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2024年 1月
天ぷらの理由
しおりを挟むおせち料理を作った時に食材がちょこちょこと余りました。全部作ったら絶対多いと思ったので、残りの野菜は新聞とラップで包んで保存しておいたのです。
残ったのはれんこん、ごぼう、金時人参、それから水煮にしておいたたけのこです。
たけのこは以前、春にいただいたのを水煮にして瓶詰めして脱気したもの。こうしておくと何年も使えるんですよね。これも昨年じゃなく一昨年のだったと思いますが、びんの上が「ぺこっ」と凹んでたら、何年でも大丈夫なのです。
一番気になったのがこのたけのこでした。瓶詰めできてる時はいいけど、普通の容器に移して水に浸けておいたら時が進んで傷んできます。せっかく瓶詰めにして元気に残してるのにそうなったらもったいない!
れんこんやごぼう、金時人参は元々そこそこ日持ちするから、そこまで気になってなかったですが、たけのこを早く使わないと。
「久しぶりに天ぷらするか」
ちょうど年末にさつまいももいただいていました。おいしいんですよね、さつまいもの天ぷら。ここにもうちょっと何か足したら天ぷらできるじゃん。
ということで、メンバーは「さつまいも」「れんこん」「ごぼう」「たまねぎ」「ピーマン」「たけのこ」の残った子達に「大葉」「鶏むね肉」を足した7人衆と決定しました。「金時人参」は他に出番があるまで待機しておいてもらいます。冷凍してある大根おろしがあるから、天つゆにそれ入れてもいいな、うん。
ちなみにたけのこは煮付けにしてあります。そのままでも食べられるようにして、それを天ぷらにするとめちゃおいしいのです。
カリッと揚げたてをまず1つずつお皿に盛ってお仏壇に。考えてみたらおそらく父が亡くなってから天ぷらってやってないと思います。やっぱりめんどくさいですからね。その気にならないとなかなか天ぷらってできない。
この8つだけじゃなく、もちろんおかわりもあります。というかおかわりと、今日食べる分の方が多いとだけ言っておきます。
お仏壇からお下げして、写真を撮っていざ食べようとしたら、
「なんだかえらく冷たいな。お仏壇に置いてあった間に天ぷらそんなに冷めた?」
と思いました。
天つゆは顆粒だしに砂糖、薄口醤油、濃口醤油、みりんを入れて煮立ててます。それを冷凍の大根おろしの上にかけたら大根がほろっと溶けたから冷たいはずないんだけど。
そう思ってましたが違いました。冷凍大根強い! いや、あれだけ煮立てたつゆをかけたのに冷たさをそこまで自己主張するとは。
おかわりして、一番最後に揚げた熱々の鶏むねの天ぷらを天つゆに入れてもすぐに冷たくなりました。おいしいからいいんですが、温かいつもりで食べたからちょっとびっくりしただけです。つゆを足したらすぐに温かくなりましたが、氷って強いんだなあ。
今日は昨日の残りを天丼にします。揚げ物のこういうところがいいところ。
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