色んなことが、ふと、気になって

小椋夏己

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2023年 12月

中古品のプレゼント

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 以前、質屋さんは昔のように物を預かってお金を貸す仕事ではなくなったのではないか、という内容で「質屋の仕事」という話を書きました。どうも今はブランド品などを買い取って販売する仕事になっているのではないか、そういう内容でした。

 今朝のテレビで、それとちょっと関係するかなという話をやっていたのでそのことを書きたいと思います。

 一言で言うと、

「クリスマスプレゼントに中古品はありかなしか」

 そういう内容でした。
 
 特にクリスマスに限定しなくてもいいんですが、とにかくそういうのどうかなという話題です。
 
「中古品は構わないけどプレゼントにはどうかなあ」

 こういう声が多かったように思います。私もそう思いますし。元々が高いブランドバッグ、たとえば50万円のバッグを30万で買ってプレゼント、そういう感じなんだと思いますが、なんだかあと思ってしまいます。
 
 なぜかと言うと、送る方は多分それが中古品だということは言わないでしょう。ほとんど新品だから大丈夫だろうと思って送るんでしょうけど、なんとなくもやっとする。

 ただ、もしも仮にこれがこんな風だったら、中古品でもいいんじゃないかと思います。

「今年のクリスマスプレゼントの予算は30万円なんだけど、何にする」

 そう相談されて、

「じゃあ本当は50万円するバッグが欲しいけど中古でいいからそのバッグを30万円で買って」

 と、話がまとまっている時です。両者が同意するなら、それが中古品でも新古品でもなんでもいいと思います。

 これって、上にも出ていた「中古品は構わない」という前提があってこそ、成立する話ですよね。
 もしも、中古品なのに新品の顔をしてプレゼントしているとしたら、それはやっぱり嫌かなあ。もらう方が気がついていないのなら、それはそれで構わないかも知れませんが、やっぱりちょっと誠意がない気がします。

 それで思い出したんですが、テレビである質屋さんのことをやっていた時、夜の商売をしているという若いお嬢さんが、もう夜の商売はやめるから、お客さんにもらったバッグを売りたいと言って持ってきたんです。ところがそのブランドバッグが偽物だった。偽物って1円にもならないんですね。そのお嬢さんはすごく怒って、ずっと大事に持ってたのにとバッグを投げつけてましたが、中古だったらまだ売れるだろうからそれよりはましかなあ。

 なんにしても、そんな高いのをもらう予定もあげる予定もありませんので、遠いところから「そういうこともあるんだー」と思って見ていました。
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