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第四章:世界まで含め変えたい願い。

37.世界すら知る学、とんでもない学。

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私のせいかぁ!?

だが、もう全てっぽい?
何も判んねぇぞぉ!!

そんな事も思いながら…
どうやら江戸時代の方々は、とても?
勉強が、好きらしい…

どうにか、また桂さんが、だった。

一旦、場も収めてくれた上に…
相変わらず、ちゃぶ台っぽい?
大きな机も引っ張り出して…

すぐ皆もノートっぽい?
紙も持ってる上に準備モードになった。

そして私も考えるが…
皆の前に立って先にと思った事を。
そのまま大きく…

「もう正直に?
これだけは、先に私から言うぞぉ?
既に、この場で、んな学?
ないってかぁ!?
んな人物すら居ねぇだろうがぁ!!
私が、だぞぉ?
再度、言うが。
私が、したい理由も子供へ!!
文字やら、漢字やら、計算やら?
んな普通の、3歳から?
10歳程度の、所詮、義務教育以下!!
んな簡単で、誰でも、出来る程度の?
お勉強だぞぉ!?
んなのに何だって、この面子?
誰が、何を、どの程度か、バラバラだし?
江戸時代の一般知識も私には、ねぇ!!
どうにか金の、やり取りは?
桂さんも見てたから判るが。
未来だと物価も、価値すら違うっつうの!!
もう全てが、変だぞぉ?」

言うと、真っ先に桂さんが、だった。
また手まで、上げて…
それも見て微妙な心境になる私だが。

「はい、桂さん。
何が、疑問ですか?
後、手も上げなくて良いよ…」

どうにか普通に言うと桂さんも…
素直に手を、下げてからだった。

「春香の今、言った義務教育とは?
具体的に何歳から始まって何歳までか。
それと詳しい内容を、教えてくれないか?」

んん?
義務教育ってかぁ?

そこで、私も思い出しながら…

「えっと、桂さんの疑問は…
未来の義務教育ってかぁ?
具体的にだと…
もう国が、絶対、学べと決めてっから?
産まれた子供、全員、義務ってかぁ?
一応、6歳から小学校へ。
入学して全員、同じ歳の子供別にクラス。
あっと、分別してんだよ?
つまり、同じ歳で、同時に、同じ事を。
習う為、歳と人数別へ。
そして教える先生な?
小学生なら一人でも充分、30人程度。
問題ねぇし、小学校だと6歳から11歳まで。
んで、卒業後、中学校へ。
そのまま、やっぱ年齢で、進学してく形だ。
んで、中学は、15歳まで。
簡単に言うと6歳から始まり15歳まで。
最低限の学校、まぁ、学び舎って場所へ。
その期間が、義務教育ってなってるが…
大抵、中学卒業後。
金も出して、それぞれだな?
高校へ、大学へ。
ちなみに私も大学生だぞ?
働いた事もねぇし?
やる事は、勉強ってかぁ?
義務教育の内容も、マジで、最低限!!
科目だけ出すと国語、算数、理科、社会、英語?
体育や家庭科、美術系かぁ?
んでも、分別してたらキリねぇよ?
国語でも、桂さんに判り易く言うとだぞぉ?
この国だって漢字に限らねぇだろ?
ひらがな、カタカナ、漢字だけでもねぇし?
文章の読み書きは、当たり前?
漢字だって最初は、簡単だが、歳も重ねりゃ…
徐々に全員、難しくってなぁ?
皆が覚えるだけ。
んな中でも常に増え続けるぞぉ?
国語って科目だけだって、古典も入るし?
英語、まぁ、他国の言葉だって簡単に言えば…
国語って科目だし?
ちなみに私は、他国語が好きだが。
何じゃい、古典と?
んな昔の手紙だか読んで?
何が、どう面白いってんだぁ?
しかも使わねぇ古い言葉を、覚えても全く?
将来でも使わねぇ知識ばっか?
んな科目すら多過ぎる。」

桂さんだけでもなかった。

思い出しながら、そのまま言えば…
もう全員が、驚いてた。

そんな中、急に高杉さんだった。

「は、春香?
そんだけ科目が、多い上に、だぞ?
いくら年齢別に、同時に学んだとしても…
どれだけの時間になるんだ?
更に同時なら前にも言ったが…
人それぞれ、差も出るだろう?」

私も頷きながら、まんま言う。

「んだなぁ、高杉さんの質問へ。
時間に関しては、小学生なら大してねぇ。
えっと、簡単に言うと、朝食、食って学校へ。
勿論、科目毎に休憩も入るが、昼過ぎに帰宅?
中学程度なら夕方?
高校、大学なら、もっとかも知れんが。
別に、ずっと同じ事じゃねぇよ?
んな、1日で、休憩も入れて5日間続け…
そして、2日間は、お休み?
はい、んの繰り返しってなぁ?
で、多分、一番の疑問かぁ?
人それぞれ、勿論、差も出るが。
義務教育の間は、習得してるかの確認もある。
定期的に決まった問題へ。
その基準に達してなかった場合。
再度、合格するまで、繰り返すのみ!!
んで、合格してくから、全員、最低限。
知識としてあるが、得意不得意、当たり前だろ?
だがなぁ、義務教育は、マシだぞぉ?
何度でも合格するまで出来る。
んでも高校へ、大学へ、入学した場合。
試験に合格しないと再度、留年へ。
つまり進級も無理へ、再度、一年間、同じ事へ!!
んで、更に合格しねぇと?
だったら、もう学校も居る意味ねぇってかよ?
退学処分へ!!
簡単に言うと何度も合格しねぇ馬鹿?
んなの学校へ、もう来るなって状態だな!!
めっちゃ留年も、退学も、周りの中でかぁ?
恥ずかしいって言うよりも差別すら開始だろ。」

言えば、また高杉さんだけでもない。
もう全員が、驚く上に…
なぜか大久保さんが、少し怒りながらだった。

「何だと!?
教えるべき場所が?
愚かだから拒否すると!?
学ばせる為にこそ、教える学校だろう!!
にも関わらず。
それだけ長時間も?
学ばせ覚えないならば…
もう教える方の問題だぞ!!」

んん?
まぁ、下手な教員も居るっちゃ?
居るがなぁ…

「ちっと大久保さん?
誤解してんぞぉ?
さっきも言っただろ?
義務教育、国が、決めてるのは15歳まで。
つまり、それ以降は…
生徒の、子供の、親が!!
金を、学校へ。
わざわざ出して、子供へ。
だから学校側に責任も、何もねぇ。
だが、私の居た未来だと、まぁ…
義務教育だけでかぁ?
一応、働けるが、金も安いし?
待遇も悪りぃぞ、多分。
んな生きてく中で、マジで、最低限だろ?
それでもギリギリ?
生きてけるかって私すら疑問かぁ?
流石に中卒で、社会人は、あんま聞かねぇし?
成人だって、未来だと20歳だ。
んな中、生き抜くのにかよ?
勿論、金だけは、必須だろ?
働きたくたって今度は、働き先も判んねぇぞ?」

未来も思い出しながら説明は、するが…
まんま言ってる、私も知らない現状だった。

どうにか考えてると…
複雑な顔で、土方さんだった。

「だが、どう考えても…
そんな中でも変だろう?
春香の話も聞きてると…
学校だかの義務として15歳まで?
なぜだ?
そして成人と言うならば、大人か?
その年齢が、20歳までだぞ?
5年間も差が、ある中、話も聞いてれば…
周りでも常に皆が、学ぶ為、学校へ?
にも関わらず。
どうやっても仕事すら差も出るぞ?
働けないならば、金も稼げないだろ?」

んん?
まぁ、差も出るっちゃ?
その通りだろ。

私も納得しながら頷く。
そのままで、答えるが…

「んだなぁ、働けんかも知れんが…
もう国からしたら多分?
中卒の事すら考えてねぇ?
忘れてんのかも知れんが。
土方さんに言われて、私も初めてかぁ?
気付いたがなぁ…」

そうな?
考えた事もなかったが。
んな5年間、どうしろってかぁ?

マジで判んねぇ…

だから私は、目を閉じた。
そのまま思い出しながら…

「多分、昔基準ってままかぁ?
国でも昔は、15歳?
普通、中卒でも働けたと…
だが、まぁ、時代の流れだろ。
更に学っつうか…
えっと、勉強して更に?
そして大抵、国の上、指導者的な存在なぁ?
会社とかの、偉い人でも良いが。
んな連中からしたら金にも、何も?
困ってねぇし?
進学も普通だから単純に知らんと?
放置っぽい感じで、あんま考えてねぇな…
マジで、私もマシだったな、おい?
俊介の親も教育関係者、上の役員だったし?
一般家庭とも違うしなぁ?
迷惑しか、してねぇのに、江戸かよ!?
私も、どうにか迷惑かけねぇ様にと…
俊介と、その親達へ…
してたんだが…」

そうだったなぁ…
私の場合、俊介と、その親へ。

どうにかって、ずっとかぁ?

もし私が、未来に戻れた時は…

「いや…
やっぱ、んだなぁ…
今更だと、更に私なら…」

「春香ぁ!!
もう考えるなぁ!!」

急に大きな桂さんの声と同時。
抱き寄せられた事には気付く。
だから私も目を、開けるとだった。

複雑な顔だったが、更に私へ。

「春香は、私とだろう?
もう未来の事は、考えなくて良い。
私と一緒だと既に言った筈。
そして春香が?
消えるなど、私は…
絶対に考えたくないのだ。
だからこそ春香も、今を、だろう?」

桂さんの声で、私も思い出す。
そのまま…

「あぁ、悪りぃな、桂さん?
ちっと思い出しただけかぁ?
んな桂さんだけ残さねぇよ…」

どうにか私も切り替える為。
少し首を横に振って皆も見れば…
全員、複雑な顔へ。

こりゃ…
失敗しちまったかぁ?

ふと、大久保さんも見てだった。
少し笑って私は、自然に…

「I'm sorry.
But can only Okubo understand this word?
Can you talk a little?」

(すまなかった。
でも、この言葉は大久保しか判らないだろう?
少し話せるか?)

そう言うと大久保さん以外もだった。
全員、驚いたのも判った上に…

「Of course, Haruka.
I understand the words too.
And you can talk.」

(勿論だ、春香。
私も言葉は判る。
そして、話せるのだ。)

また、さっきまでの大久保さんも思い出して…
少し私も笑いながら続けた。

「Okubo who can speak this word is also amazing!!
But do I know better than you?」

(この言葉が話せる大久保は凄い!!
でも、私は貴方よりも知ってるぞ?)

すぐ大久保さんは、驚きながらだった。

「まさか、春香!?
他国の言語でか?
それで、また私を!?」

もう私は、完全に笑った。

「あははははは!!
だから言わねぇって…
てか何度も言ったぞぉ!!
マジで、気にすんなって?
あはははははっ!!
まぁ、そうなぁ?
未来じゃバレバレ?
んな隠すぐれぇな事かよ?
正直、日本史より笑ったぞぉ?
つうか、大久保さんもかぁ?
気付いてねぇ!?」

「な、何だと?
私が、気付いてない!?
春香は、一体、何が…」

微妙な顔のまま…
考えてる様子になった大久保さんを見てだった。
私も確信した。

納得して頷きながら私も素直に言う。

「マジで、判ってねぇっぽい?
こりゃ、致命的だろ?」

改めて、しっかりと大久保さんも見ながら…
決定的な指摘を。
私も大きく大久保さんへ。

「良いかぁ?
そうやって大久保さん自身が!!
必死に隠そうとするからだろ?
だから余計、記録としてかぁ?
残ったんだっつうの!!
そりゃ、そうだろ!!
何が、最大の秘密だよ。
んな事してっから完全な自滅だろうがぁ!?」

すぐ意味に気付いた様子でも大久保さんは…

「それで?
だからこそ、記録された原因とか!!
その事で、春香にも!?
だが、結局は…
誰かに、だろう!?
一体、誰だ!!
記録も残した者は!?」

んん?
まぁ、皆の疑問だよなぁ?

だから、また正直に私も答える。

「誰かまでは、記録になかったぞぉ?
だから私でも判んねぇが…
んでも事実は、変えらんねぇよ?」

更に反応したのは、土方さんだった。

「俺も知りてぇのにかぁ?
一体、誰が!!
俺の記録まで残しやがった!?
まぁ、大久保利通、最大の秘密?
それには、俺も興味あるがなぁ…」

言った事で、すぐ大久保さんまで…

「待て、土方!?
それには一切、反応するな!!
私すら判らんのだぞ!?
この中ならば、私が!!
学でも負けん。
ならば、誰も判る筈もない!!」

その少し怒鳴る声も聞いた時。
私も閃いた。

この場に居る皆もだろ?
学力も含めてバラバラ…

だったら!?

**************************

そして私は、大きく皆へ。

「よっしゃ、判ったぁ!!
んな大久保さんも含めてだぞぉ?
今日の予行練習、つまり勉強だろ!!
この場に居る全員?
んだなぁ、絶対に判んねぇ事を。
いんや、多分、この時代じゃ?
誰も知らん!!
それを、私から教えてやんぞぉ!!」

笑いながら言うと全員が、驚いた。
すぐ私の事も見てくるが、坂本さんまで…

「な、えぇ!?
春香さん?
もうワシらだけって言いゆうか?
やけんど…
ワシには、無理でもやろ?
更にや、この時代で?
誰も知らん言うと?」

驚くよりも混乱中の坂本さんへ。
私も笑って答える。

「そうだぞぉ!!
良いかぁ?
勉強ってぇのはなぁ?
楽しくねぇと、全く覚えん!!
だったら、もう全員、同じ事!!
全員が、知らない事を、だろ?
もう私しか知らねぇ…
この世界、全て!!
にもなるかぁ?
だが、大久保さんの知ってる程度の?
んな世界じゃねぇぞ?
知りたかねぇか?」

全員が、一気に鎮まって、なぜか…
すぐ机の紙も広げる状態へ。

めっちゃ笑うが。

こりゃ…
紙にも無理だぞ!?

想像も出来て余計、私も笑いながら言う。

「なら、この世界だぁ!!
この国も含めるが、他国も全て?
そもそも、この世界、この星だぁ!!
始まりでもある地球の事、更に言うぞぉ?
皆に判り易い様に言うならだと…
あの空にある月!!
今も照らす太陽!!
夜空に浮かぶ星々!!
あれは、何か判るのかぁ?
そして、さっき大久保さんも言ったなぁ?
この中ならば、私が?
学でも負けん?
だから判る筈もねぇって土方さんへ。
言ったんなら大久保利通へ!!
この世界、この地球、この星は…
いつから、ある?
生物の誕生に何が、大きかった?
これは、皆も知ってる物が!!
あったからこそ…
もう人間だけじゃねぇ、全ての生命体へ。
その根源だ!!」

明らかに慌てた様子もしたが、大久保さんは…
すぐ目も閉じて考え始めながら…

「春香の言う世界とは…
まさか、この国に限らず、つまり…
他国の時点、世界とも言ってない発言だ。
あの月や星々、更に太陽だと!?
だが、生命体の誕生まで…
私達が、知ってる物?」

目を開けたが、大久保さんは…
複雑な顔で、私へ。

「これは、私の学でも判らん。
そして春香ならば、知ってるとか?」

予想通りで、私も笑う。

「あはははは!!
当たり前だっつうの!!
この星、つまり地球だがなぁ?
この地球が、唯一、未来でもだぞぉ?
奇跡の星!!
だからこそ、生命体の誕生へ。
一番、この星にある重要な事は、海だ!!
正確に言うならば、水だな?
もう人間に限らねぇ…
海も含めて水が、あったからこそ!!
初めて、この星!!
地球って名前、奇跡の星にもなる。」

再度、私も目を閉じたまま続ける。

「そう、歴史にも関係ねぇが。
もう天文学だな、こりゃ…
未来でだったら、とっくに?
解明されたからこその知識だし?
今の時代じゃ、誰も知らねぇ…
皆に判り易く言うならだぞぉ?
何が、どう奇跡なのか…
夜に見上げて見える星々!!
あれも全て!!
この世界と同じ様に星としてだぞぉ?
あるにも関わらず。
どの星にも人間、他の生命体の居る星!!
この地球しか未来でもだ!!
発見されてねぇ!!
あんだけ星がある、あんだけ世界が…
なのに生きてる生物だけ、発見されてねぇ!!」

そこまで言って目も私は、開けるが。
全員、固まってた上に無言だった。

だが、私も笑って続ける。

「ちったぁ、判るだろ?
どれだけの奇跡が重なって、この星が…
この地球が、この世界が、今すら奇跡な理由!!
知らねぇだろうが、未来の技術でもだぞぉ?
かなり探し回ってるが…
未だに生物の居る星は、ねぇ!!
そして私の世界は、この国じゃねぇよ?
大久保さんの言う世界でもねぇ…
この星も、見上げた星も、月も、太陽も…
全ても含めた宇宙だ!!
ちなみに言うが、宇宙の場合、無限になる。
永遠に広がり続ける暗黒すらある。
だが、太陽系惑星の中、唯一!!
未来でもだぞぉ?
生命体の居る星は、ねぇ!!」

もう皆は、固まったままだが。
どうにか、また大久保さんだった。

「何だと…
未来の技術力ですら発見されて…
しかも太陽系?
だとしたら、他にも、あるのだろう!?
だが、まさか!!
春香の言う世界は…
もう国どころでも、ないだろう!?
月や太陽に関しては、天文学でだぞ?
私も聞いた事すらあるが?
もし、そうならば…
この星すら奇跡でか?
更に今すら奇跡だろう!?
春香の存在でも…」

んん?
私の存在だぁ?

少し判らない事も言われたが。
私も一応、そのまま…

「大久保さん?
私の場合、ただの人間だぞ?
奇跡でもねぇよ?
まぁ、訳判んねぇ状態の?
タイムスリップしてるが…
奇跡ってなら…
それも違うっぽいなぁ?」

言った瞬間、全員、首も横に振ったのも見る。
私も不思議に思う中、桂さんだった。

「いや、は、春香?
春香が、居なければ…
この国どころか、全てのか?
時代、いや、歴史になるが、奇跡へ!?
繋がらないのだぞ?
わ、判ってないと。」

んん?
私が?

一応、考えながら私も言うが…

「えっと、悪りぃが、桂さんのかぁ?
意味も、ちっと判んねぇが。
んでも私じゃねぇだろ?
確かに?
私が、判んねぇ状態でかよ?
この時代、正確に言えば、今な?
居たとしたってなぁ…
私が、何かした訳じゃねぇだろ?
皆が、頑張って動いたり?
何だか色々したから、だろ?
そうやって、この時代、皆が、だぞぉ!!
動いてねぇなら何も変わんねぇし?
だから私じゃねぇよ。
問題としての正解は、皆が!!
歴史も含めんのかもサッパリ判んねぇ私だが。
変えたのは、私じゃねぇ。
皆が、全て変えたんだぞ?
仕事も出来ねぇ私は、やっぱ穀潰しだろ。」

途中から私すら複雑な気分にもなるが。

んだなぁ、おい!!
結局、穀潰しかよ!!

大体、宇宙?

んなの知っても…

私は、溜息も出て目を閉じた。

「この感覚は、まさに自爆!?
何が、宇宙だぁ?
んな事、知ってて何にも?
全く、役に立たねぇ上に…
穀潰しも変わらん?
大体、今すら歴史まで?
変わってんなら未来すら判んねぇと?
どうしろってぇの、おい!!
この時代じゃ、技術力もねぇし?
せめて電話ぐれぇ…
んん?
電話だと?」

言ってた私も気付く。

いや、待て、確か…
他国は、既にかぁ?

確か明治へ。
それから電気すら広がるよなぁ?

広げたのも維新政府だが…

私も目を開ける。
だが、誰も見ないで、考えながら…

「いや、まだ他国でもだろ?
不可能な筈。
電気だけじゃねぇ…
真っ先に月は、アメリカか?
それまでは、空。
流石に国が、多過ぎる?
この時代じゃ、この国よりだろ?
どの国すら解明どころじゃねぇし?
んん?」

首も傾げながら考えるが、判らなくなった時。

「は、春香?
凄く考えてる上に、それは…
他国の事か?
春香の学は、既に?
とんでもないのだが…」

桂さんの声に気付いて、私も見ると…
不思議そうな顔になってた。

一応、私も考えながら…

「んだなぁ、今のは、そう?
他国の事だが、この時代でもかぁ?
確か、空ぐれぇ?
飛べる技術が、ギリギリってとこだろ。
前に言ったが、この国は、島国だぞ?
もし、海でもねぇ…
空から攻撃されたら終わっちまう。
だが、他国も不完全な技術力だし?
使うとも思えねぇし?
歴史でも、まだ、されねぇが。」

そこで、大久保さんへ。
思い出した史実もあったが。
視線も移すと察したのも判って続ける。

「もし敵対する気が、ねぇならだぞぉ?
常に先手で、対応しねぇと…
この国は、既に出遅れてるぐれぇ…
もう、大久保さんなら判るだろ?
敵すら海からじゃねぇよ?
まだ所詮、大した威力もねぇがなぁ…
もし大量生産されたら今後だ。
致命的、国だけじゃねぇ…
さっき言った筈。
この世界、この星は、奇跡だと。
その奇跡すらも破壊する事へ。
んな未来だけは、絶対、選ぶなよ?」

明らかに大久保さんも動揺したが。
目を変えてからだった…

「春香、まさか…
さっきの話とも繋がるな?
技術ばかり発展して、この奇跡でもある星。
つまり、春香の言う世界を。
壊す選択へ、既に流れてると…」

私の忠告に気付いた事。

正直、驚くが、少し私も笑う。
全員も驚いてるのも判ったが…
そのまま目を閉じた。

「あぁ…
まさに正解だろ、大久保さん。
この国は、単純だぁ。
出遅れてるだけの事だがなぁ。
どんな技術だろうと気付いた時には…
つまり、未来だと手遅れな上に…
欲すら際限ねぇんだよ。
そして、世界も壊す方向へ。
判って居ても進むのみ。
私の居た未来の技術でも月が、どんな物か。
誰だって知ってんだぞ?
更に大久保さんには?
判る可能性の問題を、私から出すぞぉ?」

そうだなぁ、多分。
私の居た以上の先、その未来へ。
求める答えだろ?

目を開けて私は、大久保さんも見る。
真剣な顔も判って、私も疑問を言う。

「なぜ、こんな奇跡の星、地球から…
広大な宇宙で、生命体の居る星も探す?
なぜ、見つけられないと…
私まで、知ってんだぁ?」

言った時、大久保さんは…
明らかに動揺した。

「ま、まさか…
この世界が?
春香の言う世界ならば、この星が!?
だろう!?
しかも、前に春香の言葉ならば…
つまり、滅びる事も?
既に想定してるからこそ!?
未来でも、そんな動きへ。
だが、そこまで、逆に判ってるならか?
なぜ、止めないのだ!?
いや、まさか、動きすらか?
止められないから…」

おぉ!?
スゲェな、おい!!

僅かしか言ってねぇのにかぁ?

少し私も笑う。

「あははは…
スゲェな、どんだけだぁ?
だが、一応、補足すると…
まだ未来すら大丈夫だぞぉ!!
んでも時間の問題だろ?
まさに、そうだろうなぁ…
欲まみれな世界だ、誰だって同じ。
止めたくても、止めらんねぇんだよ。
いくら知って居ても、願っても、祈っても…
人間の欲は、無限の宇宙へ。
この世界からも溢れて際限ねぇ。
そして、知ってるなら余計、無理だ。
便利な物事に慣れた人間は、戻れない。
だからこそ、加速するのみ!!」

だから余計、眩しい外も見ながら…
空も見ながら私は、大きく続けた。

「マジで、綺麗な青い空もだぞぉ!!
この時代は、綺麗だって思えるが。
未来じゃなぁ、空すら汚されてっから…
んな青くねぇよ。
だが、宇宙から見た地球は、青い星!!
空じゃねぇ、やっぱ、海だぞぉ?
生命の源、全て奇跡だった海!!
スゲェ、綺麗な青い地球へ。
太陽系の星だけじゃねぇが。
火星、水星、金星、木星、土星。
天皇星、海王星、冥王星。
更にだぁ!!
ハウメア、マケマケ、エリスって衛星かぁ?
ちっと多過ぎて忘れちまったな。
小惑星として集まるメインベルト、ケレス。
カイパーベルト?
ちなみに月も言っちまうと?
あれは、星じゃねぇぞぉ!!
地球の衛星!!
んな月程度の衛星だったら未来でもかぁ?
人工衛星として、宇宙へ。
だからこそ、月の表面も光ってねぇし!?
既に判ってる、未来の常識?
この世界は、スゲェ無限に広がる宇宙の一部!!
地球も丸いが、宇宙に関しては、全く判んねぇ…
無限に広がり続ける中、唯一の奇跡。
それが、地球って星、この世界だ!!」

んだなぁ…
その奇跡ぐれぇ…
私もだろ?

外も見てた私は、振り向いて皆へ。
見れば、もう驚き過ぎてる様子で、だった。
無言のまま…

そんな様子の皆も判るから私は…
余計、笑って皆へ。

「あははははは!!
さっき私も言っただろ?
この場に居る、誰だって、だぞぉ?
全く知らねぇ筈。
多少、大久保さんも知ってたみてぇだが?
でも宇宙は、もっと広い!!
もし坂本さんだったらなぁ…
果てしなく広がる海よりも?
世界は、広いって事。
今の私が!!
言った事で、知ったからこそ…
この時代では、この場に居る皆のみ!!
他は、誰も知らん!!
子供には、まぁ、早いし?
んでも大人相手も全て、知らねぇ事を。
私から教えただけだ!!
そして世界は、広いって意味だけなら…
きっと皆も判った筈。
学の役に立たねぇかも?
全く判んねぇが、私だから教えられっし?
何か質問も、あれば、聞くぞぉ?」

そう言う全員、急に目を閉じた。

んん?
考え中かぁ?

一応、そのまま待ってると…
皆もだった。
目を閉じたまま、それぞれが…

「春香の言う世界…
私の知る以上だった。
だが、更に、だろう?
この僅かで、私にも判った事だ。
そして、全て覚えたが。
それ程の学、その中で、常にとな。」

大久保さんが、真っ先に感想っぽい事を。
すぐ、続く様に…

「あぁ、これが、春香の言う世界か?
それすら学の一部のみ。
にも関わらず、ずっと…
俺も世界の奇跡には、理解もした。
だが、春香の奇跡も、だぞ?
俺は、今、知った事すら奇跡だとなぁ…」

「春香の学も含め、更に…
どれ程だったか…
私には、想像すら出来ないが。
今日、否、今だ。
私も充分、学べた事。
勿論、忘れたりもしない。
そして多くを、知れた事にもだ。」

高杉さんと、桂さんも言えば…

「今日、本当に春香の学を。
こんな話は、確かに?
俺も含め他で、聞ける筈もねぇ…
そして、俺すら理解した上に…
もう忘れたりも、しねぇのもある。
こんな僅かで、とんでもない学だった。」

土方さんも言った時。
全員、目を開けて少し笑うのも私は、見れた。
僅かに動いた気配に察すると武市さんも…

「春香さん?
こんなにも凄い話を、また世界を。
聞けた事にだ、私も良かったと。
本当に心から思ってる。
本など含め絶対、聞けない程。
高い学だったのもある。
今後、生かす道へ。
それすらも学んだ、私達もだ。」

頷きながら少し笑って言ってきた。
横に居る岡田さんも笑ってた。

「春香さんの話を。
全部だと俺には、確かに難しい。
でも判った事も同じで、多かったです。
そして一番は、俺も感じた事を。
それは、奇跡だと…
今だって充分、奇跡と俺でも判ったんです。」

「ワシもじゃよ!!
春香さんの話にやろ!?
ワシでも判ったんだき。
ワシも海の広さは知ってるけんど?
そん海よりもや!!
春香さんの言っちゅう世界やき!?
げに学べたぜよ!!
もうワシすら忘れんぞ!!
そがな事もやろ。
一緒に春香さんの奇跡もや!!
ワシにも判ったきの!!」

嬉しそうに坂本さんも笑って私へ。
すぐ近付く気配に察するが。

「春香さん。
本当に凄い話でした…
そして、本当の奇跡と。
それだけは、俺も判りました。
今日の話だけでも、充分過ぎる程。
だから、俺も必ず。
今の奇跡すら忘れたりしない…」

「こんな話を、俺もですよ。
春香さん、ありがとうございました。
奇跡だと、言うならば…
今すらだと、俺でも思える程です。
そして、俺達が、だと。
充分、理解しました。」

沖田さんも、斎藤さんもだった。
だから…
私も少し笑って言う。

「世界の事だけじゃねぇだろ!!
あはは…
皆も学ぶってのが、好きならかよ?
今ぐれぇの話、いくらでもだぞぉ!!
まぁ、私は、勉強より遊びてぇ!!」

すぐ皆も笑ったが。
なぜか私は、今までにない感覚もした。

そうなぁ…
歴史っつうより、もう…
今の皆なら可能性もかぁ?

そこで、また私も目を閉じて…

「ちっとなぁ…
こりゃ、誰かって訳でもねぇ…
誰でも良いし?
誰かとも言える事でもねぇ…
だが、私からかぁ?
もし、言えるならだろ…」

言ってから目を開けた私は皆へ。
少し不思議そうな顔もした皆だったが。

私は…

「今から、だったらなぁ…
まだ多分、間に合うだろ?
だから、私の分も皆へ。
んな奇跡って名前の地球を。
世界を、止めてやってくれよ?
もう星が、壊れたらなぁ…
人間だけじゃ、ねぇんだ。
壊すのは、簡単でも…
新たな奇跡は、もう、ねぇ。
私には、無理でもなぁ。
こっからなら、皆へ。
私も託せるかぁ?」

少しだけ笑って私は、初めて願いを。
神だの、仏だの、信じねぇが、皆へ。

皆も僅かに驚いた様子だったが。
すぐ桂さんも私を、抱き寄せると…

「勿論だよ、そして春香?
春香もだ、私と一緒に…
これからを、だろう。」

私へと桂さんの言ってきた言葉に…
正直、思うだけだった。

やっぱ、優しいのもあるが。
どんだけスゲェんだよ。
桂さん?

一緒に居る皆も。
だったら未来も、だろ?

あんな未来を、変えてくれよ?

**************************

その後。

また皆は、すぐ話し合いもあると…
だから私は、奇兵隊の皆と訓練場へ。

一応、藩邸から去る前に挨拶だけしたが。
全員が時々、勉強会もして欲しいとだった。

頼まれた事に私も納得して皆へ。
世界や他国の勉強会もする事になる。

だが、私は…
桂さんも愛する感覚と同時に思う。

未来に関しても皆へ…
託せるだろうと安心すら出来た。

夜も相変わらず、桂さんと一緒のまま…

私自身、出来る事が少なくても…
僅かに私の願いも皆へ託した。
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