メンタル病んでる事は判るが、歴史までは判らねぇよ!!

蒼真 空澄(ソウマ アスミ)

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第一章:深い闇からも必ず。

12.そんな未来は許さないが、それでも徐々に。

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タイムスリップしてから…
もう正確な日数すら判んねぇが。

私も徐々に食事もマシかぁ?
でも…
あの薬!!
もうスゲェ最悪だがなぁ!!

今日も桂さん達は話し合いらしい。
だから奇兵隊の皆と訓練っぽい事をしてるが。

「なぁ、春香さん。
さっきのは…
どうやって避けれんだぁ?」

すぐ私は気付いて笑って答える。

「おぉ、あれかぁ?
簡単だぞ!!
相手の重心が片膝にあったろ?
だったらなぁ!!
反対側に動けば単純に相手側がだ!!
動きがズレんだよ!!
その隙に反撃か、相手の動きを。
止めちまえば良いだけだな。」

聞いてきた一人は少し驚きながら…

「そうか!!
だからかぁ?
あの時だよな?
相手の動きが遅くなったし?
見てた俺でも判ったぞ!?」

私にも意味が判って笑いながら言う。

「あははははっ!!
大抵は持ってた木刀を。
そっちばっか見てっからだぞ!!
それになぁ?
武器よりも身体の動かし方を。
そっち見りゃ先読み出来んだよ!!」

「でも…
早過ぎるとなぁ。
やっぱ武器を警戒しちまうが。」

そう言ってから考え出したのも見た。
私も少し考えるが、そのまま笑って言う。

「確かに、そん気持ちは判っけど。
だが、早いにしてもかぁ?
最初の動き方だぞぉ!!
所詮なぁ、んな武器だって相手の動きを。
先読みしてたら受けねぇだろ?
だから相手の武器より先に動きを。
それだけ見りゃ、相手の力量すら判んよ。
ヤベェ時は逃げるが勝ちってかぁ?
んな、わざわざ危ねぇならなぁ。
逃げる中でも周りに居る相手の動きを。
逆手にして避けりゃ当たらねぇし?
やっぱ武器より動きを見た方が安全だぞ?」

聞いてきた一人が凄く驚いた顔で言った。

「逃げるが勝ち!?」

んん?
スゲェ驚いたが?

私は不思議に思いながら普通に言う。

「どったぁ?
急にだが。
んなの当たり前だろ?
ヤベェ時は退散だぁ。
明らかに強い奴にかぁ?
突っ込んでくのは馬鹿だぞ?
しかも怪我じゃ済まねぇよ?
だったら最初から見極めて退散だぁ。
そうすりゃ次に同じ相手とかぁ。
遭遇した時に策すら対応も出来んだろ?
わざわざ、その場に拘らねぇな。
その方が有利だろ?」

「そ、それは…
確かに…
春香さんの言う通りだな。
逃げるが勝ちか。
でも、そうすりゃ次の時には対応もだし?
そうだな!!
凄く納得したぞ!!
ありがとな!!」

そう言って笑うのを見た時。

「おいおい…
何だって春香にばっか。
群がってんじゃねぇよ!!
しかも俺も聞いてたがなぁ。
無駄死にするぐれぇなら逃げろってかぁ?
いつも俺が言ってんだろうがぁ!!」

高杉さんの大きな声で私も振り向くと。
微妙な顔の高杉さんが居たが。
桂さんも一緒だった。

そんな桂さんも複雑な顔で言ってきた。

「晋作。
これは訓練内容も考えた方が良さそうだな。
既に春香が指導状態だぞ?
それと春香?
そんな指導までは…」

私は笑って桂さんへ普通に言う。

「あははははっ!!
桂さん、何も私は問題ねぇよ!!
んな指導って言う程でも?
全くねぇし?
んな事よりもかぁ?
先に致命的な事だろ?
早く変えといた方が良いぞ!!」

二人共が少し驚いた顔もしたが。
すぐ桂さんが考える様子になるのも私は見てた。

「春香?
その致命的な事とは…
何を?」

んん?
気付いてねぇのかぁ?

私は不思議に思いながら答える。

「んなの簡単だろ?
桂さんだって判る筈だし?
奇兵隊の皆がだろ?
動きは、まぁ…
悪かねぇがなぁ?
団体行動が既にパターン化してんぞ?
んなの相手が気付きゃ普通にヤベェんじゃねぇの?
先読みして罠でも仕掛けときゃ、一瞬で全滅すんぞ?」

桂さんは明らかに驚いた顔になったが。
更に高杉さんも驚きながら、すぐ言ってきた。

「待て、春香!?
パターン化だと?
つまり、それは…
皆の動きが既にか!?
決まった動きを無意識にしてる状態か!!」

んん?
無意識だぁ?

私は不思議に思いながら確認も兼ねて聞く。

「高杉さん、そりゃ…
あれかぁ?
何も指示してねぇのか?
だったらマジでヤベェだろ。
多分なぁ、訓練でもかぁ?
いつも同じ仲間だけ。
いつも同じ訓練ばっか。
だから勝手に皆が決まった動きを。
んなの数回、見りゃ判んよ?
もし相手にかぁ?
気付かれたら終わっちまうぞ?」

高杉さんも驚いた顔もしたが。
でも、また簡単に理解した様子で…

「そうか!!
訓練時。
既に組み合わせでか。
決まってるからこそ!!
だから皆が慣れて動きも…」

すぐ高杉さんは桂さんの方を向いて…

「小五郎!!
意味は判るな?
もう訓練時刻も含めて常に変更だ。
慣れた動きじゃ意味ねぇぞ。」

「晋作、私にも判った。
これは時刻よりも組み合わせ、だろう。
随時、変更させる。」

そんな二人の会話も聞いてた私は納得もしたが。

なるほど。
人数が多いからなぁ。
チームみてぇな感じかぁ?

でも…

「ちっと二人共にかぁ?
そりゃ、もっと駄目だろ?」

私が言うと、すぐ二人共が驚いた顔で見てきたが。
その顔を見て判ってない事にも気付いた。

だから少し呆れながら私は二人へ指摘を言う。

「あんなぁ?
一応、聞いてたから二人共に言うが。
随時、訓練で変更だぁ?
んな事したら今度はなぁ。
それぞれ実力もバラバラ。
更に動きまでバラバラ。
んな訓練、意味すらねぇぞ?
常にバラバラだぁ?
んで?
もし敵と遭遇して争ってみろよ。
連携すら取れねぇバラバラ集団?
んなの余計に駄目だろ?
団体行動の良さは連携があるからこそだ。
それすらねぇ団体ならなぁ?
もう私が一人。
単身で動きゃ、すぐバラバラ。
んで?
他を動かしたら速攻で全滅だろうが。
つまり、連携の強さすらねぇ烏合の衆。
なら訓練ではバランス…
えっと、各自の長所を。
見極めてから組み合わせんだよ。
長所と短所。
んなの誰にでもあんだろ?
補いながら連携すっから団体の強さが跳ね上がる。
そうすりゃ隙も減んだろ?」

二人共が驚いた顔はしたのは見たが。
すぐ、また理解した様子だった。

「春香の言う通りだな。
それは俺が各自の力量を見極める。
そっから訓練内容でもだ。
俺が動きを見れば…
更に、だろう。」

冷静に高杉さんが言ったのも私は見てたが。
桂さんは、まだ何か考えてる様子にも気付く。

「どった、桂さん?
何か判んねぇとか?」

「あぁ、いや…
なぜ春香は、すぐ気付いた?
確かに団体行動すら意味がない上に…
今の指摘も的確だった。
だが、春香は確かに皆と訓練はしてたが。
それ程、多くないだろう?」

私の方が良く判らない質問でだった。
そのまま言う。

「んん?
いや、桂さんの質問の方がちっと私にはか?
良く判んねぇけど…
んなのは別に?
どんなんでも同じだぞ?
奇兵隊に限らねぇし?
大抵グループ、いや、あれだな。
仲間が決まってんならかぁ?
どんな競技、争いっつうのとも違うが…
全部、同じ事だぞ?
大抵の皆が勝とうとする動き。
それしか、してこねぇし?
まぁ、簡単に言えば?
もう相手の狙ってる場所が判んならかぁ?
んなの判ってるからこそ簡単に防げるし?
相手の動きも読み易いだろ?
逆に私は前にも言ったが。
勝負は嫌いだ。
だから最初から勝つ気もねぇし。
したくもねぇがなぁ。
もう余計に見えるだけだぞ?
団体の場合は、特に判り易いし?
一人の方が好きに動けっから尚更だな。
全て独断で動けるから楽だぞ。
私からすりゃ少し見れば問題すらなかったし?
団体に囲まれても余裕だったが?」

桂さんは少し驚いた顔になるが。
また考える様子で言ってきた。

「なるほど。
だが、それは…
つまり春香の場合。
相手の狙いが読めるからこそ。
分析も含めて早いのも判った。
そして単独だからこそ、か…」

そこで桂さんは、目を閉じるのを。
私も見てたが、そのままで聞いてきた。

「春香?
ならば、団体相手でも常に一人で?
相手を、してたのか?
普通、危険だからこそ避ける筈。
それなのに、なぜだ?」

んん?
なせだぁ?

少し私も思い出しながら答える。

「そりゃ…
私の場合かぁ?
別に雑魚相手、束になろうが問題ねぇ。
それに相手の力量も判るし?
大抵なぁ。
そう言う馬鹿な雑魚共はなぁ。
桂さんみてぇに聞いてこねぇよ?
真っ先に集団で取り囲まれっから…
当たり前だが逃げ道すらねぇだろ?
だったら、もう私がサッサと終わらせるか…
ある程度、相手の動きを。
所詮、烏合の衆。
もう乱せば、自滅すんだけ。
まぁ、んな事、未来でもかぁ?
良くあった事だぞ?
どの時代でも馬鹿な雑魚だけ?
なぜか変わんねぇのかぁ?
でも、んな雑魚共は大抵なぁ。
集団になると強気でだ。
必ず女には負けねぇって言ってくんだぞ?
それなら私も自己防衛だし?
しゃあねぇだろ?」

私が言うと桂さんは、目を開けたが。
なぜか複雑な顔で首を横に振った。

更に、そのまま私を見て言ってきた。

「確かに春香の強さならば私にも判ってる。
だが、団体で取り囲まれるからと?
だから逃げ道がないと…
一応、春香の理由も判ったが。
それでも、これは…
春香へ、私から先に言わせてくれるか?
もう、この時代でならば、尚更。
そんな事など、私が一切させん。
だから春香に武力は必要もない。
そして今の春香ならば…
目的も変わってるだろう?
今ならば、私との約束だけを。
守ってくれてれば、問題ない。」

そんな桂さんの様子も不思議に思うが。
聞いてから一応、私も考える。

まぁ…
確かに?
そうなるっぽい?
目的も、そうだが。
約束も忘れてねぇし?

そもそも…
桂さんは強いからなぁ…

納得もして少し笑ってから私も桂さんへ言う。

「そだな!!
桂さんは強いから尚更ってかぁ?
私でも勝てねぇし?
言ってる事も判ってるが。
でも、こりゃ、桂さんもだろ?
もしヤベェ時はなぁ。
私も手助けぐれぇ、出来んぞ!!
それに目的も、約束も忘れてねぇし?
まぁ、桂さんの場合かぁ?
大抵は話し合いとかで?
何とかしそうだなぁ!!
私の場合は、下手だから…
余計に、だったが。
それも一応、良く俊介に怒られてたぞ!!」

そう言うと桂さんが少し笑うのを、私も見た。

「それは…
確かに春香より私の方が。
相手との交渉、出来そうだがな。
だが、春香の場合…
そうなるか。
私とも最初から春香は…
納得も出来る事でもあるか。
それでもだよ。
もう春香は心配すらない。
既に私も、言ってるだろう?
私が守ると。
そして必ずだとな。
春香とも約束してる事。
それだけで充分だよ。」

それを、聞いて思い出すのもあって笑う。

「勿論、私も忘れてねぇぞ!!
それに桂さんは嘘も言わねぇのもだ!!
充分、知ってっからなぁ?
まぁ、でも?
私の場合は、この時代だとかぁ?
下手に動けねぇのも判ってっし?
特に問題も、ねぇだろ?
大抵、桂さんと一緒に居んじゃねぇか!!」

「そうだな、本当に春香は…
素直で、嘘も言わないからなぁ。」

そう言って桂さんは、少し笑いながら…
また私の頭を、優しく撫でてきた。

「それに春香?
また近々、店巡りへと行こうか。
私が藩邸から出て、する事も多少あるが。
いつも藩邸ばかりでは、春香も。
つまらないだろう?」

おぉ?
また、あの店ばっかの?
あの場所へかぁ!!

そうだなぁ。
私も少しだが。
色々、判ってきてっし?

でも…

「桂さんが出んなら…
まぁ、私も町っぽいとこでかぁ?
知る事も多いから良いが。
でも何か、あっから桂さんも出んだろ?
私も詳しく判んねぇが。
桂さんの方は、大丈夫なのかぁ?
いつも大変そうだろ?」

そう私が、言うと。
桂さんも変わらず、優しく笑って言ってきた。

「私のする用事は、大した事ではないよ。
そんな事まで…
春香が、気を使う事もない。
最近は私も話し合いばかりだ。
気分転換にもなる。」

それを聞いて少し私も考えるが。
だったら問題ないと思って頷きながら言う。

「確かに?
最近は良く判んねぇが。
色々、話し合いをかぁ?
桂さんの方が、気分転換は必要だな!!
私の場合はなぁ。
こりゃ、桂さんにも言われるが。
徐々にってやつだろ?
特に私も急いでもねぇし?
知らねぇ事ばっかだから。
あんま気にすんなぁ!!」

「春香は…
本当に優しいな。
私へ、までか?
だが、そうして笑うのならば…
それだけでも私は嬉しいよ。」

いや…
私よりかぁ?
桂さんの方が単純になぁ…

気付いてねぇのかぁ?

そう思うと私は余計、笑えた。
だから、そのまま笑いながら言う。

「あはははっ!!
そりゃ、桂さんの方が?
優しいだけだろ!?
わざわざ忙しいのにかぁ?
まぁ、気分転換の意味は判っけど。
私まで、気にすっし?
んなだとストレス、あぁ、いや?
気苦労かぁ?
んなので、ヤベェぞ!?」

「春香が、そうして笑うのを。
私は見てるだけでも…
充分なのだよ。
本当に春香は優しいのもだ。
私も充分、知ってるよ。
尚更だろう。」

私が桂さんを見れば、笑ってるのも判った。

なぜか判らない感覚も、するが…
それを考えても私には判らなかった。

「小五郎。
春香も藩邸へ戻ってろ?
俺は先に奇兵隊の方だ。
済ませてからだな。」

高杉さんの声に気付いて見れば…
明らかに私でも笑ってるが判る。

んん?
もう組み合わせかぁ?
まぁ、早い方が良いだろうしな。

意味も判って私も頷く。

それから普段から使う部屋へ。
桂さんと一緒に私も着いて行った。

**************************

時は遡り…
一方、桂小五郎。

皆も含めて春香と朝餉を済ませた後。
すぐ全員で話し合いを始めて居る中でも考えるが。

あんな僅かでも、だろう?
春香は…

何度も春香の言った言葉を思い出す。

やはり春香は…
学が多い事は充分。
だが、確実に一つは明確。

真っ先に坂本を見た。

「坂本君。
あの僅かでも充分だった。
かなり春香の話は聞けたが。
それに春香も気付いてない。
ならば尚更でもある。
だが、あんな話ならば…
もう明確、既に他国からだ。
この国は騙されてる筈。
そして恐らく…
坂本君も、だろう?」

坂本も考えてる様子で言ってきた。

「せやな。
ワシの持っちゅうピストルも…
やろう?
こりゃ他国が、わざと、やろ?
見逃しちゅうだけや。
やけんど、春香さんは…
まっこと凄い話やったが。」

すぐ意味は判る。
考える為、目を閉じた。

どうにか私も春香の話を。
頭の中で整理するが。

「小五郎。
もう、あんな僅かでもだ。
情報が多過ぎる。
これは一度、全員が、判る事を。
それぞれ出していく方が、纏め易いぞ。」

晋作の声で目を開けて見ると。
そんな晋作も、また目を閉じたままだった。

私も冷静に考えるが…

「そうだな、晋作。
あの僅かでもだ、既に多過ぎる。
ならば、私から気付いた事を。
今から言う。」

そこで改めて目を閉じた。
また春香を思い出しながらも…
判る事だけを言う。

「春香が言ってた事でだ。
私が判る事ならば…
すぐ判るが、教養。
つまり、学が、既に多過ぎる事。
これは未来だからも含まれるだろうが。
この国に限らないと言う意味。
もう他国を含め、既に世界まで知ってる事になる。
坂本君の使った他国の言葉。
それすら春香は簡単に使い熟してる様子に見えた。
しかも、それを国際語と、春香は言った。
ならば多くの他国で、共通して使われてた。
または、使う言葉だろう。
だが、更に春香は言った。
未来では普通だと。
春香でも5カ国程度のみと。
他国の者達と話す事が好きだとも。
国が違うからこそ価値観すら違う。
だからこそ面白いのだと。
そして真っ先に、私でも驚いた事だったが。
この国は、今すらだ。
他国の方が良いと。
理由まで、その場で春香は言った。
その内容も言われてしまえば…
その通りだろう。
他国は既に纏まってる上に国同士の争いを。
だが、この国は、国内すら纏まってない。
明らかに致命的にも関わらず。
春香の居た未来では…
恐らく、技術が発展したからこそ。
たった一発の攻撃のみでだ。
一瞬で、数万単位で死ぬ程。
春香の言葉ならば、外交とも言ったが。
つまり、国同士で解決させてるだろう。
流石に私でも、ここからは…
もう予測しか出来ないが。
そこで春香の言った言葉だ。
この世界には多過ぎる国があるのも判る。
そんな多過ぎる国同士でと争いもしてる事。
それすらも春香が、言ってた。
小さい国なら数発で、国すら一瞬だと。
そして、この国は…
春香も言ってたが小さいのだ。
鎖国の事すら簡単に言った。
その理由も島国だからこそ出来るだけだと。
ならば、他国側からすれば、既に、だろう。
この国よりも技術も含め圧倒的に強い上に…
今ですら狙ってる訳でもない。
ただ見逃してるだけ。
これは、もう完全に春香の言ってた他国の欲。
それにと繋がるだろう。
そんな他国側は、わざと、この国へ。
友好的に見せながら近付いてるだけの事。
単純に言えば、この国へ。
利用価値の有無を、見定めてるのみ。
本来ならば、いつでも攻撃して滅ぼす事すら簡単。
そんな他国の思惑にすら、この国は気付けない程。
更に、もう私の予測でしかない補足を言う。
春香の様子からでも判り易いが。
今の危機的状況をだ。
どうにか私達の志で回避したのだろう。
だからこそ、国としては無事であり、未来へ。
繋がったからこそ。
この国では歴史となり、春香が。
苦手であっても学んだ史実へ。
だが、春香の現状…
確かに国としては、未来も無事に残ったが。
狂った最大の謎が判らない。
以上だ。」

そこで、私は目を開けた。
一度、息を吐き出してから皆も見れば…
全員が目を閉じてた。

「小五郎。
充分、俺も納得する上に意味も判った。
俺も同じ意見だ。
もう、そのまま言うぞ?
春香は判り易いから簡単だったが。
俺達が幕府を終わらせる為。
動いてる事も含め正しいからこそ。
この国は、残る。
だが、さっきの春香で判った筈。
この国は、他国の思惑にも気付いてない。
俺も予測しか出来なくてもだ。
恐らく、他国に利用されてる事も気付かず。
そのまま進んだ先、春香の居る未来へ。
更に小五郎も言ったが、その流れの中。
この国もだが、技術ばかり発展する。
今から追加で、俺が言う理由。
明確に皆も判る。
それは春香の持ち物だ。
小五郎も含め、この場では誰も触れてないが。
真っ先に俺が、春香へ、聞きながら触れた。
まぁ、小五郎には怒られたが。
あの僅かで充分、判った事を、今から言うぞ。
春香の居た時代、未来の技術は途轍もない。
さっきの春香が言った一発でとも聞いてだ。
俺は簡単に納得した。
判り易い例で言えば文でも良い。
あんな物すら不要。
いつでも、どこでも、誰とでも。
連絡も含め、一瞬で可能。
春香は電話、連絡に使う物だと言った機械を持ってた。
それすら手の平程度の大きさの機械だった。
補足するならば、そんな連絡に関して紙も筆も一切、不要。
これは俺へと説明する為、春香自身、見せてくれたが。
とんでもない技術力だった。
電話にも使える機械の性能と同様な事まで、出来る。
また他の機械へ、同期させると。
普通に春香も言ってたが。
ならば、春香が、持ってない物へも可能だろう。
俺へと判り易く教える為だろうがな。
板の様な機械へ、春香は文字すら普通にだ。
指先で触れたのみ、文字を表記させた。
その機械で、表記させた文字をだ。
電話と呼んだ機械には、一切、触れず。
一瞬で文字を、複写させたのも俺は見た。
俺が複写に驚けば、春香は何でもない様子で言った。
文字に限らず、複写は全て可能だと。
これだけ発展した技術力がある中。
小五郎の言った通り。
国同士で、争いがあるとしたら…
もう想像するだけで、俺は恐ろしいぞ?
また小五郎は、言わなかったが。
さっきの春香が言った事で、判った。
それは未来の世界人口が、70億と。
春香は、意味ねぇと言ってたがなぁ?
世界人口を知ってるなら良く春香が世界と言う意味。
もう、この国に限らない。
つまり、春香は世界の歴史も知ってる事になる。
だとすれば、全てに納得も出来るからな…
この国へ残った歴史、世界にある歴史。
その両方を、春香は知ってるからこそ。
他国の思惑すら知ってるんだ。
だが、春香の言った事で、他国の思惑。
小五郎の言った通りだろう?
だが、この国は騙されてる事も知った。
知った今からならば、変えられる筈。
そして相手が、既にならば、迂闊にも動けない。
それでも知った俺達が、しなければならない事。
次は何が、一番の問題かを、見つけなければ…
俺達は同じ誤ちを繰り返すのみ!!
あの春香が、されてた様な狂った未来など…
例え全てが狂ってなくてもだ。
そんな事には出来ない!!
以上だ。」

晋作も目を開けるのを見たが。
僅かに怒りすら出てるのも判る。

確かに春香の持ち物をだ。
晋作だけが、触れてるのも知ってる。

どうしても春香へ。
され続けた事を、考えれば怒りも湧くが。

同じ誤ち、その歴史を、
また繰り返してしまう!!

そう思いながら私も…
冷静に晋作の言葉を聞いて考える。

だが、確かに晋作の言う通りだろう?

それ程の技術力などで、争えば…
もう想像すら恐ろしいだけ…

なるほど。
この国、その歴史だけでもなく…
春香の場合、世界の歴史か。

そうでなければ、普段から春香も、だろう?

この国に限らないと。
他国すら同じだと。

良く言う言葉でも…
春香の場合、世界と良く言う理由にもなる。

私でも納得、出来た。

「ならば、次に私で良いかな。
桂さん、高杉さん。
二人の言った事へ。
私も理解した。」

武市の声で視線だけ向けるが。
僅かに殺気すら漏れてるのにも気付く。

だが、目を閉じたまま武市も言ってきた。

「二人が言った事でも、その予測。
確かに未来の全て、判る訳ではないが。
私でも全て納得も出来る事だった。
既に他国が、この国を、利用する為のみ…
つまり、既に騙して動いてる理由にもだ。
春香さんの言葉と、高杉さんが言った事。
完全に当て嵌まる。
あの時すら春香さんは普通に言ったが。
他国の言葉を、簡単に使い熟してたのも事実。
それと同時、春香さんが、この国に関してもだ。
単語だけ出しても多過ぎるが。
鎖国の件、薩摩、長州、土佐、幕府。
同じ国の中で喧嘩ばかりと。
その通りだろう?
国内すら纏まってない今だぞ…
他国側の事でも正しい。
国同士の争いのみ、全て自国の為、また世界。
また大陸側からと。
この国は、島国だから出来ると。
他にも拳銃の事すら簡単に春香さんは言った。
この国で、簡単に拳銃を知ってるのも他国を。
つまり、世界すらも春香さんは知ってるからこそ。
未来で、この国に居ても世界の歴史を学んでる発言だ。
だが、まだ、この場に出てない事としてだが。
私も気になる事を出すならば、春香さんの言ってた言葉。
この時代でも所詮、『旧式』の銃だったら尚更。
意味がない。
そう言ってた、だろう?
更に古い銃でも負けるから意味ないと?
龍馬が持ってる銃。
それを、春香さんは一度も見てないのだよ?
にも関わらず。
龍馬が持ってる銃すら所詮、数発程度と?
護身用にすらならないと具体例まで、簡単に言った。
だとしたら答えも、理由も、だろう?
龍馬が持ってる銃すら他国からすれば…
旧式、意味すらない程度の威力。
そう他国から判断も、されてるからこそ!!
わざと友好的に騙しながらも接触してる筈。
春香さんは更に言った、刀でも同じだと。
もう完全に他国から既に技術でも負けてる上に…
利用目的で、接触してる事すら明らかだろう!?
そして私達が、幕府も終わらせたとしてもだ…
完全に他国から利用されてる事も見抜けず。
更に技術のみ発展する中にある。
春香さんの居た未来へ…
狂った事すらも明確!!
今の私は、それすら見抜けなかった己が、だ!!
あの何も悪くない春香さんが、だろう?
ずっと常に痛みと苦しみばかり。
受け続けさせた結果を?
そんな未来へとした、己の全てが許せん!!
また春香さんは、嘘を言わない。
だとしたら今すら他国の方が安全と。
判断された理由もだ。
私すら全て納得も出来る事を。
簡単に、あの場で春香さんは言った。
この国は、どれだけ愚かな道を歩むのだ?
ならばこそ、唯一、私が出来るのは今だ!!
その原因は必ず、ある筈!!
その誤ちを見つける事のみ!!
桂さんと同じで、私も覚悟しよう…
絶対に狂った未来へなど許さん!!」

怒りすら抑えられない様子で、だった。
武市も言って目を開けたが。
もう私が見るだけでも明らかに殺気すら…

怒りの理由も私でも判る。
だが、どうにか怒りを抑えて言う。

「武市君。
もう充分、意味は判る。
だが、冷静にならねば尚更。
誤ちは判らない。」

そう言うと武市の視線にも判るが。

「あぁ、桂さん。
判ってる。
今ならば、桂さんの怒りすらもだ。
こんな事、私も絶対に許せん。
だからこそ…
最善を、だろう?」

そう言って殺気を、抑えた武市だったが。
また目を閉じた。

「次はワシでええか?
やけんど…
皆の怒り以上あるがぜよ…」

坂本の声に気付いて見ると…
目も閉じてるが、
すぐ雰囲気まで違うのに判る。

「もうなぁ。
ワシすら許せんだけやぞ…
皆の言うた事やったら、判っちゅうよ。
もうワシも同じ、騙されるがよぞ?
そがな事を。
もうワシすら絶対、許せん!!
もう判るきこそ余計にやろう!!
ワシらへ売ってくる武器!!
全て他国からは、古いきやろう!!
要らんのを買わせて、更にやぞ!?
こん国、その中で、争わせ…
しかも、わざと、やろ!?
いつでも攻撃すら出来るがよぞ!?
もう、ただ自滅させる方が、楽やき!?
そんで有利な時や!!
上手う使う為のみ!?
そがな事は許せる筈もなか!!
ワシャ決めたき!!
薩摩、長州、土佐、幕府、そがな全部やぁ!!
ワシが動き回っちゃる!?
そして国をじゃ、絶対に纏めちゃる!!
更にあるのぉ…
今は仕方ないき、幕府討伐には必要な武器を。
騙されて買うてもええが。
ワシャ他国の目的すら探るきな?
危ない橋も判るきや。
じゃが…
そがな未来は望んじょらんのやぁ!!
春香さんは、何も悪うないがよぞ?
そがな春香さんを。
どいて苦しめるがぜよ!?
ずっと痛うて苦しゅうさせた結果ぞ!?
ふざけんやない!!
ワシすら同じに決まっちゅうやろうがぁ!!」

すぐ意味は判るが。

「坂本君!!
危険過ぎるぞ!?
前も言った筈!!
それは春香の存在が…」

「判っちゅうよ!!
桂さん!!」

坂本が怒鳴る様に声を遮ると、睨んできたが。

「桂さん…
ワシも本気なんちや。
やけんど幕府討伐には武器が。
どしても必要なんや。
そがな幕府も、ある限り…
既に春香さんも居んのじゃぞ!?
じゃけんワシも…
そんまで、決して他国へ。
判らせんぞ。」

どうにか私も冷静に考える為。
再度、目を閉じる。

坂本の言う通りだろう!?

幕府討伐を、先に、しなければ…
春香は居ない!!

「判った、坂本君。
本気な事も充分にだ。」

そのままで、春香も私は考えるが。

やはり…
まだ糸口すら判ってない!!
何かしら必ず、だろう!?

それなのにか!!

「武市先生。
また全員へ、です。
そのまま…
言わせて下さい。」

岡田の声で、目を開けた。
声の方を見れば、岡田すら目を閉じたまま…

皆も岡田を見た事も判るが。
先に武市が、だった。

「岡田。
僅かでも良い。
気になる事は、言うべきだ。」

それから岡田も目を開けたが。
一度、全員へ、視線だけ向けた。

「俺には、学もない。
これは武市先生に限らず。
この場では皆の方が上。
充分、判ってます。
だから今の話を、俺が全て判らなくても…
皆の方が判れば良いのみ。
でも俺が気になった春香さんの言葉を。
それを誰も言ってない。」

何だと!?

そのまま岡田を見てると再度、皆へ。
視線を向けたが、また目を閉じた。

「俺には理由すら判らない。
でも気になる。
俺の場合、言うよりも…
全員へ、聞きたい事にも、なる。
春香さんは嘘を言わない。
そんな春香さんが言った言葉を。
そのまま言う。
『特に日本は問題が多過ぎる』と。
そう春香さんが言ってた。
だから俺は最初、今。
この国には問題が多過ぎる意味と。
そう思った。
でも春香さんは…
外を眺めながら言ってた。
その時、春香さんは、世界の話を。
いや、未来の世界。
その話が、正しいと思う。
なら俺の意味も違うと感じた。
春香さんが言ったなら未来の…
この国すら問題が、多過ぎる意味になると?
学のない俺には、もう勘のみ。
更に思い出せば…
春香さんが言ってた意味も変わってしまう。
『今すら』他国の方が安全だと?
それなら『未来も』他国の方が安全だと?
でも…
そんな大きい問題なら…
なぜ、誰も気付かない?」

岡田の言葉に動揺するが。
もう岡田以外、全員が、だった。

驚いた顔になるのも見たが。
すぐ私は、春香も思い出す。

そうだ、春香は必ず!?

せめて気付いた事だけと、私も言うが。

「岡田君!?
それならば、春香の場合だ!!
未来の…
この国しかない!!
いつも春香は、世界と、国すら螺子だと。
未来の事や、世界、外を眺めながら言うのだ。
だが、今すら?
また春香の意味も、か?
今すら、ならば…
逆に今より酷くなる方へ。
更に誰も気付かず。
しかも他国からの思惑すら気付かず。
常に技術ばかり発展された、この国の未来。
そこが、春香の居る未来か!?
それでも…
おかしい、だろう?
あれだけ春香には、学も、あるのだぞ?
春香も言った、それが普通だと?
つまり、春香と同等か、それ以上の者達が…
未来には居る筈にも関わらず。
その者達すら気付かないだと?」

また冷静に考える為、目も閉じた。
それから春香を、何度も思い出す。

まさか…

「そんな、まさか…
そう言う意味まで、か!?
だが、春香の言葉ならば嘘も…
確かに…
完全には狂ってないが。
もし、そのまま先へ?
だから…」

「小五郎!!」

晋作の声で、私は目を開けた。

皆が見てる事の意味も含め判るが。
私は認めたくない感覚で、どうにか言う。

「いつも春香が言う言葉…
その意味にも、なる。
人間の本質は欲しかない、と。
更に良く言う言葉へと、繋がるのだ。
皆が変わらない方が良いと。
だが、春香も…
更に言ってる言葉へ。
皆が、欲で変わると、常に言ってる。
つまり、このまま先にある春香の居た未来。
この国では、皆が、欲のみ。
その為だけにしか動かない者達ばかりへ。
だから大きな問題が、あるにも関わらず。
未来の場合、この国では…
気付く学が、ある者達にも関わらずだぞ!?
欲のみで、常に判断を、する者達ばかりへ。
だから問題すら、わざと!!
解決させないのだろう?
そうなれば、尚更、国内も狂うばかり。
そんな狂った、この国よりも春香は…
『未来』でも他国の方が良いと。
『この時代』すら他国の方が良いと。
そう判断したから、だろう?」

全員が、驚いた顔になるのも見た。
だが、もう私は、すぐ春香の悲しい顔を。
更に泣き叫ぶ姿を、思い出す。

尚更、我慢も出来なかった。

「そんな未来は絶対に駄目だぁ!!
国だけ残って何の意味がある!?
完全に狂っていくばかりでか?
そんな狂った国ならば…
春香を助けた側の者達すら、だろう?
居なくなるだけ、だろう?
そして春香と同じ様にか!!
己の子すら簡単に気分次第でと?
命など関係なく機械の螺子と?
常に己の欲しか考えず。
わざと問題すら解決させず。
都合の良い時しか動かない者のみ!?
ならば、私達の目指してる先!!
完全に真逆だろう!?
あの春香へ。
あんな事すら平気で出来る者達のみ!?
そんな国など、私は絶対に許せん!!
どれだけ今まで多くの者達が…
未来へと必死に命懸けで?
繋げてるにも関わらず。
何も悪くない春香にかぁ!!
己の子へとまで…
平気で傷付ける!?
気分次第で、痛め付ける!?
監禁までして、更にとかぁ!!
そんな者達ばかりの国など!!
許せる筈もない!!」

「小五郎!!
まだ話は終わってねぇ!!
落ち付け!!」

怒鳴る晋作の声で私も、どうにか抑えるが。
目を見て意味も判った。

息を吐き出してから、首も横に振る。

「だが、今ですら糸口も…
どうすれば春香を。
なぜだ。
他国の思惑に気付けたが。
どの最善かすら…」

「それこそちや!!
桂さんも、やぞ!!」

坂本の大きな声に気付いて見れば…
少し笑って言ってきた。

「桂さんや。
また気付いちょらんと?
ワシャさっきじゃ。
僅かにだけどな?
気付いたんやぞ?」

また私が!?
気付いてないだと!?
春香の事でか!?

だが…
さっきの話を、考えても…

「桂さん?
未来の事じゃなかとよ?
春香さんや。
まっこと羨ましか!!」

坂本の声で見るが。
今後は複雑な顔になってた。

そのまま見てると…

「ええか!?
さっきの僅かのみ!!
そんだけでじゃぞ?
他国の思惑に気付けたんは、桂さんが!!
ワシに言うたからじゃろ!?
すぐじゃったが。
そがな桂さんが、春香さんを!!
判っちゅうき試すって言うたんやぞ?
どきゃんして逆は、気付かんのじゃ?
春香さんは、桂さんを!!
無自覚じゃが…
信じちゅうがこそぜよ!!
やき春香さんが未来の鍵なんやぞ!?
それすら桂さんしか判らざったんちや?
春香さんを。
見ちょったらワシすら判るき!!」

春香が、私をか!!

いや、だが…
あれは…
春香は、全く判ってないだろう?

それに…

「いや、坂本君?
確かに私から言った事だが。
それに春香は、坂本君にだけだ。
なぜか無警戒になるからこそ。
僅かで判ったのだぞ?
坂本君でなければ…
他国の思惑すら判らなかった筈。
春香の理由までは、判らないが。」

そう言うと坂本が驚いた顔になった。
更に大きな声で…

「またか!?
げに気付いちょらんと!?
桂さんが!?
春香さんもワシに無警戒なんのも?
じゃが違うやろ!!
やったら、またワシが言うちゃるぞ!!
ええか!?
あの春香さんがぞ!?
警戒どころじゃなかと!!
春香さん自身からやぞ!!
触れてくんは、桂さんのみ!!
他の者でもええが?
春香さんが、警戒すらなくやぞ!!
笑って触れてくんは、桂さんだけやろ!?
無自覚じゃが…
春香さんは判り易か…
知らんからこその無自覚じゃな?
やけんど、普通なら逆じゃろ!?
いつも春香さんは、言うとるがや?
『私に触れるな』とやぞ?
ワシかて警戒は、されんがの。
一切、触れてこんぞ!!」

意味は気付くが。
一応、春香の事も考えながら…

「坂本君、だが、春香の場合。
触れられる事を、嫌がる理由も…
充分、私も判ってる。
それに、あの様子ならば…
子供のまま、だろう?
意味すら単純に嬉しいからのみ。
他は全く判ってない。」

そう言うと皆も驚いた顔になるのを見た。
すぐ晋作が、首も横に振った。

「小五郎!?
また気付いてねぇだと!?
本当かぁ!!
あの春香は、嬉しくてもだぞ!?
あんな事をするのは、小五郎のみ!!
それなのに…
もう馬鹿としか言えん!!
春香は無自覚だが。
僅かでもか?
春香自身からだ!!
誰かに近付く事すらしねぇんだぞ?
更に、だぞ?
小五郎の言う通り嬉しいからだがなぁ…
あんな行動すんのも小五郎だけ!!
じゃねぇかよ!!」

その事も、すぐ考える。

確かに春香は…
しないな?

真っ先に警戒。
更に避けて近付かない。
ふと意味に気付くが。

「いや、待て、晋作!?
春香は…
恐らく、私にか?
さっきもだぞ。
世話になってるからで…
まして、あの様子ならば。
更に未来へと。
私にも不可思議な現象は、全く判らないが。
それなのにか?
私は無責任な事も出来な…
いや、しない!!」

全員、驚いた顔のままになったが。
なぜか全員、目も閉じたのを見た。

「確かに桂さんならば…
無責任な事も、しないと。
私も判るがな?
もう、これは…
私すら判るにも関わらず。
つまり桂さんの場合。
春香さんが未来へ、戻るからと?
だが、もし春香さんが、戻らないならば…
どうなるのだ?
もう既に春香さんは充分。
歴史へ、影響してるが。
全く今すら問題ないのだよ?
未来は逆に良くなるのみ。
そして春香さんは、この時代でだとしたら…
桂さんは、ずっと春香さんを、一人へ?」

春香が!?
ずっと一人!?

「武市君!?
私は春香を!!
一人に、しない!!
もう約束すら、してる!!」

「なら小五郎?
春香を一人には、しねぇならだが…
未来へ戻れねぇ春香をか?
どうすんだ?
しかも…
既に小五郎がしてた約束だがなぁ。
あれすら春香の為のみ!!
だろうがぁ!?
小五郎が、春香を。
一人に、したくねぇから言っただけ!!
全く探す気も、ねぇだろ?
すぐ判るぞ、おい!!」

一応、晋作も見るが。
意味にも充分、判る。

そ、それは…

「し、晋作?
あの場では、確かに?
春香を、一人に、しない為で…
それでも、あの約束が、あれば!!
春香も生きる!!
一人にならず、目的も明らかに、だぞ!?
私の方は…
全く考えてなかったがな?
だが、春香には、一番だろう!?
それに探せば、春香も必ず…」

「桂さんや?
ならワシ、まんま聞くがの?
そがな春香さんが、じゃな?
他の男にか?
笑って安心してる様子が、浮かぶかや?
他の男へ。
抱き付いて笑う姿が?
浮かべてみぃ?」

微妙な顔で坂本も言ってくるが。

他の男に?
あの春香が!?

いや、だが、私が?
勝手には…
それに春香が、笑うならば…

「坂本君、だが…
確かに浮かばないがな?
まだ春香は…
判ってないのだぞ?
探してもない、だろう!?
それに春香が笑うならば尚更…
まぁ、いつまでかも判らんが。
それでも春香ならば、充分!!
愛される事は、判る!!
今までが、おかしい!!
あんな春香を。
傷付ける者達が、信じられん!!
その春香が、笑うならば、尚更だろう!?」

「こんの…
大馬鹿がぁ!!
意味が、違うってんだよ!!」

晋作すら怒鳴った事に私も考えるが。

意味が、違うだと!?

そのまま晋作を見てると目を開けた。
更に…

「小五郎が、だぞ!?
既に言ってんじゃねぇか!!
なぜ気付いてねぇんだ?
武市も言っただろうが!!
既に春香は歴史へ。
影響を、だぞ?
もう充分、与えてるのに無事!!
ならば、問題すらねぇ上に…
未来も良くなるのみ!!
更に小五郎も、だろ?
完全に春香しか!!
考えてねぇだろうがぁ!?
春香も無自覚だが。
それは仕方ねぇとしても?
だったら春香が!!
未来へ、戻れるとしてもだぞ?
小五郎は、何かぁ?
春香に笑顔で!!
未来へ、戻せるのかよ?」

私が、あの春香を!?
未来へ、戻る時!?

考えた時、すぐ春香も浮かぶ。
意味にも判るが、私は目を閉じた。

「晋作…
確かに笑えないかも、知れないが。
それでも私が、諦めなければ…
未来が、変われば、春香も、だろう!?
そして、春香ならば…
変えた先の未来ならば…
春香は愛される!!
春香は笑う!!
春香は『幸福』になれる筈。
だからこそ、未来を。
この国も変えるのが、私だろう!?」

そう…
私が、諦めなければ!!
春香も必ず!!

それなのに糸口さえ…

「桂さん。
ならば…
私から聞く事へ。
答えてくれないか?」

武市の声で、目を開けたが。
複雑な顔で言ってきた。

「桂さんは、春香さんへ。
笑って『幸福』の中にと、望むからこそ。
今すら未来を、変えると言ったが。
桂さん自身は、春香さんが…
居なくなる、または消えてしまった時、だよ?
桂さんは『幸福』の中で、笑えるのか?」

あの春香が!!
消えるだと!?
しかも、それなのにか!!

私の『幸福』など!?

「あの春香が!?
消えるならば、私の『幸福』など!!
望む筈ない!!」

「それが、既に『答え』だろう?
桂さんのな。」

すぐ武市も少し笑って言った。

だが、私は…
そのまま武市を見てると。
また少し笑った。

「桂さんは、そう。
確かに無責任な人では、ない。
私も充分、判ってるからこそだが。
今の桂さんが、言った事は…
春香さんと『同じ』だろう?
今の春香さんは、判らないと。
さっき私達へ、言うまで、ずっと一人。
幸福すら望まないと。
私も春香さんから既に聞いてた事。
誰も信じない。
誰も愛さない。
一人で生きれると。
だが、春香さんは、変わろうとしてる。
一人ではなく『幸福』を、探すと。
そして高杉さんも言ったが。
春香さんの場合。
絶対に信じられると思える相手のみ。
僅かにしか話せてない私でも、春香さんがだ。
優しい事も充分、判るのだよ?
そんな春香さんが、桂さんも一人で。
更に笑わない姿を、見たら…
あの春香さんが、笑う筈も、ないだろう?」

あの春香が!?
笑わないだと!?

ならば、私は…

「私すら見てた事で、簡単な答えだよ。
桂さん?
そんな『桂さんの幸福』も決まってる筈。
それは『春香さんが笑う』事を。
常に、だろう?
今の春香さんは、無自覚でも…
桂さんへは、無警戒。
桂さんへは、近付く。
桂さんへは、触れてくる。
桂さんへは、笑う。
つまり、桂さんを。
無自覚でも信じてるからこそ。
してるのみ。
既に『桂さんだけ』なのだよ?
常に春香さんは『桂さんのみ』しか居ないのだ。
ならば『春香さんの幸福』も同じ筈だろう?」

武市の意味に気付いて…
完全に私も動揺する。

「な、えっ?
いや、だが…
春香は…
知らない、筈。
更に、だろう?
それに時代すら未来から…
春香の場合、歴史でも?
私が、春香を?
いや、どうなる!?
変わって、いや、変わらない?
また私か!?
それは…」

すぐだった。

「あはははははっ!!
やっぱ駄目だ、小五郎が…
俺も耐えられん!!
あはははははっ!!
もう馬鹿過ぎるだろ?
春香しか考えてねぇのに…
小五郎自身すらだろ?
今すら気付かねぇのか?
あははははっ!!
歴史?
そんな事、今更、関係ねぇんだろ?
どんだけ、既にかぁ?
春香の存在!!
影響してっと思うんだぁ?
既に新撰組の土方や沖田すらだぞ?
更に坂本や俺?
奇兵隊の皆、武市も含めて多過ぎてもか?
今すら春香は、変わらねぇぞ!?
あははははははっ!!
それで、小五郎も、春香のみ。
春香も、小五郎のみ?
しかも、どっちも無自覚だぁ?
勘弁しろって…
あははははははっ!!」

晋作が爆笑した。
だが、私には…
信じられない気分しかない。

「晋作!?
だが、春香の存在は!?
未来なのだぞ!?
もう何も判らん!!
もし春香が、消えたら…
どうするのだ!?
絶対に私では…
ない筈!!
そして、そんな事だけは許さん!!」

「くっ。
桂さんの気持ちも判るが。
私も含め、もう既に変わってる筈。
それでも春香さんは、消えない上に…
未来からならば、常に今すらも、だろう?
私達が、更に最善を。
未来すら良くする為のみ。
更に春香さんへ、最善を。
桂さんも選ぶからこそ、変わらないのだよ。
流石に私も予測しか出来ないが。
春香さんが、この時代へ、来た時点。
そこから全て、未来へ。
流れすら変わる筈。
既に歴史も変わってる。
ならば、もう新たな未来へ。
動いてるのだ。
だからこそ、春香さんも消えず。
春香さんの言葉ならば…
世界すら変わってしまうだろう?」

武市の言葉を、私も聞いて…
必死に考えるが。

それでも…

「いや、武市君。
確かに春香は、私だけと…
だが、恐らく、違う!?
春香は、判ってない。
さ、坂本君にも、だろう!?
春香は、そう、警戒しない。
ならば、ただ…
私しか知らないからこそだ!!
他の者と触れ合えば、春香は…
誰からでも愛される!!
いくらでも可能なのだ!!
私以外でも『幸福』は、探せる筈!!」

少し驚いた顔を、武市も、晋作もしたが。
坂本を見た。
そんな坂本は、少し笑いながら…

「確かに?
春香さんの理由まで判らんけど。
警戒せんのも、やっぱ桂さんやろ?」

な、何!?

全員、坂本を見たのも判る。
そんな中でも坂本は笑って言ってきた。

「ワシと桂さんが、じゃな。
あん時は、まぁ…
ワシもか?
いきなり春香さん、やったきな?
ワシャ現れてからか?
げに驚いて僅かに警戒したけんど。
言葉が、判るきやったし?
やけんど、ワシャ動かず。
桂さんやったろ?
春香さんへ、ワシャ何も言わず。
離れて、真っ先に桂さんが、やろ?
話を、対話しちょったやろうが。
まぁ、ワシも見ちょったし?
春香さんには、怒鳴られたがのぉ…」

私も最初の春香を、思い出す。

確かに、そうだな?
いきなり怒鳴られたが…

「やけんど、それでもやろ?
ワシャ何も言わず、見ゆうのみ。
常に桂さん、やったろ?
春香さんに名乗ってからやし?
春香さんと対話しちょったやろ?
まぁ…
そんでも、怒鳴られてたがのぉ?」

すぐ私も思い出す。

知らなかったとは言え…
最初から春香は、凄かったな…

「そがな春香さん、やろ?
もう桂さんへ、やったぞ。
ワシも覚えちゅうが。
春香さんが、いつもや。
言う言葉ぞ?
私は、私だと。
まぁ、やっぱ怒鳴ってじゃったが。
くっ、思い出しても凄い女子じゃ!!
そがな状況まで、桂さんも、なったろう?
そっからや。
もう明らかに春香さんは、やった。
桂さんを、睨み付けて?
警戒どころじゃのうなってなぁ…
完全に無視して、動こうしたろう?」

すぐ思い出して…
一応、私も複雑な気分で頷くのみ。

「くっ、わははははっ!!
もう耐えられん!!
あん時すら桂さんが、やろう?
そりゃ、焦っちょったぞ?
そんで、桂さんに、やろ?
もう春香さんは、話そうともせん。
やけど春香さんは、動こうとしたきな?
そこからワシちや!!
ワシは見ちょったのみ。
やけんど、二人の話も聞いちょったし?
春香さんは、桂さんの言葉すら無視。
やきワシが呼び止めたんやろ?
ワシも見ちょったき。
笑いすら耐えながら先に名乗ったぜよ?
そがなしたら今度は…
あん時は、判らざったが。
まっこと春香さんが、驚いたろ?
無言で、ワシを見ちょったし?
見るのみや、もう笑うしかなか!!
それからワシは、笑いながら言うたき。
桂さんの言う通りじゃけんと。
悪いよう一切せんと。
今だけじゃと。
安全な場所に移ってからでも充分じゃろと。
そんだけしか言わざったやろ?
春香さんは、判っちょらん中でやな?
一応かの、長州藩邸へ。
着いてきたけんど。
そっから高杉さんにも、やろ?
珍妙、言われて春香さんは、無言で、やろ?
去ろうとまでしたのぉ。
そん時すらワシは、何も言うちょらん。
もう簡単じゃき!!
ワシャ春香さんが怒る言葉すら何も!!
言うちょらん。
長州藩邸でも、じゃろ?
桂さんと高杉さん。
二人が話す時は、聞いちょっただけ。
春香さんは、判り易いき。」

晋作も複雑な顔になるのは気付く。
同時で、私も思い出す。

坂本も複雑な顔に、なったが。
続けてだった。

「まぁ…
あの時すらも、やろ?
春香さんがのぉ。
もう言う言葉、姿だけでや。
ワシすら痛々しいだけやったよ…
どうにも春香さんすら出来んかったき、やろ?
やき…
己自身で、腕を切り付けた。
そやのに、笑うて言うたろ?
苦しいよりええと。
痛い方がええと。
そがな春香さんは、笑いゆうがぜよ?
ワシは、落ち付かせるしか…
出来んかったがのぉ。
その場で、二人すら止めるのみや。
それしか春香さんに、しちょらんちや?
今なら判りゆうがな…
理由は、簡単や。
ワシャ桂さんと居てもやが。
春香さんにちや。
一度も傷付ける言葉も言うちょらん。
行動すらせざったきやろ。」

すぐ私は春香が、己自身を。
傷付けて笑って事も思い出す。

あんなにも左腕へ…
既に多過ぎる傷跡も…

それよりも心は、もっと!!

坂本は、目を閉じたが。

「やけんど…
ワシには、無理ちや?
もう桂さんしか出来ん事を、するがよ。
さっきの僅かでもやぞ?
あれ以上はワシから…
無理やろう。
まだ未来の鍵を持っちゅうのは、春香さんや。
糸口は、見つかっちょらん。
桂さんしか出来んのじゃぞ?
春香さんは無警戒に接する事もせん。
やき…」

そこで坂本は、目を開けて私を。
明らかに見た。
笑ってない事も、すぐ判る上に…

「桂さんがぞ!!
春香さんから唯一。
糸口を、聞けるがぜよ!?
無警戒なのは、桂さんのみ!!
他なら春香さんも言わん。
逆に桂さん以外やったら…
もし春香さんへ。
聞いたら、いかんぞ?
学すらある春香さんも気付くだけや!!
なれば、こん国は、終わんやない!!
狂うた国へ、やぞ!!」

すぐ坂本の意味も判った。

確かに警戒心すら強い春香が…
あれ程の学すらある上に…
誰か他の者が聞けば尚更だろう。

もっと警戒するのみ!!

だが、これだけは…

私も息を吐き出してから言う。

「坂本君、判ってる。
だが、私は…
あの春香を、傷付けたくないのだ!!
過去を思い出させる事すら、させたくない!!
あんな記憶ならば、尚更!!
必ず春香も傷付くのみ!!
私は見たのだぞ?
そして聞いてるからこそ余計…
春香は何も悪くない!!
あの春香が、どれだけ私の前で!!
錯乱して叫んだか!?
あれ程、必死に助けてと?
誰かと?
叫び続けたか判ってるのだぁ!!」

思い出すだけで怒りが湧き上がる。

だが、坂本は笑った。
そして…

「やきじゃぞ!!
桂さんが、やろう?
春香さんが、助けてと、誰かと。
泣いちょらぶ時、桂さんへ、やぞ!!
春香さんが、助けてと叫んだ時。
桂さんの名が、出たらちや!!
もう春香さんは、一切、傷付かん!!」

私は驚いた。

春香が、私へ!?

あんな姿で…
助けてと、『誰か』でもなく…

『私の名』を!?

「そうだろうな、桂さん?
私も、そう思ってるのだよ。」

武市の声に気付いて見ると…
やはり少し笑ってたが。

「桂さんも、やっと判った様子だが。
あの春香さんが、だよ?
もし錯乱して、また春香さんが泣き叫びながら…
助けてと、『桂さん』と、そんな時。
その時に桂さんが、する事も…
決まってるのでは、ないか?」

咄嗟に私は…

「当然だ!!
私が春香を助けるに決まってる!!
他など考えられん!!」

全員、驚いた顔になったが。
すぐ全員、笑うのもだった。

更に晋作が、だった。

「あはははははっ!!
小五郎!!
やっぱ完全にだろ?
春香だけ、じゃねえかよ!?
だがなぁ?
最後まで、責任もだぞぉ。
どんだけだ、馬鹿が。
あははははははっ!!
俺なら言えんな。
恥ずかしい…
くっ…」

晋作の意味にもだが、私すら驚く。

「い、今のは、咄嗟に…
し、晋作!?
だが、あの春香は…
判ってない!!」

「あはははははっ!!
もう止めろ。
俺を笑い殺す気か?
春香は知らんだろうな。
あはははははっ!!
それすら小五郎が、だぞ?
あははははははっ!!
もう俺はなぁ…
頑張れとしか?
言えん…
あははははっ!!」

意味にも気付いて慌てるが。
他の皆も必死に笑いを、耐えてるのみ。

もう私は、目を閉じて叫ぶ。

「簡単に言うなぁ!!
あの春香を!?
知ってるなら尚更だろう!!
私も間違えられん!!」

全員、一斉に笑ったのも気付く。
だが、全て目を閉じたまま…

ひたすら私も無言を。
そんな中、春香も思い出しながら…

実年齢が、20歳でも。
春香の場合は…

まだ子供なのにか!!
どうしろと!?

だが…
やはり私も、か?

そんな事もありながら未来の為。

春香からの糸口を。
常に探しながらも皆もだった。

常に話し合う事すら増えた。
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