攫われた先は妖狐の世界、そして私は『姫』らしい。

いきなり攫われた先では妖狐族の姫!?
しかも唯一の存在、一族の母!?

「500年以上…
姫である貴方を待って居ました。
貴方以外、我が一族の子は産めない…
同時に今まで私もです。」

待って居たのは歴代でも最強の妖狐。
その言葉も、姿すら私は驚く。

最初は突然。
けれど本当に捕われたのは…

ある日を境に平凡な少女の全てが変わり出す。

もう此処は人間の世界ではない。
攫われてきた先は妖狐の世界。

何も知らない少女は判らない。
だったら信じる事だけを。

全てが異種族間で巻き起こる、様々な歴史にもなる。

少女は何も知らない。

ただ、人間の常識とも違う。
これは別の世界に行った少女の軌跡。

何もかもが違う世界でも良い…
私は…

「決めた!!」

それすら少女は何も知らないのも変わらない。

少女が思った事、願った事も一つだけ。
そして最強の妖狐も同じだっただけ…

愛だけで全てを覆す。

二人の物語は永遠でもあった。
長い歴史にも後世へと語り継がれる。

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