メンタル病んでる事は判るが、歴史までは判らねぇよ!!

蒼真 空澄(ソウマ アスミ)

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第三章:新たな歴史を歩む道。

28.気付かない歴史干渉、世界への波紋。

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普段の様に桂さんの声でと襖も開けて朝食へ。
向かう途中、桂さんが…

「今日から春香?
しばらく騒がしくなるかもなぁ…」

いきなり少し笑いながら言ってきたが。
私には、全く判らない。

んん?
どった、急にだが。
しかも騒がしく?

「そりゃ、桂さん?
一体、何の事だぁ?」

だが、桂さんは、少し笑う。

「きっと理由も、すぐだよ。」

そう言うだけで、今までなかった事だった。
私も不思議に思いながら普段、朝食を。
食べる部屋へ、入った時。

「グッドモーニングじゃ!!
春香さん!!
桂さんから聞いたき!?
ワシの事を、心配してくれちょったと?
じゃが、朝から、やっぱり…
まっこと可愛か!?
ベリーキュートやな?」

凄いハイテンションで、しかも滅茶苦茶な挨拶を。
してきた坂本さんに…
桂さんの言ってた意味も判ったが、もう…

「あははははははっ!!
坂本さんじゃねぇかよ!?
おはよう、ってか…
相変わらずだし?
朝っぱらから…
テンション高!!
だが…
あはははははっ!!
挨拶から、それは…」

すぐ私は、爆笑する。
だが、同時に思う。

いや、だから…
坂本さんは…
英語の前に標準語だっつうの!!

何じゃ、そりゃ…

もう私は、笑いながら…

「あはははははっ!!
ヤベェ…
久々の坂本さんトークに?
もう私は、笑うか…
あはははははっ!!
ツボった…
あはははは…
マジで…
あははは…
息、苦し…」

マジで、ヤベェ…

そう思いながら蹲ると…

「は、春香?
深呼吸、深呼吸だ!!
坂本君!?
真っ先に、これかぁ?
既に春香が、呼吸困難だぞ!!」

慌てる桂さんの声まで、私には…

いや、桂さん…
更にトドメかよ…

「はははは…
こきゅ…
あはは…
いや、そう、な?
はははは…」

「えぇ!?
いや、桂さん、ワシャ挨拶だけやし?
は、春香さんも、どして…
息や、息してくれ!?」

どうにか私も息を、それから…

「いや、もう、大丈夫…
そうな、でも…
あはははは…
坂本さんと、桂さんは…
漫才かよ?
笑いでかぁ?
はぁ、死ぬかと思った…」

二人共も驚いてたが。
部屋の中に居た高杉さんも…
驚いてる顔に私も判る。

「もうマジで、死にかけるから坂本さん?
めっちゃ私も笑うからオモロイんだがなぁ…
前から思ってた事も言うぞ?」

そんな坂本さんすら首を傾げながら…
不思議そうだったが。
どうにか私も、そのまま大きく言う。

「もうなぁ、坂本さんはだ。
英語よりも前にかぁ?
標準語が先だろ、おい!!
もう方言と標準語と英語!?
めっちゃヤベェぞ!!」

「それじゃ、それ!!
ワシャ春香さんに頼みたいんよ!!」

んん?
頼むだぁ?
坂本さんが?

疑問に思うと坂本さんは、すぐ笑いながら…

「春香さんにやき!?
他国の話やな!!
教えて欲しいんよ!!
まぁ、言葉は難しいんやけどなぁ?
ワシャ、一応カンパニーあるき!!
じゃがの、他国の者と話す前にかの?
マナーあるやろ?
他にもあるんやが、言葉もやけど!?
その前にマナーいかんと嫌われちょう?
話す前にマナーいかん!?
やけんど、未来でも、過去でもえぇが。
皆も他国には、言葉もやが、春香さん以外。
誰も、居ないやろ?
まして他国の事を学びとうても、何もなか!!
それやのに他国でも多過ぎるやろ?
言葉もやが、他国の事で、学びたいんよ!!
頼めんかの?」

言ってる意味も一応、私も考えれば…

そりゃ、確かに?
この時代に世界史の教科書?
んなもんねぇだろ、多分?
んで、他国の事なら判んねぇとかぁ。
しかも歴史にも関係ねぇな!!

納得もして、私も笑う。

「おぉ!?
他国の事なら良いぞ!!
そりゃ、他国も多いし?
坂本さんも学ぶ本すらねぇって感じだろ?
んなら私も判るぐれぇなら教えんよ!!
他国なら私も好きだしなぁ!!」

「さよか!!
やっぱ春香さんは、素直で可愛いのぉ!?
ワシャ頑張るき!!」

坂本さんも嬉しそうに笑うのを、私も見た。

んだなぁ!!
私も少しぐれぇ役に立ちてぇし?

「坂本君。
勉強なら食後からで、充分だろう?
春香も先に食べてしまおうか。」

少し桂さんも笑いながら言ってきたが。
意味も判って私も笑う。

それから食事へ。
坂本さんも変わらず、面白い朝食中。
ずっとだった。

**************************

また食後の鐘も聞くと…
桂さんが、また少し笑う。

「春香、少し待っててくれるかな?
せっかくの機会だからね。
私もだが、他国の事ならば、私も学びたいから…」

んん!?
桂さんまでかぁ!?
どった、また…

それから部屋も出ると、確かに少しで戻ってきたが。
また背後、居る人に驚く。

「えぇっ!?
いや、桂さん?
また居るが、いや、ヤベェ!?」

すぐ私は、坂本さんも見るが、笑って…

「おぉ?
何じゃ、土方さんまで来たんか!!
春香さんからワシャ、これからじゃぞ!?」

いや、だって新撰組だぞ!?
うぉい!!
坂本さんまで!?

「春香、飯も食ったかぁ?
薬もだが、後、坂本?
ねっ転がりながら…
何してやがんだ?」

えぇ!?
土方さんまで普通に坂本さんと!?
どうなってんじゃ!!

すぐ桂さんが、私に近付く気配も察した。
だが、私も動かず、見てると少し笑いながら…

「春香、何やら困惑してるが。
前にも土方君は、新撰組から独立しただろう?
だから坂本君も問題ないよ。」

言ってきた内容にと、もう私には…

マジで、独立組織にかよ!?
いや、歴史と違い過ぎるぞ!?
んな記録ねぇよな!!

「ん?
また春香も変な顔だが。
独立したから坂本すら関係ねぇよ。
幕府も関係ねぇし?
まぁ、どこにも属さねぇからな。」

普通に土方さんまで言ってきて私は…
また、そのまま…

「マジかよ!?
土方さんが!!
独立しただとぉ!!
んなの歴史にねぇぞ!?
おかしいだろ?
どうなってんじゃ、ごらぁ!!」

もう大きく叫んだが、他の皆は…
普通に笑ってるのも見る上に…

「春香に私も言った筈だよ?
歴史は、既に大きく変わってると。
だが、春香にも何も影響ないだろう?
既に歴史、史実も含め良い未来へ。
変わってる証拠だと。」

桂さんまで、笑いながら言ってきたが。
私には、やっぱり信じられない気分しかない。

ヤベェ…
もしかして…

私の影響か!?
いや、だが、良い方へ?

私は目を閉じた。
冷静に考える為、歴史も思い出す。

そのまま確認も兼ねて私は…

「ちっと待った、これは…
最終確認だな?
まず土方さんだ!!
独立したってならだ。
幕府を、そっち側の人達…
つまり、幕府側の全員を。
どう思ってんだぁ?
新撰組だけと?
だったら尚更、幕府側に居る武士達。
其奴らを、どう思ってんだ?」

「春香からの…
今の幕府側のか。
根付いたのは、簡単に無理だからこそ。
俺達は逆を、争わねぇ為、常に話し合いだぁ。
相手と判り合う為のみ。
話し合いに武器も要らない筈。
それでも一方的に攻撃してきても…
常に自己防衛のみ。
全部の意見は無理でも落とし所を。
常に最善の為、話し合いを。
今の幕府側にも常にだろ?
薩摩の大久保すら話し合ってんぞ?
武力じゃ意味ねぇんだ。
だからこそ、武力の放棄を、先にだ。」

んだとぉ!?
しかも大久保さんまで!?
幕府へ。

だが、武力放棄しても…

そこで、私も目を開けた。
土方さんも見れば、少し笑ってるのも見るが。

複雑な気分の私は、少し溜息も出た。

「いや、土方さん?
そりゃ、意味ってか?
間違えてねぇが。
無理だろ、やっぱ。」

そう言えば、土方さんも驚く顔へ。

「な、なぜだ?
春香も間違えてねぇと…
言ってるだろ?」

言ってた意味にも私は、充分だった。
余計、複雑な気分になりながら…

「んなの簡単だぁ。
人それぞれってかぁ?
土方さん達は、まぁ…
馬鹿しねぇが。
本当の馬鹿ってのはなぁ?
話し合いってのも絶対、無理!!
何度も言ってるが、人間の本質は欲。
んな馬鹿な連中はなぁ…
もう話し合いっつう騙し合いだぞ?
結局、妥協もしねぇで、すぐだ。
簡単に攻撃ぐれぇ、してくんだよ。
今なら馬鹿将軍でもだろ?
誰が、どう言っても止まらねぇ馬鹿?
んな馬鹿、どうするってんだぁ?
新撰組でもだろ?
確かに独立だって言ってても…
全員が、すぐ賛成したかぁ?
誰かしら、裏を、欲を、隠してっから…
簡単でもねぇ筈だが?」

言えば、土方さんも複雑な顔になった。

「春香、つまり…
既に新撰組の中でも居るんだな?
裏切り者が。」

私は少し思い出すが…

いや、ありゃ…
最初っから違うし?
んな事、普通…

「んん?
土方さんの意味が、判んねぇ…
そもそも、裏切るもねぇだろ?
最初っから違う考えだし?
んなの、新撰組に限らねぇ筈。
何かしらあれば、考えも変える。
変わっちまうのも、そうだろ?
だったら聞くがなぁ…
もう幕府からしたらかぁ?
今の土方さんや大久保さん。
幕府側からすりゃ…
既に裏切り者じゃねぇかよ。」

「な、俺達が、裏切り者だと!?
だが、未来の為…
皆の望む事は、変わってねぇぞ!!」

私が、言った後、土方さんも明らかに、だった。
動揺したのも判った。
だからこそ、目を閉じた。

もう、そのまま私も言う。

「土方さんには、言ってねぇが。
私の持論だぁ。
表があれば、裏がある。
光があれば、闇がある。
その逆も同じ事。
土方さんでも判り易く言うならだな?
常に最善を。
そうやって、常に選んでもだぞ?
必ず、何かが溢れるのみ!!
その溢れた事には、誰も気付かねぇんだ。
更に補足してやっかぁ?
んな溢れたのは、知らない方が、良い。
知ってからだ、知らない方がマシってなぁ。
思う事しか、世の中ねぇんだっつうの。
確かに?
土方さん達も間違ってねぇ…
だが、判ってねぇと思う事を。
もし土方さんに言うならだ。
全て逆も同じだぁ。
光になれば、闇へ。
んな闇の中に居る者達は、救えるが。
今度は、逆へ。
今まで光の中に居た者達は、どうなる?
光の中で、笑ってたのに関わらず。
闇へ、逆にと落とすのかぁ?
んで、裏側に居た者達を、表へ?
んな事すりゃ、溢れ落ちた者達。
今度は、裏側へ?
だからこそ、繰り返すのみ。
常に同じ事だってなぁ。
そして溢れたのには気付かねぇ方が…
皆が、笑える上に、願えんだよ。
だったら、最初から…」

その先を、私は…
なぜか言いたくない気分にもなる。
息苦しい感覚もあったが、続けた。

「もう最初っからなぁ…
闇の中に居りゃ…
んな光もかぁ?
知らねぇままの方が、ずっと…」

「春香ぁ!!
もう良い!!
また気付いてないのか!?」

桂さんの大きな声で、私も目を開ける。
すぐ桂さんも抱き締めてきたが。

「春香は、また苦しい筈。
また痛みを、私には、判ると。
何度も言ってるだろう?
私は、させたくないと。
そんな痛みを、苦しみを、春香に…
私は、させたくないとだ!!」

あぁ、桂さんは…
優しいから余計なぁ…

だが、私の僅かな疑問を。
少し笑って言う。

「なぁ、桂さん?
私はなぁ。
マジで、不思議だよなぁ?
桂さんは、信じてるから…
愛してるってのも判る感じなのになぁ…
どうして私が、愛されるんだ?
どうして私も、この時代で?
どうして私は、ここに居る?
んなの誰も判んねぇだろ!!」

抱き締めてる桂さんの腕が、だった。
僅かに強くなるのに気付く。

「確かに、春香の言う通り。
その疑問は、誰も判らないだろう。
だが、今の春香が、だぞ?
ここで生きて、ここに居る事。
それだけは、事実のみ。
そして愛される理由ならば…」

言ってくる桂さんは、抱き締めてた腕を。
少し緩めて私の顔も見ながら少し笑うと…

「私が、春香を、愛する理由も…
既に言った筈。
春香は誰よりも優しいからだと。
いつも春香は、己より周りを。
春香は、誰よりも、何よりも、優しい心だと。
純粋過ぎる程、優しいのだよ。
そんな春香を、愛さない者など…
本来、私の方が、信じられないのみ。
私には、春香の心も全てが、大切。
大切だからこそ、春香だけを、私も愛してるのだ。」

同じ言葉なのにも私は、気付く。
だから少し笑って桂さんへ。

「そりゃ、逆だろ?
桂さんが、優し過ぎるんだぞぉ!!
今まで、桂さんぐれぇだからなぁ?」

「そうか?
だが、私すら初めてかも知れないなぁ…
優しいと断言する様に言われるのも。
春香ぐらいだよ。」

んん!?
桂さんが!?
優しいって、すぐだろ?
言われた事もねぇと?

桂さんに言われた事に、だった。
不思議に思いながら私も見てると…

「さて、春香?
他国の話を、教えてくれないか?
坂本君もだが、土方君もと聞いた。
私も今後の為、学として知りたいからね。
良い部分も、悪い部分も、両方を、知る事。
前に春香も言ってた価値観すら違うならば…
両方を、知る事で、新たに私もだ。
新たに気付ける事も多い筈。
この中でも春香しか知らないのだよ。」

私しか知らないと!?
確かに!?

世界史関係の本って…
江戸時代にあるとも思えねぇな。

桂さんの言った意味も判って、私すら納得した。

だったらと…
すぐ私も笑って言う。

「んだなぁ!!
私も他国の話も好きだし?
知ってる事は、教えんぞ!!」

坂本さんと、土方さんも、何やら動き出す上に…
高杉さんと、桂さんまで、だった。

ちゃぶ台っぽい?
大きめなテーブルっぽいのを。
押し入れから引っ張り出して設置を。
更にノートっぽい紙と筆を。
それぞれが、準備する様子も私は、見てて思う。

何だぁ、おい?
学校の勉強会みてぇだな…

「何つうか、どした?
急に四人ともが?
めっちゃ、お勉強モードかぁ?
んな大した話もねぇのに…」

皆に言っても今度は高杉さんが。
なぜか複雑な顔で…

「いや、春香?
こんなのは、普通だぞ?
他国の事を、学びたくてもなぁ…
俺すら学べる場所も、ねぇんだ!!
だからこそ一切、聞き逃さねぇ!!」

一応、私も考えるが。

つまり、学校とかでもねぇ…
駅前留学ってかよ?

そう思いながら…
なぜか、他国の授業になった感じだった。

**************************

だが、他国でも多いしなぁ…
私も世界史でも多過ぎる?
四人を見ながら閃く。

「うん、そうだな!?
一番、簡単な手段で、効率的にだろ!?
だったら、今、この場でかぁ?
一人、順番にだ!!
もう何が、どう、判んねぇかも?
私にも判んねぇからな?
一人ずつ、順番に質問形式。
その質問に対して、私が、全部だなぁ?
答えれば、四人同時に全部の疑問を。
また、全部の学習になるっぽいぞ!!
知らない事ばっかだろうし?
全部の学習になるから尚更だ!!
んじゃ、開始!!」

すぐ四人共、驚いた顔になったが。
視線も動いたのに私も察する。

真っ先に坂本さんだった。

「ならワシから春香さんへ。
質問すりゃ、ええのか?
他国に関してなら、やっぱ言葉かの?
その言葉は、国で、違う筈やろう?
やけんど、他国同士は、どうやって会話を。
まぁ、話し合いやろう?
言葉が、判らんと、いかんのにか?
どうやって話し合うちゅうかも…」

確認も含め私も聞く。

「一応、確認すっけど?
坂本さんの疑問ってのは…
簡単に言えば、多い他国!!
それぞれの言葉が、違う中。
どうやって話し合い。
つまり、最初も含めて会話、言語だな?
判らない筈なのに、なぜってかぁ?」

少し坂本さんも驚く様子もしたが。
すぐ頷きながら…

「そうなるかの。
春香さんの言う通りやろう?
国で言葉も違うがよぞ?
やけんど、やり取りしちゅうやろ?」

一応、世界史も思い出しながら…
そのまま、私も答える。

「んなの他国からしたら簡単だろ。
世界共通の言葉って言えば、判るかぁ。
国際語ってのが、この時代でもあるだろ?
国の言葉は、あくまで国内のみ。
他国は、共通で、使う言葉を。
つまり言語な?
その言語は、各国が、共通して使うからこそ。
国際語って感じの言葉だが。
それさえ覚えてりゃ、どこの他国でも会話…
えっと、話し合いも可能だぞ。」

坂本さんは、凄く驚きながら…

「そう言う言葉が、あるやと!?
その言葉だけ、国際語って事でやな!?
先に習得して、やり取りしちゅう言うのか!?
そん中で、更に国の言葉も覚えられるき!!
やき、他国同士では…
良う解ったぞ!!
ワシも、その国際語も先に、やろうな!!
納得したき!!」

そう言った後、なぜか桂さんは手を。
上げてから私へ。

「春香?
次は、私からの質問で良いか?」

そんな様子に思わず、私も笑う。

「あははははは!!
桂さん?
手は上げなくて良いぞ!!
質問も大丈夫だし、順番だからなぁ?
問題ねぇよ!!」

桂さんも手を下げてからだった。

「私の場合、春香から聞いた事だが。
他国では、女性を大切にすると。
理由も確かに納得した事。
新たな命も女性からな上に、未来の為。
望んで産むのだから、尚更。
だが、大切の意味を、具体的にか?
簡単に大切と言っても、この国すら春香へ。
誤解されたくないのもある。
男が、女に暴力など、許されない筈。
当然の事にも関わらず。
他国は、もっと違うと?」

また桂さんらしい質問に私は…

「あははは、確かに?
優しい桂さんらしいっちゃ、らしいが。
一応、簡単に確認もすっけど?
他国と、この国でかぁ?」

「まぁ、そうなるか?
春香も言ってただろう?
この国で、致命的だと。」

不思議そうな桂さんへ、私も答える。

「確かに、桂さんの場合。
そもそも、原点!!
判ってねぇ感じっぽい?
簡単に言えば、男と女!!
身体全て、違うのも当然だろ?
だがなぁ、女の場合、特に注意しねぇとかぁ?
健全な身体じゃねぇと、子供も産めねぇ…
その上、常に変化するからだ。
つまり、子供の頃に必要な栄養も、そう!!
大人になってから必要になる栄養も異なる。
必要な栄養が、足りてねぇと身体すら不完全。
んな状態で、子供でも産んでみ?
産後に死ぬ可能性、また産まれた子供すら弱い。
病弱だったり、障害すら持って産まれ易くなる。
だが、産む母体である女性が!!
健全なら全く違うだろ?
健康で、丈夫な子を、産後すら適切な対応を。
そうすりゃ、新たな健康な子すら何度も産める。
だが、母体である女性へ、適切な対応もしてねぇ…
んなの、簡単に死亡する確率すら跳ね上がるぞ?
産まれた子供、産んだ母体。
下手したら、どちらも死亡かぁ?
更に言っちまえば、成長期の大切な時期!!
んなの、女に限らねぇが、労働させてみ?
男女共に20歳までは、成長するが。
20歳後は成長も止まるのみ!!
逆に徐々に老化へ。
なのに成長中の大切な時期にかよ?
女へ、栄養も駄目、更に身体すら駄目?
しかも、んな事すら全く判んねぇでかぁ?
この国は常に女を、見下して?
更に売り買いして、育児すら助けねぇのかぁ?
産後なら女の身体なら特に、危険だぞ?
未来の医学でも最低、一ヶ月の安静は、常識!!
そして女によって栄養も違うなら母乳のみ?
もう子供すら病気に感染する可能性だけじゃねぇ…
栄養不足で、この時代、この国じゃ医学も低過ぎる。
産む数が、どれだけ多くても死亡する数も増える。
他国だったら、女に対して必死になるのも当たり前。
だからこそ、医学も含め真っ先に女へ、適切な対応を。
常に新たな命の為、未来の為、守る動きのみ。
にも関わらず、この国は、どうだぁ?
もう致命的だろ?」

桂さんは、更に慌てる上に…

「そ、そんなにも他国は!?
いや、だが、春香も、なぜだ?
医学まで、知ってるのか!?
その通りで、産後の場合、女性も…
危険なぐらいは、私も知ってるが。
しかも子供の成長段階まで、異なると!?」

もう私は、笑いながら言う。

「あははははは!!
言っとくが、私も医学分野の取得してねぇぞ?
んなの一般常識程度のみ!!
あははははっ!!
だから言ってるだろ?
この国は、致命的な事すら気付かねぇまま?
何も変わらず、未来で、ようやくかぁ?
既に遅過ぎて終わってるってぇの!!
そんな事ばっかしてっから今度は、不妊だしなぁ!?
あはははっ!!」

驚いた様子で桂さんが…

「待て、春香?
今度は、続けた結果。
何だと、不妊ならば、つまり子供が!?」

素直に頷きながら、私も答える。

「んだな、簡単に言えば?
まぁ、これも女に限らねぇが。
子供が、出来ねぇ身体へ。
だから望んでも産まれねぇ夫婦も多いらしいな。
流石に結婚した事ねぇし?
詳しくねぇが、病院、えっと、医学な?
不妊治療の為ってか、子供を、産む為の治療かぁ?
馬鹿な男も雑魚ばっか、大抵、駄目なぁ。
私にも容姿のみ!!」

急に桂さんは、複雑な顔になると…

「やはり致命的どころでもないな。
しかも、また春香へ?
そして、今の話ならば…
春香も栄養が、足りてないだろう?」

その言葉に私も驚いて咄嗟に…

「待ったぁ、桂さん?
飯の問題じゃねぇぞ!?
私も必要な栄養素だけだが、最低限!!
ちゃんと摂ってたぞ!!」

だが、桂さんは首を横に振ってから…

「いや、この時代での食事も再度!!
春香の場合、見直してだろう?
もっと食べて貰わないと。
だが、私の質問も終わりだ。
とても参考になった。」

何だとぉ!?
もっと食べ…
いや、今だって!?

「あはははははっ!!
小五郎の言う通りだな。
春香の場合、やはり飯だろう!!
もっと食わせろ?
徐々にで良いが。
ならば、次の質問を、春香にしてぇが?」

笑い出した高杉さんの意味も判って…
一応、微妙な感覚で言う。

「飯は、関係ねぇと思うが?
今度は、高杉さんかぁ。
だが、もう他国の事だぞぉ!!」

また高杉さんは、笑ったが。

「春香へ、俺からの質問だな!!
勿論、他国の事だから安心しろ?
他国にある武器だがなぁ…
もし春香が、だぞ?
相手へ、攻撃でもなく、単純に武器のみ!!
処分しようと考えたら、どうする?
話し合いの事、坂本が、国際語の事も聞いてた。
話し合いに武器は、要らん!!」

んん?
武器のみ?
しかも処分だぁ?

また私も確認する。

「高杉さんの場合、武器だぁ?
この時代って意味か?
未来のか?
それでも全く違うだろ…」

何やら高杉さんも考え出したが。

「一応、今の時代だな。
未来の場合、不可能な筈。」

今まで考えた事もない高杉さんの質問に…
私も目を閉じて、考える。
そのまま…

「この時代、その武器のみ?
んなの威力は、大した事もねぇが。
大抵は、原始的な武器だとしても…
この時代じゃ…
結局は、銃器かぁ?
剣やら、槍みてぇな武器は、微妙だが。
私だったらだと!?
まぁ、全部とか無理でも?
原材料だろうな、大元。
武器の製造する為に使う材料。
それさえなきゃ、増えねぇか?
代用品も多いとしても…
この時代だと、やっぱ火薬関係だろうな。
だが、火薬でも多過ぎるぞ?
旧式程度だったら、もう水でも、ぶっ掛けりゃ。
着火も出来ねぇが、新型の銃器だったら意味ねぇし?
他国の場合、大砲も結局は…
砲撃させなきゃ良いだけか?
未来じゃ、意味ねぇが…
あんま、したかねぇが、トラップ、罠だろうなぁ。
相手の武器に仕掛ける方法。
もし相手が、攻撃の為、銃器を、こっちに使おうとだ。
した際にだけ、暴発させれば、自爆のみ。
自業自得だが、広範囲になりゃ…
地盤、地面だろうな、もしくは、地形での策のみか?
んでも巻き込まれたヤベェ。」

一応、私も目を開ける。
驚いた顔の高杉さんへ。

「全ての武器は不可能だがなぁ?
高杉さんへ、言えるならかぁ?
武器になる原材料の没収だ。
んなら武器自体、他国も作れねぇ。
だが、そんなのしてたらキリがねぇよ?
もうある武器に関しては、使う段階で暴発のみ。
着火する武器なら火だ。
水でも、ぶっ掛けりゃ、終わるが。
この時代じゃ、空爆までは、まだだろ?
だったら、大砲のある地面へ。
罠でも仕掛けて一気に崩落へ。
海だったら船だし?
船も沈めたら終わりだろ。
戦艦の底に罠を、沈没させりゃ終わるか。
どれにしても、使う段階になったら駄目だし?
大きな争いでも、だがなぁ。
地形も見りゃ、いくらでも罠だけなら簡単だろ。
それしか手段もねぇぞ?」

もう全員、驚いてたが。
高杉さんだけ首を横に振ってから…

「武器の原材料を。
つまり、処分よりも生産を。
大元を絶てば、増えない上に、増やせないからのか?
確かに、その通りでもあるが。
更に春香は、普通に言ったが、罠と?
しかも銃器には水と、地形、戦略すら見抜いてか?
だが、罠でも地面を!?」

凄く驚いた様子の高杉さんだったが。
私は疑問しかない。

「んん?
戦略もねぇよ。
普通、相手が、だぞ?
攻め込んでくるなら、攻めてくる足場だろ?
んなの、でっかい落とし穴じゃねぇが。
判ってんなら事前にだ。
仕掛けちまえば、攻められねぇだろ。
意外に水の威力も馬鹿に出来ねぇぞ?
例えば、そうだな…
台風ってか、スゲェ大雨の時な?
んな時、川とか、どうだぁ?
あんなん意図的に水だけで、多い人数だったら…
一瞬で、流されんぞ?
雨とか降ってなくても川の水だって塞き止めてかぁ?
もし水だけ放水したら水流だけで、全滅だぞ?
簡単だが、規模も大きいからなぁ?
計算ミスって、巻き込まれたら自滅すっけど。」

そこで、高杉さんは、目を閉じた。
そのままで…

「そうか、あの嵐でも、つまり…
地形、自然すら活かした戦法を。
春香の場合、動かず、学のみ。
それだけで…
なるほど、しかも無自覚?
とんでもねぇ…」

んん?
今度は、どった?

目を開けた高杉さんは、少し笑いながら…

「充分、春香!!
俺も判ったぞ!!
武器すら要らんからこそ大元だな。
納得もしたぞ。
だが、こんだけの学は…
確かにスゲェな、おい!!」

素直に感想まで、言われた私は…
微妙な感覚になりながら思い出す。

いや、多分?
ゲームもしてたからっぽい?
まぁ、でも…

一応、そのまま、私も高杉さんへ。

「言っとくが、高杉さん?
私の場合だぞ?
実際の戦争、あ、いや…
殺し合いみてぇな争いな?
見た事もねぇ…
あくまで遊びってか、それだけの…
まぁ、知識って程でも?
ねぇから多分、実際のは、何も判んねぇよ?
だから高杉さんも参考程度。
実際の争いじゃ、遊びとも違うだろ?」

高杉さんに言ったのだが、全員だった。
驚いて無言になった上に、考えてる様子へ。

どうにかと言う様子で…

「なるほど、春香の場合。
知識のみ、更に国の争いも見てねぇと…
一応、納得した。
俺も気を付けるぞ。」

言いながら紙に何か皆も書き始めるが。
そんな中、土方さんも手を上げた上に…

「俺だろ、次!!
春香、俺もだぞ!?
他国の気になる事も多いんだぞ!!」

なぜか、興奮してる様子に見えた土方さんへ。
もう私まで、また笑って言う。

「あはははは!!
土方さんまで…
めっちゃ子供っぽい!?
だから手まで、上げねぇで良いっつうの!!
しかも、どんだけ…
あははははは!!」

土方さんも素直に手を下げると…
だが、急に真剣な顔へ。
なったのも私でも気付く。

「春香、俺から真っ先に重要だからこそ…
聞くんだが、俺のって言うよりも?
俺達の場合だ。
常に防衛のみ!!
だが、もし他国からの一撃のみでかぁ?
そんなので、皆が、だぞ?
死んじまったら俺達の防衛すら意味ねぇ…
もう最初にする防御手段のみ、だろ?
その上に仲間も守る為、話し合ってる者も含め守る為。
その手段としてだなぁ?
他国から守る為かぁ?
勿論、この国は、武力放棄する。
その中で、他国から真っ先に守る為のみ。
春香なら、どうする?」

正直に私は、土方さんの言葉に感心した。

守る為のみ…
武力も使いたかねぇと?
だからこそ尚更か!!

そして私も目を閉じて、考える。
他国から皆を、守る手段を。

だからこそ、私もと…

「土方さんが、マジってなぁ。
判る私も、マジで、考えるぞ…
まんま言うが、この時代でも、だろ?
皆の事も守る為、本来、武器すら持って…
話し合いする時点で、駄目。
だったら話し合いの前だぁ。
まず相手を、そして言動を、良く見る事を。
んで、武器に関してもマジで!!
所持してねぇかの確認を。
してからの話し合いのみ。
だが、話し合ってる間も予防として…
常に相手の弱点も事前に、そん中でも情報戦だろ?
最初の直で、してくる攻撃なら…
話し合いの場でも常に一緒で、防衛のみ。
逆に情報も含め先手だったら初撃は、回避可能へ。
誰が、どこを、狙ってるか見極める事だ。
んな大抵、騙そうってかぁ?
嘘でも良いが、してくるクズ共の共通点!!
予想外の意図してねぇ事を、敢えて言われると。
咄嗟に警戒心を、更に考える為のみ。
僅かだが、挙動不審にならねぇ程度でも…
視線や、指先、些細な変化としても出す。
すぐ切り替えたとしても違和感だけは、残る言葉へ。
私の場合、相手の目だ。
目は口ほどに物を言う。
その通りだろうな、単純に本心だけ隠す為のみ。
だが、内心違う場合、相手の目すら違う。
騙す相手ってのは、騙す相手の予測した言動のみ。
だからこそ、不意に予想外な事でも言われた時。
表面上は、どうにか装っても内心、騙す為のみ。
相手の意図すら読もうと言動のみ。
場合によって、話すら逸らす為のみ。
別の誤魔化しを、笑って言うのみ。
んな笑顔に騙されんな、上手い話に騙されんな。
こんなん常識だが、んな都合の良い話ばっか?
時代も、国も、関係ねぇし、あり得ねぇ…」

言った後に驚いた顔の土方さんも見ながら…
改めて、私も続ける。

「さっきの土方さんは、守る為の目を。
だからこそ、私も考えたて言ったが。
んなの当たり前だろ?
常に都合良い話ばっか?
簡単に相手の機嫌取りのみ。
んで機嫌良い相手へ、頃合いも見計らって…
つまり、隙を、その時に重要な事を。
誤魔化しながら騙す。
そして騙す相手も選ぶんだ。」

すぐ土方さんの目も変わったのに、私でも気付く。

「騙す相手も選ぶだと?
それは、具体的にだと、どんな相手になる?
もし春香が、狙う相手でも良い。
勿論、春香が、しねぇのは、俺でも判るぞ?」

んだなぁ。
私も嘘を?
んなの絶対…

僅かにクズ共も思い出して怒りも湧くが。

「あぁ、そうだな?
私は嘘が、嫌いだぁ…
土方さんも知ってんだろ?
んなクズ共は、逆にか?
狙う相手も弱い者だけでもねぇ…
一番、狙う相手、余裕のねぇ者へ。
金に余裕もねぇ…
生活に余裕もねぇ…
時間に余裕もねぇ…
んな困ってる相手を、真っ先に狙う。
更に欲もある相手を、そして出来ねぇ者を。
理由も簡単だぁ。
余裕ねぇ者なら目先の欲に騙される。
んで、更に余裕もねぇからこそ。
目先の欲に惑わされる。
欲に惑わされ、更に焦るからこそ…
もう判断する時間すら、何もねぇ…
だからこそ、騙されんだ。
常に余裕もあれば、誰かへ。
相談を、考える時間を、いくらでも方法もあるが。
全て余裕が、あるからこそ冷静に判断も可能へ。
んな余裕が、ある者に関しては、常に騙されねぇ…
人間の本質は欲だ。
その欲が、満たされてねぇ者へ。
自分自身で、納得してねぇ者へ。
甘い言葉の嘘で、欲って、罠にも気付かせず。
常に騙してくるのみ。
この時代だったら権力だの、金だの、贅沢な暮らし。
んなので、アッサリ騙せるだろ?」

土方さん以外も動揺したのも見たが。
もう私は、目を閉じた。

そのままで、冷静に考えながら私も言う。

「坂本さんも含め全員か。
確かに他国について、だったが…
恐らく、他国の事だとしても…
あくまで、この国に必要な事のみ!!
もう私の好きな他国とも違うな?
他国の良い面は、多過ぎるにも関わらず…
良い面として言ったのは、桂さんのみ!!
他の三人は、他国対策としての参考のみ。
だとしたら、簡単だな。
勉強になるのも事実で、嘘にもなってねぇ…
だが、そうなれば…」

目を開けて、私も溜息を出す。

未来の為ってかぁ?
だが、皆の狙いは…

少し私も考えて驚いてる顔の皆へ。

「そう、未来の為にか?
確かに桂さん以外で嘘もねぇ…
だが…」

理由も判って私は…

「I understand.
Everyone just wants information from me.
Is it just information from other countries?
Why ask me?
I wanted to tell a good story about another country.
I wanted to tell an interesting story.
I hate boring time.
Shall we stop talking about other countries?
That is better.」

判らないだろうと思いながら…
意味だけ英語で皆に言った。

『私は判った。
皆が、私からの情報を求めてる。
他国の情報だけですか?
なぜ、私に聞くの?
私は他国について良い話をしたかった。
私は面白い話をしたかった。
退屈な時間は嫌いだ。
他の国について話すのを止めましょう。
その方が良い。』

それに桂さんだけが、僅かに…

「春香?
全ての意味は、判らないが。
なぜと?
つまり、なぜ、私達が、聞くのか。
それを、だろう!?」

少し私も驚くが、目を閉じて答える。

「That's right!!」

『その通りだ』!!

やっぱ桂さんだけっぽいなぁ…

「ワシは、違うき!!
春香さん、待ってくれ!!
ワシも、国際語って言うがろう?
言いゆう事は、判らんし…
やけんど、そげな事だけでも、ないぜよ!?
もっとワシは、他国の面白い話もやき!!
聞きたいんじゃ!!
まだワシすら聞いた事も、一つだけちや?」

何だと!?
面白い話を!!

確かに…
坂本さんは、一つ。
しかも言語についてだけ…

坂本さんの声で、私も目を開ける。
少し笑ってる事にも気付いた上に…

「春香さんも、やろう?
ワシらの質問、全員からやし?
やけんど、それぞれ、一つのみ!!
最初の疑問だけを、皆も言うただけやぞ。
そげな事、最初に言うのも普通やろ?
面白い話も、これからやったのにか?
もっとワシも聞きたいんじゃよ!!」

坂本の言ってる意味に、私も考える。

最初に疑問を。

そりゃ、普通、私も?
そうなるっぽい?
皆も順番だし?

考えれば、簡単だと納得して私も少し笑う。

「そうなるか!?
悪りぃな、私の早とちりかぁ!?
坂本さんの言う通りっぽい?
皆からすりゃ、判んねぇ事を。
ただ、最初に聞いただけかぁ!?
んだな、私も、それぞれ、一つのみ。
んだけしか言ってねぇし?
さっき、私も言った意味だが。
つまんねぇ話は、嫌いだってなぁ!!
やっぱ他国でも面白い話!!
私も、してぇんだって言った感じだぞ?
直訳しても…
『なぜ、私に聞くの』って感じだろ?」

四人共、少し驚いた様子もしたが。
すぐ視線も合わせてから少し笑うのも見てると…
真っ先に高杉さんが、私へ。

「当然だぞ、春香!!
俺も面白い話が、一番、好きだからな?
あはははははっ!!
確かに学ぶのもあるが、面白い方だろ?
春香も俺と同じか?
だが、疑問を、真っ先に普通、聞くぞ!!
俺達の方が、春香より他国の事すら殆ど。
知らん!!」

すぐ桂さんも近付いてくると、少し笑いながら…

「あぁ、晋作の言う通りだろう?
逆に春香は、普通に知ってるから余計。
退屈だったかもしれないが…
私達の方が、知らないからこそだよ。
これから坂本君も、しばらく藩邸に居る。
最初は、春香からすれば…
他国の話でも退屈かもしれないが。
良ければ、もっと様々な面を、だ。
私達に教えてくれないか?」

言ってきた事にも充分、私も判った。

皆より私が、だろ!?
知ってるから余計…
だが、桂さん達の方からしたら…
そりゃ、そうだ!!

納得しながら私も笑って桂さんへ。

「んだなぁ、これからって感じだし?
桂さんも言ってんなら尚更だろ!!
また間違ってねぇ!?
どんだけだぁ?
あははは!!
だが、スゲェ納得したぞぉ!!」

皆も笑うのも私は、見てた。
思う事でもあった。

私の場合。
逆に皆の立場へ、だろうな。
そうしないと、平等じゃねぇ!!

**************************

その後。

皆と一緒に笑いながら他国の話を。
しばらくすると、土方さんは帰ったが。
坂本さんは、たまに藩邸から出る程度。

でも他国の話すら楽しく話せる様になった…
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