馬鹿神のおかげで異世界『チート過ぎる』生活になった。

※素敵なイラストは雀都様〈@sakutoart〉に作成して頂いたものです。
※著作権は雀都様にあり、無断使用・無断転載はお控えください。

ある程度それなりの有名大学に進学。
特に学業でも何も問題すらない。
私はいつも思う。

「下らない。」
「つまらない。」

私がたまに出す口癖だけど。
でも本心だった。

昔から大人相手にしてきた事もあるけど。
相手の『目』を見れば、大体、嘘か本当かも判る。

だからこそウンザリする。

人間なんて嘘の塊でしかない。
大抵の事も苦労なく出来る。

友人なんて使いっ走りだ。
私の本心すら一切、気付かない馬鹿ばかり。
男なんて更に馬鹿で救いようがない。
私の外見のみ。
誰も内面なんて見ても居ない。

それに私の場合、金も親から定期的に貰ってる一人暮らし。
でも別に、それも実家に居ても変わらない。

親は常に仕事で居ない。
家には家政婦が定期的に来るだけ。
私には金を渡すだけ、ずっと今まで…
そうやって生きてた。

家族旅行なんて一度もない。
家族での食事さえない。
親も所詮、金だけ。

私は人間が、一番嫌いだ。
私自身が人間な事すら嫌気がする。
そんな中でも普通を装って生活してた。

そんな私は、ある日を境に異世界へ。

どうやら私は死んだらしい…
別にそれは、どうでも良かったけど。

でも…
私の死は、神だと名乗る馬鹿のミスだった。

そんな私は慌てる様子をしてる馬鹿神を『誘導』してみた。

その馬鹿は…
本物の馬鹿神だった。

私が誘導したらアッサリ…
まさかの異世界チート生活をする事になった。

私は内心、思う。
これは楽しめそうじゃないか?

そんな形で始まった異世界生活。

私の場合は完全なチートだろう。

私専用にと得た『異能』もだけど。
更に、もう、それだけじゃなかった。

この異世界でなら誰の事すら気にする必要さえない!!

だったら…
私は初めて本当の自由になれた気分だった。

そして初めて出会った『獣人』の言動にも困惑した。
動物でも、人間でもない…

だけど、私に何を言いたいんだ?

全く判らない…

それからだった。
私が判らない事もあったけど。

だから、相手の『提案』を一応は受けた。
その内容は『誰かを愛せるまで一緒に居る事』だった。

私が誰かを?
愛せる気すらないけど…

それでも判らない日々を過ごしてく中に、また判らない感覚もある。

でもなぁ…
愛するって…
私は何をすれば?

判らないからこそ…
始まる異世界での恋愛チート物語を。
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