すと、目すら閉じたまま…
「あぁ、桂小五郎、正直に言おう。
ずっと今まで、どれ程、春香の事すら支え…
その中で、未来の為、動いたか。
私も含めた情報共有も確かに?
納得してた上で、正しい選択すらしてると?
私も理解してると思って居たが…
もう今日の僅かで、充分だった。
更に気付けた事でもあるが、特に桂へ。
また先に、私から詫びたい。
春香の痛み、その僅かすら私自身だ。
全く理解すら出来る筈ない程、酷い事を。
そんな未来へ…
愚かにも、春香の居た未来の私自身…
気付かなかった事が、己自身、許せない程。
あの僅かで、充分に痛感してるがなぁ…
今日、もし今までと同じだった場合。
意味すら異なった筈、だからこそ、桂の判断。
的確だ、春香の悲しい笑顔で、意味すら異なる。
あんな僅か、とんでもない学だった上に…
今すら歴史も含め奇跡だと、充分、理解した。
私すら全て学のみ。
春香の情報も精査しながら進めて動いたが。
私の場合、春香の世界だ。
この国でも、他国でもない、まさに星!!
地球になるが、最早、学の中でも天文学!!
私の知る限り、知ってる天文学以上の学を。
既に春香の場合、持ってる中で、だぞ?
常に世界と言ってる事、だとしたら…
悪いが、今の時点のみとして、私から断言する。
この国は、最低どころでもない、最悪な国だ。
理由すら言う必要も、ないだろう?
ただ、この国に産まれただけで?
何も悪くない赤子、幼子、若者達は、常に学のみ?
死ぬ事も許されない中、常に苦痛のみ?
誰にも助けて貰えないと、得た学で?
常に、絶望すら見せ続けられる国?
だからこそ、生きる事より、死ぬ事が、楽な国か?
もう最悪な国の中に居る上に、世界すら滅びる方へ。
全て学で、知るからこそ、この国は…
世界でも自殺死亡率すら上位の理由、納得する事。
私は、想像しただけでも、息苦しい…
だが、こんな事すら苦しいと言わない程?
もっと味わい続ける絶望の中で、生きる苦痛のみ?
最初、春香の言ってた言葉通りだろう?
生きる意味もない、死ぬ意味もない、価値もないと。
春香の意味に私が、気付いた事を、そのまま…
つまり、螺子の様に、機械だったら痛みも?
何もなかったと、その方が、楽だったと?
補足する事だが、春香の精神、自我、心になるか…
どうにか、この国で、生き残れた理由も二つある。
一つは、簡単に身体の保護だ。
常に気分次第で、殴られ痛め付けられると!?
想像したくもないが、この時点で、命も危うい。
次の最大になった最悪もか!?
保護で、命だけ助かるが、絶望の中、精神的な苦痛。
つまり、心ばかり、傷付けられるのだぞ?
もう心すら崩壊、完全に壊されるのみ!!
春香の場合、愛情も知らない、判らない状態での学だった。
だからこそ、苦痛と絶望に諦める事で、逃れてたが…
今すら限界なのも判る筈、更にだ!!
既に変わってる筈の歴史上でも春香が、無事ならば…
この時代に春香が、来た時点、時間軸すら違う理論。
もう歴史など、関係もない、その中で、春香は…
既に愛情も、命も、知ったのだぞ?
もし、最悪な未来へ、戻った時点で、だろう?
耐えられる筈もなく、春香は、壊れるのも明確!!
重要な事も時間軸の違う未来ならば…
今、私達が!!
変えた未来と春香の居た未来では、異なる事。
せめて私達が、出来る今を!!
どうにかするしかない事、同時に今日、判った事へ。
この国だけでは、ない事だ!!
この世界、この唯一、奇跡だと春香の言った世界。
地球が、滅びる方向へ、もう進んでる事だった。
ならば、今後だろう?
他国との交渉時、私達が、学のみで、だぞ?
春香の言う世界の崩壊を、知らせながら…
常に自衛のみ、常に先手のみ、常に情報戦のみ。
闇よりも光へ、徐々に広めるしかない。
そして…」
そこまで言ってから、大久保も目を開けた。
明らかに私を、視線だけでもなく、向いてだった。
「桂小五郎しか不可能になる事だ。
春香からの情報、この国ならば、私達の学。
どうにか出来たが、世界になれば、完全に春香のみ。
その情報が、まだ少な過ぎる事。
聞けるとしても私には、不可能だろう。
春香の場合、信じてない者など、一切、言わん。
さっきも恐らく、桂小五郎の為、歴史も変えて良いと…
春香自身が、判断した上で、私達へ。
それすら僅かな願いの前、私達が!!
予行練習として春香から、この世界、地球に関してを。
既に聞いており、知ったからこそ…
桂小五郎が!!
この国、未来の為、ならばと言ったのみ。」
春香が、私の為!?
だからこそ、皆へ!?
大久保も目だけ変えたのも気付く。
更に…
「良いか、桂?
普段通りで、良いが、そのまま春香の側へ。
そして桂を、愛し合ってるからこそ!!
無自覚でも春香は、言ったのだ。
私達だけでは、春香の場合、願いすら言わない筈。
愛した桂の為、変える機会の為、だが、もう一つ…
これは、春香の判断だぞ?
つまり、あの場でも最後の最後、春香自身が…
私達ならば、世界も変えられる可能性へ!!
気付いたからこそ!!
あんな悲しい笑顔で、未来の痛みも耐えながら!!
あの春香が、願いとして僅かに言ったのだ…」
何だと!?
私達ならば、あの春香が!!
変えられると判断したと!!
だが、大久保の言う通りだろう?
あんな悲しい笑顔で、敢えて言わない筈。
にも関わらず…
つまり、今までも含めて春香が!!
そこで、私も理解する。
だから目も変えてから、大久保へ。
「なるほど…
つまり、大久保君の予測ならば…
既に春香は、歴史と異なる部分を。
今の段階でも見た上で、判断を、だろう?
長州、薩摩、土佐、新撰組、更に幕府の動き…
春香の知ってる史実とも異なる動きを。
そして、変わった部分を、見たからこそ…
春香自身も判断して、私達ならばと、願いを。」
言えば、大久保も頷いてから…
「そう、桂の言う通りだ。
もし、春香自身が、だぞ?
私達には、不可能だと、判断してたら…
あんな僅かな願いすら言わん。
その変わった部分も見たからこそ、春香自身が…
酷過ぎる未来の痛みに耐えて、私達へ。
託した願いが、本心だろう?」
言ってきた事で、私すら春香のだった。
悲しい笑顔も浮かんだが、納得もした。
あんな優しい願いを、あんな悲しい笑顔で!!
きっと春香は、思い出すだけでも痛かった筈!!
にも関わらず、私達ならばと…
「あぁ、充分、判ってる。
何も悪くない春香すら必死に痛みを。
あんな悲しい笑顔で、耐えながら言った…
僅かな優しい願いの為、だろう?
それが、全ての未来、この国でもない。
生きる全ての僅かな希望へ。」
すぐ、大久保も痛みを、耐えた様子で頷いた。
また一度、皆へ視線も向けるのも判った。
「この場に居る皆で、あの春香が、だぞ?
判断したならば、それぞれの最善を。
他国に関してならば、尚更、春香の学。
必ず、必要になる筈、もう意味も判るな?」
そこで、皆も頷くと、武市だった。
「今回と同じ形式で、僅かでも、だろう?
他国に関しては、特に春香さんの学か。
だが、この国に関してならば、やはり幕府…
本来、土佐藩側として山内から徳川へ。
変更して今ならば、龍馬と薩摩の大久保だぞ?
薩摩側から進めてる件にもなる。」
言えば、今度は、土方も大久保へ。
「俺の方も新撰組なら問題ねぇ…
春香の学、俺すら全部は、不可能でもなぁ。
桂と大久保の話で、見え易くなる。
そして大久保も判ってる筈。
幕府の場合、実力より数だぞ?」
どちらも慎重なのは、判るが…
大久保は少し私も見て笑った。
「既に私も言った筈。
幕府の要人に関して私が、纏めたと…
残るは、徳川だけだぞ?
だが、最小限にするならば…
武力思考すら一切、駄目になる。
時期も考えて動くが、他国に関してのみ。
予測不可能だが、春香の為ならば、尚更。
私も命懸けで、この国でも、だろう?
徳川も武力は、避ける動きへ。
やはり時期、坂本の案で、進める中だ。
春香の願いだけを、入れ込めば良い。
それだけで、この国に関して良くなるのみ。
まさに奇跡なのだが、今すら無自覚娘!!
あんな、とんでもない学すら簡単だと?
どこがだ!!
馬鹿でもないのに、なぜ気付かない!?
更に、二人共が、無自覚と?
もう今日だけでもか…
私すら複雑になるばかりだぞ?」
言ってきた事に私は、疑問だった。
すぐ私も春香を、浮かべながら…
「確かに春香の学は、とんでもないが。
無自覚なのは、未来の学が、だろう?
基準だから大久保君より学は、仕方ないぞ?」
言った時。
すぐ大久保が、凄く驚いた顔へ。
更に皆もだった。
そのまま、なぜか皆が。
全員、目も閉じた…
晋作だけ…
「どうして、いつも小五郎だけ…
春香は、仕方ねぇんだがなぁ?
これに関しては、大久保?
俺も含め皆が、全く判らん。」
一体、私が、何を!?
判らないと?
少し驚きながら私も聞くのだが…
やはり皆も同じく、頷くのみへ。
しかも、無言のままだった…
事前に春香の予行練習として世界の事を。
学として知る機会になると判断してだった。
だからこそ、薩摩の大久保も含め春香の事を。
詳しく知る者を、一斉に集めた結果でもある。
そして最初から終わった後。
一同が、集まる場として話し合う事も決まってた。
だが、春香の話に関して予測以上…
余りにも大きな世界の内容にと。
更に春香の言動に耐え続けるのみ。
既に最後は、もう必死な中。
どうにか春香の事を、僅かな間だけ奇兵隊へ。
皆にも視線のみ。
すぐ反応して、皆も視線のみ。
理解も含めるが、やはり耐えてるのも判った。
だが、今は!!
そう思いながら皆も連れて…
そのまま普段、話し合いに使う大部屋へ。
向かう中でも春香ばかり浮かぶ上に…
今まで言った春香の意味も当て嵌まるばかり。
最後の言葉だけでも充分過ぎた程。
『今から、だったらなぁ…
まだ多分、間に合うだろ?
だから、私の分も皆へ。』
あの春香が、判断したからだろう?
未来に居たからこそ…
既に遅過ぎると!!
だからこそ…
今からならば、間に合うと!?
『んな奇跡って名前の地球を。
世界を、止めてやってくれよ?』
あの春香が!!
それが、ずっと、あった願いかぁ!!
『もう星が、壊れたらなぁ…
人間だけじゃ、ねぇんだ。』
当然だろう!!
つまり、生きる全てだぞ!?
全て滅びるのみ。
『壊すのは、簡単でも…
新たな奇跡は、もう、ねぇ。』
今すら奇跡にも関わらず。
次も、ないにも関わらず。
この国だけでも、ないのだ!!
世界すら同じ事!!
『私には、無理でもなぁ。
こっからなら、皆へ。
私も託せるかぁ?』
あの春香が、最後に私達へ!!
普段から春香は…
『神だの、仏だの、信じねぇ』と。
それなのに…
もう、あれは、春香の願いだろう!?
だが、これ程にも優しい願いを?
あんなにも悲しい笑顔で、私達へ。
託すと!!
絶対に私達が、世界へ。
もう国が、でもないのだぁ!!
だが、同時に想像するだけでだった。
息苦しい感覚も増すばかり。
こんな学が…
その中で、常に味わう絶望など!?
私の今以上に苦しかっただろう!?
春香の場合、もっと的へ。
苦しいと、痛いと、恐いと?
錯乱する程、春香は…
考えながら大部屋に着いて襖も雑にと開けた。
すぐ全員を、室内へ。
そのまま皆も、全員が、室内に入ったが。
皆が、無言でも明らかに考えてる事だけ判る中。
扉も閉めて、真っ先にだった。
すぐ大久保が、部屋の壁を、殴り付けた。
更に目を閉じたまま、首も横に振る。
耐えられない様子でと…
「ふざけるなぁ!!
絶対、許せる筈もない!!
あんな話を、あんな僅かで!?
この国は、どれ程、あの春香すら傷付けながら…
ずっと痛め付け、苦しめ続けたのだぁ!!
更に幼子を、若者を、命を、全て…
もう私すら春香の世界ならば、判るぞ!!
世界と言う本当の意味!!
私すら情報を、常にと理解してたと?
それ以上だろうがぁ!!
私すら一度、見たのだぞ!?
あの何も悪くない春香が、錯乱する姿を!!
すぐ私も、あの場で、判断した程。
にも関わらず。
更に酷過ぎる未来で、ずっと!?
余りにも学が、高過ぎる中にかぁ!?
そんな中で、味わう苦痛と絶望など…
耐えられる筈が、ない!!
絶望するだけに決まってるだろうがぁ!!」
もう叫んでから目を開けて私達へ。
向けてきた視線は、怒りも完全に含まれてた。
視線も含め意味も判るが、また大きく…
「既に己自身、許せない!!
だが今日、否、さっき程、己自身を。
これ程、許せない事など、なかった…
私も情報共有の為、知ってた事!!
だが、泣く訳でもない春香の…
あんな悲しみすら帯びた笑顔を?
産まれてから初めて私は、見たぞ?
痛々しい以上、見てるのすら私は!!
せめて春香の前ではと…
必死に抑え付けたが。
一体、何を、どう私は、この国へ。
春香の居た未来で、愚かな選択を、したのだぁ!!
これ程の誤ちに気付かなったと?
更に春香でも判る、高過ぎる学のみ?
だから余計、皆が、苦痛と絶望にと…
耐えられないからこそ!!
もう足掻くのが、己自身の命を!?
そして重要なのが、この国だけではないだと?
この世界、全てが、また春香も傷付けてると?
尚更、常に春香は、傷ばかり。
しかも、さっきの春香が、だぞ?
春香の僅かな願いまで、私達へ。
未来を、世界を、託したいと!?
今からならば、間に合うと判断したからこそ…
だから言ったのだろう!?
ならば、私達が、絶対に…
既に歴史どころでもない!!
皆も判る筈だぁ!!」
やはり、私と同じ事を。
だが…
「そんな事も当然だろう、大久保君!!」
「そんなん当然だぞ、大久保ぉ!!」
「そがな事も当然やき、大久保さん!!」
私も大きく怒鳴るのと同時、内容も…
すぐ土方と坂本も怒鳴ったのに気付く。
見れば、二人共、目も違うのが。
判る上に…
「あぁ、そうだ、当然だろう?
真っ先に大久保が、怒鳴った事。
こんな事は、私も当然だ。」
視線も含め武市は、皆へ。
また気配に察して晋作も見れば…
「これが本当に春香の意味だぞ?
常に情報も含め小五郎のみ。
絶対、無理な春香だったがなぁ…
あの春香が、最後に言っただろ?
『皆へ』ってかぁ?
つまり、この場に居る皆へ。
あんな悲しい顔でも笑いながら…
俺達に託したんだろうがぁ!!
この国を、この世界を、この地球を。
更に未来も含めた全てを。
奇跡ってかよ?
そんな事は、春香の存在すら奇跡!!
未来の技術力でも、この地球すら奇跡!!
その奇跡を、俺達のみ!?
また春香自身、無自覚でもなぁ?
だが、俺達へ、教えた上に…
知った世界と真実!!」
目を閉じたまま、大きく言った。
そう…
あの春香は、私達へ!!
無自覚でも春香自身が、奇跡。
その上で、だぞ?
未来でもなく、この星を、地球を。
だからこそ…
『止めたくても、止めらんねぇんだよ。
いくら知って居ても、願っても、祈っても…』
あの時すら春香は、外を。
『未来じゃなぁ、空すら汚されてっから…
んな青くねぇよ。』
前に言った言葉と全て当て嵌まるのだ!!
あの春香は…
『大地の土も、ねぇ!!
空すら青くも、ねぇ!!』
悲鳴にも似てる声で…
叫んだ言葉すらだろう?
『私の居た未来だったら…
この世界すら壊すのにかぁ!?』
あんなにも優しい春香だからこそ…
本当の願いが…
『世界を、止めてやってくれよ?』
私も目を閉じて、春香も浮かべながら…
「あぁ…
本当に春香は、どれ程だろうな?
あんな美しい上に、優し過ぎる心を。
そして、願いすら美しいのか?
この世界を、だから壊すのを。
私達に止めてくれとか?
無自覚でも春香自身が、奇跡なのに…
奇跡でもある地球を、世界を。
助けて欲しいとか?」
言ってから目を開けて、少し笑う。
皆にと向いて私も再度、大久保へ。
大久保以外も含め察した様子だったが。
自然に私も笑いながら、そのまま…
「大久保君。
きっと私と同じで、不思議な感覚だろう?
ずっと、あれだけ啀み合ってたのにな。
私達すら繋げたのも春香なのだよ?
そんな春香が、かなり前に言ってた事だ。
一人では、絶対に不可能だと。
春香から聞いてたからこそ…
私が真っ先に助力として最初、坂本君達へ。
そうしたら今度、春香は…
新撰組と関わり、土方君と沖田君だった。
もう慌てるどころでもなかった私だが。
春香の為、二人共、命懸けで、動いた時。
幕府に関しても、そこから変わり出した。
次に繋げたのは、まさかの薩摩へ。
はははは…
思い出すと笑うがな?
あの大久保君が、初めて会った日だぞ?
確かに私が、先に坂本君へ、頼んだ事。
だが、春香も守る為、命懸けの賭けを。
それなのに、まさかの展開で…
ははははは…
春香から自己証明しろと?
あんなに慌てる様子の大久保君を。
更に漬物と茶か?
どれ程、私も、あの場で?
ひたすら笑いも耐えるのみ。
しかも最大の秘密で、毎回?
結局、春香にか?
ちなみに晋作は、不倫男。
土方君は、女癖の悪い男。
全員、あれだけ言われても…
嘘も言わない正しい春香に?
全く勝てないだろう?
そして、私も春香のみ。
未来の為になるだけでもない。
私からしたら、春香だけでも充分。
今では、そう思えるぞ?
はははは…」
言ってからも笑ってると、大久保は…
微妙な顔になったが、頷きながら…
「全くだ、長州と今だろう?
私ですら予測不可能な事ばかりを。
最初から常に春香は、無自覚でか?
今すら確かに、不思議な感覚もあるが…
全て長州の桂小五郎だろう!!
既に春香とか?
今すら似てるだけでもないぞ!?
いや、最初から無自覚で?
両方共だった…
その後すら気付かないだと?
どれ程、無自覚なのだ!!
今すら桂は、笑ってるがなぁ…
私は、最初から想像だけでか!?
もう笑った上にだぞ?
無礼な部分まで、春香に似る必要ない!!
そして、私の秘密も隠し通すのみ。
春香も言わないならば、それで良い…
絶対、記録としても残させん!!
いや、雑談よりも本題だろうが!?
切り替え…」
「俺も気になるがなぁ。
気付いてねぇのかよ?」
大久保が言ってる途中で、土方だった。
急に割り込んだ上に…
やはり笑ってた。
「春香の場合、確かに言わないが?
はははははは…
きっと、これから先へ。
記録としてかぁ?
残すのが、春香だろ?
その中に、必ず…
大久保利通、最大の秘密!!
そうやって残すに決まってんだろ?
くっ、はははははは…
もう思い出すだけで、笑える。
あの大久保利通、まさかの?
完全に春香から?
脅されてかよ!?
はははははは…
思い出したら駄目だ。
くっ…」
言ってる意味にも私は…
確かに春香の場合、言わないが?
大久保ならば…
すぐ想像して笑いも耐えるが。
「あははははは!!
おい、大久保?
もうなぁ、その秘密かぁ?
暴露した方が、早いだろ?
小五郎の記録が、ねぇのは…
狡いだけでも、春香すら言ってたな?
あははははは…
事実は、変わらないと?
俺すら気になるだろ!?」
晋作まで、言いながら笑い出す上に…
今度は、坂本すら耐えられない様子で。
「わははははは!!
ワシも教えてくれ、大久保さん?
何じゃ、一体?
春香さんは、言わんし?
もう暴露した方が、えぇやろ!?
わはははははは!!
笑っとる場合じゃなき?
やけんど…
あの春香さんに大久保さんが?
話しちゅうだけで、ワシ…
もう笑うきのぉ!?」
そんな中でも複雑な顔のまま…
大久保は、首を横に振ると…
「私の秘密は…
誰にも教えん!!
そして後回し、だろうがぁ!!
春香対策も考えるのみ。
記録に残されたくもない!!
学も高過ぎるからこそ…
慎重になぁ?
私の秘密より本題を、だろう!!」
少し睨みながら言ってくる意味も判るが。
もう、その様子で、私すら疑問へ。
一体、あの大久保が?
それ程に何を、最大の秘密と?
隠す事で、春香対策まで?
すぐ私は、今までも思い出す。
だから、そのまま…
「大久保君?
勿論、これから本題へ。
入りたいが、一応、先に私からもだ。
その春香対策か?
もし、この時代だけでも、だろう?
隠し抜きたいならば、私から助言する。
春香対策は、一切、止める事だ。
最悪、大久保君の場合。
違う意味で、既に危ういからな?」
言った時、大久保以外も驚いた様子だが。
「な、何だ、急に?
待て、桂!?
しかも助言だと?
だが、まだ、私から具体的に、だぞ!?
春香対策も、聞いてない段階でか!?」
動揺すら隠さない大久保の言動に…
私も目を閉じた。
そのままで、春香も考えながら言うが…
「大久保君も情報共有してる。
既に知ってる筈だが、春香の場合か?
記録に関して悪い事実のみ!!
付加する傾向が、ある。
全く嘘もない上に、だぞ?
勿論、悪気すら春香には、ない…
だが、学の高過ぎる春香は…
真っ先に嘘や本質も見抜くのみ。
まぁ、嘘など、不可能だがな?
誤魔化す行為や差別思考した場合。
常に新たな記録として付加するのだよ。」
そうだな?
なぜか春香は、悪い事のみ?
複雑な気分で、私も目を開けた。
大久保は、無言だったが。
明らかに皆すら驚いた顔へ。
だから皆から私は、視線のみ。
外して晋作へ。
「判り易い例として出すならば…
まさに、晋作だぞ?
春香の記録からだ。
女性関係も暴露された時か?
最初は、奥さんから逃げる不倫男と。
真っ先に春香も言ったな。
だが、土方君の時、だろう?
今度は、女の敵と?
既に付加されてた筈。」
すぐ晋作も驚いた様子のまま…
「こ、小五郎!?
確かに?
そう、だったか…
だが、な、何でだよ!?
俺だって、春香へ?
本心で、謝ったのにかぁ!?」
一応、私も頷くが…
「晋作、忘れたのか?
理由も春香なら簡単。
晋作は、春香へ、言った筈。
妻や子へ?
京都から離れらないと。
そして必ず先にと?
詫びも含め話もすると?
だが、晋作の場合。
ずっと京都に居るだろう?
つまり、妻や子へ!!
一切、詫びてないまま!!
ずっと贈り物と連絡のみ。
一応、名前も伏せるが。
もう一人すら放置したまま!!
そう判断してるからこそ悪化へ。
だから春香は、晋作に関して…
女の敵と付加したんだぞ?」
理由も言えば、晋作すら動揺も隠せず…
もう慌てながら…
「そ、それで、春香が!?
俺の記録へ!!
いや、待て、小五郎?
あれから俺も、だが?
文も多く、出して…
それも、おう…
違う!!
居場所も、探し…
いや、意味か!?
それも俺が、だろ?
だが、京都から?
動けないのにかぁ!?」
明らかに私でも判るが。
そんな動揺の中、気配も察して視線のみ。
土方へ向けると…
「ちょっと待て、桂ぁ!!
俺は、謝罪も全部してるぞ!?
それなのにかよ!!
春香から真っ先に?
あんな記録のせいでかぁ!?
俺だって責任も取る。
勝手に決めるな、おい!!」
怒鳴る様に言った土方へ。
複雑な気分のまま、理由を言うのみ。
「土方君?
勝手にと言うが。
既に私も春香からだぞ?
この場ならば、晋作、沖田君、斎藤君。
春香の言った事、土方君の言動。
もう全ての証人にもなる。
17歳の時、未婚で、子供が?
その女性とは、金で?
更に別の女性ともか?
今は、お琴さんへ、それすら文のみ?
どこが、どう責任なのか言えると?」
すぐ土方は、私だけでなく…
沖田や斎藤も見る上に、二人共だった。
複雑な顔で、頷くのみ。
そのまま私も続ける。
「土方君の場合。
春香は、最初、女癖の悪い男と。
だが、土方君は、その場で!!
悪化させたのだぞ!?
充分、判ってると思うが。
春香の場合。
高過ぎる学もある上に?
男女平等の思考!!
にも関わらず、焦ったからだろう?
女性に対して無下な発言を。
せめて?
たった三文字のみ。
完全に春香のだった…
もう逆鱗に触れた瞬間か?
つまり、物事よりも女性を。
見下したと、無下にする発言を?
だから、すぐ春香は、土方君へ。
今度は、淫行で女癖の悪い男と?
記録へ、付加した上に…
攻撃として投げ技の連続まで!!
全て土方君のみ。」
そこで、急に土方も目を閉じた。
そのまま首も横に振ると…
「俺だって責任も取る為に、だぞぉ!!
最初すら家族の説得が、無理でもと?
必死に金だけじゃねぇ!!
相手の家まで、行ってから、どんだけ俺が…
まして、我が子の放置も、しねぇ!!
あんだけ、俺も頑張ったのにかぁ!?
しかも、今だって文すら必ず出してるんだぁ!!
にも関わらず?
春香から俺は、すぐかぁ?
確かにスゲェ投げ技の連続だったが。
俺だって焦る時は、ある!!
そして、真っ先にかよ!?
やっぱ、納得も出来ねぇ!!」
一応、土方すら叫んだ事の意味ならば…
私も予測は、出来た。
だが、恐らく、春香の場合。
「ならば、土方君?
春香からの名誉挽回する方法は…
恐らく、一つだけだろう?」
言った時、すぐ土方も目を開けた。
明らかに驚きながら…
「何だとぉ!?
春香からの方法を、桂が?
判るのか!?」
頷きながら私も答える。
「土方君も婚儀を。
その知らせだけで、春香の場合。
少なくても、今の女性へ。
誠意も見せた事へ。
春香も婚儀の意味だけは、知ってたぞ?
だから土方君の場合。
今の女性と婚儀を、すれば、印象も変わる。」
「そ、それは…
だが、婚儀を。
しても、俺の場合?
余計、今後の新撰組として…
一緒に長くは?
逆に、いや、どう…
今度は、俺!?」
私の答えに土方は、やはり…
全く動揺すら隠せず…
更に頭も抱え出した姿も見て補足する。
「そんな様子の土方君には…
酷かもしれないが。
もし、別の女性疑惑か?
僅かでも聞いたら、春香の場合。
今以上に悪い部分のみ!!
今の記録へ。
更に付加されるのだぞ?
もう、どんな事になるか…
私すら予測不可能な記録へ?
絶対に私は、失敗したくない…」
言えば、土方は目を閉じたまま…
項垂れたが、頷きながら大久保へ。
視線も含め戻すと察した様子でだった。
「なるほど、つまり…
春香対策ならば、桂の場合。
常に無言だな?
確かに嘘も言ってないが、それは…
既に春香と同じだろうがぁ!!
また気付いてないのか!?」
何だと!?
私が!?
また気付いてないと?
大久保の言った事も含め私も考えるが…
「いや、春香の場合。
私とも違うだろう?
春香は、常に嘘も言わない上に…
こうして皆すら集まってか?
情報共有してるなど、全く気付いてない。
最初から奇跡なのも判るが。
流石に…」
ふと私は、春香が、未来へ。
消える事も頭の中で、掠めた。
だから、すぐ目を閉じて、首も横に振る。
絶対、駄目だ!!
あんな未来へ、春香を!?
私では、どうにか…
「おい、小五郎…
また考えたな?
春香の不可思議な現象を。
判らないとも言わねぇが。
しっかりしろ!!
小五郎しか繋ぎ止めてねぇんだ!!
春香って奇跡を、なぁ!?」
晋作の言った言葉で、私も驚いて…
目を開けて見れば…
晋作の目で、怒りも気付く。
そのまま少し睨んでる事も同時に判るが。
「し、晋作?
だが、いくら私でも、だろう?
春香から避け続けるしか…」
「長州の桂小五郎、またか?
もし、春香に関してだ。
その程度しか自覚もないと?
ならば、やはり春香には、だろう。
別に相応しい者を、私も本気で…
今からでも探すぞ?」
すぐ大久保の低い声に気付いて、私も見るが。
やはり晋作と同じ怒りの目で、更に…
「再度、私からの警告だぞ?
また無自覚の桂が、春香へ?
私も春香を、愚か者へ?
任せる気は、一切ない!!
しかも春香から避け続けるだと?
今すら奇跡だと言うにも関わらず…
もう今日の本題にも少し入るが。
避けるのでは、ないだろう!?
長州の桂小五郎が!!
この時代、この国、この世界へ。
居るからこそだ。
既に春香も言った筈。
『歴史すら関係ねぇ』と?
春香の理由すら斎藤と一緒に聞いてたな?
『全部だ』と!!
『私も桂さんの為』と。
『桂さんなら絶対』と。
『未来すら良くなる』と。
『私すら全力で』と…
『もう歴史すら変えて』やると!!
だからこそ、春香も未来や歴史を。
更に世界すら変える為、言ったのだぞ!?
今までの春香は、歴史や史実も変えない為。
常に逆だった事と意思を、変えた理由。
全て、桂小五郎の為だろうがぁ!!」
最後、怒鳴る様に言ってきた事で…
すぐ私も春香が、浮かんだ。
そう…
確かに、あの時、斎藤へ!?
だが、今まで逆にも関わらず。
歴史を、未来を、全てを。
春香は、私の為!!
そんな事は、私も!!
すぐ判るからこそ大久保へ。
「春香の為、常に全力で!!
私だって止めるのだぁ!!
その為に手段すら厭わない!!」
大きく怒鳴れば、すぐ大久保も…
「ならば避けるのでは、ない筈!!
この世界で、春香のみ。
どんな手段すら使っても春香を。
引き留め守るのが、桂小五郎の筈!!
そんな不可思議な現象からも、だろう!!
常に守る意思すら一瞬でも鈍れば、不可能!!
その一瞬で、世界からも奇跡が…
春香と言う名の光が、全て消えるのだぞ!?
にも関わらず、たかが、避ける程度?
この世界にある光の全て、春香だと!!
その春香も守れる覚悟だろうがぁ!!」
私へと、大きく怒鳴り、睨み付けてきた。
守る意思だと!?
だが、私だって同じ事!!
常に春香の為!!
そして私も春香を。
「ふざけるなぁ!!
誰だろうが、何だろうが!?
あの春香を!?
奪わせるものかぁ!!
私も春香だけ愛してるのだぁ!!
春香の為ならば全て厭わない!!」
完全に怒りも湧き上がって私は、大久保へ。
更にと…
「そして愛してる春香の為、常に全力!!
もう私自身で、決めてる事だぁ!!」
僅かに殺気も抑え付けて怒鳴ると…
明らかに大久保は、笑った。
「そうだ!!
それで、良いのだぞ?
桂の言った通り!!
春香の為、常に全力!!
それ以外、私も認めん!!
だが、くっ…
ははははははっ!!
どれだけの無自覚?
あの無自覚娘よりも、桂の場合。
やはり同じく無自覚で?
更に馬鹿だな?
追い詰めないと本音すら気付かないと?
ようやく言ったが、遅い!!
しかも殺気まで、出してか?
はははははっ!!」
意表を突いた大久保の言葉にだった。
私は、前と似た事も思い出す。
まさか、わざと!?
いや、だが…
「あははははは!!
あの大久保が、小五郎へ?
俺と同じ事しやがった!!
しかも小五郎は、また殺気まで!?
そして気付くのも、まさに遅い!!
だが、これだと春香と?
あははははははっ!!
同じかよ、おい!!
いや、学は、春香?
だとしたら、そうな?
あはははははっ!!
無自覚馬鹿は、小五郎だろ?
どんだけ、確かに?
笑ってる場合でもねぇのにかぁ?
あはははははは!!」
晋作の爆笑にだった。
完全に思い出して私も焦る。
「いや、待て、晋作!?
今のは、私も?
間違えて、違う!?
間違えられないのだ!!
あの春香は、常にだぞ?
私すら予測不可能なのだと…」
気配に察すると土方まで…
「くっ、ははははは!!
本気でと、すぐ殺気まで!?
あの桂が?
はははははははっ!!
耐えられねぇ…
無自覚は、春香で?
充分って何度、言わせんだよ!?
しかも、愛してると?
あんなデケェ声で…
更に皆の前で?
くっ…
俺には、恥ずかしくて言えねぇ…
でも、そうだな?
似た者同士で、どっちも?
無自覚で、同じだと?
笑うしかねぇのにかよ、おい!!
止めろ、俺は、耐えられん。
ははははははっ!!
笑ってる場合かぁ!?」
その爆笑で、全員が、だった。
真っ先に沖田と斎藤は…
「あはははははは!!
ちょっ、土方さん?
また、俺達まで!?
巻き込まれ…
あははははははは…
でも、これは、凄い?
無自覚でも、あの春香さんを?
もう大きく言えると!!
あははははは!!
凄いでしょう?
俺も出来ない?
しかも無自覚同士?
どっちも、どっちと!?
その指摘に、あの大久保利通まで?
わざと、更に大爆笑へ?
あははははは!!」
「お、沖田、止め…
はははは…
また俺まで…
ですが、土方さんも?
これは、なかなか見れないと…
そして、やはり凄いですよ?
ははははは…
本気で、春香さんを。
愛して…
俺も、あんな大きく?
無自覚でも…
これ程には、言えな…
はははは…」
すぐ意味も私には、判る上に…
今は、そんな場合でも!?
だが、坂本達までだった。
「わはははははは!!
ワシもやぞぉ!!
こがに面白いんは、桂さんと!?
そう、まさに春香さんだけちや!!
ワシも言えん…
やけんど、充分やろう?
わはははははっ!!
こりゃ、げに桂さんもちや?
本気、言うがよ?
春香さんへ。
無自覚じゃが…
ワシも耐えられん!?
笑いゆう場合かや!?
いかんぞ、皆も!!」
腹まで、抱えて爆笑する坂本も見るが。
少し笑いながら頷く武市も…
「そうだな、こんなのは…
桂さん、だからこそか?
だが、私も?
ははははは…
あんなに大きくか?
言えないからな、やはり…
無自覚でも桂さんのみ。
はははは…
春香さんには、だろう?
本来、笑ってる場合でもないが。
これだけ巻き込むと…」
必死に耐える岡田は、壁も向いて…
「いえ、武市先生?
あの春香さんを、一番。
桂さんが、考えて、ます…
そして、愛して…
俺も、そう思いま…
ははは…
皆は、言えないと?
でも、桂さんは、言える。
だから、大丈夫、です…
はははは…」
もう全員、笑ってるのも明らかに判る。
だが!?
そんな事より今は、春香だろう!?
すぐ元凶の笑ってる大久保へ。
「だから笑ってる場合でも、ないぞ!?
そもそも、発端が!?
薩摩の大久保利通!!
最大の秘密から、だろう?
もう私すら気になるだけか?
春香の場合、嘘も言わないが…
新たな歴史へ。
受け継がせるのみ!!
そして、我が子へ、必ず代々へ。
私からも頼むのみ!!」
すぐ驚いた大久保が、また…
「何だとぉ!?
それすら春香と同じで、私へ!?
新たな歴史へ。
しかも代々だとぉ!?
ならば、我が子にも記録の抹消…
いや、そうするからこそ?
余計、記録に、なるだろう!?
そもそも、桂が、だぞ?
そんな事は、どうでも良い筈。
待て、早まるな!!
私の記録も残すな?
そして、脱線し過ぎてる。
本題が、一番だ!!」
慌てながら言った事で、私も決意する。
だから頷くが…
「そうだな。
本題が、一番の重要でもある。
だが、私の新たな決意も、先に言う。
常に私は、春香の為。
そんな春香へ。
絶対に私も嘘すら言わない中でも必ず…
正確に!!
記録として受け継がせ、未来へ!!
そして、春香の子ならば、明確だろう?
学すら高く、嘘もないまま…
未来すら良くなるのみ!!
ある意味、凄いだろう?
もう世界にすら残り続けるぞ?
大久保利通、最大の秘密が!!
それだけで、私には、充分だ…」
言うと大久保も含め皆が、驚いた様子へ。
最後まで、考えてる大久保だったが。
私も頭の中で、春香の情報整理へ。
**************************
僅か経ってから…
皆の笑いも収まり、私も本題へ。
「今日の僅かで、充分、春香の世界も…
そして、願いも皆が、判った筈。
一度、私から情報整理もしたい。
元々、春香の学、判ると判断してた事。
だからこそ、春香の事も知ってる者へ。
未来の為、命懸けで、動く皆へ。
更に集めた理由でもある。
だが、今日の話、その内容も大き過ぎる。
また僅かな春香の言動すら情報へ。
なると判断してだったが…
既に想像以上に伝わった上に…
あんな僅かで、皆も味わった苦しみ以上。
この国、この世界、その先にある未来など…
絶望しかない筈、せめて活路を。
春香も言ってたが、今からならば…
重要な点でも一番なのが、私達のみ。
正確に言えば、この場に居る者達のみ!!
全て他国も含め学のみ。
困難だろうが、しなければ…
誰も気付いてない世界の崩壊へ!!
あの春香が、言う理由も大き過ぎる。
勿論、皆の学を。
その中でも春香から、直接だろう?
今日だったら大久保君へ。
かなり問われてた筈。」
言いながら私も苦しくなるが。
全員、皆も切り替えたのも判る上に…
僅かに苦しみも感じられた。
そんな中、すぐ大久保もだった。
一度、息も吐き出すと、目すら閉じたまま…
「あぁ、桂小五郎、正直に言おう。
ずっと今まで、どれ程、春香の事すら支え…
その中で、未来の為、動いたか。
私も含めた情報共有も確かに?
納得してた上で、正しい選択すらしてると?
私も理解してると思って居たが…
もう今日の僅かで、充分だった。
更に気付けた事でもあるが、特に桂へ。
また先に、私から詫びたい。
春香の痛み、その僅かすら私自身だ。
全く理解すら出来る筈ない程、酷い事を。
そんな未来へ…
愚かにも、春香の居た未来の私自身…
気付かなかった事が、己自身、許せない程。
あの僅かで、充分に痛感してるがなぁ…
今日、もし今までと同じだった場合。
意味すら異なった筈、だからこそ、桂の判断。
的確だ、春香の悲しい笑顔で、意味すら異なる。
あんな僅か、とんでもない学だった上に…
今すら歴史も含め奇跡だと、充分、理解した。
私すら全て学のみ。
春香の情報も精査しながら進めて動いたが。
私の場合、春香の世界だ。
この国でも、他国でもない、まさに星!!
地球になるが、最早、学の中でも天文学!!
私の知る限り、知ってる天文学以上の学を。
既に春香の場合、持ってる中で、だぞ?
常に世界と言ってる事、だとしたら…
悪いが、今の時点のみとして、私から断言する。
この国は、最低どころでもない、最悪な国だ。
理由すら言う必要も、ないだろう?
ただ、この国に産まれただけで?
何も悪くない赤子、幼子、若者達は、常に学のみ?
死ぬ事も許されない中、常に苦痛のみ?
誰にも助けて貰えないと、得た学で?
常に、絶望すら見せ続けられる国?
だからこそ、生きる事より、死ぬ事が、楽な国か?
もう最悪な国の中に居る上に、世界すら滅びる方へ。
全て学で、知るからこそ、この国は…
世界でも自殺死亡率すら上位の理由、納得する事。
私は、想像しただけでも、息苦しい…
だが、こんな事すら苦しいと言わない程?
もっと味わい続ける絶望の中で、生きる苦痛のみ?
最初、春香の言ってた言葉通りだろう?
生きる意味もない、死ぬ意味もない、価値もないと。
春香の意味に私が、気付いた事を、そのまま…
つまり、螺子の様に、機械だったら痛みも?
何もなかったと、その方が、楽だったと?
補足する事だが、春香の精神、自我、心になるか…
どうにか、この国で、生き残れた理由も二つある。
一つは、簡単に身体の保護だ。
常に気分次第で、殴られ痛め付けられると!?
想像したくもないが、この時点で、命も危うい。
次の最大になった最悪もか!?
保護で、命だけ助かるが、絶望の中、精神的な苦痛。
つまり、心ばかり、傷付けられるのだぞ?
もう心すら崩壊、完全に壊されるのみ!!
春香の場合、愛情も知らない、判らない状態での学だった。
だからこそ、苦痛と絶望に諦める事で、逃れてたが…
今すら限界なのも判る筈、更にだ!!
既に変わってる筈の歴史上でも春香が、無事ならば…
この時代に春香が、来た時点、時間軸すら違う理論。
もう歴史など、関係もない、その中で、春香は…
既に愛情も、命も、知ったのだぞ?
もし、最悪な未来へ、戻った時点で、だろう?
耐えられる筈もなく、春香は、壊れるのも明確!!
重要な事も時間軸の違う未来ならば…
今、私達が!!
変えた未来と春香の居た未来では、異なる事。
せめて私達が、出来る今を!!
どうにかするしかない事、同時に今日、判った事へ。
この国だけでは、ない事だ!!
この世界、この唯一、奇跡だと春香の言った世界。
地球が、滅びる方向へ、もう進んでる事だった。
ならば、今後だろう?
他国との交渉時、私達が、学のみで、だぞ?
春香の言う世界の崩壊を、知らせながら…
常に自衛のみ、常に先手のみ、常に情報戦のみ。
闇よりも光へ、徐々に広めるしかない。
そして…」
そこまで言ってから、大久保も目を開けた。
明らかに私を、視線だけでもなく、向いてだった。
「桂小五郎しか不可能になる事だ。
春香からの情報、この国ならば、私達の学。
どうにか出来たが、世界になれば、完全に春香のみ。
その情報が、まだ少な過ぎる事。
聞けるとしても私には、不可能だろう。
春香の場合、信じてない者など、一切、言わん。
さっきも恐らく、桂小五郎の為、歴史も変えて良いと…
春香自身が、判断した上で、私達へ。
それすら僅かな願いの前、私達が!!
予行練習として春香から、この世界、地球に関してを。
既に聞いており、知ったからこそ…
桂小五郎が!!
この国、未来の為、ならばと言ったのみ。」
春香が、私の為!?
だからこそ、皆へ!?
大久保も目だけ変えたのも気付く。
更に…
「良いか、桂?
普段通りで、良いが、そのまま春香の側へ。
そして桂を、愛し合ってるからこそ!!
無自覚でも春香は、言ったのだ。
私達だけでは、春香の場合、願いすら言わない筈。
愛した桂の為、変える機会の為、だが、もう一つ…
これは、春香の判断だぞ?
つまり、あの場でも最後の最後、春香自身が…
私達ならば、世界も変えられる可能性へ!!
気付いたからこそ!!
あんな悲しい笑顔で、未来の痛みも耐えながら!!
あの春香が、願いとして僅かに言ったのだ…」
何だと!?
私達ならば、あの春香が!!
変えられると判断したと!!
だが、大久保の言う通りだろう?
あんな悲しい笑顔で、敢えて言わない筈。
にも関わらず…
つまり、今までも含めて春香が!!
そこで、私も理解する。
だから目も変えてから、大久保へ。
「なるほど…
つまり、大久保君の予測ならば…
既に春香は、歴史と異なる部分を。
今の段階でも見た上で、判断を、だろう?
長州、薩摩、土佐、新撰組、更に幕府の動き…
春香の知ってる史実とも異なる動きを。
そして、変わった部分を、見たからこそ…
春香自身も判断して、私達ならばと、願いを。」
言えば、大久保も頷いてから…
「そう、桂の言う通りだ。
もし、春香自身が、だぞ?
私達には、不可能だと、判断してたら…
あんな僅かな願いすら言わん。
その変わった部分も見たからこそ、春香自身が…
酷過ぎる未来の痛みに耐えて、私達へ。
託した願いが、本心だろう?」
言ってきた事で、私すら春香のだった。
悲しい笑顔も浮かんだが、納得もした。
あんな優しい願いを、あんな悲しい笑顔で!!
きっと春香は、思い出すだけでも痛かった筈!!
にも関わらず、私達ならばと…
「あぁ、充分、判ってる。
何も悪くない春香すら必死に痛みを。
あんな悲しい笑顔で、耐えながら言った…
僅かな優しい願いの為、だろう?
それが、全ての未来、この国でもない。
生きる全ての僅かな希望へ。」
すぐ、大久保も痛みを、耐えた様子で頷いた。
また一度、皆へ視線も向けるのも判った。
「この場に居る皆で、あの春香が、だぞ?
判断したならば、それぞれの最善を。
他国に関してならば、尚更、春香の学。
必ず、必要になる筈、もう意味も判るな?」
そこで、皆も頷くと、武市だった。
「今回と同じ形式で、僅かでも、だろう?
他国に関しては、特に春香さんの学か。
だが、この国に関してならば、やはり幕府…
本来、土佐藩側として山内から徳川へ。
変更して今ならば、龍馬と薩摩の大久保だぞ?
薩摩側から進めてる件にもなる。」
言えば、今度は、土方も大久保へ。
「俺の方も新撰組なら問題ねぇ…
春香の学、俺すら全部は、不可能でもなぁ。
桂と大久保の話で、見え易くなる。
そして大久保も判ってる筈。
幕府の場合、実力より数だぞ?」
どちらも慎重なのは、判るが…
大久保は少し私も見て笑った。
「既に私も言った筈。
幕府の要人に関して私が、纏めたと…
残るは、徳川だけだぞ?
だが、最小限にするならば…
武力思考すら一切、駄目になる。
時期も考えて動くが、他国に関してのみ。
予測不可能だが、春香の為ならば、尚更。
私も命懸けで、この国でも、だろう?
徳川も武力は、避ける動きへ。
やはり時期、坂本の案で、進める中だ。
春香の願いだけを、入れ込めば良い。
それだけで、この国に関して良くなるのみ。
まさに奇跡なのだが、今すら無自覚娘!!
あんな、とんでもない学すら簡単だと?
どこがだ!!
馬鹿でもないのに、なぜ気付かない!?
更に、二人共が、無自覚と?
もう今日だけでもか…
私すら複雑になるばかりだぞ?」
言ってきた事に私は、疑問だった。
すぐ私も春香を、浮かべながら…
「確かに春香の学は、とんでもないが。
無自覚なのは、未来の学が、だろう?
基準だから大久保君より学は、仕方ないぞ?」
言った時。
すぐ大久保が、凄く驚いた顔へ。
更に皆もだった。
そのまま、なぜか皆が。
全員、目も閉じた…
晋作だけ…
「どうして、いつも小五郎だけ…
春香は、仕方ねぇんだがなぁ?
これに関しては、大久保?
俺も含め皆が、全く判らん。」
一体、私が、何を!?
判らないと?
少し驚きながら私も聞くのだが…
やはり皆も同じく、頷くのみへ。
しかも、無言のままだった…
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